December
2000

スキー教師の【TOK】の個人的な日記です。興味のある人は見てください。(^I^)  
          
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日記の中のテーマ  What is Today's Topic?


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教師日記 10月

教師日記 9月 #2

教師日記 9月 #1

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教師日記 8月 #1

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12/31(日) 曇り  
 
 いよいよ20世紀最後の大晦日を迎えました。
 いろいろあった今世紀でしたが,地球規模で環境が急変したのは事実です。来世紀,わたし達の子孫だけでなく,地球上にその生命を託された全ての種にとって素晴らしい世紀であることを願いたいと思います。(^I^)
 さて,昨日はFuさんのプライベートレッスンでした。Fuさんとは今年の5月に一度滑ったことがあり,私のレッスンのあらましを理解して頂いています。
 昨日のテーマは「合理的な雪面抵抗の捕らえ方」…。午前中は,捕らえた抵抗をいかに後方に逃がしてやり,スムースなターンを導くかということを練習。体を支える支点は理解頂いているので,スキーのどの部分で抵抗を捕らえる意識を持つか?ということがポイントに…。支点さえしっかり意識できれば,抵抗を受け止める作用点を考えることで,その支点を中心とした回転モーメントの大きさが違ってくるので,おのずと回転半径が決まってくるのです。数回の練習でFuさんはこれが理解できるようになりました。(^I^)。下半身に余裕が出始め,雪面抵抗を積極的に受け止めて行こうとする【Letスキー】ができるようになりました。支点意識が薄いと,これまでのように「迎え角」,「角付け量」,「スピード」の三つを意識する必要があるのですが…Fuさんは支点意識がしっかりあるので,抵抗を受け止める場所の意識だけでターンコントロールができたのです。
 午後は「ベンディングターン」の練習…。…というのは,せっかく貯まったターン後半のエネルギーを,クロスオーバーで重心位置を上方に上げることで次のターンにつなげているため,どうしても次のターンの捕らえるまでの間に時間がかかってしまっていたのです。重心を上下方向にできるだけ動かさずターンをするには「ベンディング要素」が必要になるので,これを練習することに…。プルークボーゲンで「引くターン」の練習から「任せなさいターン」へと進むことで,真の「ベンディング」の意味がお分かりになられた様で,自分から沈み込んで行く動作がなくなりました。
♪♪♪受けるゥー…引くゥー…受けるゥー…♪♪♪の練習効果が如実に現れ,S字ターンの極意をつかまれた様で,ターン全体が滑らかになりました。(^I^)
 これまでのスキーと違った,一段高い質の滑りをモノにされたFuさんでした!(^I^) 
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 みなさん! 良いお年と新世紀をお迎え下さい! (^I^)   【TOK】


12/30(土) 快晴  

 
昨日はKiさんご夫婦のプライベートレッスン。
 KIさんは, On Line Ski Class の生徒さんで,これまで数回, E−mail や Inter Net を通じてレッスンをさせていただいた方…。実際に雪上でレッスンを行うのはこれが初めてで,私自身も多いに興味のあるレッスンでした。
 結論から言うと, On Line Ski Class では伝え切れないこともありますが,数々のフィーリングを表す言葉や,基本的なスキー操作の考え方が予めの知識として頭の中に入っているので,時間的に能率の良いレッスンができました。
 さて,実際のレッスン…木村さんが雪国の出身で,幼い頃スケートをやられただけの事があって,スキー操作やエッジコントロールは非常に優れたものがありました。ご本人はテクニカルをひとつの目標としてスキーを楽しまれておられますが,その実力は充分にあるように思いました。
 奥さんはスキー
,50日くらいということでしたが,その滑走量にしては素晴らしい滑りだと思いました。楽しみの為のスキーですから,特別技術的にどうのこうのということを,気にしなければ,この滑りで充分だと思いまでも,少しでも上達し,さらにいろいろなスキーイングに挑戦したい,というご希望をお持ちの様です。
 木村さんはすでに,充分に雪の自然を楽しむ事のできる技術をお持ちですが,敢えて,木村さんの課題,ということでお話しをさせていただけば,【Letスキー】感覚を身に付ければ鬼に金棒,ということです
これまで,『踏み込みながらひねる』という技法をやられて来たためか,「ターン後半角付けを強めて雪面とのコンタクトを作り,その反動でスキーをクロスオーバーさせる」というの滑り方をされています。ターンの質が「ぎゅぅーん,ぎゅぅーん,…」というよりは,「ギュッ,ギュッ…」というターンです。 「荷重と抜重感覚」から生まれる「DO的」ターンと言っていいと思います。これはこれで立派な滑り方で良いのですが,もう少し安定した,切れや走りもある滑りをするには「レット感覚」のターンを習得された方が良いと思います。ターンに必要なスキーのタワミを「自ら踏みこむ…」ことによって作って滑ってしまうと,重心の上下動が激しくなり,上体の動きも大きくなります。スキーが横に動き,ズレやすく,テールが流れて,切れも悪くなりがちです。スキーを無理に回そうとしたり,止めようとして,振り込み動作や内倒などの弊害も出てきます。せっかく貯まったタワミのエネルギーを解放するタイミングも限定されてしまい,リズムも取りにくくなると共に,せっかく貯めたエネルギーを次のターンに有効に結びつけることもできません。
 …とうことで,午前は「支点(荷重点),圧変化,抵抗を受ける方向」という三つの重要な感覚を磨くため「オレンジターン」の練習をしました。このことで「雪に圧を加える」という意識と「雪からくる圧の感覚」の違いを分かってもらいました。
 午後は通称「任せなさいターン」を…。これは♪♪♪受けるゥー…引くゥー…受けるゥー…♪♪♪という言葉のリズムでターンを練習することから私が勝手に名づけた名前で,【Letスキー】の導入で使うレッスン方法です。「押すこと」に主眼を置くのでなく,ターン後半貯まったエネルギーを重心方向に「引く」ことで,次のターンを誘導しようというものです。
 木村さんは,初めこの感覚になかなか慣れませんでしたが,奥さんはそのコツをつかまれ,スキーが安定し,体の動きも堅苦しくない滑りに変わられました。(^I^)。やはり,木村さんはこれまでの滑りがしっかり身についていて,雪とスキーの間の「グリップ感」が強くないと満足できないようでしたが,レッスン終了頃には【Letスキー】もひとつのスキーイングの大事な要素であることを,認識していただいた様です。
 スキーにはいろいろな滑り方があります。それぞれ得失を持っていますが,そのどちらもできる様になることが楽しみの幅を広げてくれます。キットこれ以降【Letスキー】の感覚を磨かれることで,その素晴らしさを感じ取っていただけるものと思います。
 …夜は,メルツェンでビールを楽しみながら,スキー談議に花が咲きました。2月にまた再開を約束してお別れしました。
 良い21世紀を! (^I^) シーハイル!



12/29(金) 曇り  

 
昨日はDoさんのプライベートレッスン。
 Doさんとはホームページでお近づきになり,夏メルツェンでお会いしてスキー談議に花が咲き,今日のプライベートレッスンになりました。以前お預かりしたVTRで,これまでの滑りを拝見していましたが,実際スキー場で滑りを拝見すると少し違ったイメージでした。当面一級合格を目指されているという事でしたが,それだけにとどまらず,より合理的なスキーを目指すためのポイントをアドバイスさせて頂きました。
 最初のテーマは「雪からの情報をどう受け止め,いかに雪の力でターンするか?」ということでした。大回りターンで,みずからの力でターンをコントロールしようとするあまり,角付けが
急激になってしまい,下半身も硬くなって動きがぎこちない感じを受けました。目で斜面状況を判断し,頭からの指令で,脚をどうしろ,エッジングをこうしろ…というパターンでは体の筋肉が緊張し,状況状況に合った反応ができにくくなります。そこで,雪からの情報を足裏で雪を感じ,そこからの情報を下から上に伝える練習をしました。足裏にオレンジを意識し,そのオレンジがどのようにつぶれているか?という情報を足裏で感じとって下から上に伝えるという「オレンジターン」です。結局はこのオレンジターンが【Letスキー】の原点となるのですが,どうしても【Doスキー】的な「体を動かしてスキーをする…」ということに馴れ過ぎているひとが多く,雪に力に任せる…という感覚の少ない人が少ないのです。Doさんもその一人でした。
 数日前に御一緒したKokusんご夫婦もそうでしたが,自分が動きや働きかけをせずに,スキーがターンをしてしまうような楽なスキーでいいのだろうか…?という疑問を持たれる方が多いのです。でも,「自分の力でなく,雪の力を楽しむ」ということに気付くと,さらに大きなスキーの楽しみが待っているのです。
 午前中はこのことに主眼を置き,午後は「ドライビングターン」でターン前半から舵取り期にかけての抵抗の受け方をトレーニングしました。また,効率良く抵抗を受け止める為の「マジックハンド」の練習もしました。
 レッスンの終わり頃には,最初に拝見した「小さくまとまったスキーイング」では無く,「スキー,体,雪」が一体となった,伸び伸びとした大きなスキーイングになっていました。
 ともすれば「楽なスキー」ではなく,「難しいスキー」がスキーの極意であるかのごとく思っていられる方が多いのですが,Doさんはその違いに気がつかれたのではないかと感じた【TOK】デシタ!(^I^)
 

12/28(木) 小雪  

 
昨日は名木山教室の主任。大雪後,初のイイ天気で,見まわりを兼ねて,今シーズン初めて思いっきりスキーを楽しみました。(^I^)
 今年からスキーとスキーブーツをN社製に代えましたが,これが思いのほかフィーリングが良く,尚一層楽しいスキーになりました。これまでスキー板にはエネルギーの違いがあることを知っていましたが,スキー靴にも同じことが言えると実感しました。かかとから拇指きゅうにかけてのラインがしっかり意識でき,ブーツの先端からスネやひざの方向に力がやって来るフィーリングが心地良く感じられました。これまで感じていたよりバネのある,しなやかな感じのエネルギーがやって来て,大回りはもとより小回りでもスキートップでの雪面ホールド感がしっかり感じられ,スキーレッスンが楽しみな気さえします。(^I^)
 こうやってみると,スキー用具が滑走フィーリングに及ぼすパーセンテージは結構高いものだと,今更ながら実感しました。みなさんも,それぞれの志向にあったスキー用具を選ばれることを,お勧めします。その為には,いろんな機会をつかまえて,貪欲に試乗してみて,そのフィーリングを試すしかありません。今シーズン中にもいろんな所で「試乗会」が開催されると思いますが,そういった情報を得られた方はぜひお教え頂きたいと思います。皆さんからの情報は私の ホームページを通じて皆さんにお知らせしたいと思います。(^I^)
 今日はDoさんのプライベートレッスンです。それでは行って来まぁーーーす! (^I^)


12/27(水) 晴れ  

 
昨日は名木山の主任。レッスン待機の教師と一緒に研修会を兼ね,今シーズン初めてリーゼンコースを滑りました。 やはりロングコースを滑る楽しみは格別!…という思いを新たにしました。
 研修会のテーマは,各スキー教師の能力UP…。一人一人の教師がそれぞれの能力を伸ばすためのアドバイスを,私の視点から行なった。
 多くの教師に共通したテーマは「先ず外足にしっかり乗り,スキーをたわませる事」…。これができないと,切れや走りのある滑りは望めない。そこで「手の位置,表情」が大きな意味を持つ事を指摘。見本を見せるつもりで大きく手をはねあげて見せたら内スキーに乗り込みすぎ転倒! 昨シーズンも転倒という事は無かったのに…今シーズンはシーズン初めに転倒してしまった【TOK】デシタ!
 今日も名木山の主任予定。…では行って来まァーす。


12/26(火) 曇り  

 
大きな,大きなクリスマスプレゼントでした!
 今日から
八方尾根,全面滑走となりました! (^I^)  今世紀最後を締めくくるスキーシーズン…雪の無い八方尾根を覚悟していましたが,本当にありがたい” Big Present ”でした! これで思いっきりスキーが楽しめます!(^I^)
 さて,昨日は「I さんグループ」三名(Sさん,Oさん)のプライベートレッスン。今日の御三方は,それぞれ日本を代表する会社のVIPの方達で,忙しいスケジュールの中,クリスマスを白馬で過ごされスキーを楽しまれたのでした。八方尾根スキー場の御案内を兼ねながら,大事なポイント数点だけをアドバイスさせて頂きました。
 I さんは72才の方で,SさんもOさんも60台の方々…。中でもIさんは雪国でお生まれになり,これまで数十年間スキーを楽しまれてきただけあって相当の腕前でした。私の口からアドバイスする必要も無いくらい,雪との会話の仕方に精通しておられ,かえって学ばせてもらう事がありました。エレベ-ターには極力乗らず,足腰の鍛錬の為階段を昇り降りされているとのこと…。こういう日常の地道な行為が,雪上での滑りを形成しているのだ,と感じました。昨日のあの吹雪の中,深雪に挑戦しようとする,その前向きなチャレンジ精神もこれからの私の生き方に影響を与えてくれそうです。ありがとうございました!(^I^)
 Sさんも結構滑走暦は長そうで良い滑りをされているにも関わらず,ひたむきに私のアドバイスを聞いていただきました。なにかヒントになること,何を言おうとしているのか推し測ろうとする事…この真摯なお姿は,さすが一流会社の社長さん…という感じを受けました。
 Oさんは,御三方の中では一番経験が浅く,あの吹雪きとガスで視界が利かない中,ほんとに一生懸命滑っていただきました。ちょっと圧雪エリアを外れると深雪が待っていて,Oさんには気の毒でしたが,できるだけ楽しんでいただけるよう案内させて頂きました。
 一番大事な「安全で怪我の無いスキーを楽しむ」ということを念頭に御一緒させて頂きました。あの天候の中で精一杯楽しまれ,楽しかったと思っていただければ,教師冥利に尽きると思った【TOK】でした。
 さて,今日からは全面滑走可能になり,名木山教室も今日からOpenです。今日はそこの主任…,シーズンインの一日,みなさんに楽しんでいただけるよう頑張って来ます!(^I^)

12/25 (月) 曇り  
 
ようやく期待の雪が降りました! 昨夜から降り始めた雪が結構積もりました! 大きな本当に大きなクリスマスプレゼントを頂きました!(^I^)
 リーゼンコースなどが滑走可能かどうかは,今現在判りませんが,いずれにしてもビッグプレゼントでした!
 今日は,
ある方のプライベートレッスンで,9時から開始…。 これから出ないと間に合いません。ゲレンデ状況は帰り次第UPします!
 それでは行って来まぁーーーす! (^I^) (^I^) (^I^)

12/24 (日) 小雪  

 
なんとか期待の雪が舞い始めた,クリスマスイヴの白馬です。(^I^)
 昨日は本当にイイ天気でゲレンデも結構混みました。その中,Kokuさんご夫妻のプライベートレッスンをさせていただきました。Kokuさんご夫婦とは昨シーズン何度かご一緒にスキーをさせて頂きましたので,私のアドバイスの傾向も熟知されておられ,あんまり詳しいことの説明は不要で,ポイントポイントを説明させて頂きました。
 テーマは「角付けの目的は回すためという意識より,効率良く抵抗を受け止めるため…」ということ…。ややもすると角付けをすることでターンをしよう,という気持ちになりがちですが,それを慌てず,抵抗を受けてスキーがたわみ,そのタワミがターンを生み出す…という,考え方でスキーをすることの大事さを解説。
 旦那さんは,これまでの【Doスキー】的な「体を動かしてスキーをする…」ということに馴れ過ぎていて,雪に力に任せる…という感覚を,意識として受け入れる事にイマイチ抵抗があるように思われます。自分が動きや働きかけをせずに,スキーがターンをしてしまうような楽なスキーでいいのだろうか…?という疑問が…。多くの上級スキーヤーの中にも同じような感じを抱いている人が多いのですが,これをクリアすることが次への大きなステップになるのです。
 マシンガンターンや落差を大きく取る練習で,お二人とも,午後には中回り,小回りで結構雪の力の感覚がつかめられ,アイスバーン状の硬いバーンでも切れや躍動感のあるイイ滑りをされていました。
 ひとつひとつの滑りで「雪の力でターンする」ということの大切さを,じっくりモノにしていただきたいと思った【TOK】デシタ!(^I^)


12/23 (土) 快晴

 
昨日は,快晴の天気の中,
2年以上勤務の助教師研修会を担当。指導部のリクエストで,午前中はカービングターンの導入から応用まで…。午後は指導法の研修。共通するテーマは「楽しいスキー」。
 二本のレールを雪面に刻むことだけが,あたかもカービングターンである,かのような感覚にとらわれやすいので,カービングターンは元々切れの良い滑りのことで,スキーがたわむことがその根底にあること,そしてたわんだ状態で角付けをし,前方に進むことでスキーのトップがターン内側に入ってくること,を解説する。またスピードが出ないとカービング特製を引き出せない…というのでは,何のためのカービングスキーなのか意味が無いので,低中速でもカービングターンが演技でき,指導できる様,そのポイントを指摘した。中低速でのカービングターンが「雪との密着感」という快感を生み出し,楽しいスキーイングにつながることも指摘する。
 午後は私が実際にレッスンで使っている指導法の中で,特に効果があると思われる事項について解説。私の言葉を教師みずからの言葉に置き換えて,指導の現場で使ってもらえれば幸い…。
 研修会後,メルツェンのバイト,Yさんと1時間ばかり滑る。2級受験を目指す彼女の今日のテーマは「マジックハンド」。外スキーへの乗りこみがしっかりできる様になりはじめ,大回り,中回りについては合格圏内に…(^I^)。


12/22 (金) 晴れ

 
いつもなら,天気が良くて「ヤッター!今日は楽しいスキーだ!」という気分なのですが,ことしはどうもそういうわけには行きません。パノラマから上部はまあまあ滑れるものの,そこから下は…見るも無残な状況です。県内の積雪状況によると,全面滑走可能と発表しているのは志賀高原のみで,あとは一部滑走可能…といった状況です。一時,県北部地方,野沢や斑尾は良い感じだったようですが,その後雨で溶けて,一部滑走可能に変更になりました。…この状況が年末年始まで続くと,これまで初めて経験する事態にも…。
 こんな状況のなか,昨日今シーズン初めての「バッジテスト」が行われました。1級受験者4名,2級受験者3名の寂しい検定でしたが,2級で一人が合格しました。ゲレンデ見回りの途中,検定の模様を見ましたが,受験生の方々は皆一所懸命で,その熱意が今シーズン中に届く事を祈りました。受験する事を苦しみと思わず,挑戦する事が楽しい!と思って欲しいと願った【TOK】でした。(^I^)


12/21 (木) 曇り
 
昨日は午前中良い天気でしたが,午後から少し雲が出て来ました。夕方から夜にかけて降雪期待でしたが…どうも勢いがありません…(=_=;)
 さて,昨日は兎平教室の主任でしたので,見回りを兼ね,
「抵抗を後方に逃がす…」というテーマで,スキートップの内側で捕らえた雪の抵抗を,テールに逃してやる意識でのターンを練習してみました。これがどのような滑走フィーリングで,どう役に立つのか?試してみようと思ったのです。
 今日感じたことは,横方向成分の抵抗の来かたが幾分少なくなり,スキーが前方向に進みやすくなる…という感じでした。ただ,スキーが前に走る感じが強くなりますので,その分スキーに乗り遅れない様に注意しなければなりません。
 今日の雪の状態はアイスバーン気味のちょっと固めでしたが,切れも幾分良くなる気がしました。それと,悪雪では横移動成分が少ない分,バランスを崩すことが少なくなり,安定感が増しました。
 大回りではスキーのタワミ感覚が幾分少なく感じられましたが,円弧は結構意志どおりに描けました。時々外スキーだけでなく,内スキーでも雪面を捕らえている感覚があり,ひょっとすると荷重分散的な滑りになっているかもしれません。バーンが硬かったので,そうなったかもしれません。
 もう少し研究してみようと思っています。(^I^)


12/20 (水) 晴れ

 
昨日は雷と吹雪き模様の兎平…,その兎平教室の主任でした。
 その中数クラスのレッスンが行われ,生徒さんの熱意にビックリの【TOK】でした。その熱意に感染して,雷鳴のとどろく中,約1時間,スキーを楽しみました。雪のありがたさを実感しながら,雪の抵抗を効率良くトップからテールに逃がす…というフィーリングのテストをしました。
 今日,また試してみようと思います。(^I^)


12/19 (火) 小雨

 
昨日の晴れとは打って変わって今朝は雨交じりの天気…。これが雪に変わってくれる事を祈って…。
 私の所属する八方尾根スキースクール,一昨日の日曜日から,兎平教室のみですが,開校しました。開校を待っていてくれた生徒さんが結構来てくれました。ご一緒にスキーの楽しさを味わいたいと思います。
 わたくし目【TOK】も今日から出勤です。今日は雨模様ですが張り切って行って来ます!。兎平109のスキースクール受付に座っているかもしれません。皆さん,八方尾根に来る機会がありましたら,ぜひお声をお掛け下さい!(^I^)
 そうそう,「八方尾根スキースクール」のホームページから,直接【TOK】のホームページにリンクできる様になりました。宮下征○のページの下です。こちらのページもよろしく! (^I^)


12/18 (月) 晴れ

 
昨日午前中で,2001年度の指導員研修会が終了。
 昨日は名木山ゲレンデで,長野県スキー連盟とO社が共同開発したレッスン用スキー「SA-N」の試乗をかね,研修会でした。「SA-N」のフィーリングは,スキー初心者から中級者までの方々には,回りやすく扱いやすいスキーだと思いましたが,全体としてのパワーが少なく,ラインをしっかりキープしたり,体力があって,アイスバーンやよりスピードを楽しむ人達には物足りなさを感じる板だと思いました。…でも結構人気があるらしく,受注が間に合わず来年1月中旬までは納品できない…という話しを聞きました。
 さて,3日間行われた「指導員研修会」,長野県だけでなく,東京都連,愛知県連などいろいろな県連主管で行われていましたが,これをもとに各スキー教師がどのような指導法を組みたて,一般スキーヤーの指導にあたるのか,楽しみなところです。
 【TOK】の感じた「指導員研修会の感想」は別に「スキーコラム」にUPしましたので,興味のある方はご覧下さい。


12/17 (日) 晴れ

 
今日午前で指導員研修会が終わります。
 昨日はカミナリが鳴り,結構風の強い中,今年のテーマの雪上研修会が行われました。ことしのキーワードのひとつは,昨年度の「セフティー,コンフォート,チャレンジ」に替わる,「押し出し,ひねり,傾け」という観点でのスキー運動の捕らえ方です。
 詳しくは今日午後か,明日UPしたいと思います。(^I^)
 それでは行って来まぁーす!
 

12/16 (土) 曇り

 
昨日午後から「指導員研修会」。昨日は八方分化会館で開会式と基本テーマの説明がありました。この詳しい模様は,明日研修会が終了してから,まとめてUPいたします。
 大筋では昨年と同じテーマですが,より習う側の指向に合わせたスキーレッスンを通じて,生涯スキーにつながるような方向性を持たせる…ということでした。今現在,「カービングスキーにあらざるはスキーにあらず…」というような風潮がありますが,スキーをこれだけに限定せず,幅広い視野から,楽しみ方を模索する姿勢が大事だとのし的もありました。
 心に残った言葉がありました。「ハイスピードでのカービングターンだけがカービングではない。低速でのカービング…といった捕らえ方もこれからは大事だ」というものです。確かに,ハイスピードで切れ,走りを体感する時,カービングターンの心地良さを感じますが,それはあくまできれいに整地された斜面での話し…。ちょっと斜面が荒れると,その心地良さはフラストレーションに変わります。でも,低速にすればそのフィーリングも違って来ます。少し位コブがあっても滑走スピードが遅くなれば雪面をキャッチしている…という気持ち良さは残るのです。「低速でのカービングターン」…。今シーズンのひとつのテーマになりそうな気がした【TOK】でした! (^I^)

12/15 (金) 曇り
 
昨日はスキースクールの検定Tシャツのデザイン修正の仕事…。1級からクラウンまで,それぞれちょっとデザインを変えた趣向で,合格された方に差し上げるもので,これまでどおり,デザインは検定部長の案。Tシャツにプリントできる様に修正作業をしたのでした。昨年までは合格者の通し番号をプリントしましたが,今年はソレは無し。
 1級合格者に記念に差し上げるTシャツは右の写真のようなデザインです。今年は何人の方がこれをゲットするでしょうか? モチロン検定だけが命…で,スキー本来の楽しみを感じれない様ではいけませんが…。
 さて,今日午後から「指導員研修会」が始まります。できるだけ詳しくその内容を皆様にもお伝えしたいと思います。それでは乞うご期待! (^I^)
 
それと,スキーワールドカップのリザルト,FISのホームページにリンクしましたので,興味のある方は 「その他情報」の W Result FIS 版 でご覧下さい。英語ですが…試合終了後,数時間内にUPしているようです。

12/14 (木) 曇り
 
昨日ゲレンデから帰ってから,情報をUPする予定でしたが,急用のためできませんでした。お詫びします…(=_=;)
 昼過ぎまで滑走可能なエリアを滑ってまいりました。パノラマは国際第3リフトとパノラマリフトの間と,初心者コースはOKです。黒菱も結構雪が付き,アルペンの上から黒菱第2リフト脇まで石などを踏まずに行けます。スカイラインは鞍部の部分は全く問題ありませんが尾根筋から鞍部に向かっての滑走はまだ無理でした。
 新雪の感触を確かめたくて,深雪のエリアを滑ってみたのですが,黒菱の中央は良かったものの,スカイラインではしっかり石を踏んでしまいました。(=_=;)
 でも,深雪ってイイですね! 自分のシュプールをつけることも楽しいですが,それよりも,あたらしい雪の感触がなんとも言えません! 約7ヶ月待ったかいがありました。
 家内と,ことしからビアホールのスタッフに加わったYさん,それにスキー教師のH.Mも加わり途中からシーズン初めの滑り撮りをビデオで行いました。帰って見てみると,幾分まだ乗り切れていない感じはするものの,雪との会話を楽しんでいるシーンが良く撮れていました。今シーズンはおおいにビデオを利用し, On Line Ski Class でも利用できるような素材を集めたいと思っています。

12/13 (水) 雪

 
イマイチ勢いの少なかった降雪でしたが,白馬村全体が真っ白くなりました。
 八方はまだ下まで滑り降りるだけの雪の量ではありませんが,少しづつ積もって行くことでしょう。(^I^)
 今日はこれからゲレンデに行って来ます。その結果,ゲレンデ状況の詳細は,午後UPしたいと思います。
 では行って来まぁーーーす! (^I^)

12/12 (火) 雪

 
昨夜の降雪,冬型が強過ぎて八方は風が吹き,積雪はあんまりありませんでした。
 でも,スカイラインは窪地なので,吹き溜まりの雪が結構積もりました。今現在八方で一番条件がいいのはスカイラインでしょう。
 今年も1級,テク・クラの検定に合格された方に,記念で差し上げるTシャツを作ることになり,その製作と,ビアホールの新メニュー作りで昼の一日が終わりました。降雪もあり,いよいよゲレンデでスキーが楽しめますので,明日からはできるだけスキーをしたいと思っています。それに,この15日からは長野県の「指導員研修会」もありますので…。それにしても,この研修会,参加者が約950人だそうで…。

12/11 (月) 曇り

 
昨日,講師に前スキースクール校長のOさんを迎え,スキースクールで「検定目合わせ会」が行われました。
 雪上ではなく座学でしたが,約30名の検定員が熱心に勉強しました。昨年と違って,大幅な改正はありませんが,どういう視点で滑りを評価するか?ということを重点的に討議し,それぞれの検定員が確信と自信を持って評価することを再確認しました。
 特に,よく質問を受ける「スキッディング」と「カービング」の違いをどこで線引きするか?というような話題について,実際の検定の場面では明確な区別を望むべきではない,ということも再確認しました。「カービングターン」というのも,また「スキッディングターン」も,それを100%純然たる滑りとして演技することを望むのでは無く,混在した形で現れるものを,「カービング要素」,「スキッディング要素」という「要素」としてどう配分して滑っているか?または滑ることができるか?という視点で評価すべきだということ…。
 今年の検定要項で,昨年まで「コンフォートターン」と呼ばれていたものが「スキッディング+カービング」という表現に変わったことから,滑り方に二種類あって,それを演じ分けるのかな?という疑問が多く,それに答える意味でも,上の考え方の浸透が望まれたのでした。
 カービングが独自の滑り方として存在するのではなく,スキッディングの延長線上にある滑り方のひとつだ,ということです。ですから「カービング」の滑りをするのにカービングの板を使わなくてはうまく演技できない,というのではなく,ノーマルの板でも,カービング要素を出して滑れれば,それはそれなりに評価する,ということなのです。その逆に,2級受験では,カービングの板でスキッディングができることも要求される,ということになります。
 やく2時間,Oさんの熱っぽい解説と,検定員の熱心な意気に包まれたスキースクールの会議室でした。
 今シーズン最初の検定は,12月21日,木曜日,あと十日です。(^I^)


12/10 (日) 曇り

 
昨日,急遽八方尾根での初滑りとなりました!
 …というのは今日行われる予定だった雪上での「検定目合わせ会」…,まだゲレンデの広さが充分でないため,一般のお客さんの迷惑になるといけないので,スキースクールの中で行われることになったのです。
 …で,今年の初滑り,ほんの数本の滑走でしたが,いつの間にかあるテーマで滑っていました。そのテーマとは,ヨットやウインドサーフィンでは,「風上にヨットやボードが進む時,帆に受けた風をいかに後方に滑らかに流し切るか?」ということが大事になるのですが,その感覚をスキー滑走でもやってみようと思ったのです。
 まだ,このイメージでのスキー滑走がどのような結果になるのか,皆目検討がつきませんが,抵抗を受け過ぎない,滑らかな滑走につながる…というフィーリングを持ちました。急激な抵抗変化が少なくなり,ヒザや脚に大きな負荷を掛け過ぎることも少なくなるような気がしました。
 この秋,サイパンでの休日で感じた「水と体が一体化する…」というイメージを雪の中でもやってみようと思っている【TOK】デシタ! (^I^)
 天候次第では,明日もゲレンデに立つ予定です。皆さんの中でもし八方に来られる方がありましたら,ご一報下さい。時間を見つけて少しでも一緒に滑りましょう!(^I^)

12/9 (土) 晴れ

 
明日行く予定でしたが,検定目合わせが雪上でなく,スキースクールで行われることになり,急遽仕事の予定を変更して行ってまいりました。
 先ずは写真をご覧下さい! ⇒八方情報
 初滑りのコメントはあとでまたUPします。(^I^)

12/8 (金) 晴れ

 
明日からいよいよ一部Openということで少しハイになっている【TOK】です。(^I^)
 いくつになってもシーズンインの興奮はあるもので,今年はどんな目標を持とうか?どこへ行こうか?どんなレッスンをしようか?など,夢は広がる一方です。(^I^)
 明日9日は仕事で滑れませんが,10日の検定目合わせ会に合わせ,滑るのが楽しみです。
 そうそう,TOPページの写真,下の方がカットされていて良く見えない…というご指摘を頂きました。あの写真,実は毎朝自宅から撮っているのですが,昨年暮に直ぐ手前に新築の家が建ってしまいました。そのため一部視界が悪くなり画面に影響がない程度にトリミングしているのですが,そういうご希望なので,画面中央下に黒い家の屋根が見えて,ちょっと邪魔ですが,できるだけゲレンデの裾野も見えるようにしたいと思います。屋根についてはご勘弁を…。


12/7 (木) 晴れ

 
昨夜までの降雪でゲレンデは白い世界に変身!(^I^)  
 ゲレンデはまだ整備が済んでいないので滑走はできませんが,この週末のOpen目指して着々と準備中です。9日には,パノラマコース,黒菱,スカイラインコースがOpenします。いよいよ!という感じの八方です。(^I^)
 私自身の初滑りは10日になりそうです。その日に,「検定目合わせ会」があり,検定員の研修が行われるので,その日は八方のゲレンデのどこかに居ます!(^I^)
 あと3日…いまから楽しみです。(^I^)


12/6 (水) 曇り
 
昨夜の降雪に期待していたのですが…。そうは甘くない様ですネ…ハッハハハハ…(^I^)
 白馬に移り住んでからこれまで,何回もの冬を迎えますが,いつもこの時期になるとゲレンデへの降雪が気になります。私の経験で一番早くスキーができ,下まで滑れるようになったのは,12月10日だと記憶しています。最も遅かった時は,12月15日になってスキー場に雪が無く,第二ケルン付近まで登ってスキーをした年もありました。…ですから,今年が特別例外…という気持ちもあんまり無いのですが,ことしはナゼか,雪の上に立ちたい気持ちが強いのです。(^I^) 多分ホームページで一年中,毎日の様にスキーの話題について考えて来たからでしょうか?
 さて,今年の初滑りはいつでしょうか? ちなみに去年は12月13日でした!(^I^)


12/5 (火) 曇り

 
昨夜は輝くような星空で…コリャ降雪期待は無理かな?と思ったのですが,けさから雲が出てきて,雪が降りそうな気配に…。
 ある筋からの情報では,この分で降雪機が稼動すれば,今週末の初滑りは可能かも知れない…というコトでした!
 さて,各地でSAJスキー教師のブロック研修会や,指導員研修会が開かれています。その現場での雰囲気が,各地からいろいろな情報として伝わって来ますが,今年話題になりそうな,日本スキー教程「指導理論編」の「内スキー主導のターン」については,まだ充分な議論がなされていないようです。サラッと流してあんまり追求してはいけないような印象を受けます。
 …でも,そういう議論を充分経ない日本スキー教程ってナン何でしょう?

12/4 (月) 曇り
 
天気予報によると今日から冬型で雪があるという予報でしたが…。今のところその雰囲気も無く…。
 ここのところの話題もW杯の結果のUPが恒例化する傾向に…。
 ところで,昨日の「福岡国際マラソン」,藤田の走りは良かったネェー! シドニー五輪ゴールドメダリストのアベラに引導を渡すような35キロからのスパートは見事で,見ていても気持ちいいモノでした。TVを見ていた私達に,なんの不安も感じさせず,見事に日本新の記録を出してしまいました。いつもはマラソンのあとは「勝てて良かった!」,「負けて残念…」と,ドキドキするのですが,今回だけは爽やかな感動が沸きました。疲れを感じさせない余裕のある走りって,気持ちイイネェー!(^I^)

12/3 (日) 晴れ

 
天気予報によると今週からようやく冬型になるとか…。毎日言ってますが,これがスキーヤーに恵みの雪になりますように!
 海の向こうのカナダ,レイクルイーズではW杯が行われていますが天然雪なのでしょうか?それとも人口雪?。5年ほど前,11月中旬のレークルイーズを訪れたことがありますが,人口降雪機が雪をまいていました。ヒョットすると結構緯度の高いカナダの地でも人口雪の可能性がありますね?
 12月9日にはレッスン予約が入っていますが…多分不可能かな?(=_=;)


12/2 (土) 快晴

 
デジカメ直りました!(^I^) 
 …ところで,昨日Decemberの字が間違っていました…。ご指摘ありがとうございます!(^I^)
 さて,無事スキースクール開きが終了して,いつでもレッスンOK!です。…雪があれば…の ハ・ナ・シ …。
 こうなると,少しでもイイ,人口雪でイイから100mでいいから滑れたらなぁー…と思います。人口雪を滑っているシーンをTVなどで見るにつけ,そう実感するこの頃です。
 この週末,どこかそういうスキー場に行っている人…結構居るんだろうなぁー…。
 ところで,あなたはどう過ごしてますか?

12/1 (金) 晴れ

 
今日から12月…。
 今日はスキースクール開校日です。雪はスキーを楽しめるほどはありませんが、例年行なわれる行事で、いつからでもレッスンが始められるように準備をしておくのです。午前中はスキースクールの清掃と開校準備。午後は総会、そして、夜は一シーズン楽しいレッスンができることと、スキーヤーの安全と無事を祈念して、小さいパーティーが開かれます。 
 それでは今年の初出勤! 行って参ります! (^I^)