Mar. 2005

スキー教師【TOK】の個人的な日記です。興味のある人はどうぞご覧ください。(^I^)
ただ,このホームページは, 【TOK】の主観的な意見や感想を書き綴ったものですので
ページ内の記事及びデータなどを,みなさんが参考にされることは構いませんが
そのことによって派生した事象についての責任は負えませんのでご了承ください。

Ski Top    【TOK】への Mail…

           【TOK】のスキー教師日記  Mar. 2005

What's Today ?

Mar.31 砂に水が...!!!

Mar.30 見事な変身!!!

Mar.29 ゆっくり..休暇

Mar.28 イメージの力
Mar.27 シー・ハイル!!!!

Mar.26 深雪万歳 !!!
Mar.25 小回りいじめ !!!
Mar.24 47を楽しむ

Mar.23 雨の中を楽しむ
Mar.22 教え癖
Mar.21 悪条件での小回り

Mar.20 小回りも
     お習字ターンで...
Mar.19 免許皆伝...
        初認定!!!
Mar.18 圧の微調整は...
Mar.17 悪雪でも安定!!!

Mar.16 お習字ターンで
         (*_*)!!!!
Mar.15 悪雪ならぬ粉雪

Mar.14 大回りのだいご味

Mar.13 大回り特訓

Mar.12 免許皆伝

Mar.11 久々のキャスター

Mar.10 “殻”を打ち破る
Mar.09 “J・I・K・U”効果

Mar.08 基本に立ち返る

Mar.07 “楽しいレッスン
 
        ...ありがとう!!!

Mar.06 “Spring”イメージ
Mar.05 指差確認...活きる!!!
Mar.04 八方最高!!!

Mar.03 時間軸?
Mar.02 英語のトレーニング
Mar.01 ただいまぁー!!!

*** これまでの日記***


* 2005年2月
* 2005年1月

* 2004年12月
* 2004年11月

* 2004年10月
* 2004年9月
* 2004年8月
* 2004年7月 No.2
* 2004年7月 No.1
* 2004年6月
* 2004年5月

* 2004年4月
* 2004年3月
* 2004年2月
* 2004年1月

* 2003年12月
* 2003年11月
* 2003年10月
* 2003年9月
* 2003年8月
* 2003年7月
* 2003年6月
* 2003年5月
* 2003年4月
* 2003年3月
* 2003年2月
* 2003年1月

* 2002年12月

* 2002年11月

* 2002年10月

* 2002年9月
* 2002年8月

* 2002年7月
* 2002年6月
* 2002年5月
* 2002年4月
* 2002年3月
* 2002年2月
* 2002年1月

* 2001年12月
* 2001年11月
* 2001年10月
* 2001年9月
* 2001年8月No.2
* 2001年8月No.1
* 2001年7月
2001年6月


*  以下 2001年

教師日記 5月

教師日記 4月
教師日記 3月
教師日記 2月
教師日記 1月

*  以下 2000年

教師日記 12月
教師日記 11月
教師日記 10月
教師日記 9月 #2
教師日記 9月 #1
教師日記 8月 #2
教師日記 8月 #1
教師日記 7月
教師日記 6月
教師日記 5月 


 * 以下 1998-2000

2000年4月 
2000年3月
2000年2月
2000年1月
1999年12月
1999年秋
1999年4月
1999年3月
1999年2月
1999年1月
1998年12月


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☆ Mar/31  2005  木曜日  晴れ(白馬)
 里は雲が掛かっていますが,スキー場には陽が射しています。今日は風も収まりイイ条件でスキーが楽しめそうです。(^ ^)
 さて,今日で三月も終わりです。いつもの年ならリーゼンコースも所々地肌が出,雪質もザクザクなのですが,今年は様子が違います。確実に二週間ほど季節が後方にずれています。当初の予定ではリーゼンクワッドと名木山第三リフトの営業は4月3日で終了でしたが,急遽変更になり4月10日までOpenすることになりました。(^ ^) 
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 昨日は
“Taki”さんのプライベートレッスン,二日目でした。初日の午後から始めた“お習字ターン”に磨きをかけ,いろいろな斜面にトライすることにしました。
 午前中はパノラマからタテッコ,リーゼン,名木山...と巡りました。パノラマはアイスバーン,タテッコはアイスバーンと凍ったザクザク雪が混じった状態の悪雪,名木山とリーゼンはウスバから下がザクザク雪...。半日でこれだけ変化に富んだ雪質を経験することも八方ならではのことです。(^ ^) この様なイロイロな条件でも,その基本は「圧のやり取りをどうするか?」ということに尽きます。圧変化が急激で無いこと,斜面移動が適切に行なわれること...が求められます。そういう意味で“お習字ターン”は最高のイメージになると思います。そしてそのキーとなるイメージは「毛筆のたわみ」です。根元まで使わず,多くても3/4くらいのたわみをイメージして書くようにするのです。こうイメージすることで「かかと支点」が保たれます。そして「筆を運んで行く...」という意識が斜面移動を可能にし,「軸を立てて持つ...」という意識がエッジを過度に使わない...ということに結びつくのです。“Taki”さんも,すっかりその滑り方が変わりました!!!(^ ^)
 さて,午後は再びパノラマからタテッコ,そして咲花から北尾根,セントラル,名木山...と巡りました。“Taki”さんはタテッコの急斜面も大きな円弧で悠然と滑られました。(^ ^) もう安心して見ていられます。北尾根第三横の悪雪も,北尾根から咲花に抜けるコブの斜面も,スキーの移動が止まらず,常に雪の抵抗を受け続けられるようになりました。もうこうなると,悪雪,コブもうまく滑れないわけがありません。(^ ^) さらに,もうひと押しの秘訣...「ターン外側の手首を内転させる意識を持つ」ことができるようになって,さらに“バナナシェープ”が深く現れる様になり,前後のバランスも取りやすくなりました。“Taki”さんは身長が180センチあり長身の方ですので,懐の深いその滑りは“マルティン・グガニック”の滑りを思わせるものとなりました。(^ ^)
 二日間,ご一緒させて頂きましたが,彼も「乾いた砂に水が滲み込む様な変化」を見せてくれました。年に何人かの方がこの様な驚異的な変化を見せてくれるのですが,彼もそのお一人でした。(^ ^) “スキー”の楽しみかた,雪との会話の仕方...二日間でこの様なことも含めながら一緒に滑らせて頂きました。
 楽しいスキー...ありがとうございました。また機会がありましたら,ご一緒しましょう!!!(^I^) (^o^) (^I^)
 


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☆ Mar/30  2005  水曜日  曇り(白馬)
 今朝は昨日の強風も止み,気持ちよく滑れそうですが...。それにしてもここ数日「強風」が続いています。雪の量は最高の状態なのですが...リフトが止まってしまっては,いたしかたありません。どうか今日は風が吹きませんように!!!(^ ^)
 そんなに何もかも良くは行かないのが人生です...ネ!?。ハッハハハハ……(^I^) 
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 昨日は“Taki”さんのプライベートレッスンでした。昨日今日の二日間のレッスンです。
 “Taki”さんは私のホームページをよくご覧の方で,ここで言われているいろいろなイメージでの滑りを実際に体験し,どんな斜面でも滑れ,生涯スポーツとしての“スキー”を目指したい...ということでの受講でした。
 “Taki”さんの滑りを拝見するとやや【Doスキー】的な要素が強く,特に春の雪では滑りの悪い,疲れるスキーイングでした。そこで,先ず“オレンジターン”から始め,雪の抵抗を受ける...ということの基本から学びました。幸い“Taki”さんは理工系の勉強をされた方でしたので,“オレンジ”を意識して滑るのは結局「ベクトル」を意識して滑ることなのだ...ということをすんなりご理解いただけました。ベクトルは「作用点」「大きさ」「方向」でその量が決まります。オレンジターンでは作用点を土踏まずに意識し,そこから重心方向に向うベクトルを意識する...ということになります。数回の練習でこれは卒業でした。(^ ^)
 次は“キャスター・ターン”でした。角付けの切り替え時は特に♪♪♪キーキャスター...A-Caster...♪♪♪の要領が効果的なのですが,これを学び,またスキーを移動させ続ける...という意識を強く持っていただくための練習でした。これまでの「教師日記」の言葉をしっかり覚えておられたせいでしょうか,またそのイメージをこれまでも試されたことがあったせいでしょうか,“Taki”さんは私の言うこと,述べることを非常に器用にスンナリとこなされました。(^ ^)
 昨日の午後は“お習字ターン”でした。感性が良いのでしょうか...感受性が良いのでしょうか?初めの一本目から,そのイメージ通りの滑りをされました。これには私も(*_*)ビックリ!!!!...。これまですでに“お習字ターン”を練習されて来たのではないか?と思うほどの滑り方でした。中回り,小回りも握りの位置と筆先の位置を意識し,紙面ならぬ雪面に字を書くイメージを持つことで,春の雪も難なくこなせるようになりました。(^ ^)
 夜は「メルツェン」で,撮影したビデオを見ながらのミニミーティングでした。“Taki”さんも,BeforeとAfterの滑りをご覧になり,その違いにビックリするほどでした。(^ ^)(^I^) まさに見事な変身!!!...です。
 今日は“お習字ターン”にさらに磨きをかけることにします。
 では行って来まァーす!!!!



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☆ Mar/29  2005  火曜日  小雪(白馬)
 今日は小雪が舞っています。時々よこなぐりの吹雪っぽくなるときも...。もう三月も残すところ三日...。なのにこの天気です。季節全体が約2週間ほど後方にシフトしている感じもします。つまり,今が三月中旬の季節...ということです。
 地球全体の気候変動...どこか狂い始めているのかな?という気が強くします。
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 昨日は一日自宅で過ごしました。
 たまにはじっと家に居て,静かに過ごすことも大事だと思いました。好きな「カントリー音楽」聞いたり,TVのスイッチをひねってみたり,また Inter Net をチェックしたり...。昔,“長島茂男”というヒトが「充電期間です...」というせりふを言ったとかで話題になったことがありますが,昨日はたった一日でしたが私にとっての「充電日」でした。(^I^)
 7時に起き,顔を洗い,日記を書いて,朝食を済ませ...支度をして家を出てスキーレッスン...という時間に終われて物事をしなくて済む,という「時間的自由さ」も味わえました。インド,カシミールで「時間のルーズさ」に辟易してきた【TOK】でしたが,たまには時間軸を無しにして,自由に過ごすのも良いものだと思いました。
 また腰の周辺に筋肉痛とまではいきませんが,少しハリがあったのですが,それが消えました。今年はスキーブーツを硬いものに変えたせいでしょうか?それともブーツチューンが良かったのでしょうか?あるいは滑り方がより合理的になったのでしょうか?...これまでシーズン終わりには必ずと言っていいほど痛くなった「右膝の痛み」がありません。これまで毎日のように滑っていたのですが,肉体的にはそれほどの疲れを感じないで来れました。でも,こうやってゆっくり一日休んでみると,身体が確実に軽くなったのを感じます。やはり,疲れが溜っていたのでしょうネ?! (^I^)
 さて,今日明日とプライベートレッスンです。今8:15...雪も止み始め,空が明るくなって来ました。今日も一日,“スキー”を楽しんで来ます。(^ ^)
 では,行って参りまァーす!!!



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☆ Mar/28  2005  月曜日  小雨(白馬)
 今日は低気圧の影響で「雨」が降っている白馬です。今日一日はこの雨...続きそうです。明日は晴れの予報が...。
 今日は管理人の【TOK】...久しぶりの休日です。今シーズンは毎日のようにゲレンデに出ていましたから,どことなく気が抜けた気持ちもしますが,ゆっくり部屋で気に入りの音楽でも聴きながら,ズルズルと過ごしたいと思います。(^ ^)
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 昨日は“Aok”さん母子お二人のプライベートレッスンでした。お母さんとは以前プライベートレッスンとキャンプで一度ご一緒に滑ったことがありますが,今度高校に入学される息子さんとは初めてのスキーレッスンでした。当面,お母さんは二級を,息子さんは一級合格を目指されています。小回りの感じがイマイチ解らない...ということで,最終的に小回りが楽にできる方法を...ということをテーマにレッスンを行ないました。
 午前中は白樺で,雪からの圧を感じ取る...ということを習っていただくために“オレンジターン”から始めました。“オレンジ”がつぶれたり戻ったりする感覚から,“オレンジ”がつぶれてジュースが身体に掛かって来る感覚まで,いろいろなターン円弧の中でこのトレーニングを行ないました。
 午前中の練習で「圧のやり取り」に習熟されたので,午後は「お習字ターン」を行ないました。毛筆の筆先の「しなり感」をイメージすることで,圧のやり取り感覚をさらに磨くことができます。初めの内は毛筆のイメージがなかなか沸いていなかったお二人も,一回ごとにそのイメージに慣れ始め,しまいには雪面とのコンタクトをいろいろと調整できるようにまでなりました。そして,急激なエッジングや圧のやり取りが影をひそめ,滑らかなスキー操作になりました。(^ ^) また,ターン外側の手,もしくは肘を下げるような意識を持つようになってから,“バナナシェープ”が表れ始め,ターン外スキーにしっかり乗り込むことが楽にできるようになりました。スキーがたわみ始め,下半身に素晴らしい躍動感が表れはじめました。このようにしっかりスキーがたわみ,それを斜めの直滑降方向に解放することができるようになれば「小回り」は楽になります。お二人とも朝とは全く異なった,躍動感ある小回りができるようになりました。(^ ^)
 「お習字ターンの効果」を,またまた感じた【TOK】でした。ホント...イメージの力って凄いですネ!!!!(^ ^)



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☆ Mar/27  2005  日曜日  晴れ(白馬)
 今朝は昨日の強風も治まり絶好のスキー日和になりそうです。三月も最後の週末を迎えていますが,「雪」の量は例年の倍近くあります。スキーコース...どこも雪が一杯です。(^ ^) シーズンインの12月こそ雪の量が心配でしたが,その後は順調なシーズンだった...と言えます。まだシーズンが終わったわけではありませんが...。(^ ^) 
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 昨日は“Kou”さんのプライベートレッスンでした。彼とは年に一度のペースでスキーをご一緒しています。(^ ^) お仕事がなかなか忙しく,以前ほど多くの日数は滑れませんが,その分,「一日で数日分を楽しもう!!!」という気概で滑っておられます。その分私のレッスンを受けられる時も一生懸命です。私も良い想い出を作っていただこうと,その日最高のコースにお連れするようにしています。(^ ^)
 昨日は風が少し強く,またシーズン最盛期のような寒さでした。その代わり,三月下旬とは思えない最高の雪の中でのスキー滑走が楽しめました。(^ ^) 昨年同じ時期に「お習字ターン」を練習しました。その昨年のお習字ターンを思い出し,それに磨きを掛けながらのレッスンとなりました。彼と知り合って25年...これまで長い年月彼と一緒に滑る機会がありましたが,これまでで最高の安定した滑りを見せてくれました。幸い一昨日からの降雪があり,白樺,セントラルなど,いたる所に深雪や悪雪箇所がありましたので,その中に飛び込みながら「お習字ターン」の効き目を試して回りました。筆先をSPに,握りをRPに意識し,筆の形状や長さのイメージをいろいろ変えて滑ることで,本当に楽しく悪雪滑走をすることができました。(^ ^)
 午後は,パノラマからタテッコ,北尾根,咲花,白樺,名木山...と回りながら,彼にとっては今シーズン最後の滑りとなるスキーイングを充分に堪能しました。技術的なことはほとんど言う必要はありませんでした。ただひたすら「習字の筆」をイメージしながらのスキーでしたが,“スノークルージング”という言葉がピッタシ当てはまる!!!...という思いを抱きながらの滑走でした。「雪の自然を本当に素直に楽しんでいるナァー...」という気持ちになれました。足下を通り過ぎて行く雪の感触がなんとも心地良く,これこそがスキーの醍醐味!!!...という気がしました。“Kou”さんとのリフト上での会話...「これこそが“スキー”なんだよなァー!!!」という言葉からも,私と同じ感慨でスキーを楽しまれているのが分かりました。(^ ^) この様な楽しみ方ができる彼に“フィーリングスキー”の「免許皆伝」を授けることにしました。(^ ^)
 大いなる自然からの「シーズン外れの大きなプレゼントのおかげ...」と言っていいかもしれません。この時期,この様な楽しいスキークルージングが“Kou”さんと一緒に体験できたことに,心から感謝したい気持ちで一杯でした。
 まさに“シー・ハイル!!!!”です。(^I^) (^o^) (^I^)



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☆ Mar/26  2005  土曜日  雪(白馬)
 今朝も雪が降っています。春の名残雪...という様なものではなく,ここ二日はシーズン中の本格的な降雪...といった感じの降り方です。
 そんな訳で,昨日は深雪を充分に楽しむことができました。(^I^) 春3月...春分が明けてから,名木山近辺での深雪滑走経験は初めてのことです。
 今日はこれから少し回復に向うようですので,イイ条件で新雪が楽しめそうです。(^ ^)
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 一週間の休みを取って来白してくれた友人と滑るのも昨日が最終日でした。
 最初は快晴,そしてあくる日から二日間は雨...そしてその後はシーズン真っ最中のような雪の中でのスキー滑走でした。(^ ^) ホントにいろいろな条件の中を滑ることができ,良いトレーニングになりました。
 昨日は,午前中スキー場上部が風でリフトが運休でしたので,白樺やセントラルを中心に滑りまくりました。斜めの直滑降意識や縦の直滑降がいかに効果的かを試しながらの滑走でした。さすがにゲレンデ下部の方は雪が少し重く,それが逆にトレーニングには幸いしました。無理矢理にスキーを回そうとしてもダメだ...ということがよく分かるからです。吹雪が激しく,お茶タイムを入れながら1時近くまで滑りました。
 午後は風が弱まり,リフトも運行し始めましたので兎平までのぼり,パノラマ,タテッコ,国際第1...と滑りました。行く先々で悪雪を探してはその中に入って,四日間習ったことを復習しました。まさに「深雪万歳!!!」といった感じのスキーイングでした。(^ ^)
 この五日間...スキースクールは休みをとって,“フィーリングスキー”の極意を二人に伝授して回ったのですが本当に滑りが変わりました。二人とも“スキー”の面白さをまた別の視点から感じられるようになったと思います。
 “Moto”さんは小回りや悪雪もバッチリ!!!になりましたので“フィーリングスキー”の「免許皆伝補」,“Yana”君は他人の見本となれる滑りをするほどにまでなったので「免許皆伝」に認定することにしました。(^ ^) おめでとうございます!(^I^)
 また今日からレッスンが始まります。今日はプライベートレッスンです。雪の状態も最高なので,思いっきり楽しみながら“スキー”...して来ます。
 では行って参りまァーす!!! (^ ^)(^I^)



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☆ Mar/25  2005  金曜日  吹雪(白馬)
 今朝は吹雪です。寒気が日本列島を覆っている関係で,ここ白馬も真冬並の吹雪です。今日は3月も25日...いつもならザラメ状の雪で,一部スキー場の地肌が見えていてもおかしくない時期ですが...。
 カナダは冬なのに大雨...インドは大雪で雪崩災害...日本は春の寒波...これも地球温暖化と何か関係があるのでしょうか? 
 今日から「愛*地球博」...循環型社会を目指す...がテーマとか...。地球に優しい...好きです。(^I^) 
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 昨日は友人二人と八方尾根で滑りました。一昨日の「47スキー場」に比べると圧倒的にスケールは大きいのですが,スキーレッスン...という観点では,ドッコイドッコイかな?と思います。
 さて,昨日は二人のテーマは「徹底小回り強化!!!」でした。(^I^) 大回りや中回りでは地球のコアに引かれて斜面移動ができる人も,小回りになるととたんに【Doスキー】になってしまう人が多いのです。リーゼンコースくらいの長さ,約2.5キロをノンストップで小回りができるようになれば,【Letスキー】の小回りができる人...というお墨付きをもらえるのかもしれませんが...。(=_=;) ポテンシャルエネルギーを使うことよりも,自分で圧を加えたり,突っ張ったりし過ぎるために,疲労が先に来てしまうのです。そこで先ず階段を1メートルくらいの高さから落ちる意識の練習から始めました。この着地の時は身体を突っ張ったりはしません。ショックを吸収するような身体の使い方をします。これがターン後半の圧の吸収と似ているのです。ここで突っ張ってしまってはターン後半で雪からの圧と喧嘩してしまうことになります。一度や二度...三度なら体力でなんとか支えることができますが,距離が長くなるとそういうわけには行きません。圧の吸収を覚え,その圧とマッチングするようにして滑らないとならないのです。そこで♪♪♪キーキャスター...A-Caster...キーキャスター...A-Caster...♪♪♪の登場となりました。キャスターをイメージすると,スキーの移動を止める動作が無くなります。スキーの乗り続けようとする意識が働き,雪からの圧を受け続けることができるようになるのです。自分から踏み込んでスキーのたわみをつくのではなく,斜面移動によって雪から圧が来,かかとを支点としたたわみができるのです。結果的にいつでも斜めの直滑降に入ることができますから,ターン円弧のコントロールも楽になります。午前中はこの練習を徹底的に行ないました。
 午後は,この技術を使ってスカイラインの悪雪コース巡りでした。初めは躊躇していた二人も,雪からの圧を受けることと,A-Casterを意識して斜めの直滑降に入ることに慣れ始め,私の想像以上に悪雪滑走を楽しむようになりました。“Moto”さんはイイ滑りをされているのに,整地滑走と同じような気持ちよい滑走感覚を求め過ぎているために,身体が硬直してしまい,時々滑走ラインが乱れてしまいました。悪雪の大回りはシッカリできるのですから,雪の抵抗で回してもらう...というコツは習得しているのです。あとは,小回りでもターンを焦らずに抵抗を感じ取って滑ることに集中することです。(^I^) “Yana”君は悪雪滑走...見事でした。どちらかと言うと整地よりも悪雪の方がイインジャナイカ?...と思うほどでした。
 さて,今日は友人と滑るのも最後です。幸いシーズン真っ最中のような雪が降っています。一緒に楽しんで来ようと思います。(^I^) (^o^) (^I^)



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☆ Mar/24  2005  木曜日  曇り(白馬)
 今朝は兎平付近から上部が雲の中ですが,その雲も薄くて多分黒菱から上部は雲海の上...という状態のようです。 昨日夕方から,平地でも雨が雪に変わりましたから,スキー場上部は新雪が楽しめそうです。
 そういえば,カナダ行きもあと約一週間後に迫りました。現地の情報を総合しますと,例年より雪は少ないものの,中間から上部はOKのようです。久しぶりに数十センチの降雪もあったとか...。トラベルはトラブル...それなりに楽しんで来たいと思います。(^ ^) ご参加の皆さん!!! 間もなくですヨォー... (^I^)
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 昨日は友人二人と,八方尾根の南隣の
「白馬47ウインタースポーツパーク」に行って来ました。(^ ^)
 私自身は5年くらい前に行ったことがありますが,二人にとっては初めての訪問でした。白馬村の他のスキー場と少し違って,「お客様第一主義」のスキー場だということを聞いていましたので,どんなかな?という期待がありました。天気はあいにくの雨とガスでしたが,その期待は遂げられた気がします。自己責任でいろいろな場所を滑れる自由度,スキー場の整備,リフトマンの対応,チケットセンターの対応,レストランや休憩所のシステム...それぞれ他のスキー場とは一味変わっている...と思いました。ひと言で言えば,「お客様に遊んで頂こう...」という姿勢が伺えました。友人二人もそれなりの楽しんでいました。(^ ^)
 さて,その雨の中,午前のワンポイントアドバイスは「毛筆の筆を立てて使う...」ということでした。書道をたしなむ人の筆さばきを見ますと,筆を横に寝せて書く人はほとんど居ません。筆を立て,毛先のしなりを感じながら勢いを持って書き上げます。“スキー”でもセンサーポイントSPに筆先を,レシーブポイントRPに筆の握り位置を意識し,立てて滑る意識を持つことで,オーバーエッジユースを避けることができます。午前はこの意識を持って林間コースを滑りまくりました。
 午後はこれとは逆に,「できるだけ軸を寝せ,エッジを立てるようにして滑る...」ということから始めました。整地された条件の良い斜面ではこの様なカービング,カービングの滑りもOKですが,雪からの抵抗がかなり強く脚に掛かって来ます。また荒れた斜面ではスキーが左右に動き始め,安定性が損なわれます。その両者の特質を比較をしながらの滑走でした。「47スキー場」は適度に斜度の異なる斜面があり,悪雪やナチュラル斜面にも入ることができます。平地で習った技術をそのまま他の斜面でも試せる...という条件に恵まれています。スキーレッスン...という観点からは優れたスキー場だという印象を強く持ちました。(^ ^)
 雨の中,約5時間のスキー滑走でしたが,楽しく滑れました。(^I^)




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☆ Mar/23  2005  水曜日  曇り(白馬)
 名木山上部からクッキリと雲が掛かっています。低気圧が通過中らしいですが,この速度が遅く,今日一杯は曇り空が続くとの予報です。
 昨日は午後から本格的な雨になりました。その中,雪の面白味を感じながら滑りました。ザラメが落ち着いて結構滑りやすかったです。(^ ^)
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 午前中はどうにか降雨も少なかったのですが,午後は本格的な雨...。その中を
“Moto”氏ともう一人のスキー仲間“Yana”君と一緒に滑りました。
 午前中は,キャスターイメージの滑りを行ないました。キャスターに乗って斜面移動をして行く感覚が,整地されたザラメ状の春の雪とマッチして,気分良く滑れました。(^ ^) 特にタテッコの急斜面は適度にエッジが雪面と噛みあって,キャスターの転がりが気持ちよく感じられました。キャスターを意識することで,身体の緊張がほぐれ,気持ちよく斜面移動することができることを,再確認しながらのスキー滑走でした。
 午後は,「お習字ターン」にトライしました。始めは少し戸惑っていた“Moto”氏でしたが,回数を重ねて練習する内にどんどんその感じをつかまれ,「キャスターよりもお習字ターンの方が私にはあっているみたい...」という感想を述べられるまでになりました。(^ ^) “イメージ”が意識することで,どうしてスキーの操作方法がこれほど変わって来るのか?...私自身が不思議な感じを持っていますが,確実に安定感が増し,自信を持って滑るようになる皆さんの様子を見ていると,ホントに嬉しくなります。(^ ^)(^I^)
 雨の中でのスキー滑走でしたが,結構楽しく滑りまわったスキー仲間三人でした。(^ ^)
 今日は隣のスキー場「白馬47ウインタースポーツパーク」に二人をお連れしたいと思います。



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☆ Mar/22  2005  火曜日  曇り(白馬)
 今日は曇り空の白馬です。今日はこれから天気が崩れ昼過ぎから「雨」予報が出ています。マ,季節は三月...春分も過ぎましたからこの様な天候も仕方ありません。でも雨の中のスキーも捨てたものじゃありません。それなりに楽しみはあります。今日もシッカリ楽しんで来ます。(^ ^)
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 昨日は友人“Moto”氏とのスキー滑走でした。五日間という長丁場の休日を取って,私と滑りたい...ということで来白してくれました。久しぶりにユニフォームを脱ぎ,自分のウエァでのスキー滑走はどことなく自由度があって,それなりに楽しい!!!...と思いました。(^ ^) でも,一緒に滑っているとどうしても教師としてアドバイスをしてしまうクセがでてしまいました。(=_=;)
 天候が素晴らしかったので,スキー場の最上部「第1ケルン」までのぼりそこから滑走し始めました。土踏まずに“オレンジ”を意識しながらスキッディング要素の滑りを意識しながら,黒菱,スカイライン,北尾根,咲花,白樺と滑り降りました。快晴の一日で空が本当にきれいなブルーで,最高のスキー日和でした。(^ ^)
 午後はパノラマ,黒菱と滑りました。互いの合言葉は,センサーポイントに意識した“オレンジ”からレシーブポイントRPにどうジュースを浴びて滑るか?ということでした。つぶやき♪♪♪ジュース...フラーット...ジュース...フラーット...♪♪♪でした。この時のフラーット...は“オレンジ”の位置をSPから一度スキーのセンター移動させる意識を持ってから次のターン外スキーのSPに移す...というものです。悪雪や急斜面,コブでも結構この意識は有効に作用しました。(^ ^)
 結局ユニフォームは違うけれど,スキーレッスンから離れられない【TOK】でした。
 今日はキャスター意識で滑ってきます。(^ ^)(^I^)



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☆ Mar/21  2005  月曜日  快晴(白馬)
 今日の振り替え休日...ご覧のように快晴です!!! 昨夜平地で約10センチの積雪があり,一面白い世界です。この三連休...天気に恵まれ,スキーヤーにとってはホントに天国でした。(^I^) 今日もイイ天気で,シーズンをしめくくる積りでおいでのスキーヤーには,思い出に残る絶好のスキー日和となりました。
 でも,スキーシーズンをしめくくるには少し早過ぎます。これからがスキー技術を磨く良い機会ですし,いろいろな雪との会話が楽しめる時期でもあるからです。私のシーズンは5月連休まで続きます。(^ ^)
     -------------☆★☆-----------
 昨日は
「小回り特訓2日間」の二日目でした。
 天候は「晴れ」でしたが,気温が上がり春のザクザク状態でのスキーとなりました。でも,このような状況の中でトレーニングをすることは大きな意味があります。それはスキーの基本に立ち返って自分の技術を見直す良い機会になるからです。コブも無く,整地斜面であれば,ある意味でどのような滑り方をしてもある程度は滑れます。ですが,斜面が荒れ,雪質も悪くなると合理的な滑り方が求められるのです。
 さて,午前は白樺ゲレンデで,昨日の「お習字ターン」に磨きをかけることにしました。「毛筆の穂先のしなり具合」の調整と,「穂先と筆の握り位置をどこにイメージするか?」がテーマとなりました。「しなり具合」のイメージは,雪面コンタクト圧の調整に役立ちますし,「穂先と握りの位置」は回転半径のコントロールに関係してきます。ウエーブ状の斜面を滑ったり,セントラルの急斜面を滑ったりしながら,いろいろな条件下での小回りを練習しました。
 午後は兎平にのぼって「コブの小回り」に挑戦しました。コブになるとどうしてもバランスを崩してしまいます。でも,これは当然のことです。バランスを崩してもそれをどう諦めずに立て直すか?が大事なのです。整地斜面のように気分良く滑り降りることは不可能ですから,フラストレーションが溜るのは当たり前...と思うことです。そういう風に考えを変え,その中でどう雪面コンタクトをして行くか?リズムを取り続けるか?ということに集中することです。またコブの凸部に当たる時はスキーを横方向から当てるようにせず,トップから当てて行き,この時「ハァー...」という風に息を吐き続けることです。息を「ハッ,ハッ...!!!」という風に止めてしまうと,脚でのコブ圧の吸収ができず,突っ張ってしまい重心の移動が滑らかに行なわれず,ギクシャクした滑りになってしまいます。皆さんの「お習字ターン」の威力もここでは半減してしまいました。(=_=;) でも,一気にはうまくいきません。「筆先で描いていく...」ということに集中して,少しづつ慣れて行くことが大切です。(^ ^)
 その後はタテッコに場所を移して,急斜面の小回りを練習しました。急斜面では横にスキーが流れやすくなりますから,「お習字ターン」では「筆を立てて持つ意識」と「ターン前半から筆先を意識して探っていく意識」が大切になります。つまり“縦の直滑降”を意識することです。♪♪♪直滑降...コア方向...直滑降...コア方向...♪♪♪の大声がタテッコの斜面に響き渡りました。(^ ^)
 その後はまた白樺ゲレンデで,ビデオ撮影をしながら今回のキャンプの総まとめをしました。昨日の「お習字ターン」で,「小回り開眼!!!」したように見えた方でも,雪の条件が悪くなると目で斜面を見てしまうため,身体が硬直してしまう人が居られました。筆先で雪を感じ,雪を読んで行く...という静かな心で練習されると,「悪雪やコブの小回り」も少しづつクリアできるようになると思います。幸い,これからはこの様なトレーニングに最適の季節を迎えます。ぜひ諦めずに挑戦して欲しいと思います。(^ ^)
 二日間お疲れ様でした。そしてありがとうございました!!!。
 また機会がありましたらご一緒しましょう!!! (^ ^)(^I^)



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☆ Mar/20  2005  日曜日  晴れ(白馬)
 今日は晴れの「春分の日」です。カラッとした晴れではありませんが,いかにも「春分」...といった穏やかな晴れです。
 この3連休ですが,思ったよりスキーヤーの数は多くありません。皆さん警戒したのでしょうか?それとも他に理由があるのでしょうか?
 兎平はまだまだイイ雪です。リーゼンコース中間付近からは「ザラメ状」ですが...。まだまだ“スキー”が楽しめる八方尾根です。(^ ^)
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 昨日は「小回り特訓2日間」の初日でした。
 カービングスキーが台頭してから,そしてSAJのバッジテストに「小回り」が検定種目として取り入れられるようになって,小回りを習う人が多くなりました。スキースクールでも「大回りスペシャル」よりも「小回りスペシャル」の方に多くの方が参加されているのをみても,このことがわかります。カービングスキーが出回る前も,小回りを習いたいという人は居られましたが,これほどでは無かったと思います。どうして以前に比べて小回りなのか?という問いには次のように答えることができると思います。その理由は「カービングスキーを履くようになって,スキーをずらして使うことが苦手になった...」,「エッジを立ててターンするクセがつき過ぎた...」ということです。
 この二日間のキャンプではその問いに答える形で行なうことにしました。午前中はスキッディング要領の小回りから始めました。@支点の位置は土踏まず,A迎え角を意識して斜面を移動する,B斜面上を落下するという意識よりは「地球のコア方向に引かれてる」...という意識を持って,C斜めの直滑降を意識して,Dターン中盤から後半にかけては「バナナシェープ」を大事に,Eリズム♪♪♪ジュース...直滑降...ジュース...直滑降...♪♪♪をつぶやいて...ということが課題でした。この練習で,ほとんど方が春のザクザク雪でも結構リズム良く滑り降りられるようになりました。(^ ^)
 午後はいよいよターン後半の切れを意識した小回りです。切れの良い小回り...と言ってもそのベースはスキッディング小回りにあります。スキッディングで斜面移動をするから,「スキーのたわみ」ができ,トップの迎え角とテールの迎え角に差ができて,かかとを支点としたテコの作用が働いてテールが切れる...という図式をイメージすることが大切なのです。午後の初めは親指の先に“オレンジ”を意識し,そこからひざ関節の後ろ側にジュースが掛かって来るイメージでのトレーニングから始めました。ジュースを浴びた後は斜めの直滑降を行いながら,次の外スキーに“オレンジ”を意識しつつ雪面を探っていく要領が大切です。ターン前半での捕らえが早くできるため,ターン後半に大きな圧を受け過ぎないで小回りを行なうことができるのです。(^ ^)
 さて,この練習を行なった後は,いよいよ「お習字ターン」の出番でした!!!。ジュースがセンサーポイントSPからレシーブポイントRPに掛かって来るイメージができれば,あとは「雪面抵抗の強さをどうコントロールするか?」ということが大事になります。ほとんどの方はターン後半で強過ぎる圧を受け,それに突っ張ってしまうから雪と喧嘩する滑り方になってしまうのです。お習字ターンの一番良いところは,
「毛筆の穂先のしなり具合」がイメージできることです。「穂先のしなり」をイメージすることは「圧を調整することにダイレクトにつながってきます。これは実際に「お習字ターン」をやってみると実感できることなのですが,誠に不思議な感覚...としか言い様がありません。皆さんの滑りはこの「お習字ターン」ですっかり様変わりしました。(^ ^) スキーの移動がしっかり行なわれ,過度な圧変化も適度に行なわれ,躍動感も生まれる小回り...。皆さんの表情が変わったのはいうまでもありません。(*_*)
 夜は夕食を兼ねながらミィーティング,そして懇親会を行ないました。ビールもうまかったネェー!!!
 さて,今日は二日目...お習字ターンにさらに磨きを掛けたいと思います。
 では行って来まァーす!!!!



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☆ Mar/19  2005  土曜日  晴れ(白馬)
 今日は山の上部に少し雲が掛かっていますが「晴れ」の白馬です。
 今日から「春分の日」を挟んでの三連休になります。皆さんもキットどちらかのスキー場で“スキー”を楽しまれているかと思います。今年は例年に比べて雪の量が多いシーズンになりました。この連休もイイ天気になりそうです。この自然の恵み...じっくり味わいたいものですネ!(^ ^)
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 昨日は“Hori”さんのプライベートレッスンでした。“Hori”さんは今年70歳を迎えられる方で,毎年数回のレッスンをさせていただいています。初めてお会いしてから4年目になりますが,ますます技術を磨かれています。その姿勢には頭が下がります。毎回々々前回の課題をクリアされて次のレッスンに備えられているのです。こう申しては失礼に当たりますが,4年前とは雲泥の差になられました。(^ ^)
 さて,昨日は春の雪の上に湿った雪が約10〜20センチ積もった状態でのスキーレッスンとなりました。スキーを横には操作できない,難しい条件でした。これまで“キャスター・ターン”や“お習字ターン”などいろいろなフィーリングのレッスンをさせて頂きました。ここ数日,レッスンで行なった「お習字ターン」が結構効果があったことと,より積極的に雪の抵抗を求めて行く...という観点から,もう一度じっくり「お習字ターン」を勉強することにしました。(^I^)
 「お習字ターン」の良いところは,自分で意識的に雪面上を移動して行こう...という気持ちになることと,圧の加減が微調整できること,さらにはオーバーエッジユースにならないこと,そして「バランス軸」をしっかり作ることができる...ということにあります。良いところずくめですが,これを可能にしているのは,「毛筆の穂先のしなり具合」がイメージできることと,筆の軸を寝せないで書こうとするイメージが沸くことだと思います。“Hori”さんもこの「お習字ターン」イメージがしっかり沸かせることができました。その滑りがどんどん変わって行きました。その圧巻はボードパークの「うねり斜面での滑り」と,白樺第1ペアと白樺第3ペアリフトの間の「悪雪滑走(1.4MB)」でした。どちらも春雪で足場がしっかりしておらず,踏み込み過ぎるとスキーが逃げてしまう状態で,その上に湿った重い雪が10センチほど積もっていました。“フィーリングスキー”の極意を使い,雪とマッチングして滑らないとうまく滑れない条件でしたが,“Hori”さんはここを見事に滑り切りました。途中リフト支柱の足場で飛ばされるシーンがありますが,着地してからも難なく次のターンに入られました。今年70歳になられる方の滑りとは思えない滑りです。【TOK】は心に決めました!!!。これこそ「“フィーリングスキー”免許皆伝!!!」だと...。(^I^)(^o^)(^I^) 遂に「免許皆伝」の初認定者が出ました!!! “Hori”さんの滑りこそ正に“生涯スキー”に値する滑りだと思います。“Hori”さん,おめでとうございます!(^I^)
 午後は,スキー場の斜面がさらに悪雪状態になりました。ザラメ状の雪と新雪がミックスした形になり,エッジを使い過ぎたり,【Doスキー】では足場が逃げてしまい安定した滑りはできません。「地球のコアに引かれる意識」あるいは「縦の直滑降意識」を持たないとうまく滑れないのですが,これも「筆を縦にして使う...」というイメージで見事にクリアされました。(^ ^)
 ...夜,「メルツェン」でご一緒にお酒を頂きながらスキー談義を交わさせて頂きました。(^ ^) 聞くところによると,朝一番とレッスン終了後に,「リーゼンコースノンストップ滑走」をされたそうです。約2.5キロのコースを停まることなく滑られた...。しかも朝一番は湿った重い雪の中を...。そしてレッスン後はターン数を数えられて...。ちなみに兎平から名木山下部までその回転数は「138回転」だったそうです。(*_*) 
 「70歳におなりになる方でも,こんなに素晴らしい滑りができる!!!!」...“Hori”さんの滑りを拝見して,【TOK】もまだまだ負けてはいられない!!!...そう思ったのでした。(^I^)



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☆ Mar/18  2005  金曜日  曇り(白馬)
 今朝は曇り空の白馬です。昨日はとうとう10時頃から雨になってしまいました。私自身は「雨」の中のスキー滑走...雪の面白味が感じられて,好きなのですが,「雨具」は必須要件です。手袋は「ゴム手」,雨具は通気性の良いしっかりした物...。でも良い雨具は結構高価で,へたをするとスキーウエア並の料金...。でもこれ無しに雨の中でのレッスンはできません。昨日も万全の備えで「雨の中のスキー」..楽しく滑れました。(^ ^).
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 昨日はとうとう「雨」になってしまいました。(=_=;) その中“Nak”さんのプライベートレッスンでした。私は万全の「雨対策」でレッスンに臨めましたが,“Nak”さんはイマイチその供えが無く...かわいそうな条件での受講となりました。でも,彼のレッスンに対する熱意というか,ひと言も聞き逃すまい...という姿勢に圧倒された一日でした。(^ ^) “Nak”さんは私のこの教師日記を良くご覧いただいている方で,ここに書かれていることの意味を理解し,ご自分のスキーに生かしたい...ということでの受講でした。
 滑りを拝見すると,大回り系はイイ滑りをされていましたが,小回り系でやや【Doスキー】的要素が強く,テールが流れてしまうターンをされていました。スキッディングの説明はそこそこリフトの上で済ませ,スキーの「たわみ」を利用する意識のカービングから実践することにしました。たわみをキープし続ける為には「斜面移動」を継続することが必要です。この斜面移動を意識するイメージをしっかり持っていただくために“キャスター・ターン”から始めました。次第に「スキーのたわみを感じて滑る」...ということに慣れられ,「かかと支点」意識での滑走ができるようになりました。次は,「ジュース浴び」イメージでスキーのトップ部分で雪からの圧を受ける感覚を磨くことでした。午前中のこのトレーニングで,テールの振れはほとんど無くなりました。(^ ^)
 午後は「雪との圧を微調整する...」という感覚を養う為に“お習字ターン”を行なうことにしました。人に依っては「ジュース浴びターン」ですんなり圧を受けることのイメージが沸く人もいますが,お習字ターンの方が分かりやすい人も居ます。“Nak”さんの場合は後者でしたので,毛筆の毛の部分で雪に字を書いて行くイメージを持ってもらってのトレーニングになりました。次第に脚の動きが滑らかになり,雪と喧嘩することも少なくなりました。またターン前半から中盤にかけて,「筆の軸を立てて持つ...」というイメージを豊かにすることで,「縦の直滑降」もうまくできるようになりました。(^ ^)(^I^) 日記をお読みいただいている分,説明が楽で“Nak”さんの滑りもどんどん変わって行きました。特に筆の握りの位置をレシーブポイントRPにイメージするようになってから,センサーポイントSPとRPの間にしっかりとした「センサー軸」が見られるようになり,一層力強い滑りになられました。(^I^)
 雨の中でのレッスンでしたが,集中力を持続され“フィーリングスキー”のいわんとするところを学んで頂きました。レッスンの中でもどんどん変わられましたが,これを基に更なる技術研鑽に励んでもらいたいと思います。
 機会がありましたらまたご一緒しましょう!!! (^ ^)(^I^)



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☆ Mar/17  2005  木曜日  曇り(白馬)
 今日は曇り空の白馬です。これから低気圧の通過に伴い,崩れて雨になるとの予報です。(=_=;) 
 昨日は朝9時過ぎから雲が取れ始め,イイ天気になって,気温も上がってようやく春のスキー場...という感じになりました。 
 今日は「雨」になるとの事ですが,これはこれで楽しみたいと思います。(^I^) 
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昨日は「シニアスペシャル・悪雪に挑戦」の三日目...最終日でした。ようやく...というか遂にタイトルどおりの「悪雪」が滑れました。(^I^)
 前日の雪も止み,ゲレンデの雲も取れ始めてイイ天気になったので,朝一番は黒菱からスカイラインを滑ることにしました。グルーミングした後で積もった雪が約10センチ,それ以外の所で30センチの積雪でした。早速先ずこのグルーミングした跡の新雪を滑りました。黒菱の大斜面...昨日の「お習字ターン」が効いていて皆楽しく滑りました。(^I^) その後,少し深い雪の所にも挑戦...ということでトライ!!! みなさんとてもシニアとは思えない滑りを披露してくれました。(^ ^) その後パノラマからセントラルコースへと回りました。ここは湿った新雪が積もっていて,すでに粗踏み状態で滑りにくい状態でしたが,バランスを崩しながらも皆果敢に滑り降りました。何度か転倒...のシーンも見られましたがセントラルの悪雪急斜面も何とかクリア!!! シニアパワーに脱帽...でした。そして,表題どおりのトレーニングもできました。(^ ^)
 午後は兎平までのぼり,「低速での美しい滑り」...に挑戦しました。高速で滑るのだけが楽しいわけではなく,低速でゆっくり優雅に滑ることも楽しいものです。私の目指す“生涯スポーツ”としての“スキー”に通じる滑り方で,シニアの方には特にこの様な滑り方を覚えて欲しいと思います。そのためには雪との圧のやり取りをどう行なうか?...ということが大事になります。ドライビングターン,ありがとうターン,ゲロゲロターン...Etc.等いろいろなイメージでの滑りを雑ぜながら「美しい滑り」に挑戦しました。
 その後,リーゼンコースを降りながら,今年の私のテーマとしている「縦の直滑降」を学びました。ちょっと考えるとターン終了期から,始動期にかけてフォールライン方向に,縦に滑り降りて行くのは勇気が要ります。でも,これが意識できるようになると,スキーがフォールラインを向いた状態で理想的なポジションを作ることができるようになります。またポテンシャルエネルギーも有効に使えるようになります。これらを試しながら名木山まで降りました。全員が「縦の直滑降」をマスターされたわけではありませんが,その片鱗を経験して頂きました。(^ ^)
 名木山近くになると,雪はまさに「春の悪雪」そのもので,これまで三日間練習してきた「基本的な滑り」の真価が問われる状態でした。この様な悪雪でも皆さんの滑りにはしっかりとした「バランス軸」が見られ,安定した滑りでした。春の悪雪でも,安心してみていられるシニアの皆さんの滑り...力任せの若いスキーヤー見せてあげたい!!! そんなことを思った【TOK】でした。(^ ^)(^I^)
 皆さん!!! 三日間お疲れ様でした!!! そして素晴らしい「シニアパワー」を見せて頂きました。ありがとうございました!!! また機会がありましたらご一緒に滑りましょう!!! (^I^)



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☆ Mar/16  2005  水曜日  小雪(白馬)
 今朝は湿気の多い雪が降っていましたが,天気予報によると,これから晴れのイイ天気になる...ということです。そういえば,少し雪の降り方が少なくなり,空が明るくなり始めました。
 それにしても,ここ数日の八方尾根...まるで2月初旬のようなイイ雪でした。インドに行っていて,楽しめなかった分を今取り返している気分で滑っています。地球温暖化でカナダは雪が少ない...というニュースを聞きましたが,ここ八方尾根は例年よりイイ状態で滑れています。この雪に感謝しながらあと一ヵ月半...こころおきなく“スキー”を楽しみたいと思います。(^ ^) 
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 昨日は
「シニアスペシャル・悪雪に挑戦」の二日目でした。八方尾根...イイ条件の雪で「悪雪」を探すのがひと苦労なのですが,これはこれでイイかな?と皆さんと話しながらレッスンをしています。
 さて,昨日の午前は黒菱,スカイライン,北尾根,白樺...と巡りながら「センサー軸」に磨きをかけることにしました。ターン中盤から後半にかけての舵取り期でのジュースの浴び方は大分良くなりましたので,角付けの切り替えから,始動期にかけてどういう感覚で滑ったらより安定するか?ということを考えてのレッスンでした。この部分での「斜めの直滑降」意識は有効ですので,これを先ず練習しました。ターン後半スキーのトップが向いている方向にそのまま進行させながら角付けの切り替えを行なう...ということなのですが,この時,一輪車や自転車と同じで,「前に進むスピードを減速させない」ということが,アンバランスな時期をより安定した形で済ませる原因となることをイメージしながらのトレーニングでした。その後「小回り」の練習をしながら,夏の自動車道を降りて来ました。センサー軸を,親指の付け根から膝の裏に意識しながら,♪♪♪ジュース...直滑降...ジュース...直滑降...♪♪♪がその時のつぶやきの言葉でした。
 午後...皆さんの滑りがガラッと変わることになりました!!!(^ ^)(^I^) そのキッカケは「お習字ターン」でした!!! センサーポイントに毛筆の毛先をイメージし,そこで雪面に「字」を書いて行くイメージで滑るのですが,これが効いたのです。皆さん全員の滑りがみるみる変わって来ました。ホントに(*_*)ビックリするくらいの変わりようでした。“シニア”の方々だけあって,筆で字を書くイメージがスンナリ受け入れられたのでしょう。中回りは言うに及ばず,小回りも大回りも雪と喧嘩しない滑りに変わって来ました。角付けの切り替えも筆の毛先が「はねる」イメージを持つことでスキーを横に振ることが無くなりました。ターン前半から筆先で雪に墨を滲みこませて行く感覚があるので,前半の捕らえも抜群に良くなりました。これでは中盤から後半にかけてスキーの圧コントロールができないはずがありません。圧巻はセントラルコースの大回りでした。シニアの方が,あの急斜面をトレーンでどんどん滑り降りて行くのですから,周囲の人たちがあっけに取られて見ている状態でした。(^ ^)(^I^)
 わたしもこれまでイロイロなレッスンをして来ましたが,昨日の「お習字ターン」ほど,そのイメージ効果が生きた例はそんなに多くありません。私のほうが(*_*)状態の日となりました。
 夜...お習字ターンに乾杯!!! ということでミニ懇親会を開いたシニアグループでした。(^ ^)
 さて,今日はシニアスペシャルの最終日ですが,天候の回復してイイ天気になりそうです。お習字ターンにより磨きを掛けて来たいと思います。
それでは行って参りまァーーーす!!!



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☆ Mar/15  2005  火曜日  曇り(白馬)
 今日は天気予報をくつがえして,曇り空の白馬です。天気予報では今日夕方までお日様マークですが...。
 さて,指導員,準指導員検定の結果報告が届いています。今年1月下旬の「準指・正指受験スペシャル」にご参加の皆さんは全員...「合格!!!」でした。おめでとうございます!(^I^)
 でも,これで終わりではありません。これからが始まりです。指導者のお一人として,ひとりでも多くの方に“スキー”の楽しさを教えて行って欲しいと,心から思います。スキー指導者としての皆さんの活躍を期待しています。(^I^)
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 昨日から「シニアスペシャル・悪雪に挑戦」が始まりました。今回は5名の方のご参加を得ての開催です。
 悪雪...がメインテーマでしたが,昨日はあいにく...?「最高の粉雪」という雪質で,悪雪のトレーニングにはなりませんでしたが,おかげ様で気持ち良く滑ることができました。(^ ^)
 ほとんどの方が私のホームページをご覧の方で,普段日記に書かれていることを実際の雪上で試してみたい,あるいは伝わりきれない部分を教えて欲しい...ということでのご参加でした。“「身体の特徴・用具の特性・自然条件」を生かす”...ということが私の目指す“生涯スポーツ”としての“スキー”でもありますので,このことから説明させて頂きました。例によってスキー用具の特徴を生かす...ということでスキーの前後差を生かした「スキッディングターン」から始めました。つぶやきの言葉は♪♪♪引くゥー...受けるゥー...引くゥー...受けるゥー...♪♪♪でした。この言葉をつぶやきながら,足裏の土踏まずに意識した“オレンジ”を意識してのターンを午前中の練習として行ないました。
 午後はスキーがたわみ始めた時には,スキッディングがカービングに移行することを学びました。その前段階として斜面を移動して行く意識を大事にするため“キャスター・ターン”を練習しました。つぶやきの言葉は♪♪♪二輪ィーン...四輪ィーン...二輪ィーン...四輪ィーン...♪♪♪から♪♪♪キィーキャスター...Aキャスター...キィーキャスター...Aキャスター...♪♪♪と変わって行きました。パノラマコースからリーゼンコース...と滑りながら雪から抵抗をもらって滑ることの基本を学びました。レッスンの終了頃には翌日の予習...ということで,「センサー軸」を意識した滑り方も実践してみました。
 3時頃からは午前中に撮影したビデオを見て,滑りの解説をし,その後簡単なレクチャー,理論研修を行ないました。
 今日は二日目...悪雪を探しながら,センサー軸に磨きを掛けたいと思います。
 では行って参りまァアアアーす!!! (^ ^)(^I^)



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☆ Mar/14  2005  月曜日  小雪(白馬)
 今朝も小雪が降っています。ここ数日寒い日が続き,粉雪状態での滑走ができて,スキー場はまるで2月の様です。この寒気...今日一杯続くようです。楽しまなくっちゃ!!!(^ ^)
 さて,技術選...今年のチャンピオンは「佐藤久哉」選手でした。おめでとうございます。3位に丸山貴雄...。宮下選手は5位でした。皆さんお疲れ様でした!!! 
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 今日は
「大回り特訓」の二日目でした。前日の降雪でゲレンデは粉雪状態...。朝はスキー場上部はガスが掛かっていましたので,白樺ゲレンデで昨日の復習からはじめ,「センサー軸」についてさらに磨きをかけました。ターン後半でスキーが減速しないように舵を取っていくには雪からの圧をいかに身体に吸収するか?ということがテーマになります。つまりターン後半での圧感覚に敏感になることが必要になりますので,その感覚を「ジュース浴び」イメージで学んだり,「スプリング伸縮」や「∞ターン」で学んだりしました。二日目になると皆さんも私のお伝えしたいことを理解され,スキーの動きもそれにつれて次第に変わり始めました。(^ ^) タテッコの急斜面も♪♪♪キーキャスター...3番キャスター...キーキャスター...SP...キーキャスター...3番キャスター...キーキャスター...SP...♪♪♪のつぶやきで滑り降りました。大斜面を大回りで滑る...快感でした!!!(^ ^)
 午後はスキー板の“フレックス”をイメージする...ということから始めました。ジュースやセンサー軸を意識する...ということは結局「スキー板をたわませ続ける」ということを意識していることになります。理解能力の高いスキーヤーにはこのイメージでの説明の方が分かりやすい場合もありますので,「かかとを中心としてスキーがたわんでいる...」というイメージを持って滑ってもらいました。もちろん切り換えの局面でも圧を逃がさず,感じ取りながら行ないます。このイメージで効果が表れた方が数名居られました。(^ ^) 「縦の直滑降」にもスンナリ入っていけます。セントラルコースの急斜面もこの意識を持って「大回り」を行ないました。スピードコントロール,ターン後半の処理もほとんどの方がイイ感じで行なっておられました。(^ ^)
 急斜面をハイスピードで滑ることも「大回り」のだいご味なのですが,これには雪面コンタクトが重要になります。小回りに比べ圧変化がゆっくり行なわれますが,その分「圧コントロールの繊細さ」が求められるのです。この二日間,皆さんとこの「圧のやりとり」...について学びました。また一歩...スキーの面白さを感じた【TOK】でした。
 皆さん!!! お疲れ様でした。また機会がありましたらご一緒しましょう!!!(^ ^)(^I^)



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☆ Mar/13  2005  日曜日  小雪(白馬)
 今朝も小雪が舞っています。昨夜は平地でも10センチ近くの積雪があり,3月も中旬ですが,兎平から上部では30センチ以上の新雪が楽しめます。(^ ^)
 さて,今日は技術選の決勝です。どういう滑りが評価され,誰が優勝するのでしょうか?結果が楽しみです。
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 昨日は「大回り特訓」の初日でした。
 「大回り」をメインテーマとして,その滑り方の真髄に迫る...というのが目的です。参加いただいた方々はそれぞれ目的をしっかり持っておられる方が多く,また私のこの教師日記読まれている方も居られます。「センサー軸」や「縦の直滑降」など,言葉に書かれていることが,実際の滑りではどういうことを意味しているか?...というようなことを学ばれるために参加された人も居られます。
 さて,その滑りを拝見すると,全体的に良い滑りなのですが,ややエッジングオーバーの人が多く,角付けを意識するあまり「ひざ下の三角窓」の見られる方が多く居られました。これでは雪からの圧をしっかり身体で受け止めることができず,弱々しい滑りになってしまいます。特に大回りでのハイスピードでは雪からの圧に耐えることができなくなり,結果としてズレを伴った滑りになってしまいます。
 この位のレベルの方々はいろいろ勉強されていますので,スキッディングターンは簡単な説明で済ませ,「たわみ」をイメージした「カービングターン」から練習を始めました。「たわみ」ができて,斜面移動がキープできれば,身体を支える支点はかかとに移り,テコのようなイメージでのスキー滑走となります。キャスターイメージでの斜面移動,地球のコアに引かれる意識での角付け...などを午前のテーマとしました。
 午後は角付けの切り替え局面での「斜めの直滑降」から始め,「縦の直滑降」へと進めました。スキーの軌跡と重心の軌跡をできるだけ離さないで滑ることのメリットは,スキーが左右に振れなくなる事ですが,そのためには「縦の直滑降意識」が役に立ちます。かかと支点での滑り,雪から圧をもらい続けることのイメージ...これらの意識での滑りを初めて体験する人も居られましたので,この練習にそれほど多くの時間を割けませんでしたが,そのさわりを学びました。
 午後6時から,皆さんとご一緒に夕食をいただき,その後引く続いてミィーティングを行ないました。レッスン中に撮影した皆さんの滑りを見たり,雪上練習での解説を再確認する意味での理論的研修を行ないました。(^I^)
 さて,今日は二日目最終日です。大回り特訓...「センサー軸」と「縦の直滑降」をメインテーマとしてトレーニングを行ないたいと思います。(^I^)
 では行って参りまァーす!!!



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☆ Mar/12  2005  土曜日  雪(白馬)
 今朝は少し重めの雪が降っています。もう季節は3月も中旬...「春」ですから雨でなくて良かった...という感じもしますが,“スキー”が楽しめることの幸せを思います。(^ ^)
 技術選...今日は準決勝です。それなりに進行していますが,どことなく今年はギャラリーが少ない...そんな気がします。  【TOK】
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 昨日は
「“フィーリングスキー”スペシャル五日間」の最終日,五日目でした。
 初日の「スキッディングターン」からはじまり「センサー軸」,「縦の直滑降」,「キャスター・ターン」...とおさらいして来ました。昨日はその集大成でいろいろなゲレンデを巡り,その成果を試して回りました。午前中は雪質もまあまあで,人も少なくまるで「技術選出場選手」の気分で滑りまくりました。五日目ともなると,私の“フィーリングスキー”の意味が浸透し,皆さんの滑りを見ていても安心していられます。グラードクワッド横の急斜面,黒菱の大斜面,スカイラインの凹斜面,兎平新コースの悪雪,パノラマの緩斜面,タテッコの急斜面...といろいろな場所を滑り回りました。その中心となったイメージは「センサー軸意識」であり「キャスター意識」でした。(^I^)
 午後はあいにく少し小雨模様となりましたが,パノラマまで上り「美しい滑り」と「コブ」を練習しました。低速でも美しく滑るにはどうしたら良いか?コブもエレガントに滑るには?...ということを考えながらのトレーニングでした。私の目標としている「生涯スポーツ」としての“スキー”...という観点から,皆さんにいろいろ考えて頂きました。
 さて,レッスンが終了して...今回初めてですが,「“フィーリングスキー”免許皆伝認証式」を行ないました。これはレッスンを通してどの位“フィーリングスキー”の意味を理解して頂き,それが実践できたか?ということを,参加いただいた皆さんと共に評価し合う...というものです。参加いただいた皆さんには1ポイントの投票権を,私【TOK】が5ポイントの投票権を持ち,それぞれがそれぞれの滑りを評価し,過半数以上のポイントをゲットした人が認証を受ける...というシステムです。“フィーリングスキー”の「免許皆伝」,「免許皆伝補」,「Progress賞」の三つでしたが,免許皆伝補に“Yana”さん“Kid”さん“Katu”さんが,Progress賞に“Yoko”さん,“Yosi”さん,“Kimu”さん“Azu”さんが認証されました。この認証はバッジテストとは違い,私の“フィーリングスキー”をご理解いただき,生涯スポーツとしての“スキー”を共に考えましょう...という趣旨で行なったものです。これが充実し,スキー普及の一助になれば嬉しいと思っています。(^ ^)
 ...ということで,五日間のキャンプが終了しました。これだけの日数があると皆さんとのコミュニケーションがしっかり取れます。“スキー”の楽しみをじっくり語り合う時間も取れます。私としてはホントに楽しい五日間でした。大声で怒鳴ったり,雪面にストックを叩きつけたり,良かった良かった!!!と褒められたり...イロイロありましたが,それもスキー教師としての愛情表現だと...ご理解いただきたいと思います。
 また機会がありましたらご一緒しましょう!!! 本当にありがとうございました!!!!!!! (^I^) (^o^) (^I^)



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☆ Mar/11  2005  金曜日  曇り(白馬)
 今日は昼過ぎから「弱い雨」..になるとの予報が出ていますが,軽く済むといいですネ!(^ ^) 
 昨日は「春」の陽気で,雪も緩みいかにも春らしいゲレンデでした。でも,この春の雪...スキー技術を磨くには「もってこい」だと思います。この春雪を楽しく滑れるようになればスキーシーズンもグゥーンと伸びますネ!(^I^) 
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 昨日は「“フィーリングスキー”スペシャル五日間」の四日目でした。
 これまで3日間習った技術を使いながらいろいろなゲレンデを滑ることにしました。午前中は黒菱,スカイライン,兎平パノラマ,リーゼンコース...と巡り,「センサー軸」,「縦の直滑降」がどう実際の滑りに役立つのか?...ということを体験してもらいました。(^I^)
 午後からは「斜面移動感覚」をより確実に持ってもらうために,久しぶりに“キャスター・ターン”の練習を行ないました。これまで「センサー軸」のことをメインにトレーニングしてきたのですが,どうもセンサーポイントSPを押してしまう傾向の人が居られましたので,いちどキャスターを経験してもらおうと思ったわけです。ところがこのキャスターの練習をしてみると,斜面移動意識意外に角付けを使い過ぎない...という効果も表れました。キャスターイメージで滑ると,「スケートボード」に乗っている感覚と似た感じで滑ることになるのですが,これだと身体を前後左右に傾け過ぎるとローラーが滑って転倒してしまうイメージになります。ですから軸をあまり傾けないようにして滑る気持ちになって,付加価値的に,「縦の直滑降」で求めているポジションが表れてきたのです。このあまり期待していなかった効果も表れ,より積極的に斜面を移動する感覚も加味されて,皆さんの滑りが大分良くなりました。(^I^) チャンピオンスカイペアーのリフトをメインに使って練習したのですが,この中間部の急斜面でもターン前半からの捕らえが良くなり安心してみていられるようになりました。
 今シーズンは12月中旬から,「センサー軸」一辺倒でレッスンを行なってきました。この軸をイメージすることで自然に「かかと支点」になる...ということが分かったからなのですが,時間に余裕があれば“キャスター・ターン”も別の視点から見て役に立つことを再確認しました。今回は五日間コース...ということで,いろいろなイメージでの滑走に挑戦して頂いています。それぞれ違ったイメージですが,行き着く先は「どのような斜面でも安心して滑れる技術」...ということです。“J・I・K・U”で変わった人も居れば,“キャスター”で変わった人も居られます。
 今日は五日間の最終日...天候が崩れない内に「八方尾根」...滑りまくって来ようと思います。
 では,行って来まァーーす!!! (^ ^)(^I^)



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☆ Mar/10  2005  木曜日  晴れ(白馬)
 今日は少し「春霞」のような薄い雲?が掛かっていますが,のどかなイイ天気です。
 さて,今日から「第42回スキー技術選手権」が八方尾根で始まります。今年はどんなドラマがあるでしょうか?
 今年はキャンプを開催していますので。技術選の直接の現場には居ませんが,朝早くから競技役員の方は大忙しです。今日から13日まで...天候に恵まれることを祈りたいと思います。
 選手諸君の健闘を祈ります!!! (^ ^)
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 昨日は
「“フィーリングスキー”スペシャル五日間」の三日目でした。五日間コースの中日...ということになりますが,この日がイチバン気が抜けやすくなり,集中力が衰えてしまいがちです。教師としては怪我の無いように,モチベーションを持ち続けられるように...という最も緊張しながらレッスンをすることになります。
 さて,初日に「スキッディングターン」,二日目が「J・I・K・U」...と無難にこなしてきていよいよ三日目,ほとんどの方には初めての体験“縦の直滑降”をそのテーマとすることにしました。角付けの切り替え時に「斜めの直滑降」でもかなり楽に次のターンに入って行けるのですが,ターンからターンへ...という意識が働きがちになり,どうしてもオーバーなエッジ使用になってしまうのです。エッジを使う効果はそれなりにありますが,エッジを使えば使うほどサイド方向への捕らえが強くなり,スキーの動きが縦方向にではなく横方向に動きやすくなってしまうのです。整地斜面ならまだしも,不整地や新雪,春の悪雪ではバランスを乱す大きな原因となってしまいます。できるだけスキーの軌跡と重心の軌跡が近くにあった方が左右のバランスを崩すことが少ないのです。そこで“縦の直滑降”をターン前半から中盤にかけて意識することで,オーバーエッジユースをしなくてもターンできることを学ぶことにしました。また“縦の直滑降”はその目的以外にも,ターン中に一度直滑降ポジションを取るわけですから,身体がスキーに置いて行かれてしまう...というようなリスクを避けることもできるのです。
 結局一日かけてこの“縦の直滑降”を練習したのですが,集中力が欠けてしまったのでしょうか?それとも心のどこかに「角付けを使ってターンすることで結構滑れるよ...」という気持ちがあったのでしょうか?特にレベルの高い方の伸び悩みが見られました。(-_-;) 多分お気持ちの中には「言われた事をやってみよう,実践しよう!!!」というお気持ちはあったのだと思いますが,身体が以前の滑り...角付けに頼った滑り,をしてしまうのだと思います。上手な方がその殻を打ち破って新しい世界に入って行くには,この様な現象がよく見られます。この様な時は,自分の滑りを一度メチャクチャに壊して,そこから再生し直す...ということが必要です。いつもは良い所を伸ばすレッスン方法を採っているので「ダメダメ...」というような欠点指摘の割合が少ない私も,“殻”を打ち破って頂きたい思いが強く,昨日は悪口雑言の多いレッスンになりました。(^ ^)
 午後も終わりに近くなり,「地球のコアラインに引かれる意識」と「縦の直滑降」を組み合わせてトレーニングを行なう様になって,ようやく皆さんの足並みが揃い始めました。気温が大分上がり,春の重い湿雪になったせいで,角付けだけに頼るようではダメだ...と気付かれたのでしょうか?“縦の直滑降”のコツを少しづつ掴み始めました。そしてレッスンの最後は名木山での不整地大回りと小回りでしたが,皆さんイイ感じで滑り降りられました。少しはその効果を実感していただけたと思います。
 さて,今日は四日目です。八方尾根のイロイロな所を滑り回って,“縦の直滑降”の威力を試して来たいと思います。
 では,行って参りまァーす!!!!! (^I^) (^o^) (^I^)



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☆ Mar/09  2005  水曜日  晴れ(白馬)
 今朝はスキー場上部...少し風があるようですが...天気は「晴れ」です。結局昨日は午前中強風で,「春一番」...的な天候で非常に暖かい一日になりました。雪も少し緩み,湿気の多い雪でしたが,これはスキー技術向上のためには大変適しています。昨日はこの悪雪っぽい状態の雪を楽しみました。(^ ^) 
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 昨日は
「“フィーリングスキー”スペシャル五日間」の二日目でした。センサーポイントSPとレシーブポイントRPについて学びました。
 思えば昨年は「キャスター」がメインテーマで指導をしていました。今年はSPとRPを結ぶ“J・I・K・U”がテーマになっています。考えてみるとより分かりやすく,単純にイメージできる指導用語に移っていることがわかります。この“J・I・K・U”...SAJの教育本部が解説している「二軸」などとは全く違うものですが,それなりの効果があると思っています。これまで数十年のスキー指導の中から自然に導かれたイメージ用語でもあります。
 昨日もこの“J・I・K・U”がテーマとなりました。春一番の湿気のある重い雪でしたが,皆さんはこれに左右される事も無く,しっかりとしたバランス維持が可能になって安定した滑りができるようになりました。“J・I・K・U”のイメージの効用というか,素晴らしさをまたまた再確認した【TOK】です。そういえば“マルティン・グガニック”が「スキーはバランス!!!」...とよく言っていました。この“バランス”こそSPからRPに至る一本の“J・I・K・U”をイメージすることなのだと思います。
 また昨日は「スキーの持つパワー」...についても考えさせられました。“J・I・K・U”を意識したターン,つまり【Letスキー】をするには,自分の体重をしっかり支えてくれるパワーが「スキー板」に要求されるのですが,これが合っていないと,安心して落下して行くことができません。特に「トーション(ネジレ剛性)」が大事になりますが,これが強過ぎても弱過ぎても,しっかりしたターンができません。参加メンバーのお一人“Yoko”さんの滑りを拝見していると,これが合っていないようでしたので私の板と履き替えてみました。滑りが...変わりました!!!(^ ^)。 また今回もご参加の“Kimu”さん...人生経験の豊かな?0歳の女性の方ですが,前回ご参加の時に,これまで使用されて板を変えて滑って頂きました。その時,滑りが変わり始めたのですが,その後新しい板を買い求められて今回のキャンプにご参加いただいています。その彼女の滑りが日ごとに変わって来ているのです。失礼ですが,ご高齢とは思えない滑りをされています。他の皆さんも,彼女のお歳を聞かれて(*_*)ビックリされています。この五日間のキャンプでどこまで変わるのか?これもまた楽しみです。(^ ^) 昨日は「板の持つパワーとスキーヤーのマッチング」...ということについても考えさせられた一日でした。
 さて,今日もイイ天気!!! 皆さんの滑りがどう変わるか? 楽しみ楽しみ!!! (^ ^)
 では行って来まァーす!!!



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☆ Mar/08  2005  火曜日  晴れ(白馬)
 今朝はスキー場上部...少し風が強そうな感じです。それにしてもここ二日...本当にイイ天気に恵まれ最高のスキー日和でした。五日間のキャンプが始まりましたが,レッスンしながら,私自身が“スキー”を楽しんでいます。教師が楽しそうにスキーをしている姿をみて,生徒の皆さんが何かを感じ取ってくれるとイイのですが...(^ ^)(^I^)
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 昨日から「“フィーリングスキー”スペシャル五日間」のキャンプが始まりました。以前レッスンをしたことのある方も含め,おかげさまで今回は定員の8名となりました。(^ ^)
 五日間のプログラムがあれば“「身体の特徴・用具の特性・自然条件」を生かす”...という私の基本レッスンスタイルを視野にいろいろなことができます。昨日はその中の「道具の特徴」...とうことから考えてみました。ある程度滑れるようなると「基本」を忘れがちになりやすいのですが,この様なキャンプを通じてもう一度この基本を見直すことは大事なことだと思います。そういうことで昨日は一日“スキッディングターン”を考える日にしました。カービング要素を多く取り入れてハイスピードで滑るのも楽しいのですが,スキッディングでズレ要素を多く使い,斜面を低速で滑るのもまた別の味わいがあります。
 スキーの前後差,プルークボーゲン,シュテムターン,迎え角,ジュース浴び...などが昨日のキーワードになりました。またつぶやきの言葉は♪♪♪ジュース...直滑降...ジュース...直滑降...♪♪♪でした。まだ一日目で「感じて滑る...」ということに慣れていないために戸惑っておられる方も居られましたが,少しづつ“フィーリングスキー”の意味がお分りになると思います。
 3時半からは,スキースクールで室内ミィーティングでした。レッスンの初めに撮影したビデオを見,その後簡単なレクチャーで昨日行なった事の復習...そして今日の予習をしました。(^ ^)
 今日は二日目です。「たわみ」ができるとターンの質が変わってくることを中心にセンサーポイントやレシーブポイント...などについて学びたいと思います。
 では行って参りまァーす!!
!


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☆ Mar/07  2005  月曜日  快晴(白馬)
 今朝も快晴の白馬です。二日連続での快晴!!!です。昨日の雪質...3月とは思われないほど良い雪でした。いつもの年ならこの時期,名木山近辺はザラメ雪でもおかしくないのですが,今年はまだ黄砂も少なく,良い状態で滑れます。
 インドに約一ヶ月居て来て,ここ白馬に戻り,つくづく「白馬・八方尾根」のスキー場の素晴らしさを感じています。
 今日からの五日間キャンプ...悔いを残さないよう,じっくり味わいたいと思います。(^ ^)(^I^)
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 昨日は“Do”さんご夫妻のプライベートレッスンでした。今年二回目のレッスンですが,今回は旦那さんの“Masa”が来週テクニカルを受験される...ということで,これに的を絞った練習を希望されました。
 これまで何度となくレッスンをさせて頂いておりますので,「キャスター・ターン」や「軸」,「コアライン」...等ほとんどの滑走イメージはお二人ともご存知です。そこで今回は下半身の動きをスムーズにさせ,より積極的に雪からのエネルギーをもらって滑る...ということで“Spring”をイメージしたターンを練習することにしました。この“Spring”イメージのターンは,特にターン後半雪の圧をもらい過ぎず,そのエネルギーを滑走エネルギーに変えて行く...という滑りになりますので,これができるようになれば,さらに高速安定性が増すことになります。テクニカルやクラウンの検定では一級よりさらに“スピード”が大事な要素となってきますので,この“Spring”イメージのターンは高い滑走評価を受ける上で重要なポイントになります。
 初めはターン円弧の構成に気を使われていたのか,積極的に斜面移動する意識が少なかったのですが,「“Spring”イメージ」+「縦の直滑降」を持つことで,その滑りが変わり始めました。ターン前半の直滑降に移行する時にはスプリングが伸びていく感覚...ターン中盤から後半にかけてはそのスプリングが縮まってくる感覚...これを意識して滑りはじめてから,お二人の滑りは,下で見ていると本当に迫って来る迫力ある滑りになりました。(^ ^) 
 午後は小回り...そして不整地種目を練習しました。小回りでは“Spring”イメージが,また不整地大回りでは「コアライン」が,そして不整地小回りでは「呼吸法」が大事なポイントになりました。不整地小回りの♪♪♪ハァー...ハァー...♪♪♪の基本はおできになりましたが,まだ充分ではありません。これ以外の種目...特に整地斜面の種目は私が見ていても,どこかの技術選代表選手かな?と思うくらい良い滑りをされるようになりました。整地斜面種目でポイントを稼げば不整地小回りで少々得点が伸びなくても「合格圏内」には入ると思いますが,できれば全種目で75ポイントをクリアして欲しいものです。「呼吸法」...ぜひマスターして頂きたいと思います。(^ ^)
 合格!!! 祈っています。
 楽しい“スキー”ありがとうございました。レッスンでしたが,ホント...楽しく滑れました。(^ ^)(^I^)



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☆ Mar/06  2005  日曜日  快晴(白馬)
 今朝はご覧のように「無風・快晴」の白馬です。聞くところによると,2月の週末はあんまり天気が良くなかったとか...いうことでしたが,今日の日曜は絶好のスキー日和です。雪の状態も最高ですし,今日のこの日を楽しまない手はありません!!! それほどのイイ天気です。(^ ^)
 さて,皆さんはどちらで“スキー”...お楽しみですか?
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 昨日は
「初中級キャンプ」とは言えない...「中上級キャンプ」の三日目でした。(^ ^)
 初日と二日目で大きくその滑りが変わった皆さん...三日目もさらに上達されました。昨日は「ジュースライン」,「センサー軸」...の代わりに「スプリング“Spring”バネ」を意識したターンを行ないました。このバネの一方の端がセンサーポイントSPに,他方が身体のレシーブポイントRPに結ばれているイメージを持って滑る...というものです。ターン後半ではこの“Spring”がSPの方から雪の圧を受けてRPの方に縮まってくる感覚になり,ターン前半ではRPからSPの方に伸びて行く感覚で滑ります。午前中の初めはこの意識を持ちながら「小回り」の特訓を行ないました。小回りの方が負荷(Load)の掛かったトレーニングになりますので,小回りでこのイメージがしっかり掴むことができれば,中回りや大回りはかなり楽にこの感覚で滑ることができるようになります。初めはなかなかこのイメージでの滑りができないでいましたが,“縦の直滑降”を意識し出してから,うまくできるようになりました。(^ ^) 昨日もまた縦の直滑降の威力を感じた日でした。(^ ^)
 天候はあまり良くなく,兎平から上部は雲に覆われていましたが,できるだけイロイロな斜面を経験し,このキャンプで学んだ事を実践で試してみようと思いました。パノラマ,タテッコ,チャンピオン,国際...と巡り,ビデオを撮りながらのレッスンでした。タテッコの急斜面でも,「地球のコア方向への意識」がうまく働くようになり,巧みにスピードをコントロールしながら滑り降りられるようになりました。二日目のタテッコの時とはその様子がまるで違う感じの良い滑りでした。(^ ^) 国際ゲレンデでのやや不整地斜面での大回りも,良い感じで滑られました。(^I^)
 このキャンプ...実は「初中級キャンプ」...と銘打ってのキャンプでしたが,ナンノなんの,「上級スキーヤーキャンプ」になってしまいました。(^ ^) 参加人数が少なかった事,参加各位の技能ポテンシャルが高かったこと...がその背景にありましたが,みな一言一句を聞き逃すまい...という姿勢があったことが何よりも大きかったと思います。みなさん本当に良い滑りになられました。(^I^) (^o^) (^I^)
 また今回はもう一つ(*_*)ビックリがありました。それは参加メンバーのお一人“Nari”さんが私の卒業した高校の後輩であったことです。これには私も(*_*)でした。スキー教師ン十年の中でも初めてのことでした。リフトの上で高校の校歌や応援歌を一緒に歌ったのでした。(^ ^)(^I^)
 みなさん!!! CD...でき次第お送りしますネ! また機会がありましたらご一緒に滑りましょう!!!
 ありがとうございました!!! (^I^)




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☆ Mar/05  2005  土曜日  雪(白馬)
 今朝は雪が結構な勢いで降っています。西日本でもこれから雪になるようで,3月の大雪...嬉しいような気もしますが,季節が少しズレている様で変な気も...。いずれにしても,この調子だと3月一杯は雪の心配無しで“スキー”が楽しめそうです。(^ ^) 皆さんも,心置きなく楽しんでますか?
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 昨日は
「初中級キャンプ」...二日目でした。
 初日...“フィーリングスキー”の様子に戸惑っておられた方も今日は格段の進歩を遂げられました!!!(^ ^) そのキーワードは「指差確認」でした。“フィーリングスキー”では,雪からの抵抗を受け続け,それを吸収しながら滑る...というのがポイントですが,そのためには自分がどっちの方向に移動し,どの様な抵抗を受けているか?を認知することが大事です。つまりスキッディングだろうとカービングだろうと,地球のコアに引かれる気持ちになり,積極的に斜面移動を行なっていく意識が大切になるのです。恐る恐る...ではなく,明確な意志を持って積極的に攻めの姿勢で落下して行くことが必要です。それには自分でハッキリと「俺はこっちの方向に行くんだ!!!」という気持ちが大事になります。この意識を持つのに,ターン外側の人差し指で自分の行き先を明確に示す...という「指差確認ターン」が有効に働いたのです。
 特に午後一番のビデオ撮影で,“Yana”さんと“Nari”さんの滑りがガラッと変わりました。午前中にセンサーポイントSPとレシーブポイントRPを意識し,その間にセンサー軸があることをイメージして滑るトレーニングをしましたが,それが基になり,午後一番の「指差確認ターン」で花開いた感じです。(^ ^) 指を移動方向に指し示すようにするため,手首がオートバイのアクセルを吹かす時の様に内側に絞られることに連動して,脚の膝がやや内側に入るのと,支点がかかとよりになることも大きく影響していると思います。いずれにしてもこの「指差確認ターン」がキッカケとなって,タテッコの急斜面での練習や北尾根や咲花での練習が活き活きとして来ました。(^ ^) “Sibu”さんも♪♪♪Search...Receive...Search...Receive...♪♪♪のつぶやきのリズムに合わせ,次第に“フィーリングスキー”のコツをつかまれました。(^ ^)
 初日のどことなく不安げなターンは姿を消し,皆堂々とした滑りに変わり始めました。まさに“「身体の特徴・用具の特性・自然条件」を生かす”ということ,つまりそれぞれの特徴をバランスよく引き出して滑るコツをつかまれ始めたのでした。(^I^)
 今日はあいにくの降雪ですが,“フィーリングスキー”にさらに磨きを掛けたいと思います。
 では行って来まァーす!!! (^I^) (^o^) (^I^)



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☆ Mar/04  2005  金曜日  小雪(白馬)
 今朝は雪が降っています。関東方面や都心でも今日は雪のようですが...。白馬はそれほど勢いのある降り方ではありませんが,3月に入っても粉雪でスキーが楽しめるのは嬉しい限りです。(^I^)
 昨日久しぶりに「八方尾根」で滑りましたが,「これがスキー場だ!!!」...と実感しました。インドでは距離も短く,斜度もあまり無い斜面でしたので,特にそう感じたのかもしれませんが...。ともかくレッスンしながら“スキー”の醍醐味を心底味わった【TOK】でした。(^ ^) 
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 昨日から「初中級キャンプ」が始まりました。今回はウイークディの開催...とうこともあって,少し少ない人数での開催となりました。しかも,レベル的に「初中級」...というよりは「上級」クラスの人が,もう一度基本から学びたい...というご趣旨で参加された方がほとんどで,かなりハイレベルなキャンプとなりそうです。(^ ^)
 先ず朝30分くらいのフリー滑走をし,その後キャンプの“Before”映像を撮りました。その後白樺ゲレンデで“「身体の特徴・用具の特性・自然条件」を生かす”...ということの内,「用具の特性」を生かしたターンということで,スキッディングターンの練習から始めました。この練習で「斜面移動し,雪からの力を受けてターンする」という基本中の基本を学ぶことができます。今回ご参加の皆さんも,種目としてはプルークボーゲンから始まったこの練習の意図を,充分ご理解いただけたようで,午前の練習で位置エネルギーを利用してターンする...ということを実践できになるようになりました。その決め手は,土踏まずに意識した“オレンジ”がつぶれてジュースが出るのですが,そのジュースが雪の方向,つまり外側に出て行くのか?それとも身体の方に掛かってくるのか?ということの違いに気付かれたことです。これが意識できるようになれば,自らの力を使わない滑り...【Letスキー】の入り口に入ったことになります。
 午後はスキッディングからカービング...ということを学びました。スキーが雪の抵抗を受けて「たわみ」状態になると,ターンの様相がが変わり始め,かかとが支点となりスキーのトップがターン内側に入り込んで来る...という要素が出てくるのですが,このことの基本を学びました。まだジュースを身体に受ける...ということの基本感覚をホンノ数時間習っただけですので,すんなりカービング要素でセンサーポイントSPからジュースが身体に掛かって来るイメージが沸いたわけではありませんが,少しづつその感覚が身に付いてきました。幸い天候も良くなり,第1ケルンから黒菱,兎平,パノラマ,セントラル...と,素晴らしい八方尾根のスロープを楽しみながらのレッスンでした。八方尾根スキー場...やっぱり最高ですネ!(^I^)
 夜は夕食後ミィーティング兼ミニ懇親会を開きました。
 幸い雪の状態も最高ですので,今日はセンサーポイントSPとレシーブポイントRPのイメージトレーニングを行ないたいと思います。
 では,行って来まァーす!!! (^I^)




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☆ Mar/03  2005  木曜日  小雪(白馬)
 今朝は空は明るいのですが,小雪が舞っています。
 今日から「初中級スペシャル」が始まりますので,インドから帰って約一ヶ月ぶりの八方尾根でのスキーです。(^ ^) ホントに小さな小さなスキー場でしたから,八方の大きさを充分に味わいながらレッスンをしたいと思います。
 みなさんも思いっきり...“スキー”楽しんでますか?
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 昨日も「インドスキー指導報告書」書きでした。
 日本語の報告書はようやく書き終わりましたが,今思うと本当にイロイロあった「旅」でした。でも,平穏無事で何もかもがうまく行くような「旅」は,あまり心に残らないのかもしれません...ネ?!。そういう意味では「心に残る旅」ではありました。(^ ^)
 報告書を書いていて,「時間を守る...という観念は薄いものの,その分時間に束縛されない“ある種の自由”が彼等にはあるかもしれない...」と思いました。時間を守る...というのは私たちの生活がスムーズに行なわれるための大事な「生活の軸」となっているのですが,別の見方をすれば「“時間”という枷(かせ)に縛られている」...という見方もできます。私たち日本人はこの「時間軸」を元とした約束事をたくさん抱えています。このことが守られているからこそ,それを基盤とした「約束を守る」...ということが成り立ち,極端に言えばその結果として「経済活動」が円滑に行なわれ,日本は経済大国として成り立っているのだと思います。でもインドではこの「時間軸」が薄いのではないか?そう思います。しかし,だからこそ経済大国の日本では感じれない「生活の自由さ」があるように感じるのです。時間に束縛されないある意味の“自由”...。一分一秒を守る「約束社会」から,インドのような国に行くとそのルーズさに最初はビックリするものの,それが人間本来の姿かもしれない...と気付くのです。
 そのどちらが良い悪い...ということは一概に決められません。でも,インドに行ってそこが「好きになる人間」と「嫌いになる人間」が居る...ということをよく聞きますが,これなどは「時間軸」に縛られる事を是とするか?非とするか?ということと無関係ではないのでは...そんなことを思ったのでした。(^I^)



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☆ Mar/02  2005  水曜日  晴れ(白馬)
 今朝は雲が多いのですが,東の空にはクッキリとはしていませんが,青空が1/10以上広がっていますので「晴れ」...ということになりますネェー。(^ ^)
 インドから帰って,今年の八方は2月の降雪量が少なかったことを聞きました。そういえばインドの道路は両脇から景色を見るのができないくらい...壁がありました。それに比べれば少ないかな?
 でも,まだまだスキーシーズン...これからが面白い季節になります。みなさんもじっくり滑りましょうネ!(^I^) 
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 昨日は一日,「インドスキー指導報告書」書きでした。
  まだ帰って来て二日しか経っていないのに,報告書を書いていると昔のことのように思われて,懐かしい気がします。日本語でスキースクールとSAJに,そして英語でインドのWGFIに提出しないといけません。英語の勉強だと思って書いています。(^I^)
 ところで,二日前日本に帰って来て妻の実家に一泊させてもらったのですが,あくる日の朝まだ夢うつつの時,隣の部屋で話している会話が聞こえてきました。「アレレ???なにやら日本語で話している声がする...。どうして彼等は日本語話せるんだろう??...」と思ったのでした。自分としてはまだインドに居て,ヒンドゥー語か英語を話す環境の中に居る...という気持ちがあったのでしょうネ?。どこと無く彼らの話している日本語が耳につき,その日本語の優しさみたいなものを感じた【TOK】でした。約3週間,英語でしか通じない世界に居ただけなのですが,耳は英語を聞く耳になっていた...ということなのでしょう。語学...特に会話の練習はその土地に行って,その地域の人とコミュニケーションをとるのがイチバン...そう思った【TOK】でした。(^ ^)
 インドで英会話のトレーニングをさせていただいた私でした。 (^I^) (^ ^) (^o^) 



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☆ Mar/01  2005  火曜日  小雪(白馬)
  ただいまァー!!!!!!  【TOK】は帰って来ました!!!!! インドから...皆さんお元気でしたか? (^ ^) 
 今年のインドは大雪!!! 昨年と大違いでした。連日降雪でリフトも満足に使えない始末...。詳しくはインドキャンプ日記 2005インド絵日記でもUPしますが...。
 今日から3月ですねぇー... 今月は技術選や各種大会がめじろ押しですが,良い状態の雪が楽しめるのもあと少し...。悔いの無いように「雪の自然」楽しみましょう!! (^ ^)        
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 今日は久しぶりに自宅から UP date しています。出先からの書き込みもそれなりに味はあるのですが,やはり自分の机に向かい,椅子に座っての書き込みが一番シックリします。(^I^)
 さて,今回のインド...実は本当に大変でした。ひとつは昨年と大違いの「大降雪」でした。


                 

 去年はAuliという所で,この地図上では右の端「ナンダ・デビ国立公園」の近くでしたが,今年はそれとは反対側のカシミール地域の“Gulmarg”グルマルク...という所でした。パキスタンとの国境までわずか10数キロ...という地域で,今は少し小康状態で緊張感はあまりありませんでしたが,インド・パキスタン紛争の影が見え隠れしている所でした。このグルマルクにはデリーから飛行機で約1時間半,スリナガールという所まで飛び,さらにそこから自動車でまた約1時間半...という行程で着きます。交通の便は圧倒的にこのグルマルクの方が便利です。
 ですが,このカシミール地方...2月初めから大雪に見舞われていて,ちょうど私がデリーからスリナガールに向おうとしていた矢先に「カシミール地域で大雪崩発生:10数名が犠牲に!!!」というニュースが飛び込んで来たのでした。案の定,この大雪の影響で一旦カシミールに向ったのですが,途中から引き返す...という事態になるほどでした。
 大雪の次...今回の大変さの二番手は,生徒の人数の多さでした。昨年は15名ほどでまあまあうまくレッスンスケジュールがこなせたのですが,今回は実に「44名」の生徒でした。いかに私の“フィーリングスキー”を持ってしても,これだけ多いと???です。しかも,その生徒のレベルが,FIS大会に出ようという「バリバリの競技選手」からやっと小回りができるかな?というレベルの自称「スキー教師」まで...じつに多彩というか,バラバラ...。しかもこれだけ多いと中には集合時間に遅れたり,雪が多いのを理由にレッスンを休んだり...という人間まで表れる始末...。
 さらに三つ目...。大雪で二個あるTバーリフトがろくに使えないのです。日本ならOpen前に除雪して営業開始時間には「さあどうぞ!!!」...というのが普通なのですが,インドの彼等は「私たちの労働時間は朝○○時から...。それからが作業時間...」ということで,除雪し終わるのが昼過ぎ...。とても44名の生徒に効率良いレッスンを提供できる状態にありませんでした。(=_=;)
 この様な環境の中での15日間...【TOK】はじっくり「スキー指導」を楽しんで来ました。その模様はこの教師日記とは別に,これから毎日
インドキャンプ日記 2005インド絵日記でUPしたいと思います。ご期待下さい。(^ ^)
 先ずは無事帰国の挨拶でした!!!  (^I^) (^ ^) (^o^) 



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