“Feeling Ski School”

【TOK】のスキー教師日記  Dec.No.2. 2008

 
Dec. 2008

What's Today ?

NEW
12/31 一年の締めくくり....
12/30 “光”の珠
12/29 顕現の多様性
12/28 (-_-;) ナサケナイ....
12/27 関連ある技術....
12/26 新しい感覚....
12/25 命名....

      “知応ターン”
12/24 調和音を奏でる !!!
12/20 思わぬ方向に....
12/19 潜在的力に(*_*)
12/18 感じる力の偉大さ
12/17 太極拳名手の舞
12/16 “知・反・心・情”

*** これまでの日記***

2008年12月 No2
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1998年12月

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  *  2008年12月 No1  1/Dec-15/Dec までの「教師日記」

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☆ December 16  2008 Tuesday 快晴 (白馬)

 今日は「快晴」の白馬です !!!。写真....まさに“golden color”の白馬三山です。どことなく“神々しさ”を感じます。クリックして大きくしてご覧下さい。
  New Zealand の「朝焼け」も素晴らしかったですが,白馬三山をはじめとする北アルプスも,負けてはいませんネ !!!。ホントに美しいです !!!。(*^^)v
 この様な景色に逢えるだけで,生きてる幸せを感じ,感謝の念が起こります。ありがとう!!!
 皆さんも素敵な一日を !!! (*^^)v I am sure you have a nice day !!!
     -------------☆★☆-----------
 
 昨日は,“09シーズンRookie Academy”の三日目....最終日でした。おかげさまで天候にも恵まれ,気持ちよく研修ができました。(^ ^)(^I^)
  さて,三日目はまず “Feeling Ski School” レッスンでの必須項目....「ビデオ撮影」この基本を学ぶことにしました。その内容は....「【TOK】....スキー映像の撮り方」(ユーザー名⇒fss,パスワード⇒guest とお入れください)に Update してありますが,このことを実際の雪上で試してみました。たった4項目くらいのポイントなのですが,これに気をつけるだけで見違えるような映像に変わります。実施に参加の皆さんに撮っていただき,それをランチタイムの後に見ながら注意点や良い点などを話し合いました。

  午後は,最終日の午後ということもあり,“フィーリングスキー”の基本となる“感じる”....ということをもう一度考えてみることにしました。14日の「教師日記」で取り上げた“感じる”ということの再確認でした。“感じる”⇒
『雪からの刺激をし、生理的な応が起こりが動かされ、あるを抱く』....ということから,♪♪♪知....反....心....情....知....反....心....情....♪♪♪と繰り返しつぶやきながらスキー滑走を体験したのでした。このつぶやきの言葉....そのひと言ひと言に意識を集中し,素直にその言葉通りに滑って行くと,ひとりでに私達の身体は雪からの刺激に反応し始め,心が穏やかになり,その時々のシチュエーションに応じた情感が湧き上がったのでした。
  実は,このことは私自身初めての体験で,得も言われぬ本当に心地良いものでした !!!。(^-^) 整地だけでなく,粗踏み状の斜面や少し凹凸のある斜面なども,この♪♪♪知....反....心....情....知....反....心....情....♪♪♪で滑ったのですが,心が切羽詰った感じになることもなく,おおらかな気持ちで雪の刺激を味わっている自分が居ました。私だけでなく,このキャンプご参加の皆さんも,同じように感じられたと,その感想を述べておられました。
  
  三日間,.“フィーリングスキー”とは ???....ということを考える良い機会にもなった今回の“Rookie Academy”キャンプでした。今回も多くの気付きがありました。特に基本となる“感じる”ということと“feel in”....を意識していると,私達スキーヤーをあたかも“桃源郷”にでも連れて行ってくれているのではないか?....という気持ちにさえしてくれました。そして“フィーリングスキー”が肉体的な開放感を感じさせ,精神的なゆとりに導いてくれる滑り方であることを,実感させてくれたキャンプにもなりました。まさに,“フィーリングスキー”の深い意味を再体験させられたキャンプでした。
  この過程をクリアされた皆さん....ぜひ今後のスキー指導や各自のスキーライフに生かされることを期待したいと思います。

  シーハイル !!! Schi Heil !!!  !(^^)!(*^^)v




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☆ December 17  2008 Wednesday 曇り (白馬)

  今日は「曇り」の白馬です。 今日,明日と天気が崩れそうです。....ということは....そう !!!「降雪」が期待できる,ということです。(^ ^)
 積雪情報で調べてみると,志賀高原も上部はOK !!!ですが,下部はまだまだのようですね....。
 20日から【TOK】の野麦キャンプが始まります。その前に少しpresent....欲しいなァー !!! ...(^ー^)
 皆さんも素敵な一日を !!! (*^^)v I am sure you have a nice day !!!
     -------------☆★☆-----------
 昨日は本当にイイ天気でしたが,【TOK】は事務仕事に精を出しました。
  デスクワークをしながら,頭の片隅には“Rookie Academy”のことがありました。そして,その時の“知・反・心・情”の様子がどうしても忘れられず,短編....「“知・反・心・情”の滑り(1.1MB)」を編集してしまいました。皆さんにもご覧いただきたいと思います。
  この画像のどこを観てほしいか?....というと,整地にしろ,粗踏みにしろ,各スキーヤーのmotionが非常にゆっくりしている....ということです。このことは「雪の抵抗を非常にソフトに受け入れ,圧変化の非常に少ないターンが実現している」ということです。そして,「身体に無理のない,伸びのびした滑りをしている」....ということです。池の中をゆっくり泳いでいる鯉の様でもあり,太極拳の名手の舞....の様でもあります。
  昨日の日記にも書いたように
“知・反・心・情”は....刺激をし、生理的な応が起こりが動かされ、ある感を抱く,という四つのイメージをターンの各局面で持つことなのですが,その位置は右の図に相当しています。“知”という呟きを行ないながら右の図の「知」で,「どの様な刺激を受け身体が知覚しているんだろう?」ということに集中します。次は“反”と歌いながら,「反」の場所では「どんな身体の生理的な反応が起こっているだろう?」....と意識するのです。“心”や“情”も同じように,「どの様に心が動かされんだろう?」,「どんな喜怒哀楽的な感情が沸いているだろうか?」....ということを意識するのです。こうすることで「意識の集中」が起こり,目だけで斜面を見ることが少なくなります。ですから不必要な緊張状態がなくなりリラックスできます。そして特筆すべきことは,「結果を求める滑りが顕れない !!!」....ということです。“知・反・心・情”という「知覚すること」,「反応すること」,「心が動かされること」,「ある感情を抱くこと」....この全てが雪からの刺激を基にしたスキーヤー自身の反応や心の持ち様であって,外部に対しての働き掛けではないからです。まさに「現れ出ずる事象」そのものを味わう....ということが可能になるのです。
  皆さんの滑りをもう一度ご覧下さい。確かにスキーレーサーや技術選の選手のような「力感」みたいなものは感じられませんが,それだけ「柔和」さを感じます。そして【TOK】が思っていることは,この様な「柔和な滑りを体験し終えて力感を求めたら,“鬼に金棒”的なスキーイングが可能になる」....ということです。実際,この後少しスピードアップして整地や粗踏みを滑ってみたのですが,雪面とのコンタクト感は最高でしたし,カービング的な滑りもバッチリでした !!!。皆さんもこの“知・反・心・情”イメージ....ぜひお試しください !!!。必ずや大きな効果が期待できますよ !!!  !(^^)!(*^^)v

  シーズン初めに“Rookie Academy”で,この効果に気付いたことは,“Something Great”からの素晴らしいプレゼントだと感謝しております。本当に素晴らしい気付きを与えていただきました !!!。ありがとうございます !!! (^I^)

  シーハイル !!! Schi Heil !!!




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☆ December 18  2008  Thursday 晴れ (白馬)

  今日は「晴れ」の白馬です。天気予報では,みぞれ⇒弱雨⇒みぞれ⇒雪....となっていますが,予想に反してご覧のように晴れています。でも山の方は少し雲が厚くなり,雪が降って居そうな気配です。 今夜少し冬型になり,23日頃には寒波も来るようですので,例年のような“Chritmas Present”が期待できるかもしれませんネ !!!
 シーハイル !!! Schi Heil !!!
 皆さんも素敵な一日を !!! (*^^)v I am sure you have a nice day !!!
     -------------☆★☆-----------
 昨日は“Sasa”さんの,1フレーム・プライベートレッスンでした。実は“Sasa”さん,FSSの教師なのですが,これまで“Sound of Music Turn”に触れる機会が少なく,レッスンで皆さんにお教えするにはデータ不足....ということで,それをクリアする意味での受講でした。“Sound of Music Turn”は「かかと支点でのカービング要素」を実現するには非常に優れたイメージです。 New Zealand でのスキーレッスンでも大きな効果がありました。上記ページをクリックしてご覧になれば,いろいろなシチュエーションでいかに“Sound of Music Turn”が役に立ったか....ご理解いただけると思います。
  さて,Before映像を撮影しながら滑りを拝見すると,ややエッジが立ち過ぎ,軸が寝ています。それほどひどくはありませんが,スキーのトップがインサイドに入って来るのも少なく,外向きの圧を作り出しているのが分かりました。
  そこで先ず,スキー板のトップ部分に♪♪マーク貼り,そこから出て来る,「雪とスキーの摩擦音」に集中してもらうことから始めました。つぶやきの言葉は,♪♪♪Listen....to the....Music....Listen....to the....Music....♪♪♪でした。これだけでスキートップが内側に入って来るようになりました。両耳で聞くようにすることで,適度な外向傾もできます。ですから谷回りの“Listen....”でスキーが自然に開放され,楽に谷回りを行なうことができるようになったのです。
  スキートップが内側に入りだせば,かかと支点ができ始めた....ということですから,過度なエッジングも是正はされますが,雪面横方向からの音を聞こうとしてしまうと,まだオーバーエッジユース状況を完全に克復したとは云えません。そこで,地球コアからの音を聞くように意識してもらいました。これが効き,急斜面でも,またコンケーブ(凹面)やコンベックス(凸面)状の斜面でも,適度なエッジコントロールで滑走されるようになりました。
  実はこのことは凄いことなのです。どういう意味で凄いか?....というと,「角付けが変わったから....身体がスキーの内側に入ったから....スキー板と重心のクロスが行なわれたから....次のターンが始まった」....ということが必ずしも正しくない !!!....ということを判らせてくれるからです。角付けが変わらなくても,エッジング量が緩み始めれば次のターンが誘導されることはいくらでもあるのです。特に急斜面ではほとんどのターンがこの「エッジング量が緩み始める」....ということをキッカケに,次のターンが始まっているのです。
  “Sasa”さんもこれ以降,無理な角付けが姿を消しました。そして,常に軸が寝すぎない....という状態でのスキーが実現しました。これでもう“Sound of Music Turn”バッチリです !!!。自信を持ってレッスンができるでしょう。彼の活躍を期待したいと思います。

  さて,その後,少し時間がありましたので,“知・反・心・情”の滑りを試してみました。昨日の「教師日記」に書いたようなことを説明し,実際に滑ってもらったのですが,パーフェクト !!!。雪とのコンタクトの仕方が実に素晴らしく,無駄な動きが姿を消して,見ていて“オーラ”が感じられるような滑りに !!!。素ッ晴らしい !!!
  “感じる”....ということに想いが集中できれば,人間の身体は本当に信じられない動きをするものだとつくづく思います。そして「
感じる力の偉大さ」....これをまたまた強く思った【TOK】デシタ !!! 今シーズンはこの“知・反・心・情”の滑り,多くの場面で登場しそうですネ??。ハッハハハ...(^ー^)

  シーハイル !!! Schi Heil !!!



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☆ December 19  2008  Friday 晴れ (白馬)

 今日も「晴れ」の白馬です。
 昨夜は期待したほどの降雪はありませんでしたが,これも“Something Great”のお考え....と思えば納得できます。ハッハハハ...(^ー^)
 天気予報では,今日明日は晴れが続き,その後,曇りや雪....となっていますが,どうも私の予想では「クリスマス寒波」が来そうです!!!。言わずもがな,【TOK】の“感”は当たりますからネ !!!。
 シーハイル !!! Schi Heil !!!
 皆さんも素敵な一日を !!! (*^^)v I am sure you have a nice day !!!
     -------------☆★☆-----------
  昨日は【TOK】の Day Off でした。でも,やることは一杯あります。楽しみながら一つづつ片付けています。(*^^)v
  さてその作業をしながら,心はいつものように最近のレッスンに行っていました。特に“Rookie Academy”で気付いた“知・反・心・情”についてです。実はこのことについて, Online Lesson でご登場いただき,今回の“Rookie Academy”にも参加いただいた“Shyo”さんから, e-mail をいただきましたので,ご紹介させていただきたいと思います。

   『....今日のHPを読んで、メールしたくなりました。「知・反・心・情」、一緒に参加した夫共々大変気に入っています。レッスン中から『知・反・心・情、いいね!』と話していました。何がよいかというと、私の場合は、

 (ア) 感じることを最優先するので「心のmust病」にならない。
 (イ) ターンの①の場面で知覚しようとするので自然にゆっくりさぐっていける。
 (ウ) ターンの②の場面でのコア意識は私にとって難しいのだが、反と心が②の前と後あたりになるのでコアの意識がしやすい。
 (エ) なぜか心がゆったりする。
  このように、私の悪い癖「心のmust病」「①で急ぐ」ことを自然に直してくれます。心がゆったりする理由は分かりませんが、「感じる」の意味から生まれたこのつぶやきに不思議な力を感じています。
  なが〜いおつきあいになりそうな気がしています。』

  実は“Shyo”さん以外にも, Online Lesson にご投稿いただいた“QN”さんからは,『....“知・反・心・情”の滑り....イイですネ!!!。鉄塔のすぐ横で、後ろから撮影している映像・・・これすごいですネ。“知・反・心・情”に合わせてFSをやろうとしているのが良く解ります。繰り返し何度みてもいいですネ。』,という e-mail を,そして17日にプライベートレッスンをさせてもらった“Sasa”さんからは,『コレいいですヨ !!!。なんか不思議な気分でスキーしてる感じです。気持ちが穏やかでリラックスして“スキー”している自分が居る感じです....』というお言葉をいただいております。

   “Shyo”さんが書かれているように,「心のmust病」」にもならない!!!....という点で優れているイメージだと思います。ほとんどの方は①〜(a)の“知”のところで,一刻も早く谷回り回りを終了させたい....という気持ちが働きます。ターンの局面の中で最も不安定な場所ですから当然のことではあるのですが,これを急ぎ過ぎると,「スキー板そのものを回す動作」が出やすく,バランスを乱してしまうのです。これを防ぐには,ターン山回りで「“縦”と“ネジレ”のエネルギーが身体に蓄積されているのだから,それが自然に開放するのを待てば良い....」という気持ちになることが大事なのですが,そこは人間....そこまで待てないのが普通です。でもその時に,「雪からの刺激をすることに専念しよう....」と思うと,不思議なことに次の谷回りがうまくいってしまうのです。
  そしてそれに続く(a)〜②の“反”....「生理的なに任せる....」では,「身体が刺激を受けてどんな風に反応するのか?....それを楽しみながら待ってみよう!!!」,という気持ちになります。自分の想像以上のリラックス状態が起こり,その時々のシチュエーションに応じた身体の反応が自然に起こってしまうのです。もちろん,他人の真似をしなければ....といった“must病”も起こりません。むしろ各スキーヤーの“個性”的な体の「motion=動作,身振り」が顕れて来て,「自分の身体が宿していた」,としか考えられない“潜在的力”が顕れてきてビックリするほどです。
  “Shyo”さんや“Sasa”さんが感激されたのも無理はありません。かく言う【TOK】自身が(*_*)ビックリなのですから!!!....。

  さて,これに続く“心・情”についてはまた明日....

  シーハイル !!! Schi Heil !!!  




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☆ December 20  2008  Saturday 晴れ (白馬)

 今日も「晴れ」の白馬です。まだ暗いですが....。今日早朝....野麦峠に向けて出発です。朝早いので写真は昨日のままです。(^ー^)
 23日まで野麦に滞在....23日夜に白馬に戻ります。それまでは野麦峠から....。
 では行って参りまァーーす!!!
 シーハイル !!! Schi Heil !!!
 皆さんも素敵な一日を !!! (*^^)v I am sure you have a nice day !!!
     -------------☆★☆-----------
  今日は昨日の続きで,“心・情”についてのお話しです。
  刺激をし,生理的な応が起こった後は,が動かされ、ある感を抱く....と続くのですが,この「“心”が動かされる」ということ....なんともつかみどころの無い表現ではあります。でも,これも実に不思議なのですが,「生理的に反応した後,どんな風に“心”が動かされるんだろう???」....とある種の期待が起こるのです。本能的,肉体的に反応したことに対して,自分の心が「ある種の感動を覚える」のです。良いとか悪いとかではなく,刺激に反応した自分の身体が愛おしく思える....と言ってもイイかもしれません。短い時間ではありますが,いずれにしても,在るがままを在るがままに受け容れた自分の身体が素晴らしい!!!....と思える瞬間があるのです。
  そして,その後に「気持ちイイ!!!」とか,「チョッと足元がズレてしまった....」というような“喜怒哀楽”的な“情感”が湧いて来ます。必ずしも“喜・楽”といったハッピーな感情だけではありません。“怒・哀”といった,マイナス要因の感情も起こります。でも,マイナス要因の感情も,フラストレーションを感じるまでには至らないのです。「ハッピーな感情ではなかったけれど....これをこれとして事実として観察できた....」という風に,第三者的な眼で自分を眺めている....そんな気分なのです。感じられたことを素直に受け容れている自分が居る....といった感じです。ある情感は抱くけれど,それが気持ちを暗くしたり,明るくしたり....というところまでは行かないのです。客観的に自分を眺めている自分が居る....とでも言ったら良いでしょうか....。まことに不思議な気分なのです。でも決してその様な状況に居るのが苦痛には感じません。
  “Shyo”さんが昨日の e-mail で述べておられたように,心がゆったりします。そして,『心がゆったりする理由は分かりませんが、「感じる」の意味から生まれたこのつぶやきに不思議な力を感じています....』ということになるのです。どうして“知・反・心・情”のイメージで滑ると,こうなるのか?....はまだ解らないことだらけですが,これを体験されたほとんどの方が,「何か不思議な気分で“スキー”をしている自分が居る」....ということだけは確かです。
  明日からの野麦キャンプでもぜひ皆さんに試していただこうと思っております。はてさて....どの様な結末になりますやら.... !(^^)!(*^^)v

  “フィーリングスキー”の“感じる”が,思わぬ方向に向かって展開し始めていますが,これも“Something Great”のプレゼントなのでしょうか? ハッハハハ...(^ー^)

  シーハイル !!! Schi Heil !!!




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☆ December 24  2008  Wednesday 晴れ (白馬)
 久しぶりの「白馬」の朝です。ご覧のように「晴れ !!!」です。
 昨日の降雪....期待したほどではありませんでしたが,でも「白い雪の恵み」に感謝ですネ !!!。
天気予報ででは,明日夕方から雪になり,28日まで続くようですので,年末年始の雪は,大いに期待できそうですネ !!!

 シーハイル !!! Schi Heil !!!

 皆さんも素敵な一日を !!! (*^^)v
 I am sure you have a nice day !!!
     -------------☆★☆-----------
  「教師日記」....四日ぶりの Update です。野麦峠に設置していたADSL....調子が悪く,接続できなくて,野麦からは Update できませんでした....(-_-;) なので,今日まとめて書き込みさせていただきます....。(^ ^)(^I^)

  12/21(日)
  昨日から野麦峠で,「05野麦初滑りキャンプ」が始まりました。おかげさまで,定員を超える皆さんが参加してくれました。野麦峠....あいにくスキー場下のほうはまだ満足いく状態で滑ることはできませんでしたが,中間部から上は,シーズン最盛期と変わらない状態でスキー滑走ができました。
  ご都合で昼過ぎの参加....という方が居られましたので,レッスンは午後から本腰を入れて行なうことにし,先ず,午前中はシーズンイン....ということで,フリー滑走を兼ねながら,基本的なフィーリングを思い出しました。そのひとつは“Sound of Music Turn”でした。今回ご参加の方の多くはこのホームページをよくご覧のかたがたですので,その要領はだいたいご理解いただいております。その中のポイントとなることを気をつけながら,2〜3本滑りました。
  その後,“知・反・心・情”の滑りを試してみることにしました。その骨子を試したのですが....皆さん不思議なお顔をされるほど,の経験をされたのでした。

  午後は,全員が揃ったので“オレンジ・ターン”から始めました。“身体の特徴・スキー用具の特性・自然条件”の三要素をうまく調和させて滑るには,スキー用具の特性を生かすことが大事ですが,その為にオレンジをイメージしていただきました。これはスキーのい前後差を生かすには最適なイメージだと思っております。オレンジがつぶれるイメージ....それが元に戻るイメージ....そしてさらには,オレンジジュースを浴びるイメージなど,多彩な滑りを経験することができます。ほとんどの方はこれまでも豊富なスキー経験がおありで,この“オレンジ・ターン”でスキッディング的な要素での滑りはOK !!!でした。(^ ^)(^I^)

  夜の美味しい食事の後はビデオを見ながらのミーティングでした。その後ブーツのことに話題が集中....。いろいろなブーツを履き比べ,どうして硬いブーツが,前傾角が起きているブーツが大事か?....ということを語り合ったのでした!!!



  12/22(月)
  昨日は「乗鞍高原スキー場」に行って来ました。野麦峠....下の方のゲレンデが滑れない状態でしたので,滑走エリアのひろい乗鞍高原に場所を移してのレッスンを行なうことを,あらかじめ予定しておりました。結構レッスンに適した地形で,想像以上にいろいろな経験ができました。
  レッスンは先ず,“Sound of Music Turn”で「かかと支点」での滑りから始めました。今回ご参加の方の中には,これまでも何度かこのイメージのターンをした方が居られましたが,このイメージの持つポイントを再度確認していただきました。音の出るポイント「音源=“sound source”」を意識する場所,音の強さや音質,その音が出てくる方向....などを意識してもらいながら,かかと支点が自然に起こり,結果としてカービングターンが誘導されることを学びました。このオレンジイメージの目的は「かかと支点としてスキーのたわみをうまく利用して無理のない走りのあるスキーをしよう....」ということです。
  みなさん,音に集中しながら,乗鞍高原スキー場を♪♪♪Listen to the Music...Listen to the Music.....♪♪♪とつぶやきながら,楽しく滑りまわったのでした。(*^^)v

  午後からは,“知・反・心・情”の滑りでした。
  このターンは本当に不思議なのですが,身体が本当に素直に反応してくれます。“知・反・心・情”という四文字を頭に思い浮かべながら滑るだけなのですが,ターンの各局面々々で,雪からの刺激に対応した最高の滑りが顕れるのです !!!。
  しばし,この四字熟語 ???....をつぶやきながら,乗鞍高原の雪との会話を楽しんだ皆さんでした !!! イエェーーイ !!!
  でも....あいにく,2時過ぎには少し強烈な「雨」が....。みなさん雨具の準備はありませんでしたので,風邪など引かないよう,早めにレッスンをい切り上げ野麦峠に戻りました....。(-_-;)



  12/23(火)
  昨日は,野麦峠スキー場が思いもかけず「大雨」の影響でClose....。そこで皆さんとご相談の上,もう一度「乗鞍高原スキー場」に行くことにしました。(-_-;)
  でも,一昨日夜の雨が,雪に変わったようで,私達を歓迎してくれました。(^ ^)(^I^) 結果的に,10センチほどの新雪バーンを滑ることができ,これはこれでOK !!!....なのでした。やはり“Something Great”はそれなりのことを準備してくれている....ということを思った【TOK】でした。
  その滑りの中心イメージ....昨日も先ずは“知・反・心・情”でした。数本滑った後は,ニセコを思い浮かべながら“ツリーラン”の練習をしました。残念ながら乗鞍高原で昨日現在「林間」を滑ることができる場所はありませんでしたので,ストックを「樹林」に見立て,その木の下に池があることを想定しながら,その池の上に着水するイメージの練習をしていただきました。実はこの滑り方....昨年の“水面フラットイメージ”や“水上飛行機ターン”につながるもので,いかに水面上に立つ意識を持つか ???....という練習にもなります。

  午後からは,緩斜面をどう止まることなくスムーズに滑れるか?....という様なことを考えながら,.「地球の引力に引かれ,そのエネルギーと自分のエネルギーがどう反応してどのような調和音を奏でるか ???」....というようなことに思いを馳せて滑ってみました。この様なイメージ....これはある意味で,“フィーリングスキー”の大事な要素...ともいえるものだと私は思っております。


  ....ということで,「シーズンインスペシャル」が終了しました。
  また今回も皆さんのご協力のおかげで,楽しくキャンプができました !!! 本当にありがとうございました !!! 

  シーハイル !!! Schi Heil !!!



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☆ December 25  2008  Thursday 曇り (白馬)
 今日は「曇り空」の白馬です。すこし小雪がチラつき始めました....。(^ー^) 天気予報では,今日午後3時頃から「みぞれ」....そして,夕方から明日一杯はずーっと「雪マーク」ですから,かなりの降雪が期待できそうです。そして明後日27日まで断続的に....。これが年末年始の恵みの雪になってくれることを祈りましょう !!!
 シーハイル !!! Schi Heil !!!
 皆さんも素敵な一日を !!! (*^^)v I am sure you have a nice day !!!
     -------------☆★☆-----------
    昨日は,快晴の中,“Yo”さんと“Sa”さんのプライベートレッスンでした。お二人はこれまで数度ご一緒させていただいたことがあり,“フィーリングスキー”の基本はご存知です。今回は昨年までの滑りに磨きをかけ,小回りとオフピステも経験してみたい....ということでの受講申込で,昨日,今日の二日間のレッスンです。
  お二人にとって今回は初滑りでもありましたので,先ず①フレーム目は滑走フィーリングに慣れていただくことを念頭に,レッスンは“Sound of Music Turn”から始めました。これによって地球の引力に引かれながら斜面移動することを思い出していただきました。
  昨年の滑りを思い出していただいた後は,ターン後半に「突っ張ったり」,「押し過ぎ」現象を防ぎ,圧の吸収を意識していただくために“Happy Birth turn”を行ないました。不思議なもので,このイメージで,ターン後半に素晴らしいリラックスが生まれ,伸び伸びしたターンになられました !!!。特に“Yo”さんは昨年の滑りとは大違いでした !!!。素ッ晴らしい !!!

  午後の③フレームは,いよいよ今シーズンのメインイメージで,ここのところ毎日のようにお話している....“知・反・心・情”の登場です。この言葉の意味を説明させていただいた後,早速滑り始めましたが,滑る度にお二人の身体の動きが変わって行きました。野麦キャンプと時の皆さんと同じようにお二人も,身体の動きが本当に滑らかになり,円弧が円くなるだけでなく,凹状の斜面でも,凸状の所でも,どんどん滑られるようになりました。特に“Sa”さんは,凹状の滑りにすっかりはまられました !!!。昨年はどうしても“水面フラットイメージ”がうまく行かず,地球のコアに集中することもできにくかったのですが,なぜか ???....この“知・反・心・情”だとうまくいったのでした !!!。素ッ晴らしい !!!
  この“知・反・心・情”イメージのターン....
“知応ターン”と命名することにしました !!! (*^^)v

  さて,今日はレッスン二日目....少し雪がパラついてきましたが“Hakuba 47”と“五竜とおみ”で“スキー”を楽しんで来ようと思います。

  では行って参りまァーーす!!! シーハイル !!! Schi Heil !!!



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☆ December 26  2008  Friday 雪 (白馬)
  今日は「吹雪」の白馬です。昨日からの降雪....平地で約20センチほど....。昨日5時過ぎから,一応「大雪注意報」が出ていますので,これからも降雪は続くと思いますが,どちらかと言えば,新潟県境の方が降雪量は多いようです。
 いずれにしても,この年末に掛けて,「恵みの雪」となりました !!!。ありがとうございます !!!....と“Something Great”に感謝です。(^ ^)(^I^)
 シーハイル !!! Schi Heil !!!
 皆さんも素敵な一日を !!! (*^^)v I am sure you have a nice day !!!
     -------------☆★☆-----------
 昨日は,朝から雪が降り出し,冬真っ最中....という状況の中で,“Yo”さんと“Sa”さんのプライベートレッスンをさせて頂きました。
  昨日のテーマは「“知応ターン”に磨きをかける....」でした。♪♪♪知....応....心....情....知....応....心....情....♪♪♪という「つぶやき」の言葉を歌うように唱えながら滑ることで,二つの効果を狙います。ひとつは,「歌うことは常に息を吐き続けることになり,これが身体の緊張を無くしてくれ,リラックス効果が得られる」こと....。もうひとつは,「自分が歌う歌詞をしっかり意識することで,集中効果が得られる」ことです。初めの内はそのどちらも完全にはできませんが,これを持続することで終いにはかなりの効果を挙げることができます。日本人の方は恥ずかしがり屋のせいでしょうか,なかなか声を出して歌うことをしませんが, New Zealand ではほとんどの方が実際に歌ってくれます。効果の差が歴然と出るように【TOK】は感じています。昨日後半はお二人とも歌うことにだいぶ慣れられ,素晴らしい身体の動きが出るようになられました。(*^^)v
  結構激しい降雪の中でしたが,新雪粗踏みコースを堪能されたお二人でした !!!。

  午後は,“知応ターン”から生まれてくる身体の反応そのものを楽しんでみよう....という気持ちで,「粗踏みコース」メインで滑りました。不思議なもので,「現れ出ずるものを既定せず,何が出てくるか分からない....」という気持ちで滑ると,身体が本当に活き活きし始め,どんな斜面面でも恐れをあまり感じないで滑ることができます。“身体の特徴・スキー用具の特性・自然条件”....これら全てが統合された感じで,身体の動きが地形や雪と一体となった滑りが顕現してくるのです。まさに「身体の持つ“潜在的力”の偉大さ」....を感じた一日でもありました。

  ....ということで,二日間のプライベートでしたが,また新しい感覚でのスキーに目覚められたお二人でした。私もご一緒に本当に楽しい時間を過ごさせていただきました。ありがとうございました !!!

  シーハイル !!! Schi Heil !!!



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☆ December 27  2008  Saturday 小雪 (白馬)
 今朝は「小雪」の白馬です。昨日の降雪....その量はそれほどでもありませんでした。多分上越や東北の方が多かったと思います。ところが風は一級品で,吹雪で雪だまりがあちこちにできる状態でした。その風も今日は収まり,明日も雪マークです....。 年末まで,そして年始も,雪が続くようですネ !!!
 もちろん,北アルプスの各スキー場も下まで滑れるようになりました !!! イエェーーイ !!!
 皆さんも素敵な一日を !!! (*^^)v I am sure you have a nice day !!!
     -------------☆★☆-----------
  昨日は①と③フレームが“Ya”さんの,②と④フレームが“U”さんのプライベートレッスンでした。
  ところが....北風が強いのと,昨夜からの降雪で,早朝は北アルプス各エリアゴンドラが軒並み運休でした。なので,①フレームはやむなくキャンセルとなりました。

  ②フレームは“U”さんでした。レッスンのご希望は,準指導員検定に向けて低速技術をどう考えたらいいか?....ということと,小回りをどうしたらうまく滑れるか?....ということでした。
  先ず,このどちらにも共通して適応できる考え方....ということで,“身体の特徴・スキー用具の特性・自然条件”を生かす....ということを考えることにしました。いつも皆さんにお話していることなのですが,この基本中の基本....が観えてくれば,例えば検定で要求される「テールコントロールとはどういうことか ???」....ということもその違いがどうなのか?という視点で明らかになって来るからです。
  そこで,「用具の特性を生かす」という意味から,オレンジを土踏まずに意識した「トップ&テールコントロール」の滑りを考えました。スキーの前後差を生かす....ということです。これで「なぜプルークスタンスが必要なの?」....ということの答えが観えてきます。
  この②フレームでは,これを中心にシュテムターンまで行ないました。

  ③フレームは“Ya”さんのレッスンでした。レッスン受講の目的は「走るスキーとは ???」....ということでした。「“走る”から切れる !!!」....ということが解って来れば,無用なエッジ操作をしなくなり,結果的に体に優しく,そして躍動感ある滑りを実現させてることもできます。この様な滑り方は今の技術選では評価されていないのですが,スキーの本質を知っている検定員なら,高い評価を下してくれるはずです。技術選やクラウン合格を視野に入れている“Ya”さんにはぜひ会得して欲しい技術です。
  レッスンは,“Sound of Music Turn”から派生した「圧の吸収」と「かかと支点での滑り」を意識することから始めました。これまで数度ご一緒したこともあり,“フィーリングスキー”の骨子はご存知ですので,その再確認....ということで,それを中回りや小回りでどう意識し表現するか?....ということでその要領を会得してもらうことにしました。
  幸い,昨日から「R-1」コースの急斜面がOpenしたので,ここでこれを試してみました。スキーの走りが妨げられず,上半身のブレも少ない滑りが次第に姿を現しはじめました。本当に躍動感ある滑りです。これを洗練させて行けば,きっと今シーズン目標とされていることが良い形で成就すると思います。最善を期待します !!! (*^^)v

  ④フレームは,再度“U”さんのレッスンでした。②フレームでは低速基本技術を学びましたので,少し苦手とされている「小回り」をすることにしました。基本的には“オレンジ・ターン”がその原点ですが,スピードが増し,スキーがたわみ始めると“Sound of Music Turn”的なかかと支点での滑りが起こってきます。ですから,トップコントロールはトップコントロール....トップ&テールコントロールはトップ&テールコントロール....として独立して存在するのではなく,その要素がどの様な割合で交じっていて,そのどちらがより強いか?....ということだけなのです。そういう視点を失わなければ検定種目も互いに関連がある....ということが理解できると思います。
  苦手....と仰っていた小回りですが,次第に圧の急激な変化が少ない,良い感じの滑りになって来ました。
  今日もまた“U”さんの②と④フレームのレッスンがありますので,その続きを行ないたいと思います。 どのような変化が見られるのでしょうか? 楽しみたのしみ !!!

  では行って参りまァーーす!!! シーハイル !!! Schi Heil !!!



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☆ December 28  2008  Sunday 小雪 (白馬)
 今朝も「小雪」の白馬です。昨日風が強く降雪はそれほどでもありませんでした。でも,また今朝も降っています。
 天気予報では,明日は晴れ....そしてその後は正月明けまで「曇り時々雪」です。スキーヤーにとっては良い年末年始に !!!
  シーハイル !!! Schi Heil !!!
 皆さんも素敵な一日を !!! (*^^)v I am sure you have a nice day !!!
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  昨日は①フレームが“Matsu”さん,そして②と④フレームが“U”さん,そして③フレームが“Ito”さんご夫妻のプライベートレッスン予定でした。....が,昨日も風が強く,結局①と②フレームしかできませんでした....。(-_-;)

  さて①フレームの“Matsu”さんですが,今年二回目のレッスン受講です。スキー板とユニフォームもも新しくされ,気分一新で“フィーリングスキー”をものにしたい....ということでした。
  前回,“Sound of Music Turn”を練習したのですが,ターン谷回りで音を聞こうとするあまり,上体が前方に突っ込みすぎになっておられました。谷回りでは「音を探る」感覚が大切なので,リラックスが大切なのですが,これがうまくできていませんでした。そこで,テーマを“感じる”ということに絞ってレッスンを行ないました。そのイメージは....先ず,赤ちゃんの肌を優しく指ならぬスキートップで愛撫するような感じで,谷回り回りを行ないます。この時,腕が伸びながら愛撫するイメージで行なうと,脚が優しくゆっくりと伸びて行くようになります。そしてターン中盤から山回りに掛けては,赤ちゃんの柔らかい肌がスキートップを柔らかく押し返してくれる....その感触を味わう感じで行ないます。すると,雪の抵抗に抗う動きは姿を消し,脚の自然な畳み込みが行なわれるようになります。
  “Matsu”さん....このイメージでターン全体が柔らかな滑りに返信し始めました。この要領を忘れず,ドリル練習を重ねれば,どんどん滑りが変わっていくと思います。

  ②フレーム目は,“U”さんでした。
  準指検定種目の中の「テールコントロール技術」を考えることから始めました。「トップ&テールコントロール」の時のオレンジの位置は“土踏まず”ですが,「テールコントロール」の時は“親指の付け根”付近にイメージします。そして“Do Ski”的にこのオレンジを押しつぶし,雪の表面にジュースを出す感じで行なうのです。これをプルークボーゲンで行なえば,「テールコントロール技術のプルークボーゲン」になりますし,小回りで行なえば「テールコントロール技術の小回り」になります。“フィーリングスキー”で推奨する“Let Ski”感覚とはまるで逆のイメージですが,これが「S○Jのテールコントロール技術として評価される演技」となるのです。(-_-;)
  次は難関の「トップ&テールコントロール」で行なう“プルークターン”です。実はこの要領....オレンジの位置が内側から外側に移動することをイメージしながらプルークボーゲンを行なう....ということでできるようになるのですが,これをこの「教師日記」上で皆さんに解説するには,多くの時間とスペースを必要とします。なので,ここでの説明は割愛させていただきます。“U”さんにもリフト上で説明し,雪上でその要領を実践してもらい....ということを繰り返しました。ですが,この種目の目的や,完成形的な滑りはあまりにS○J過ぎて,“フィーリングスキー”の目的と異なっているので,多分“U”さんも“ ??? !!!???”だったかもしれません。事ほど左様に???な種目....そう思っています。
  ....ということで【TOK】もどことなくシックリ来ないレッスンで終わってしまいました。検定に合格する....ということは,その検定種目に合理性がある無しにかかわらず,それを演技しなければならない....ということなのです。残念ですが....こういったスタイルが“スキー”をマイナーなスポーツにしている理由のひとつだと【TOK】は思っています。(-_-;)ナサケナイ....

  残念ながら③と④フレームは強風で全リフトが運休してしまい,レッスンができませんでした....。(-_-;) またの機会によろしくお願いいたします。

  さて,今日からは「年末スペシャルin白馬」が始まります。降雪にも恵まれ楽しい“スキー”ができそうです。 !(^^)!(*^^)v

  では行って参りまァーーす!!!  シーハイル !!! Schi Heil !!!  !(^^)!(*^^)v



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☆ December 29  2008  Monday 晴れ (白馬)
 今朝は「晴れ !!!」の白馬です。
 昨日までの風も収まり,良い状態で“スキー”が楽しめそうです。
 本当にこの雪....よかったですネ !!!
 スキー場関係者は一様に胸を撫で下ろしていることでしょう !!!。(^ ^)(^I^)
 きょうも楽しんで来ます !!! イエェーーイ !!!
 シーハイル !!! Schi Heil !!!
 皆さんも素敵な一日を !!! (*^^)v I am sure you have a nice day !!!
     -------------☆★☆-----------
 
 昨日から「年末スペシャルin白馬」が始まりました。おかげさまで,今回も定員の8名の方が参加してくれました。
  ゲレンデ状況や“フィーリングスキー”のご経験の有無など,いろいろな状況を判断し,白馬乗鞍スキー場で基本的な練習をすることにしました。
  先ず最初は例によってBefore映像の撮影です。この撮影を通して皆さんの滑りの特徴を見させていただくのですが,今回ご参加の方はかなり経験の豊かな方ばかりでした。そこで,今回のテーマは「これまでのスキーを振り返り,新しい光を見出す....」ということにしました。要は,新しいスキーの楽しみ方....というか,スキーライフそのものを見直そう....ということです。その一番の基となること,それはいつもお話ししている様に,“身体の特徴・スキー用具の特性・自然条件”を調和させる....ということです。
  そこで,レッスンは次のように進めました。
 ①:用具の特徴を生かす⇒土踏まず支点意識の滑り⇒“オレンジ・ターン”による「スキッディングターン」
 ②:身体の特徴を考える⇒圧の方向の確認⇒押しつぶして出すジュースと,浴びるジュースの違いの確認⇒圧の吸収....という意味の確認
 ③:スキーのたわみを生かしたカービングターン⇒雪の抵抗を受けることによる,かかと支点の自然な発現⇒スキートップのターン内側への回りこみ現象の発現
 ④:③意識での粗踏み斜面滑走⇒かかと支点がカービングのみならず,深雪などでも効果のあることの確認
 ⑤:“身体の特徴・スキー用具の特性・自然条件”の調和ということの意味⇒その時々の斜面状況による,「現れ出ずる現象の多様性」の確認⇒現れ出ずる現象....顕現する現象を楽しむ気持ちでのスキーイング

  ....というわけで,みなさんのポテンシャルの高さに押され,わたし自身,この一年のレッスンを振り返る良い機会になりそうなキャンプです。
  今日は風も穏やか....イイ天気です。何が飛び出すでしょうか? 思いっきり“スキー”を楽しんで来ようと思います。(*^^)v

  では行って参りまァーーす!!! シーハイル !!! Schi Heil !!!




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☆ December 30  2008  Tuesday 晴れ (白馬)
 今朝は天気予報とは異なり,少し雲はあるものの,「晴れ」の白馬です。(^ー^)
 今朝早くは「風の音」がヒューヒュー言ってましたが,その音も止みました。願わくば,今日一日,穏やかな一日であります様に !!!。(^ー^)
 年末キャンプも今日が最終日....何が飛び出すのでしょうか?
 きょうも楽しんで来ます !!! イエェーーイ !!!
 シーハイル !!! Schi Heil !!!
 皆さんも素敵な一日を !!! (*^^)v I am sure you have a nice day !!!
     -------------☆★☆-----------
  昨日は「年末スペシャルin白馬」の二日目でした。
  おかげさまでイイ天気に恵まれ,最高の雪質を楽しめました。人出が多く,リフト待ち時間は長かったのですが....。(-_-;)
  さて,昨日の午前は,先ず山回りでの局面において,“調和”ということを考えました。“スキー”が雪とスキーとのコンタクトである....ということを突き詰めて考えて行くと,“エネルギー同士の融合”....という考え方になる気がします。雪や地球の持つエネルギーと人間としてのスキーヤーの持つエネルギーが溶け合い,新しいエネルギーが生まれる....そんな風に思われるのです。“Happy Birth turn”の考え方に似ていますが,その「現れ出ずるもの」....それはその時々の状況によって異なり,同じものは無い !!!....という意識で滑ると,身体の動きがまるで違ってくるのです。
  昨日はこの「新しく生まれ出ずるもの」....これをエネルギーとしての“光”として捉え,イメージすることにしました。“光”ですから,“color=色”がイメージアップされます。どんな色の光が顕現するだろうか?....という意識で滑って行くと,雪質やスピード,円弧,斜度,身体の調子....などその時々の状況によって,いろんなカラーの色が頭の中に浮かび,それが身体の中に貯まって行く感じになります。山回りで身体の中に蓄積されたこの“光”....これを,谷回りでは地球のコアに向けて“開放”あるいは“拡散”させるイメージを持つ様にします。この“光の珠”とでも言うべき,「新しく生まれ出ずるもの」の存在をイメージすると,身体が硬くならず,本当にリラックスしてきます。またまた身体の不思議,潜在的力の不思議さを感じた【TOK】でした。(*^^)v

  午後は,“知応ターン”でした。
  これまで「教師日記」でお知らせして来た,今シーズンの新しいイメージですが,何度も言うように,誠に不思議な身体の動きが顕れるのです。前回から“知・・心・情”ではなく,“知・・心・情”と言うことにしました。その理由は“反”だと,ものごとにアゲンスト....というイメージがあり,受け入れる....という気持ちが“応”に比べ少ない,ということからです。
  昨日のレッスンでも,この“知応ターン”....見事な活躍をみせてくれました。♪♪♪知....応....心....情....知....応....心....情....♪♪♪,この言葉をつぶやき,その四つの文字に集中して滑ることで,身体の動きが活きいきしてくるのです。皆さんも不思議な感覚に捕われたようでしたが,【TOK】自身も不思議な感覚でした。この“感じる”という言葉のもつ意味の深さというか,面白さを楽しませていただきました。ありがとうございます !!! (^I^)

  さて,今日はキャンプ最終日です。風も収まり,良い状態で“スキー”が楽しめそうです。何が出てくるか?....ワクワクしながら楽しんで来ます !!!

  では,行って参りまァーーす!!! シーハイル !!! Schi Heil !!!



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☆ December 31  2008  Wednesday 晴れ (白馬)
 今朝は「曇り」の白馬です。
 雲の厚さはそれほどでもありませんので,明るく感じますが青空は見えません....。
 天気予報では,今日,明日,明後日と「雪」が続くということです。雪は結構ですが,「風」は吹かないことを祈って....。(^ ^)(^I^)
 今日は2008年最後のレッスンです。今日も楽しんで来ます !!! イエェーーイ !!!
 シーハイル !!! Schi Heil !!!
 皆さんも素敵な一日を !!! (*^^)v I am sure you have a nice day !!!
     -------------☆★☆-----------
  昨日は,「年末スペシャルin白馬」の三日目,最終日で,“五竜とおみ”でレッスンを行ないました。朝の内は少し青空が見えましたが,その内曇りになり,午後には雪が降り出しました。
  さて,レッスンは先ず,♪♪♪感じる....開放....感じる....開放....♪♪♪のリズムでのターンから始めました。つまり「S字ターン」ということです。ターン山回りでのエネルギーの蓄積ができ,それを谷回りで開放する滑りを覚えると,疲れ方がまるで違ってきます。今回ご参加の皆さんも,このドリル練習でだいぶ「S字ターン」に慣れられました。(^ー^) 特にストックを用いないで滑る練習....「ノンストックトレーニング」が瞬間的なチェック動作を使いがちな方には有効でした。
  次は,“知応ターン”を復習しました。一昨日と違ってスキー場の気温が上がり,雪質は緩んでブスブス沈み込む状況でした。でも♪♪♪“知・応・心・情”♪♪♪のつぶやきの言葉は有効に働き,皆さん活きいきと滑って居られました。
  続いて,“チャクラ・ターン”を行ないました。「腰落ち姿勢」....これに違和感を持っておられる方が多いのですが,時と状況によってはこの「腰落ち姿勢」の出る方が合理的なのです。特にコブや,急斜面での山回りでは,圧の吸収を尾てい骨付近で行なうイメージで滑ると,オーバーエッジユースにもなりませんし,回り込みも楽に行なえます。午前中はこの“チャクラ・ターン”の基本を整地斜面で行ないました。

  午後からは,“チャクラ”と“水面=レベル”をイメージし,コブや立ち木のある斜面で試してみました。コブでは,コブを選んで滑るより,リズムを大事にして滑ること,立ち木では「ツリーの下部のレベル」を想定することを学びました。これにより,ほとんどの方が積極的な斜面移動をする様になり,どのような斜面でも,無難に滑られるようになりました。あとはこのイメージを忘れることなく,ドリル練習を重ねてご自分を磨いて欲しいと思います。

  2008年最後のキャンプ,一年の締めくくり....ということで,レッスンの中では,いろいろなイメージがもたらす効果を試していただきました。心の持ち方によって,一見して「楽しくない」と思えることでも,その次に起こることの「準備項目」として,気持ちよく受け入れられる....という様なことも経験していただきました。単にスキーをスムーズに滑るためのイメージ....ということだけでなく,イメージは心の持ち様にも影響を与えている....ということについても話させていただきました。(^ ^)(^I^)

  ご参加の皆さん,本当にありがとうございました。また機会がありましたらご一緒しましょう !!!

  シーハイル !!! Schi Heil !!!

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【注】:この「教師日記」の
中には,いろいろな“フィーリングスキー”に関する用語が出て来ます。これについては,検索で「エネルギーライン」,「愛のターン」...等と入れていただきますと,その用語に関する記事がたく
さん出てまいりますので,そちらを参考にしてください。



スキー教師【TOK】の個人的な日記です。
 【TOK】の主観的な意見や感想を書き綴ったものですので
ページ内の記事及びデータなどを,みなさんが参考にされることは構いませんが
そのことによって派生した結果についての責任は負いかねますのでご了承ください。
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