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September
2001

八方尾根スキースクール教師【TOK】の個人的な日記です。興味のある人はどうぞご覧ください。(^I^)  
          
Ski Top へ   【TOK】への Mail          

 What's Today ?

What's Today ?

09/30 言葉の力
09/29 鈍行で観る
09/28 白馬の秋のジョギング
09/27 エネルギーの矢
09/26 “Dr.N”さんの「中道」
09/25 武道の心
09/24 【Let】的生活
09/23 エコ・ツーリズム
09/22 日常生活とスキー感覚
09/21 筋トレ効果
09/20 秋茄子とスキー
09/19 個性あるスキー
09/18 2002シーズンは?
09/17 役に立つ“技術”
09/16 スキー技術のページ
09/15 スキーVTRの力
09/14 グローバル化
09/13 愚かな生き物
09/12 !!!!!
09/11 議論の土俵
09/10 原田選手優勝!
09/09 
economy
09/08 ジャンプ競技
09/07 ウエイトトレーニング
09/06 スキー場閉鎖
09/05 感受性とスキー
09/04 インラインとスキー


  ***
     これまでの日記  
           ***

教師日記 2001年8月No.2
教師日記 2001年8月No.1
教師日記 2001年7月

教師日記 2001年6月

教師日記 5月

教師日記 4月

教師日記 3月

教師日記 2月

教師日記 1月

教師日記 12月

教師日記 11月

教師日記 10月

教師日記 9月 #2

教師日記 9月 #1

教師日記 8月 #2

教師日記 8月 #1

教師日記 7月

教師日記 6月

教師日記 5月 

 

 

 

 

 

 

 


09/30 (日) 曇り
  今日でいろいろあった気のする9月も終わり…。明日からは10月,年度で言えば後半が始まります。
  秋晴れで紅葉が美しく,心が豊かになるような,そんな10月であって欲しいと思います。(^I^)

  昨日夕方,スキー教師仲間の“Y子”さん,妻,私の三人でとテニスをしていたら,その友人が急に腹痛を…。しばらく様子をみていたのですが治る気配が無いので自宅まで送っていきました。その友人から後で電話で聞いた話…。
  その後,どうしても痛みが治まらず,医者に行くことに…。あいにく土曜日の夕方で近くの医院が休みなので,旦那さんの運転で約30分車で飛ばし,ある病院で救急の診療を頼んだとのことでした。普通の診察時間でないことは承知の上,それでも我慢できないくらいの痛みだったらしい…。
  そこでのお医者さんの言葉…「テニスをしてて腹痛?水飲んだの?ダメだよ,そんな時水なんか飲んだら!」………。
  友人はその言葉と口調にビックリしあっけに取られたとのことでした…。
  
  その場に居なかったので一方的なことは言えませんが,「言葉」は人に勇気や喜びも与えますが,失意や落胆
,怒りももたらします。話し言葉でも,書き言葉でも,人が発する「コトバ」はひとり歩きする性格を持っています。コミュニケーションの手段として大事な役割を持っていますが,その影響は自分で気付かないほど大きい時があります。掲示板などで不快感を人に与える書き込みをする人も意外に多いと思います。
  「言葉は心の使い」…心に思っていることは自然とことばに現われるものである…というたとえもあります。
  

  スキーレッスンでもホームページの書き込みでも,他人に不快感を与えないように注意しよう…。
  友人の話から,「言葉の力は大きい!」…そういう教えをいただいた【TOK】でした。(^I^)


09/29 (土) 曇り
  
昨日の朝にはしっかり見えた初冠雪も午前中にはすっかり溶けてしまいました。降ったり解けたり…これを数回繰り返して「根雪」になるのですネ。でも今年の初冠雪,例年より10日近く早かったようで…。
  8月頭にホームページを「星の空間」に換えてみましたが,どうも見づらいようですので,新しくしてみました。NEWスタイルで発信開始!(^I^) いかがでしょうか?…。こんな時間があるなら“フィーリングスキー”の続きを速くUP dateしろ!と言われそうですが…。

  さて,昨日は近くの湖「青木湖」の回りをジョギングで一周して来ました。
  まだ紅葉には早いのですが,穏やかな天気の中,一周6.7キロを40分かけて楽しみました。普段,車で通っている時は気付かない景色がそこにありました!。「動体視力」というのがありますが,いくら動体視力が良くても,速過ぎる速度で移動すると見える範囲が制約されます。ゆっくり行くことで,見落としてしまう草や木の表情が読み取れるます。湖上を渡る風がつくる波紋も楽しめます。草木のかすかな匂いさえ嗅ぎ別けられます。自分が動物だったんだ!ということに気付きます。(^I^)
  現代人の私たちはあまりにも速く移動し過ぎていないでしょうか?。モチロン早く移動することのメリットもたくさんありますが,それではものごとの表面しか見ていない…ということにもなりかねません。
  時にはゆっくり「鈍行」を楽しんでみるのもイイもんだ!。そう思った【TOK】でした。


09/28 (金) 曇り
  いよいよ来ました! 白馬岳に初冠雪です! 下界での気温は14℃ですが…。もう雪の季節?と言う人も居ますが,我々スキーヤーには待望の雪です。

  さて,昨日は昼にジョギングを楽しみました。
  1998年の冬季オリンピックが決まり,長野市から白馬までの俗称「オリンピック道路」の建設が始まるまで,私が好んで毎日ジョギングをしていたコースを走ってみました。ウエイトトレーニングをしようかどうか迷ったのですが,”Dr.K”さんのアドバイスでおっしゃるところの「超回復」を期待するには,少し時間を置いたほうがイイのかな?と思い,ジョギングにしたのでした。(^I^)
  約5年ぶりとなる久しぶりのコース…その脇は自動車が通る道路と化していましたが,いろいろな思いが交錯する中のジョギングとなりました。
  いつもスタートとしていた,姫川という川に掛かる橋「あかさか橋」は当時のままの風情でした。そこから南に向かって続く姫川沿いの2.5キロのコースを往復するのですが,川の水もきれいで気持ち良く走れました。また秋の草花も「おう,また来たか!」と語りかけてくれているようでした。雲ひとつない快晴…というわけにはいきませんでしたが,時おり太陽の日が顔を出してくれました。稲刈りをしている田んぼからはイナゴが飛び出して来たり,カラスがえさを食べていたり…。
  白馬の,秋の自然を楽しみながら,往復5キロ,26分41秒のジョギングでした。(^I^)



09/27 (木) 晴れ
  今日はもう27日ですね…。もうすぐ10月…。日時の過ぎるのが早いものだとつくづく思います。マ,それだけ有意義に生活できている,ということなんでしょうか?(^I^)

  さて,今日は昨日あったことから…。
  ある人たちと,ある企画について話していました。いろいろな意見を出し,どうものがイイんだろうか?ということを話し合っていたのです。
  アイデアとして,現実味のある意見を述べる人も居ますし,また突拍子も無いことを述べる人も居ます。ところが,そのアイデアに対して「…でも,その意見はコレコレで不可能だ…」と否定の姿勢からものごとを見てしまう人が居ました。それが続いて,突拍子も無いことをいろいろ発言していたその人は,意見を言わなくなりました。
  私はその現場にいてこう思いました。誰にも思いつかないようなアイデアは,常識や当たり前の思想からは生まれにくい…のではないか?。突拍子も無い意見があって,もしそれが面白い!ということになったら,それを実現させるための手段を講じ,ひとつづつ障害を取り除いていく手法の方がイイ…。そう思いました。
  ものごとを進める時,否定の姿勢から入っていってしまう人と,肯定の姿勢で臨む人とでは,その結果に大きな差が出るのではないか?と思います。
  “スキー”の世界でも同じようなことが言えると思います。例えばレッスンの時,他人のアドバイスを「ホントかいな?」という否定的な見方で感じる人と,「ホントかもしれない!」と肯定的に受け止める人とでは,そのコトに対する受容量の大きさが違ってしまうように思います。前向きにそれを取り入れようとすることが,大きな器を作ることになり,ものごとを吸収する役に立つ…そう思います。
  先ず,“器を大きく”し,そこで得た情報を取捨選択して自分の身に付けていく…。 「肯定的に見る」,ということは,「外界から自分に向かって働きかけているエネルギーを,“自分に向けられている矢印”として広く受け止め,感じ入れる…」ということなのではないか?…と思います。
  自分の周りの人や自然から発せられている“エネルギーの矢”…。それを少しでも多く感じられたら素晴らしい!そんな風に思った【TOK】でした。(^I^)


09/26 (水) 晴れ
  昨日はわたしの休日…。夜,仕事が無いと思うと昼が長く感じられます。週一の休みですが,気分転換という意味では貴重です。(^I^)  ゆっくり休ませていただきました!

  さて,昨日は”Prof.YM”さんから,新しいテーマ「
どうしたら、長い距離を楽に滑れるか?」が提起されました。
  このテーマ,大事な一面をついていると思います。長い距離を滑れる…ということに「運動の合理性」が関わっているからです。合理的でさえあればいい…ということではありませんが,“スキー”をする上での大事なキーワードになると思います。
  皆さんのご意見,ぜひお願いしたいと思います。ご意見は「
OLSS掲示板 」,もしくは私宛の E-mail でお願いします。(^I^)

  また“スキー道”の”Dr.N”さんから「中道スキー」についてのUPがありました。(^I^)
  いつも”Dr.N”さんの精神的なお話には感嘆させられますが,今回の「中道スキー」でも,
「弦は強く張りすぎると切れてしまうが、ゆる過ぎても良い音色は出ない・・」という言葉に,おもわずうなずいてしまいました。色々な局面でこの「中道」的意識が働けば,ものごとはスンナリうまく収まる…そういう気がします。
  甘すぎても辛すぎてもいけません。速すぎても遅すぎてもいけません。お金がありすぎても無さ過ぎてもいけません。物質文化だけでも,精神文化だけでもいけません。カービングターンだけでもスキッディングターンだけでもいけません。「ほどほど…」の中道,中正,中庸…がよろしいようで…。
  ちょっと辞書を引いて見たら,中道と似た意味のある「中庸」という言葉は,中国の経書で四書の一つであるだけでなく,紀元前約400年前に生まれた古代ギリシアの哲学者アリストテレスの徳論の中心概念であることが書かれていました。「理性によって欲望を統制し、過大と過小との両極端の正しい中間を定めること」,だそうで,たとえば,「勇気」は理性によって明らかにされた具体的な事情を考えた上で,卑怯と粗暴との中間であるとすること…だそうです。
  東洋と西洋の哲学的思想が,その根本で同じような考え方に立っていることに,驚きを感じました!。中道とか中庸…という思想はてっきり東洋的なもの,と思っていましたから…。

  それにしても,いまアメリカを中心として,テロに対する報復がまさに始まろうとしています。アリストテレスが言っている, 『  「勇気」は理性によって明らかにされた具体的な事情を考えた上で,卑怯(テロ)と粗暴(報復)との中間である…』という言葉は,今この時期のためにあるような気がします。
  「中道・中庸・中正」…これらの言葉の真意を噛み締めてコトにあたって欲しい…そう思う【TOK】です。

  ネッ,”Dr.N”さん!


09/25 (火) 快晴
  今日も「快晴」で気持ちイイ朝を迎えています!(^I^) 
  三連休は本当に天候に恵まれました。みなさんも有意義にお過ごしだったことと思います。

  さて,昨日一昨日は親戚の人たちとテニスを楽しみました。今日の日記はその後で感じたことについて…。
  前にも書いたかもしれませんが,テニスは結構メンタル要素の強いスポーツです。心の持ちようがそのプレイに大きな影響を及ぼします。この歳になっても,ひとつひとつのプレイに一喜一憂する自分が情けないのですが,これも修行…と思ってテニスを楽しんでいます。
  昨日も自分のまずいプレイが連続し,気が重くなる場面があり,不機嫌になりかけました。きっと周囲の人たちに不快な思いをさせてしまったかもしれません…。テニスを終えてから家に帰り「メンタル」というテーマでナニか参考になる資料はないものかと探していたら,次の文に出会いました。
  大阪大学助教授,杉江正敏さんの言葉で,「武道とは,敵を方便として前に置き,仮に勝負を論じ,真の自己の,今の,ここの,精一杯の働きを鍛錬し創造することである」…という言葉です。テニスは多分武道では無いと思いますが,心の持ち様の参考になり,気が楽になりました。
  私の幼稚な考えをあてはめてみると,要するに「勝負というのは,敵(相手)と闘っているようで,本当に闘っているのは自分自身に対してなのだ」ということです。思うようにプレイができず不機嫌になったのも,自分自身が作り陥った状況です。素直に自分のプレイをプレイとして受け入れない気持ちが,ますます気持ちを暗くさせてしまったのです。良くも悪くも,自分の力を自分の力として受け入れ,あるがままの自分を認めることが,本当にテニスというスポーツを楽しむ秘訣かもしれない…そう思いました。
  そう言えば,昨日一昨日の教師日記に書きました。「自然条件をそのまま,あるがまま受け入れ,そういう状況を“スキー”で楽しむ」…「自分メインになって働きかけるのではなく,いろいろなモノを【Let】感覚で受け入れることを楽しむ」…。
  アレレ,待てよ…同じような内容のことを,前にも書いた気がするなぁー…と思って検索してみたら…。ありました…6月16日 『 克己の道場 』 に…。
  
  どうも,私は言うだけで行動が伴わない人間のようです。本当に!


09/24 (月) 快晴

  今日も「快晴」の白馬です。全国的に晴れのイイ連休のようですネ!(^I^)
  昨夜,東の空に冬の星座“オリオン座”がきれいに見えていました。その他の星も本当に大きく見え,秋だなぁー,とつくづく実感しました。
  北アルプスの山々は今が一番雪の少ない時期で,この後,そろそろ稜線に雪が積もり始めます。そして紅葉の季節が来,いよいよ冬の到来です!。

  親戚の人たちが数人,私の家に遊びに来てくれています。
  昨日も終日,雲ひとつない天気に恵まれ,午前中はテニス,そして午後は河原でバーベキューをしました。(^I^)。都会での生活と違った「非日常」を楽しんでくれているようです。山々と初秋の自然の中,その懐で太陽の日を浴びながら過ごす…。ディズニーラ○ドのような楽しみとはまた違った,ある意味で素朴な楽しみです。
  白馬でなくても日本のいたる所,ちょっと出かければ,これと似た自然の中に身を置くことができます。その時,自然が発信している「ナニか」を感じ取ろうとする気持ちがあるかないかで,その「楽しみ」の質は大きく違うものになるだろうなぁーと思いました。自然が語りかけてくれているいろいろなメッセージ…それを受け止めようとする気持ちがあるかどうかが,心の満足,豊かさに関係しているように思います。
  このような「ナニかを感じ取る」…という楽しみは「受け入れる」楽しみ方です。これに比べ,ディズニーラ○ドでいろいろなイベントを見,参加する楽しみは自分の意志を働きかける楽しみで,「発信する」楽しみ,のような気がします。身体の中に取り込むものと,外に向かって働きかけをするもの…そういう二つの楽しみ方があるのかもしれない…そう感じました。一方は発信型,箱物的で,他方は受信型,自然的…そういうスタイルの違いみたいなモノがあるように思います。言ってみれば,楽しみ方の【Do】と【Let】です。(^I^)
  こういう風に見てくると,人間の生活もこの両面があるのではないか?フトそう思いました。どちらか一方に片寄リ過ぎない,受信もし,発信もする生活や人生の【Do】や【Let】…。
  【Let】感覚で,今日一日過ごしてみよう…そう思っている【TOK】でした。(^I^)




09/23 (日) 快晴
  何日ぶりの「快晴」という言葉でしょうか?。これまで本当に曇り空の多い9月でした。でも今日は本当にスッキリしていて気持ちのイイ秋分の日です。(^I^) みなさんはどのように過ごされていますか?

  さて,最近「エコツーリズム」なる言葉を見聞きしました。
  数年前に,この言葉を聞いたような気がしますが,最近「観光地はどうあるべきか?」というテーマで議論が交わされる中で,この言葉をまた聞いたのです。
  どういうことかというと,環境に与える影響を最小限におさえ,自然保護に役だつ旅行をしようというものです。従来の観光旅行は,しばしば自然破壊や,野生動物の生息域の破壊につながっていました。エコツーリズムはこれを極力止め,自然について学ぶだけでなく,地元に少しでも利益をもたらそう…ということを前提としています。世界的にさかんになって来ていて,エクアドルのガラパゴス諸島のように観光客の人数制限をしたり,自然解説の専門ガイドがついていることが多いとか…。日本でもアウトドア型のレジャー・ブームとともに,クジラや野鳥の観察,キャンプなどの形で広まっていますが,これをどう北アルプス地域や白馬地区で展開したらいいのか?…ということがある席で論じられました。
  “スキー”というスポーツはある意味で,この「エコツーリズム」の冬版と考えることができます。できるだけスキー場管理者は「造られた自然」ではなく,自然の地形をそのまま利用して,あるがままの自然を楽しめるようなレイアウトを行なうことも大事だと思います。無作為に木を切り倒してコースを広げたり,ブルドーザーで斜面を平らにするだけでなく,冬の自然と触れ合えるようなレイアウトができたらいいと思います。その昔,まだスキー場が機械力で整備される前,木の間を滑る機会が数多くありました。木々の回りには吹き溜まりがあったり,自然降雪の凹凸があったり,同じ斜面なのに一回滑り降りるだけで,いろいろなことが体験できたのを思い出します。
  モチロン,カービングスキーでスピードを追求するスキーも楽しい!。だけどちょっと視点を変えて「エコツーリズム」的な楽しみ方もあることを忘れないようにしたいものです。(^I^)


09/22 (土) 晴れ
  本当に久しぶりに「晴れ」の文字が頭に踊りました!(^I^) 気温は13度で少し寒い感じがします。
  北アルプスの頂上では初雪のNEWSも聞かれました。雪はすぐそこまで来ています!。

  さて,今日は「F」さんから最近いただいた E-mail を紹介いたします。オフトレでウエイトトレーニングをされているようです。そこで感じられたことを次のように伝えてきてくれました。

   『  …最近というか少し前からですが、また一つTOK先生流のフィーリングを感じることがありました。それはエアロビクスでの重心意識です。私はオフトレではジムを利用していますが、サラリーマンにとって週の頭から
いきなり筋トレはしんどいので、月曜日だけはエアロビをすることにしています。単にリズム感を養うことと、汗をいっぱいかくことのみを目的として・・・。ところが、これがなかなかどうしてスキーのトレーニングになるなと思った次第です。TOK先生のおっしゃるように”重心”を意識してやる場合と意識しないでやる場合とで、かなり違ったフィーリングを感じることが出来ました。
  重心をあまり動かさないように意識してやると目線や上体の安定を感じることが出来、意識しないでやると体全体は大きく動かせますが目線等の不安定感を感じました。スキーで言えばベンディング系とストレッチ系の違いのような。サイドステップをしているときなどに、これはベンディング系、これはストレッチ系というふうに感じることが出来ます。
  何をいまさらって思われるかも知れませんが、私にとっては何気ないところからいい発見になりました。単に筋肉を鍛えるだけがオフトレじゃなく、いろいろな感覚を養うってこともオフトレだということを… 』

    私も時々,エアロもどきの運動をしますが,Fさんのお便りとまったく同じことを感じます。特に「ヨーロピアンビート」の速いテンポの音楽にあわせる時は,この重心位置意識があるのと無いのとでは,身体を動きに雲泥の差が出ます。重心中心に手や足が伸びたり縮んだりする意識があると,速い動きが楽にできるのです。これこそ「スキーのベンディング系的動き」であって,これが安定したスピーディーな滑りに対応していることの意味も理解できる気がします。(^I^)。
  トレーニングに限らず,日常のいろいろな経験が“スキー”と関連付けて意識でき,感覚的に似ている部分を発見できると嬉しくなります。Fさんも同じことをオフトレで感じられたようで,面白いですネ!。(^I^) 



09/21 (金) 曇り
  本当に連日曇り空が続いている白馬です。スッキリした青空が欲しい!。そう思います。

  9月上旬からスキーシーズンに向けて「ウエイトトレーニング」を始めた話は前にしましたが,今日はその効果について…。
  いま,毎日約1時間をエクササイズに充てています。普通の生活をしている人には無理なことかも知れませんが,そういう環境で生活していることに感謝しながら,楽しみながら行なっています。で,気が付いたことがあります。それは,ウエイトトレーニングを始める前に比べ,身体が軽く感じられることとジョギングが楽になったことです。
  「走ること」に上体の筋肉も影響を与えている…このことについては,「ひとつの運動を行なうのにも,身体全体の筋肉が協調している」と”Dr.K”さんが「オフトレ講座」の中でも言われていました。その通りであることが,ジョギングが楽になったことで証明された気がします。
  もうひとつの「身体が軽くなった」…これは新しい体験です。上体の筋肉が弱くなっていたことを,このトレーニングを始めた時に痛感しました。が,その後約10日くらいのトレーニングで,その時の重かったウエイトが今は軽くなり,負荷を少し増やすほどになりました。負荷を増やすことが必ずしも良いことではないようですが,「ウイダー・トレーニング・バイブル」(ウエイトトレーニングの教本)によると,「筋肉がついてきたら,パワーアッププログラムをプラスして行なう…」ということなので,それに従って負荷を調整し,「筋力アップ」と「パワーアップ」を交互に行なっています。このおかげなのか,体重はこれまでと変わらないのに動作が機敏になった気がします。これまで鍛えることが少なかった筋肉や筋繊維の隅々まで刺激が行き届き,身体全体の働きを活発化させてくれているように思います。
  そこで,”Dr.K”さんにお伺いしたいところですが,「ウエイトトレーニング」のやり方にはいろいろあるようですが,スキー向けのプログラムはどういうのがいいんでしょうか?。また,最近のウエイトを使ったトレーニングの話題など,お時間がありましたらよろしく!
  筋肉モリモリのマッチョマンになりたいとは思いませんが,ウエイトトレーニング…私にとって結構いいかもしれない,そう思っています。


09/20 (木) 曇り
 昨日はどんよりしていた白馬ですが,今日はすこし明るくなりそうです。
 そう言えば「秋分」がもうすぐそこです。6時半になるともう外は薄暗くなりました。この頃がいちばん日の出の早さも,日の入りの早さも速くなるのでしょうか…。

 一昨日友人から「秋茄子」をもらいました。ここ二日ばかりそれをいただいていますが美味しいです!。わたしは単純に塩だけで漬けた塩漬けが大好きなのですが,それにつけて思うことがありました。「ナスはナスでいい味だしてるなぁー…」ということです。
 その昔,「武者小路実篤」という小説家の書いた本をよく読みましたが,その彼がよく色紙に絵を書いていました。その中にジャガイモや人参,ナスなど,そこら辺に転がっている野菜を描いたものがありました。そしてその脇にたしか「仲良きことは美しき哉」という書が掛かれていたと思います。それぞれの野菜が自分を主張しているのですが,それら全部がまとまって仲良く絵の中に収まっている…。
 ナスを食べながら,ナスには茄子独特の味わいがあって,キューリやジャガイモとはまるで違う味がする…。これこそがナスの茄子たる所以で,個性と言っていいものかも知れない。その味をじっくり味わえることは幸せなことだなぁー…と思いました。
 …で,また思いました。スキーヤーにもそれぞれ備わった個性があるはずだ…と。それをひとつの「形」に当てはめ,あるひとつの滑り方だけが優れている…というような評価をするのはおかしいのではないか?。私達スキー教師はいろいろなスキーヤーの個性を引き出せるようなレッスンを心掛けるべきだと…。
 何度も言うようですが,私達の身体のつくりは皆同じではないし,使っているスキー用具も異なる…。それなのにどうして同じフォームでスキーすることを望むのだろうか?。それぞれ違うフォームがあり,個性的なすべりがあっていいのではないだろうか?。
 
 「秋茄子」をいただきながら,そんなことを思った【TOK】でした!(^I^)


09/19 (水) 曇り
 昨日は晴れ間がのぞきましたが,また今朝は雲の多い白馬です…。
 一昨日夜からサーバーの調子が悪かったようで,ご覧いただけなかったかもしれません…。今朝は復旧してましたが,ご迷惑をおかけいたしました…。(=_=;)
 
 昨日は【メルツェン】の定休日で,松本まで出掛けてきました。私の友人のREOというイタリア人が,松本の「某衣服デザイン学校」でイタリア語を生徒に教えているのですが,そこの学園の発表会があり,それを見に行ってきたのでした。(^I^)
 生徒自身がモデルとなり,自分達でデザインした服を着て発表したのですが,そのデザインもさることながら,モデルとしての演技も面白いものがありました。
 若い人たちですから「デザインも演技も決まっている!」とは言えないのですが,その分強烈なエネルギーを感じました!。未完成なだけに,彼らの一挙一動に粗さがあるのですが,ナニか見ている私達に訴えるモノがあったのです。
 これを見ていて,“スキー”でも同じようなことがいえるのではないか?そう思いました。熟達した上手いスキーヤーの演技には華麗さや,美しさがありますが,訴えるエネルギーは少ないのではないか?。荒削りだけれどもどことなく人を惹きつける滑りをするスキーヤーが,毎年何人か居る…そういうことを思い出しました。必ずしも上手いと言われる人たちと同じような滑りでなくても,訴えるナニかを持っているスキーヤー…。この人たちの持っているものこそ「個性」なのではないか?。この人たちに,私達教師が「ああでもない,こうでもない…」と一般受けするスキーテクニックをお教えすることが,必ずしも良いことだとはいえない…。
 今シーズンのスキー指導では,「個性を生かすスキーレッスン」…ちょっと考えてみよう…そんなことを思った【TOK】でした。(^I^)

09/18 (火) 晴れ
 ようやく今朝,晴れ間がのぞき朝から「晴天」を実感できます!。今年は「栗」の落ちるのが例年より約一週間早いそうです。紅葉も早いのでしょうか?
 
 秋本番となり,スキー場からのNEWSもいろいろ伝わってきます。
 八方尾根スキースクールでは,新人の助教師の募集を始めました。スキー教師として指導してみたい方は,写真添付,勤務可能期間明記の履歴書を〒399-9301長野県北安曇郡白馬村八方 八方尾根スキースクール「助教師募集係」まで送って欲しいとのことです。ただし,SAJ1級以上の技能テスト合格された方に限るとのことです。
 また,岩岳スキー場は「シーズンリフト券」を大幅値下げでサービスする…との情報も入って来ました。11月30日までに申し込めば,シーズン券が3万円で購入が可能だそうです!。12/1〜12/20だと3万5千円,それ以降だと4万5千円…と割高になります。購入希望者はTel0261-72-2474 西山さんまで…。
 各スキー場とも,生き残りをかけた熾烈なサービス合戦が始まる予感がします。

 スキー技術についても,いろいろな噂が…。
 「スキッド&カーブ」と言われてきましたが,ここへ来て「カーブ&スキッド」という新語が出てきたり…。「内脚の有効利用」とか,「内スキーのトップを動かす」…とか,今年もゲレンデは迷えるスキーヤーが大勢出現しそうな感じがします。
 言葉の遊びに巻き込まれること無く,言いたいことの真実を見極め,楽しいスキーをすることに専念したいと思う【TOK】です。(^I^)

09/17 (月) 曇り
 今朝もまだ雲が残っています。日中は少し晴れ間が覗いたりもしますが,ここのところ,朝からスッキリとした快晴にお目にかかれません…。(=_=;)

 昨日「スキー技術」のページをUPしましたが,早速皆さんから E-mail をいただきました。
 ほとんどの方が「“技術”をマニアックなスキーヤーの議論のための道具とせず,その考察や意見交換が本当にスキーを楽しむ上で役立つものとなるよう,取り上げて欲しい…」というものでした。
 「
Ski Technique ページ Open にあたって…
」にも書きましたが,“技術”は,物を取り扱ったり,物事を処理したりする方法や手段として位置付けられるもので,人間生活に役立たなければなんの意味もありません。議論だけに終わってしまっては,それは机上の空論となるでしょう。また,特定の条件だけでしか通じないような,普遍性の無いものであれば,それは“特殊な技術”であって一般性はありません。
 このようなことに留意しながら,自分にとって役立つものかどうか?を考える事が大切になります。
 「技術ページ」が本当に役立つコーナーとして定着できればイイなぁーと思います。(^I^)



09/16 (日) 曇り
 今朝もまたまた曇り空…の白馬です。晴れ間はどこへ行ったのでしょう?
 
 さて,今日から「スキー技術」のページがOpen致しました!。
 ”Prof.YM”さんに講師になっていただきましたので,技術について活発な議論を深めて欲しいと思います。
 雑誌やいろいろなホームページで技術解説がされていますが,その真意,もしくは意図はどこにあるのか?というようなことが,皆さんの意見を元にさらに深まればいいなぁー,と思います。
 議論のための議論ではなく,役に立つご意見が集まり,私達のスキーライフがより一層楽しいものとなれば嬉しい限りです。(^I^)


09/15 (土) 曇り
 今朝も白馬は曇り空…。ここのところ6日連続,雨か曇りが続いています。台風や前線の影響ですが,残暑の予報はどこかへ行ってしまいましたネ!。(^I^)

 ここのところアメリカでの出来事が影響して“フィーリングスキー”の書き込みが遅れていました。が,昨日からまた少しづつ書き始めました。
 ”On Line Ski 教室”のレッスンや,“フィーリングスキー”の中で使う予定で,昨冬撮っていたVTRを編集していたら,どことなく明るい気分になっているのに気付きました。雪のシーンや滑走シーンは確かに心を明るくし,癒してくれる力を持っているようです。音楽には似たような効果があるとかねがね思っていましたが,“スキー”にも結構この効果がありそうです。上手い人の滑りだけでなく,どのようなレベルのスキーイングを見ていても,どことなくその動きに引き込まれているのです。 滑っている時の感覚が身体に戻ってきているのでしょうか?
 以前,「冒険とスポーツの映画祭」の仕事をしていた時の事を思い出しました。その時,数多くのスポーツ映像を見る機会がありましたが,“スキー”に限らず,人間が自然の中で行なうスポーツの記録映像は,何かしらの感動を私達の心の中に与えてくれるのです。CGなどで作られたものとは歴然とした違いがあるように思います。

 皆さんが撮られたスキーシーンや,いろいろなスポーツシーンのVTR…お持ちでしたらお貸しください!。「感動のスポーツ映像」として,私のライブラリーに取って置きたいと思います。
 また今シーズンもできるだけ多くのスキーシーンを撮っておこう…と思った【TOK】デシタ!(^I^)



09/14 (金) 曇り
 あの惨事で直接影響を受けた人たちの苦しみを思うと,まだどことなく,重い気分から抜けきれないのですが,これを他山の石とせず,自分のものとして,自分にできることを少しづつやっていこうと思います。

 ある人が新聞に書いていました。
 「グローバル化」について,多くの識者の認識は,「閉鎖性を取り除き,国際化していくというある種の“進歩”・“発展”の意味を持つ」ということで,その方向を歓迎している。しかし一方,このことは「地域の特色」や「少数民族の文化や経済」を軽視していく事になり,政治的弱者や経済的弱者に,強い国の意向を強要することにつながる。ここに,アメリカ的資本主義経済による世界統合と,軍事力を背景にしたアメリカ的世界に呑み込まれることを,拒否しようという動きが出てくることは十分に考えられる。この動きはイスラム社会やアフリカ諸国だけでなく,先進国の市民組織からも出ていることである。ひとつの巨大な国際秩序維持だけが「正義」ではなく,数々の少数が存在することも視野に入れた「正義」があることを考える必要がある。今回のこの残念な出来事は,こういった,「グロ−バル化」に対する不安,がその背景にあると考えるべきであろう。

 ある意味でもっともな事だと思います。「自由と民主主義」を標榜するならば,「弱者の意見も尊ぶ」という,この原点を忘れてはなりません。特に強い権力を持つ人たちは,弱者の意見を謙虚に聞き,共に生きていく方策を見出す必要があるでしょう。
 でも,だからといってあのような行為が許されるものではありません!

 あのような世界的出来事から見れば小さく写る“スキー”というスポーツ…。ささやかながら,自然の恩恵に感謝し,生きることの喜びを感じれる世界…。人と争う事ではなく,人に感謝する気持ちが沸いてくるスポーツ…。
 “スキー”をとおして,破壊や殺戮の無意味さが分かり,生きることの素晴らしさを味わってもらえたら,いいなぁー…と思った【TOK】です。(^I^)


09/13 (木) 曇り
 昨日からずーっと…心の中に暗い気分が続いています…。

 ヒトの心の中にある残虐性…他の動物のそれをはるかに超えています。
 ヒトの「脳」が発達し,文明が起き,文化が形成される…。それを「プラス要因の脳の発達」と言えるとすれば,それと比例した形で「マイナス要因の脳の発達」も考えられるかもしれない…。「優しい心」が生まれれば,それと同じだけ逆の「残忍な心」も育つ…。ある思考や文明・文化が栄えれば,それを否定する思考の勢力も生まれる。互いがその価値を認め合わず,自分達の主張だけを繰り返せば,そこには争いが生まれ悲惨な結果が…。



 ヒト以外の動物は,いくら残忍な行為ができたとしても,これほどの行為はできない…。確かに彼らには文化や文明は無いかもしれない…。でもこれほど大きな悲しみを感じることも無いのかも…。
 人間ってこの地上で最も愚かな生き物かもしれない…。
 瓦礫の中に,その中に一人たたずむヒト…その一枚の写真を見て,涙が出てきた【TOK】です。(=_=)



09/12 (水) 曇り
 今朝はなんとも言えない寂しい気持ちで書いています…。
 本当にビックリしました!。映画でさえ思いつかない筋書き,と思えるほどの,アメリカでの同時多発の大惨事…。今のところテロなのか事故なのかはっきりはしませんが,状況からすると多分テロでしょう…。
 人間ってどうしようもない生き物かもしれない…そんなことを思いました。
 憎しみをこれほどまでに増幅させ,関係のない人々までも巻き込んだ破壊を平然と行なってしまう「生き物」…それは私達と同じ「人間=Human Being」…です。Human は HUMANE につながる「思いやりのある,人道的な…」という意味を持つものなのに,そのかけらも感じられない破壊集団。同じ人間がこれほど残忍になれるとは,本当に残念なことです。
 言葉がありません………
 怪我人や死者が一人でも少なくて済むことを祈る【TOK】です。(=_=)


09/11 (火) 雨
 今日も台風の影響で,雨の白馬です。…でも災害が発生するほどの大雨や強風はありません。風は北アルプスがさえぎってくれますから…。雨だけはそうもいきませんが…。災害…少なくて済むといいのですが…。

 さて,昨日,メルマガで「用具とフィーリング」について書いて発刊したところ,数人の方から早速ご意見をいただきました。ありがとうございます。(^I^)
 その全員の方が,「スキー用具の違いが,大きく滑走フィーリングを変えることになるので,そのことを抜きにした技術論は,やはりおかしい…」ということでした。技術を語ることは大いに結構ですし,私も好きです。ですが,自分の技術を語る時に,その根底のデータとなる滑走感覚が,同じ条件下で得られたもので無いとしたら,議論が噛み合わないのは当然のことです。まず議論する上での“土俵”を決めておくことが大事です。
 また,言葉の意味も同じ意味で使うようにしないと議論になりません。ある掲示板で,スキーの返りが「早い」か
「速い」か?…で論争になっていましたが,この違いもよくよく考えてみないととんだ勘違いを引き起こしかねません。【早い】は 〔時間が前である〕〔その時期になっていない〕…という意味で,「歴史的な時間が,あるいは時期が前であるさま」を言い,一方【速い】は〔敏速な〕〔継続した動きが速い〕…という意味で「要する時間が短いさま」を言っているのですが,この違いを考えずただ「はやい」という意味で使ってしまうと,論点が分からなくなってしまいます。

 スキー教師たる私達も,このことを良く考え,間違ったイメージが生徒さんに伝わらないよう気をつけなくてはならない…と気を引き締めた【TOK】でした。(^I^)

 


09/10 (月) 雨
 今朝はモロ台風の影響で,雨の白馬です。
 昨日は,朝方小雨模様でしたが午後にはその雨もあがり,スキー・ジャンプの国際大会, 『 サマーグランプリシリーズの第7戦 』 を観戦してきました。

 私の好きな原田選手がやりましたね! 見事優勝です!。
 123.5メートルで1回目トップの原田選手が254・1点で今シリーズ初優勝しました。原田選手のサマーGP制覇は3年ぶりで通算10勝目。国際スキー連盟によると,33歳4カ月での優勝はサマーGP最年長記録となるということです。一本目でダントツの良い滑りで得点し,二本目はある意味で楽かな?という気もしましたが,インタビューを聞くとかなり緊張していたみたいです。オリンピックの時も二本そろえることができず,銅メダルに甘んじた経験がありますので…。
 それにしても,オリンピックの頃よりかなり顔が痩せてましたネ。ジャンプ選手には小柄な人が多いのですが,身体もひと回り小さくなったような気がしました。「体重制限」,「筋トレ」,「パワーアップ」…きつい練習に耐えての優勝でした。ソルトレイク冬季オリンピックではぜひもう一度活躍をしてもらいたいと思います。

 1998年の冬季オリンピックで「ジャンプ競技の場内放送」を担当したことは,以前お話ししましたが,その頃から「原田選手」は私にとって特別な選手でした。仕事柄,いろいろな選手にインタビューしましたが,彼の人柄には本当に惹かれました。皆さんご存知のように非常に気さくで,気取らず,丁寧に受け答えしてくれました。彼の泣き顔や笑い顔は,素直な彼の表情で演出などではありません。感情が素直に顔に表れるタイプだと思います。ビールがお好きなようで,何度か私のビアホールにも飲みに来てくれました。オリンピック後はいろいろ周囲の目があり,ご無沙汰ですが…。

 ソルトレイクが終わり,第一線から退いたその時は,ぜひ「メルツェン」で美味しいビールを気の済むまで飲んでいただきたいと思った【TOK】でした!(^I^)

 原田選手,優勝おめでとう!



09/09 (日) 曇り
 今朝は台風の影響でしょうか…曇り空です。昨夜半から雨が降り出しましたが,今は止んでいます。できたら,「FISサマージャンプ」…今日の最終戦が終わるまで「降雨は無し」でお願いしたいのですが…。
 昨日の結果は,日本にとっては残念でした…。今日は午後2時から試合なので,見に行ってこようと思っています。(^I^) ジャンプ競技見るの…オリンピック以来で,ちょっと興奮気味デス!(^I^)
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 今朝は“スキー”にあんまり関係ないことですが…
 近頃新聞を見ていると,「景気低迷…」,「経済状況悪化…」,「失業率増加…」Etc.など,気持ちが塞がるようなNEWSが多くて気が滅入ります。
 そこで,最近,この言葉を聞いても暗くならないひとつの方法を考え出しました。それは「経済至上主義」からの脱皮!です。

 日本語で「経済」というと,それには大きく別けて三つの意味があるそうで,「国語大辞典:小学館」によると…
   1.「経国済民」または「経世済民」の略で国を治め、民を救済すること
   2.人間の共同生活を維持、発展させるために必要な、物質的財貨の生産、分配、消費の活動
   3.金銭のやりくりをする         
………ということだそうです。
 普通私達はこの中の「2」の意味だけを考えがちです。ですから「豊かになる」=「金銭的に恵まれている」という図式を思い浮かべてしまいます。ところが,英語の経済に相当する言葉“
economy”はそれとは一味違った解釈を示しています。「プログレッシブ英和中辞典 :小学館」では…
   A.(物の)節約,倹約《 of, in... 》;節約の行為
   B.《しばしば the 〜》(国家の)経済,経済活動[状態],収入,かせぎ高
   C.(経済)国家.
   D.(組織における)有機的統一;(自然界などの)秩序,理法.
………という風に述べられており,「節約,倹約」という意味がその一番目に来ています。
 これを見ると,何も「金銭的に恵まれ,余裕があること」が「経済的に豊かだ」ということでは無いようです。それよりも「倹約し節約してモノを大切に扱うこと」が経済的なことなのだと…。
 
 今,日本人の中に「食べるのに困っている人」はほとんど居ません。それどころか「食べ過ぎ」による「生活習慣病」が蔓延しているくらいです。多くの人が「千と千尋の神隠し」の映画の中の「豚」状態と言っていいかもしれません。これ以上景気がよくなって経済的に豊かになる事にどんな意味があるのでしょう?ちょっと極端かもしれませんが,このように思います。
 そこで,私は決めたのです。「食べていけるだけの糧」で満足できるよう努めてみよう…と。そしたら目の前の景色が違って見えるようになりました。新聞の中の「景気動向」や「経済的落ち込み」という文字が気にならなくなり,むしろその方が資源を大切にできるし,自然環境にも良いことなのではないか?と思うようになったのです。言葉は悪いかもしれませんが,「お金,お金…」と騒いでいるいる人たちの姿が「豚」に見えるような気さえして来ます。
 辞書にもあるように,本来「経済」とは「救済」なのであって,国民みんなの心を平安にさせ,救済するのが政治の役割なのだと,そう思うようになりました。経済成長率がマイナスで結構じゃないですか!。辛口で申し訳ありませんが,その影響で自殺などに追い込まれる人の多くは「他人よりも自分が金持ちになろう!」と画策した人だと,私は思います。
 故,松下幸之助が「財政的な繁栄を通じて幸せと平和を…」と言われましたが,それは本当だろうか?と思います。私の心の中から消えない言葉があります。「エネルギー保存の法則」です。これを金銭のやり取り,俗に言う「経済活動」にあてはめると,世界中の人間全員が金持ちになることは不可能…だということです。誰かがお金を儲ければ,誰かが損をしている…。これが現実だと思います。

 私の好きな言葉,「少欲知足」。
 毎朝新聞を見ても暗い気持ちにならないで済む方法,【TOK】版デシタ!(^I^)


09/08 (土) 晴れ
 今日は爽やかな風が通って,本当に秋の空…といった感じの白馬です。
 今日から「FISサマージャンプ大会」が白馬で始まります。昨夜は大会関係者の方々が飲みに来てくれました。(^I^) 「ここのビール美味しいよ!」と言ってくれるのを聞くと,ますます張り切ってしまう【TOK】でした。
 ところで,ここのところ「日本人の優勝!」のNEWSが聞かれませんが,今回はどうでしょうか?原田選手がウエイトトレーニングがうまくいっているようですが…。なにせ日本バッシングと思われる様な,度重なるルール改正で,身長の無い日本人には不利な競技になってしまいましたから…どうなんでしょうねぇー?
 以前は身長に関係なく長い板が使えたのですが,今は身長の何%…という風に変わってしまいました。身長の無い日本人は短い板しか使えませんので,浮力を生かすために「体重を落とす」ことが必要になり,食事制限などを行なっています。その結果パワー不足になってしまいますが,それをカバーするために厳しいウエイトトレーニングをせざるを得ない状況です。食事がろくに摂れずにパワーだけはつけなければならない…。船木選手などは,極端な言い方をすれば「やせ細った筋肉の塊」…みたいな印象を受けます。それでも頑張っている姿を見ると,「人間の身体をこれほどまでに痛めなければならないスポーツって,一体何なんだ!?」と思ってしまいます。
 「健康ってイイなぁー!」,「人間の身体って凄いなぁー!」…と思わせてくれるような競技に,また戻って欲しいと願う【TOK】です。(^I^)


09/07 (金) 小雨
 
今日は二十四節気の一つ「白露」…。いかにも秋分前のこの時期を言い当てているようで面白いですね!(^I^)
 日本語の「季語」の中には季節の移り変わりを感じさせたり,自然の見方のヒントとなる言葉があって,毎日カレンダーを見るのが楽しみです。
 さて,以前白馬に「トレーニングジム」がOpenしたことをお話しましたが,自宅に近いし,料金も手ごろなので入会しました。早速昨日,初日のトレーニングをして来ました。10年程前,白馬村体育館にトレーニング施設ができたとき,3年ばかり通ったことがあったのですが,利用手続きが面倒なのと混んで来たので止めていました。そのときのイメージでウエイトを設定したところ,ナントこれが重い! ウエイトを適正に落として一連の運動をし,汗を流して来ました。
 で,気が付きました!。上半身の筋肉が以前より落ちている!…。ここのところ「走る」ということをメインにやってきたからかな?と思いました。“スキー”にも上半身の筋肉が必要なの?というご質問を受けそうですが,”Dr.K”さんもおっしゃっているように,身体全体としてのバランスが大事だと私も思います。
 そして,今朝…胸のあたりの筋肉に少し張りを感じますが,これがどことなく気持ちイイのです。(^I^) 胸の筋肉さんに刺激を与えるのが少なかったなぁー…と反省している【TOK】でした。(^I^)
 今日は雨模様だし…行って来ようっと!


09/06 (木) 曇り
 
めっきり涼しくなりました。昨日久しぶりに気温を見たら,17℃でした。富士山では初雪のニュースも聞かれ,季節は間違いなく冬へと歩んでいます。(^I^)
 さて,残念なNEWSですが,長野県北部の飯山市にある「信濃平スキー場」が閉鎖されました。
 スキー場がまたひとつ無くなります…。若い人のスノースポーツ離れがあり,景気が低迷し,外国旅行の方が安くあがる状況下では,リフトが3本しかなく,斜面もそれほど魅力的でない北信濃のスキー場は,生き延びていけない…ということも分かる気がします。
 しかし,そのような状況は,何もゲレンデの魅力が薄いところだけの問題ではありません。一見何も問題が無いように見える「八方尾根スキー場」も同じような経営の危機に見舞われているのです。
 バブル当時の好景気を反映して,かつてスキー場は大にぎわいを見せました。リフトは作っても作っても待ち時間が必要でした。各スキーリフト会社は競うようにシングルリフトからダブルへ,そして高速のトリプルリフトへと資本投下を続けました。スキーヤーの動線を無視した脈略の無いスキー場開発が行なわれました。
 そして,バブルの崩壊です。この頃,回収の見込みをしっかり立てず資本投下を行なったスキー場の経営は先細りとなり,そのつけを「今」負うことになったのです。
 二年前から,八方尾根の「白樺スキー場」のリフトが週末しか営業しなくなったり,時間を区切っての営業となったりしたことで,みなさんも薄々このような現状にお気づきだったと思いますが,白樺だけに限らず八方尾根にある各リフト会社の経営は苦しいのが実情です。
 会社経営が苦しいのは何もスキー場に限ったことではなく,今は多くの日本全国の会社が経営難に立たされています。そして経営の合理化や新製品開発,新しいサービスの展開…等々にしのぎを削っています。スキー場でいえば,リフト代の値下げ,格安シーズン券の発売,オーバーなゲレンデ整備の廃止,新しい楽しみ方の演出…など,お金を掛けずにできることがたくさんあります。空いているリフトがカラカラと回っているより,リフト代を値下げして,その分空きが無いように運転させた方が,多くのスキーヤーやボーダーを呼ぶことになります。
 リーゼンコースの「八方第二リフト」と「八方第三リフト」が今シーズンから廃止となります。リーゼンクワッドがその役目を充分果せる…ということのようですが,ちょっぴり寂しい気がします。しかし,これもリフト会社生き残りのためには止むを得ないことでしょう。
 そこで,私達スキーヤーもこのような時期だからこそ,声を大きくしてスキー場経営者の皆さんに私達の要望を提言をするべきだと思います。今,スキー場は昔の「売り手市場」から「買い手市場」に変わりました。先ずそのことを認識し,スキーヤーやボーダーが主人公のスキー場作りをすべきです。私達ひとりひとりの意見が,スキー場を新しい姿に変えて行く原動力になります。
 私もスキーを愛する一人として,皆さんのご意見をスキー場経営者サイドにお伝えしたいと思います。ぜひ皆さんの貴重なご意見をいただきたいと思います。

09/05 (水) 曇り

 昨日は私の店,ビアホール「メルツェン」が休日で,ここ数日続いた忙しさから抜け出すように,ゆっくり過ごしました。
 なんとなく日本海を見に行き,帰りには寿司を頂いてきました。(^I^)。白馬から日本海の糸魚川までは,道路事情が良くなり,約45分で行けるようになりました。長野市までの時間とほとんど同じで,雰囲気が山と海の違いがありますし,きれいな海が見れますので,ちょっとドライブを楽しむには最高の場所です。(^I^)
 車で走っていると,妻が突然「空が広く見えるわねぇー…。ビルなどの高い建物がないからかしら…」と言い出しました。海の近くだからというわけではありませんが,確かに建物の背は低く,そんなに高い山も無いので,白馬に比べると空は広く感じました。
 数日前の新聞に次のような文が載っていました。 『 …ネイチャーゲームというのがあります。自然の息吹を感じるためのいろいろなゲームがありますが,その中に目をつぶって道を歩く…というのがあります.これをやるとほとんどの子供は普段は感じない“匂い”や“音”を,敏感に感じるようになります。普段目を開けて通っている道でも,その景色が違って見えるようになります。目で“見る”から,心で“観る”に変わります… 』
 妻の「空が広い」という感覚や,子供達の「匂いや音を感じる」という感覚は,普通に生活していたのでは感じることの少ない感性だと思います。常にいろいろなことを観よう…という意識が強く,感受性の豊かな人は,他人の数倍も生活を楽しめる…。そんな気がしました。
 “スキー”を楽しむときも,このような意識がある人と無い人では,その楽しみの幅が大きく違うだろうなぁー…。そんなことを思った【TOK】でした。(^I^)


09/04 (火) 曇り

 昨日の日記…日にちを一日間違えていましたね…(=_=;) 土,日とインラインの大会があり,その片づけやら,リザルトの整理,Etc.で忙しく,私の気もそぞろなのでした…。毎週月曜には発刊するようにしているメルマガも,そういうわけで一日遅れの発刊となってしまいました…(=_=;)。
 さて,インラインスケートを使っての技術選…。良く見れば見るほど,縦に走るスキーの動きと身体の使い方が良く似ているなぁー…と思います。インラインスケートは横にはズレない構造になっていますから,当たり前のことだといってしまえばそれまでですが,いちばん前のローラーで進行方向を決めていくことがポイントになります。自分の行こうとする方向へスケートの方向を仕向けていく…。そしてまた大事なことは,スケートと腰の間に“スキー”で言うところの反発エネルギーをいかに効率良く蓄えるか?ということです。この蓄えが,スキーではスキーの板そのもののタワミが大きな意味を持ちますが,インラインスケートではこれに期待はできませんので,おのずと下肢の使い方がポイントになるわけです。この部分にエネルギーを貯めるのがうまくて,そのエネルギーをうまく次のターンにつなげられる人のスケートは良く走っていましたし,ジャッジの評価も高く,点数も伸びていました。
 これは連続カーブ走行のオートバイの動きにも共通するところがありそうです。前のカーブで重心を下げるようにしてサスペンションを圧縮させておき,上方にその圧を開放するようにしてニュートラル位置に入り,車体を反対方向に傾けながら,また沈み込んでいく…。
 モノが連続回転をする時,あらゆるものは同じような一連の動きをする…モーターバイクも,インラインも"スキー"も…このことを強く感じた【TOK】でした。


09/03 (月) 曇り

 天気予報では,曇りか雨だという予報がはずれ,一昨日,昨日は素晴らしい快晴でした!
 おかげさまで,
「第3回  インラインスケート技術選 in 白馬」が盛会のうちに終了できました。数人のかすり傷程度の怪我がありましたが,皆さんに満足していただけたのではないかと思います。
 カービングスキーとその滑走感覚が似ているので,さいきんスキーのトレーニング…という意味で注目を集めています。
 今回は一日目にスキー競技の大回転をイメージした「タイムトライアル」を行ないましたが,約100名の方が挑戦されました。私達が設定したコースは約1キロで,その中に凹凸の起伏があり,インラインのレースとしては恵まれたコースができました。普通は,このようなロングコースで,しかも起伏に富んでいる状況のバーンを探すことが難しいのですが,幸い私達のお借りした河川敷の工事用道路はレースに最適と思われるものでした。普段このような長いコースを滑る機会が無い皆さんにはいい経験をしていただけたと思います。
 二日目の技術選は「大回り」,「小回り」,「総合滑降」の三種目を行ないました。評価の基準は,全くスキーの検定そのものと同じで,インラインスケートの特徴を生かし,どうターンをつくり上げるか?ということでした。今年で三回目の大会となりますが,確実に参加選手の技術は向上しており,全国のインラインスキーの名手が集まってくれたなぁー…という感を深くしました。
 この大会のリザルトは別のホームページにUPしておきますので,興味のある方はご覧ください。
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 さて,“フィーリングスキー”のページは,「もう少し索引が簡単にできるようにして欲しい…」というご要望がありましたので,別のところに引越しいたしました。こちらの方でご覧ください。


09/02 (日) 快晴

 今日も晴れのイイ天気に…。
 さて,今日は「第3回  インラインスケート技術選 in 白馬」の二日目…。これから出かけなくてはなりません…。
 この大会の印象は明日UPいたします…。


09/01 (土) 快晴
 今日から9月…。九月のことを「ながつき」,「菊月」,「色取月」とも言うそうですが,今日はまさにその「色取月」という言葉がピッタリの感じがする白馬です。快晴です!
 まさに「秋の空」がトップページのように,きれいに白馬三山を際立たせています。
 さて,今日は「第3回  インラインスケート技術選 in 白馬」が開催されます。ひょんなことから,この大会を開くことになり,今回で3回目です。「インラインスケートはスキーにどう有益だろうか?」ということから端を発し,それでは技術選みたいなものをインラインでやってみよう…というのがその発端でした。今年も約150人の方が参加してくれました。今日は天気も良く,最高の大会日和となりました。これから出掛けます。帰ってきたらその様子などUPしたいと思います。
 さて,“フィーリングスキー”は別にコーナーを設け,そちらのほうにまとめましたのでご覧ください。尚,“フィーリングスキー”のNEWアップは月曜日からになります…。

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