June
2001

八方尾根スキースクール,スキー教師【TOK】の個人的な日記です。興味のある人はどうぞご覧ください。(^I^)  
          
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   What is Today's Topic?

今日のトピック

6/30 エッジを立てずに
        曲がる

6/28 エアロビクスと重力

6/27 重力のちから

6/26 引力
6/25 メルマガ

6/16 克己の道場
6/15 失敗から学ぶ
6/13 スキーバンザイ!
6/12 スキーヤーの性格
6/11 力学の三法則

6/10 内向きの力
6/9 正対?
6/8 新ページOpen!
6/7 スキー試乗レポート
6/6 スキーと感性
6/5
 滑走フィーリング
       の信ぴょう性

6/2 情報の信頼性

6/1 ヒーリング

***
  これまでの日記  
           ***

教師日記 5月

教師日記 4月

教師日記 3月

教師日記 2月

教師日記 1月

教師日記 12月

教師日記 11月

教師日記 10月

教師日記 9月 #2

教師日記 9月 #1

教師日記 8月 #2

教師日記 8月 #1

教師日記 7月

教師日記 6月

教師日記 5月 

 

 

 

 

 

 

 


06/30 (土) 小雨
 今日で6月も終わり…明日からは7月で,夏本番を迎えます。みなさんの6月はいかがでしたか?
 
    -------------☆★☆-----------
 さて,今日のテーマは昨日”MAK”さんから 「On Line Ski 教室の掲示板」にいただいたご質問について…。
 ご質問の要旨は 『 エッジを立てずに曲がる…ということについて。エッジをできるだけ立てることなくフラットな状態でターン弧を描けるとすれば、確かに「速い」と思うのですが、急斜面などでコレを意識していくというのはどうなんでしょう?必要量の適度な角付けを考えていくほうが良いと思っているのですが、それ以上にフラットを意識していく滑りというものがあるのでしょうか? 』 というものです。
 結論から言えば 『 ターンをするならエッジングが必要 』ということになります。モチロン,雪面からスキーを離して空中で方向を変えるようなターンをするなら話は別ですが…。普通の状態でターンをするなら,エッジングの量の多少はあるにしても,エッジを立てることが必要です。
 ここでポイントとなるのは「角付けの量と滑走スピードの関係」,「角付けの量とターン円弧の大きさの関係」,それに「角付けの量とズレとの関係」です。
 ”MAK”さんがおっしゃるように”速さ”ということを考えればエッジングの量が少ない方がハイスピードになります。それはエッジングによる減速要素が小さいからです。先日の”引力”の話で言えば 『 引力の働く方向に逆らわない…』ということになります。ですが,フラットだと雪からの抗力がスキー板に働きませんから方向を変えることができません。そこでレーサーの中には,方向を変えることとスキーを走らせることを別のこととして捉えている人も居るくらいです。種目によっては,円弧を重視しなくてもタイムが早ければ良いわけですからもっともなことです。
 次は”回転半径”との関係です。エッジを立てるということは軸が寝て,エッジの切削面が深くなることです。つまり”サイドカーブ”が生かされスキーのトップがエッジングされた側に入り込むという回転モーメントを受けます。サイドカーブの深さ,絞り具合がターン円弧に関係し,カーブが深ければ深いほど円弧は小さくなります。小さいターンほど”R”の小さいスキーを使い,エッジングを効かせた方がやりやすくなる理由です。
 最後に”ズレとの関係”です。軸が寝るということは斜面に対してスキー板が斜めに置かれる,ということです。ですから,この軸が寝れば寝るほどスキー板には板を横方向へ押しやろうという力が働きます。斜面をスキー靴などで降りるとき,かかとで地面を受けてしまうとスリップしやすくなると同じ理屈です。”登山”等で上ったり下ったりするときも,できるだけ靴は斜面にフラットに置くようにします。これは横方向の力を受けて,靴が滑らないようにするためのコツです。”スキー”でも,エッジが立つとこの横方向の力も増えることになり,サイドスリップしやすくなってしまうのです。そこで,エッジを立てても横にズレないようにするための方策がスキー板では採られています。それが”トーション(ネジレ剛性)”です。このトーションをある程度強くすることで雪面グリップがしっかりできるようになっているのです。ですから,急斜面でズレの少ないターンを求めたり,体重のある人は,トーションの大きいスキーを選ぶことが必要になってきます。
 そこで,「じゃあ私たちの一般スキーではどうするべきか?」ということになります。答えは, 『 そのスキーヤーの志向によって異なる… 』ということになってしまいます。速さを選ぶか,ターンの質を選ぶか? ズレに乗っていくことを楽しむか,それとも切れのいい滑りを求めるか?…。速く滑れて,しかもターンコントロールもしっかりできるすべり方…それは矛盾した性質を共に求めているということに他なりません。
 今日は「スキーQ&A」的な日記になってしまいました。(^I^) オユルシ下さい。
 それでは皆さん良い7月をお迎えください! (^I^)


06/29 (金) 曇り
 昨日の晴天がまた曇り空に…。
 
    -------------☆★☆-----------
 さて,いつもの事なのですが”梅雨”の時期は戸外での運動ができず,どうしても運動不足気味になります。その結果一年でどうも一番体重が増えてしまいます。今年もその傾向があって一時期72キロまで下がった体重が76キロに…。(=_=;)
 ”Dr.K"さんのトレーニングを参考にして身体を動かしているつもりでも,戸外でのテニスなどができないため少々気が滅入ってしまいます。精神的にストレス状態にあると身体の調子も狂うのでしょうか?。食事はいつもと同じように…むしろ抑えるようにしているのですが…。”精神的ストレスと身体の動き”…なにか大きな関係がありそうです。
 妻に言わせると「ビールの飲み過ぎ!」…ということになるのですが…。
 よぉーし,今日から”ストレス撃退作戦”で天候に左右される気持ちをしっかりコントロールするぞ!


06/28 (木) 晴れ
 今朝は朝から太陽の陽射しを浴びている白馬です。気分イイです!。太陽の恵み,偉大なプレゼントを感じます。(^I^)
 
    -------------☆★☆-----------
 梅雨空のせいで戸外での運動ができません。そこで,ふだんは雨の日は水泳かエクササイズバイクを漕ぐのですが,ここ数日”エアロビクス”の真似事をしています。音楽を”ヨーロピアンビート”にして,曲に合わせて身体を動かすのですが,これがなかなかイイ!(^I^)
 ジョギングでは味わえない躍動感みたいなのがあります。”Dr.K"さんがおっしゃるところの”
「敏捷性・瞬発力」をつける為の運動”としてもいいンじゃないかと思います。昨年もいち時期「NHKのエアロビ番組」を録画し,それに合わせて身体を動かしていましたが,なかなかインストラクターと同じような動きができなく,挫折してしまいました。今回は自分なりに鏡を見ながら,スキーの動作を取り入れたりして身体を動かしています。まだまだ素人っぽい動きですが,思ったより楽しくできます。
 で,この運動をしながら思った事があります。それは,昨日お話した”重力”についてです。地球の重力に抗って身体を動かせば動かすほど運動量が増えて汗が出てきます。その時,”身体の重心を上下に動かす”のと,”重心をあんまり動かさず重心回りの身体の部位を動かす”のとでは,大きな違いがあることに気付きました。
 ”重心を上下に動かす”ということは位置エネルギーを変化させることになり,一見激しい運動ができてトレーニング効果があるようにみえます。しかし実は,この運動ではエアロビクス運動がなかなかうまくいかないのです。身体のバランスが崩れやすく,速い動きができません。エアロビで速い動きをしようといろいろ意識を変えてみたところ,それにはひとつのコツがあることに気付きました。それは自分の身体の”重心”をしっかり意識するということでした。”重心”をその位置に固定して動かさないようにし,手足や脚や上体を動かすようにしたのです。”地球の自転と公転”的に言えば”腰を上下左右に動かさず=公転に任せ,手足を動かす=自転意識を強調する”ということになります。
 この運動でかなり速く身体の部位を動かしてもバランスを崩すことが少なくなりました。『重心をキープし,重心回りの身体の部位を動かす』…。じつはこのことは”スキー”でも大事なことなのです。重力に抗った運動をすればするほどバランスを乱す要素が増してしまいます。一流スキーヤーはそのことを知っていて,うまく使っています。特にターン前半の脚の伸びと,後半の脚の引き寄せ,にその動きが顕著に見られます。腰(重心)を中心とした体の動きそのものです。
  そう言えば,英語では 『
この車は重心が低い=This car has a low center of gravity. 』と言い,『 重心を保つ=keep one's balance 』 と言います。 gravity と balance は切っても切れない関係にある,つまり”重力”と”バランス”は同じ事象を違った視点で説明している,ということなのです。
 エアロビを通して”重力に抗って重心を動かす事の意味”を再確認させてもらった【TOK】でした!(^I^)


06/27 (水) 雨
 今朝はまた梅雨空に戻って雨がシトシトと
。例年の事ですがが家の中に入ってきて大変です。これをそのままにしておくこともできず,殺生をしてしまうのですが,どうも気がひけます。早く梅雨が上がってアリさんも外で活躍できる日が来て欲しいものです。ハイ
 
    -------------☆★☆-----------
 昨日は引力についてお話しましたが,今日はそれからちょっと進めて重力について
 
重力を辞書風に解説すれば『 地球上の物体が地球による万有引力によって引かれる力。厳密には地球との間に働く引力と、地球の自転による遠心力との合力。』ということになるそうですが,よくよくこの字を見ると「重力」=「動」となります。日本語というのは誰が創ったものか詳しくは知りませんが,ものごとを良く言い表していると時々思います。この漢字の成り立ちから推測すると,「動く」ということはどうも「重力」と関係があるらしい。自転による遠心力は置いておくとして,大雑把に言えば地球の引力に従ってその場所を変える,移動することが動くという動作なのではないでしょうか
 私たちの楽しんでいる
スキーはその重力によって地球の中心に引っ張られる力を利用しています。位置エネルギーというのは地球の中心とスキーヤーの重心の間の距離に関係していて,その距離が長いと位置エネルギーが大きいという見方ができます。リフトで山の高いところにスキーヤーを運ぶというのは,地球の中心から遠くへ行く位置エネルギーを増やすということなのです。
 さて,私たちはスキーをする時,この『
重力を感じた滑り』をしているでしょうか?斜面の上から下へ滑り降りる,ということは地球の重力に従って地球の中心方向へ近づく,ということなのですが,素直にその力を利用しているのでしょうか?。地球の重力に従うことよりも,それに抗って自ら動くということをし過ぎていないでしょうか?。
 そういう視点でうまい人のスキーの動きを見てみると ,「たしかに重力をうまく使っていて,不必要にその力に抗っていないなぁー
どことなく重力との一体感,みたいなのが感じられるなー」』という気がします。
 そこで思うのですが,例えば「
検定ではどこを着眼点として見ていますか?」とよく聞かれます。もちろん円弧の描き方や角付けの仕方,クロスオーバーのさせ方など,いろいろ局面局面の要素も見ますが,結局は「うまいからうまい!」という風に見えるのです。ここで言う「うまい!」というのが,実は 『 重力に抗っていない! 』ということと大きな関係にあるように思います。こういう人の滑りは小手先のうまさとは違う,どこか一本筋が通っている,そういう雰囲気を感じさせるうまさ,なのです。
 
引力重力”…。私たち人類がこの世に出現してからずーーーっと感じ続けてきたちから。いろいろな所作動作の美しさはこのちからひとがうまくマッチした時に表れる
 そんなことを思った【TOK】でした。
(^^)


06/26 (火) うす曇り
 今朝も雲間から日が射してきました!。昨日も天気予報どおり晴れに向かう予定だったのですが,結局あれから天候が急変しまるで夕立のような雨が降った白馬でした。
 
    -------------☆★☆-----------
 さて,夕立といえばこの間,小旅行で3泊4日の「サイパン旅行」に行ったときも毎日のようにスコールに出あいました。それはそれは見事なスコールで,パラパラっと来たかと思うとザバァー!といった感じでした。実は帰りの飛行機の中からスコールの様子をじっくり見ることができました。見事に発達した積乱雲。その真下の海上が降雨で,黒に近いグレー色で染まっていました。積乱雲の下だけが降雨で,それ以外の地域は穏やかな海そのものでした。よく見ると積乱雲の中の雨の粒子が,まるで海に吸い込まれて行っているような気がしました。そして「地球の引力が雨を吸い込む強力な力」を見た気がしました。
 そういえば,私たちが楽しんでいるスキーというスポーツも,この引力のおかげなのだなぁー
とつくづく思ったのでした。重さのあるモノ同士が引き合う,という力がスキーヤーにも働き,本来ならば地球の中心方向に近づいていこうとする力が,雪の斜面があって少し斜め方向に移動する。まるで「モーターボートに引かれる水上スキーヤー」と同じ図式なんだなぁーと思いました。モーターボートが引っ張る力が地球の引力。そして,水上スキーヤーは水面の抵抗を受け,その力をコントロールしながら右に左にターンする。我々スキーヤーも地球の引力を雪上で巧みにコントロールし,右に左にターンしながら地球の重心方向に近づいて行く。まさに”Gravity Works”の世界なんだなぁー,と思ったのでした。
 実は,スキーに限らず,あらゆるスポーツは,この地球が人間に対して与えている
引力あるいは重力をどうコントロールするか?ということに関係している。この引力をどう効率良く使いこなすか?ということで勝敗も左右される。大げさに言えば, 『 スポーツとは引力コントロールだ!』 ということもいえなくも無い
 
スキーの基本もこの引力抜きでは考えられない。この引力をもういちど考えてみる事で,私たちもスキーに対して違った見方ができるんじゃないかな?と思った【TOK】でした。(^^)
   ☆★☆
 それにしても「サイパン旅行」安いですよね。国内旅行よりはるかに安く上がる。これじゃぁー「国内スキー旅行」も敬遠されるわけだ(=_=;)


06/25 (月) 曇り
 雲間から日が射してきました!。梅雨の合間の太陽光
ちょっとイイもののひとつかな?(^I^)
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 さて,かねてからいろんな人たちから勧められていたホームページのメルマガ版,7月初めから発刊することにしました。まぐまぐからの配信で,いま登録申請中です。メルマガについては賛否両論ありますが,「せっかく作ったホームページなんだから,そのタイトルだけでも配ってスキーの楽しさを皆さんに知ってもらった方がいいよ」という声にお応えすることにしました。
 このことで,おいでいただいている皆さんにご負担をかけることは無いと思いますが,もしご意見などありましたら遠慮なくお知らせください。小泉首相のメルマガにあやかったわけではありませんが,週一回の発刊ということで予定しています。こんな内容を載せたらいいんじゃない
とか,これだけは止めてというようなこともお教えいただければ幸いです。「サンプル版」を作っておきましたので興味のある方はご覧ください。

06/24 (日) 雨り
 いかにも梅雨本番という感じで雨模様の白馬です。沖縄では梅雨も上がったようでもう半月もすればここ信州も明けることでしょう。(^I^)
 さて,1週間ほど白馬を留守にしましたが,昨日帰ってまいりました。
 東京の親戚を訪ね,また3日ほどちょっと旅行に出掛けてまいりました。そして, 『 旅行=
Travel 』は自分の生き方を見つめる上でも大事なことだと感じて帰って来ました。”Travel”語源はTRAVAIL”で原義は「旅の骨折り」ということらしいですが,その骨折りが新しい体験となり,考え方に刺激を与えてくれる肥料になるのだと思います。また今回もいろんな人やモノに出合えました。いい刺激を頂きました。これらのいくつかが「スキー指導」に何らかの形で還元できたらイイナと思います。
 ところで,
スキー道の担当教授Dr.Nさんから 『 メンタルトレーニング 』についての入稿がありました。検定などであがりのために失敗してしまう人は,オフシーズンからメンタル的なコントロールができるよう,是非ご覧ください。(^^)

06/17
 (日) 晴れ
 今日は梅雨の合間の「晴れ」
といった感じの白馬です。(^I^)
 さて,明日からちょっと私用で一週間ほど白馬を留守にします。その間 New UP ができませんが,宜しくお願いいたします。
 ノートパソコンは持って行きませんのが,先々で掲示板
  【TOK】の掲示板 には顔を出しますので,こちらでお会いしましょう!(^I^)
 それでは行って来まぁーす!。

06/16 (土) 曇り
 いかにも梅雨本番
という感じで曇り空のの白馬です。でも雨は降ってないしひょっとすると午後くらいからテニスできるかな?(^I^)
    -------------☆★☆-----------
 さて,過日,スキーヤーの性格ということで,行なうスポーツによってそのスポーツ特有の性格があるということをお話しました。その時,テニスは意地悪なスポーツというようなことを述べましたが,このテニスでじつは大きなことを勉強させてもらいました。(^I^)
 それはDr.Nの 『 スキー道 』とも関係あるのですが,「メンタルマネジメント」ということです。こう言うと少し大げさに感じてしまいますが,自分の心の持ち様をどうマネージしコントロールするか?。目先の勝負にこだわったり,小さな技術にこだわったりして落ち込むとか,あるいはその逆に試合に勝ってハイになり過ぎる,とかの感情をどうコントロールするか?ということです。もちろん試合に負けるより勝つ方が嬉しいし,できなかった技術ができるようになることは大きな喜びですが,スポーツはそれだけに止まらない大きな意義があるような気がします。
 それは,よく言われる言葉ですが 『 己に勝つ 』ということです。あるがままの自分を露呈して,そこで得られる結果は結果として素直に受け入れる
。自分自身のレベルはレベルとして現存するにも関わらず,それを相手との尺度(スケール)の違いでものごとをとらえてしまうと,そこに「心のゆらぎ」が表れ,感情の起伏が増長されるということです。比べるものは相手ではなく実は自分自身なのだということに気がつけば,になったりうつになったりせずにすむのです。
 
そういう風な考えを抱いてテニスをしてみたら,ナントそれまで一球ごとに喜怒哀楽の権化と化していた自分が,静かな気持ちの中でプレーしているのです。まだその入り口に達しただけなのですが,心が静かなのです。
 スキーでも同じことが言えるように思います。まして相手は
雪の大自然です。そこでもまれて大きくなるのは自分自身です。雪の自然と静かな心で対峙するとき,自分の持っている能力は最大に発揮されると思います。自然の中で自分のレベルなりの技能をさらけ出し,その結果を甘んじで受け入れる
 スポーツは,まさに 『 克己 』の道場だ!と思った【TOK】でした。
(^^)

06/15
 (金) 雨
 梅雨本番の白馬です。雨が降ってます
    
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  Dr.Nさんの『 あがり 』についてのコメントを読ませていただきました。
 6月13日のコメントでは
物事の捕らえ方が肝心物事には実体が無い観念で物事を見過ぎない失敗から学ぶ姿勢を持つということで,検定を受ける時の心構え,気持ちの持ち様について書かれていたように思います。「ナニが何でも合格しなければ!」とか「落ちたら恥ずかしい」とかの気負いが,いつもできている滑りができない原因のひとつであることは確かです。Dr.Nさんのおっしゃるように 『 「本番」だという「物の見方」を捨てるべきという言葉には重みがあります。
 最近,スポーツ競技の世界でもメンタルトレーニングの重要性が言われております。昔流行った「スポーツ根性論」は終わり,「心の持ち様をどのようにしたらその人の持つ最高プレイを実現させられるか?」ということが研究されています。すんなり合格してしまった人には無縁かもしれませんが,幸いも,合格に達しなかった人は「心理的マネジメント」を行なう良い機会に出会えた!ということにもなります。
(^I^) 失敗を単なる失敗とせず,自分の心をコントロールする能力を身に付けるための絶好の機会として受け止める,ということです。まさにDr.Nさんの言われる「人間万事塞翁が馬」で,なにが幸いになるかワカラナイということです。
 
という風に考えると,スキー検定は 『 メンタルコントロール能力を高める 』という大きなプレゼントを私たちに与えてくれるスポーツでもある!ということができるわけです。スキーって凄ッごいねぇー! (^I^)

06/14
 (木) 雨
 
ようやく梅雨本番を思わせる,ちょっと冷たい雨が降っています。これから数日はこのようなジメジメ傾向が続く様です
    
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 Dr.Kさんの 『 オフトレ 』や Dr.Nさんの 『 スキー道 』について, E-mail が届き始めました。(^I^)
 お二人には貴重なご時間をこのために割いていただき,恐縮しています。お二人ともそれぞれの分野でご活躍ですが,共にスキーが好きで私の知識に無いことや,気付かないことを,違った側面からの見方に立って,貴重なアドバイスを頂いております。
 今日は
Dr.Nさんに『 あがり 』について,さんからの E-mail にお答えいただきました。2〜3回のシリーズになりそうですが,楽しみです。私の周囲にもたくさん居られますバッジ検定で実力があるのに金縛り状態になってあえなく撃沈されてしまう人が。そういう方々には大変参考になるコメントがいただけると思います。今回のこのテーマについては,わたしもかねがね取り上げたいテーマだと思っておりました。良い時期にさんから E-mail を頂きました。ありがとうございます。
 なお,お二人にはボランティアとして,全くのご好意で書いていただいております。皆様からのご質問に対するお二人のご回答の内容,及びお二人のコメントについては,あくまで読者皆さんの責任において処理いただくようお願い致します。「
Dr.?が,こういう方法が有効だというから実行したのに効果が出ない,逆効果だった」というようなクレイムについては対処できませんので,よろしくお願い致します。
 皆さんにとっても,私にとっても,役に立つ良いページになると信じています。
(^I^)
 Dr.Kさん,Dr.Nさん,あんまり責任を感じないで,ヨ・ロ・シ・ク! ネ! 

06/13 (水) 曇り
 今朝はやや肌寒い白馬です。白馬三山も望めますが,その上には雲が覆いかぶさるように掛かっています。
    
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 TOSHI3さんから,昨日の日記についてのコメントいただきました。ありがとうございました。(^^)
 実際に自分がどういうスポーツをしているかで,性格的なことが変わるっていうのは本当かもしれないと思います。 その中でも,テニスはよく「人の居ないところに打ち込んで意地悪なスポーツ」というようなことを言われます。テニスをすると「意地悪な人間」になりやすいんでしょうか?。私も毎日のように妻と小一時間テニスをしていますので,夫婦そろって意地悪人間を目指しているのかな?(^I^)。でもこういう考え方もできます。「相手の取れないところに打つというのは相手の持っている能力を高めるため!。もうダメだ!と思ってもなんとか一歩でも球に近づこうとすれば拾えるようになる。あきらめないで努力することだ!」ということを教えてくれていると。実は,私の妻も初めは自分で自分のことをスポーツ音痴と呼ぶほどのヘタクソプレイヤーでした。ところが,2,3年経った今,気を抜くと私が負けてしまうほどの腕前になりました!。これには私もビックリです。でも,性格的にはそんなに変わったとは思えませんが。テニスを始める前からけっこう「イ・ジ・ワ・」でした(^I^)
 私の周りにはご夫婦でスキーを楽しんでおられる方が大勢おられます。性格的に同じ傾向になることの是非はさておき,お二人そろって活動的楽天的になれるということは素晴らしいことです!。TOSHI3さんがおっしゃるように 『 今はほとんどスキー一本になってしまったせいか、いろいろある中で,もともとそうだった楽天的ってところがさらに増強されたような。。。(笑) 』というのは正にスキー効果でしょうか?
 いずれにしても,スキーバンザイ! 
(^^)

06/12 (火) 晴れ
 
今朝は山の雲が取れていて,夏を思わせる景色です。トップページにも書きましたが,例年より山の雪の溶けるのが早い気がします。今日のような山の景色は7月初旬的な景色だと思うのですが。やっぱり,山には少し白い雪が残っていて欲しいと思います。それがまた青空に映えて美しい!(^I^)
    -------------☆★☆-----------
 ある本を読んでいたらスポーツとパーソナリティーという表題で次の様なことが書かれていました(要約)。
 『 運動経験やスポーツ種目によって,それを行なう人間の性質的な特徴,パーソナリティーが異なる傾向があることが解ってきた。運動経験が長くなるにつれて,活動性,支配性,攻撃性,社会的外向性などの特性が増大した。
 野球はヒステリー性格が増大,水泳とバレーは躁うつ性,柔道は粘着性,サッカーは分裂性,テニスは神経質傾向,体操は分裂性と神経質傾向,陸上競技は粘着性と神経質傾向,バスケットはヒステリー性格と粘着性が増大
という傾向が顕著であった。』
 これを読んで,ハテ
?スキーはいかがであろうか?と。ティームワークを重要なファクターとするものはヒステリー的な性格,パフォーマンスの正確さを求められるものは神経質的な性格ということができそうですが,これはあくまで 『 相手があって勝負を競う 』というスポーツに見られるもののような気がします。ですから レースとしてのスキーはそのどこかに入るでしょう。多分,神経質と躁うつでしょうか? 
 さて,私たちの楽しむ一般スキーはどうでしょう?陰的な気質としては
躁うつ性神経質傾向でしょうか?。うまくいった時はニコニコ,自分の思う滑りができなかったときはムスッ。完璧な滑りを追求し,達人を目指して技術を追求する。でも,陽的な意味では活動性楽天的性格”…という気がします。スキーをやった後の爽快感はナニにも替えがたいモノです。(^I^) 楽しかった!またやりたい!という気持ちが残ります。アレって一体何なんでしょうねぇー?一般スキーが他のスポーツと大きく違って,競う相手が大自然だということなんでしょうか?そのことが競うということの違いを生んでいるんでしょうか?だから,陰的なものより陽的な面が大きく現われる
 今日は【TOK】の勝手な 『 スキー讃歌 』でした!
(^^) 

06/11 (月) うす曇
 今日は山には雲が掛かっています。
でもすこし雲が切れてきました。ひょっとするとこれから雲が取れてくるかもしれません。(^^) 昨日は昼頃,カミナリを伴った夕立のような降雨がありました。パソコンの電源を切り,コンセントから抜いて,電話のモジューラも抜きました。皆さんもカミナリでパソコンを壊しませんように(^I^)
    -------------☆★☆-----------
 さて,ここ数日「内スキー主導」についてのコメントを書いて来て,自分の意見の展開に力学的な合理性があるのかどうか不安になり,久しぶりに「物理」の教科書を開いてみました。「ニュートンの法則」という力学の三法則というのがあってこれをもう一度読み返してみました。少々理屈っぽいですが
 力学の三法則とは1.すべての物体は外力が作用しない限り,元の状態を続ける。(慣性の法則)
              2.運動の変化は加えられた力に比例し,力が加えられた直線方向に向かって起こる。
              3.すべての作用には常に同じ大きさの反作用が逆方向に生ずる。(作用・反作用の法則)
                                                           
というものです。
 これを読んでいてふと気付きました。昨年発刊された「日本スキー教程
指導理論編」のある個所(P37)に書かれていた 『 ターンでの回る(回転運動:公転),と回す(回旋運動:自転) 』という項目です。地球が太陽の周りをまわる公転運動と,地球の自転運動にスキーの運動をなぞらえて解説していて,重心の曲線運動の軌道が回る公転運動で,スキーの回旋が回す自転運動という風に述べています。
 カービングスキーが台頭してきてから,回旋の動きは本当に少なくなりました。自分で回そうという意識が無くても,スキーの性能で回ってしまう,ということなのです。これはまさに「スキーは公転運動になった!」ということでもあります。つまり,力学の三法則の
1.慣性の法則的な感覚での滑りが可能だ,ということです。それに比べ2.3.の法則はスキーヤー自らが起こそうという動きに付随して起こる運動に相当し,自転的な運動だといえます。
 カービングスキーが出てきてから,外向が少なくなり
とか,内向きの力が云々等ということが言われていますが,このことも公転運動という見方をすれば簡単に説明づけられる気がします。スキーに無心に乗っかって,スキーと雪面からの抵抗とのコンタクトに身体を素直に反応させ,公転運動的にターンしようとすれば,「身体の質量」,「滑落する力」,「雪面の状態」,「スキーのコンタクトのさせ方」でその軌跡は自然に決まってくるという風に考えられます。これに対し,身体のローテーションだとか,ターン内方向に圧を求めて膝を倒すとかの自ら行なう運動は自転的な動きといえます。反作用というスキーヤーのバランスを乱してしまう不安要素もでてきます。
 少々乱暴な言い方ですが,このように考えてくると, 『 スキーとは重力になるがままに任せるスポーツ 』 ということもできます。私自身,特にカービングスキーが出現してからはこの意識が強くなって来たと感じています。【
Letスキー】などということも,この感覚が基にあるのかもしれません。
 無心でなるがままに
川の流れに浮かぶ木の葉のようにという枯れた滑りスキー道に通じるナニかがあるように感じた【TOK】でした。(^I^)
 
06/10 (日) うす曇

 今日はすこし雲があって陽射しは強くありませんが,いかにも「春うらら」という感じの白馬です。
(^I^)
    -------------☆★☆----------- 
 さて,昨日は
On Line Ski Class の掲示板でのご質問について書きましたが,昨日MAKさんからのメッセージがありましたので,きょうはそれにお答えしたいと思います。
 
確かに,カービングスキーが登場して,ノーマルスキーの頃よりは正対に近くなったと思います。ですからターン外スキーと内スキーの荷重配分も幾分ですが均等加重的にはなって来ています。しかし,回転運動をする物体は内側から外側に出て行く,という性質がありますから,それとバランスを取って回転を続けて行くと,外の圧が,内の圧より高くなる局面が必ずあるのです。いくらターン前半で内スキー主導のターンを開始しても,それがターン終了まで続くわけではありません。ひとつのターンの中では,外圧が最も強くなる部分があるのです。これは「内スキーと外スキー」という観点での話です。
 一方
MAKさんがおっしゃる『さらにカービングスキーの進歩によって、トップがターンの内側内側・・さらに内側に向いてくるようになり、結果として雪面抵抗のくる方向もターン内側からになってくる?上体がローテーション気味に向いてくる』というのは,一本のスキー板の内側,という意味での話です。ですから「外スキー」だろうが「内スキー」だろうがスキーのトップがしゃもじのように大きく開いた形になってくると,エッジングがされた方向にスキーのトップが向いて行くのは当然の事です。これは「自分で向けて行く」のではなくて「トップの内側が雪の抵抗を受けて,テコの作用が働き,エッジングした側に入り込んで行く」ということなのです。ここのところに「支点と力点(作用点)を別けて考え,従来の荷重点とは違ったとらえ方をする」というパワートライアングルターンの考え方,つまり【Letスキー】そのものの考え方があるのです。その時の身体の向きが外か内か?というのは滑走スピード,円弧の大きさ,雪面抵抗の大小によって変わって来ますから,一概に外だ,正対だ,内だなどと決め付けられないのです。あるデモがたまたま滑った条件で,いかにも内向的な滑りをしたとしても,それはその条件で演技できた滑り,ということだと思います。

06/09 (土) 晴れ

 今日もいい天気で,気持ちイイ週末となりました。
(^I^)
 きのうからOpenの「オフトレ」と「スキー道」いかがでしたか?
    -------------☆★☆-----------
 さて,昨日 On Line Ski Class の掲示板でTOSHI3さんから 『 正対 』についてのご質問がありました。
 今日はこのことについて考えてみたいと思います。
 >■すみませんが  : TOSHI3  68
 
>「スキーの前後差に相当する外向きの角度」について、もう少し詳しくお聞きしたい
 ターンしている時のことを考えてみると,外スキーの方が内スキーより外側を通っています。で,よく見ると内スキーの方が外スキーより僅かながらその位置が進んでいます。滑走距離が外側の方が長いということに起因している,と言う人も居ますが,いずれにしても,両スキーが平行にそろっていることはありません。
 
ということは内スキーのビンディングの位置も進んでいる内足が進んでいる内ヒザが進んでいる内腰が進んでいるということになるわけです。このことを「スキーの前後差に相当する腰の外向きの角度」と言っているのです。
 最高のカービングターンをしている!と評される写真やビデオを,いくらじっくり見ても内スキーが外スキーより進んでいるシーンにはお目にかかれません。そんなことは「物理的に無理!」なのです。内足が外足より進んでいる状態を作って,腰が正対する姿勢をとってみてください。
身体の自然なフォームになりますか? もし「正対」と言うのならば,内足と外足が同じラインで並ぶ必要があります。本当の意味の「正対」とはこのことを言います。下半身が外を向いていて上半身が内を向くこれはもうローテーションです。
 デモクリニックでどなたかが「スキッディングは外向、カービングは内向」と言ったみたいですが,それはご本人の
感覚であって理論的に正しいとは言えないと思います。確かにターン前半ではローテーション気味に上半身を先行させることはありますが,このことと,舵取り期での内向とは全く別のことだと思います。
 
宮下デモや一樹デモの滑りは明らかにそうなってるように見えますということですが,ターンのどの局面でのことでしょう?私の見る限り,ターン前半で幾分「ターン内側へのアンティシペーション的動き」はあるものの,その後はしっかり「スキーの前後差に相当する外向きの角度」をキープしているように見えます。
>■Re:すみませんが : mrrn  69
 
>実際、技術選などの写真でも当然スキーの前後差があり、正対を超えていないように見えますが・・・
 はい,私も
mrrnさんと同じく,舵取り期では正対を超えていないと思います。
 どうも,
スキーヤー個人特有の滑走感覚をあたかも唯一の絶対的無比なスキー操作という形で述べる方がスキー界には多いようです。私も含めて(自戒)
 しかし,物理の原則から言うと,円運動をしている物体は
遠心力が働き,それに対抗して向心力が働きます。この釣り合いが崩れると「転倒」になるわけですが,この向心力はターン円弧の外から内の中心に向かって働くもので,ターンをしている物体はその向心力に耐えるような対処の仕方をしなければなりません。スキーではターンをしている物体とは「人間」そのものです。
 運動をしている時,人間の身体は力が作用する方向に身体の向きを構えるのが最も自然です。柔道や剣道の組手で,相手の方向にしっかり構えたり,ボールゲームでボールの飛んでくる方向に身体を向けたりするのはその良い例です。スキーでは抵抗がやって来るのは,ターン外側からです。ですから身体は外側に対応したフォームを作るのが自然だと思います。
 「感覚的に感じたことを語ること」が必要な場合もありますが,大きな影響を与える可能性がある場合は,「誰もが理解でき,理論的に正しく,同じものごとを想像するために必要な言葉で語ること」が大事,だと思った【TOK】でした。

06/08 (金) 晴れ
 梅雨入りしたと思ったら,すぐこの天気。例年より数日早い梅雨入りとのことでしたが。でも晴れたことに異存があるわけではありません…(^I^)
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 さて,昨日は雪三郎さんのホームページの01-02モデル購入伝説!2001につて紹介させて頂きました。
 そして,今日はわたしのホームページを側面からサポートしていただく 『 「オフトレ」のページ 』 と 『 「スキー道入門」のページ 』 の紹介をさせていただきます。
 
Inter Net の素晴らしさの中には,いろんな考えを持つ人たちとの交流が簡単にできるという一面があります。いろんな人から情報を得ることも可能です。わたしのホームページをご覧頂いている方々はスキーをキーワードとして,そこからナニかを得たいということでおいでいただいていると思います。しかし,私自身の持っている情報や知識が充分でないことは私自身が良く承知しています。おいでいただいている方々から多くの E-mail を頂きます。励ましやらご叱責,そしてお礼の E-mail です。そしてそれらの文面を拝見して,もっと多くの人の意見や考え方を反映したホームページ作りができたらいいだろうなぁーと思っていました。
 今回,幸い
Dr.KさんとDr.Nさんお二人のご協力で 『 オフトレ 』 と 『 スキー道入門 』のページをOpenする運びになりました。お二人には負担をおかけいたしますが,よろしくお願いしたいと思います。みなさんもぜひご意見,ご希望をお寄せいただきたいと思います。
 スキー仲間のつながりが少しづつ増えていくのは,本当に楽しいことです。これからもヨ・ロ・シ・ク!
(^^)

06/07
 (木) 小雨
 昨日から梅雨入りし,雨が降っている白馬です。私のあんまり好きではない季節ですが,この時期の降雨があるから夏に必要な水が貯まり,植物もイキイキとなる。いつもいい事ばかりではなく,今いやな事も将来のいい事につながる。世の中,いろいろあるから面白い!ンですね!(^^)
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 さて,スキー選びには実際にそのスキーに乗ってみるのがベスト!ということをお話していますが,興味ある板全てに乗ってみることは不可能。そこで雑誌の記事や,他人の情報を聞いて参考にするのですが,特にスキー雑誌のコメントは「正直な評価」だと判断するにはイマイチ。評価全てが???というわけではありませんが,マイナスポイントがあやふやな形で載ることが多い
 そういう声にお応えしようと,このホームページ上でも 『 本音!スキー試乗レポート! 』なるものを準備しておりましたが,先日
雪三郎さんのホームページを拝見させていただき,そこの01-02モデル購入伝説!2001の充実さに感心致しました。私が新しくページを立ち上げても雪三郎さんの領域にまで達せられるかどうかわかりません。そこで雪三郎さんにお願いして,”01-02モデル購入伝説!2001”にリンクさせていただく事を了解していただきました。今日現在,約20台のニューモデルについて,スキーヤー側に立った視点で解説がされています。しかも逐次いろんな方々の新しい情報を加味し,独りよがりの判断にならない様気をつけておられます。これまでいろんな方が「スキー試乗情報」を発信されていますが,そのどれにも劣らない公正なコメントが付けられている,と思います。私の得た情報も積極的に雪三郎さんお送りし,その充実の一助になれればいいなぁーと思っています。皆さんの得た情報もぜひお送りいただきたいと思います。
 みんなで
”01-02モデル購入伝説!2001”を盛り上げ,世界一のスキー試乗情報ページに!と思っている【TOK】でした。(^I^)

06/06
 (水) 小雨
 雨が降っている白馬です。皆さんのところも雨かな

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 今日の地方新聞「信濃毎日新聞」に次の様な記事が載っていました。
 
…県山岳総合センターが県内小中学校の生徒を対象に行なった”野外活動体験実態調査”で”スキー”が「またやりたいと思う活動」のトップに…。中学二年生の詳細は…

スポーツ名 体験したことがある またやりたい もうやりたくない
スキー 75% 63% 11%
海水浴 65% 59% 5%
登山 62% 19% 29%

 長野県内の中学生なので,全国的傾向を掴むのはできないにしても,野外活動として”スキー”が「またやりたい活動」と受け止められているのは嬉しい感じがします。長野県は山や緑に囲まれていますので,自然に触れる機会は多い方だと思いますが,その中でもスキーに興味があるということは,雪が一年中あるわけではなく,季節がある,ということに起因しているのかなぁー,と思います。
 『感性』という言葉がありますが,この感性を磨くにはいろんなことを経験するのが大事です。雪の自然は他の自然界と違った”白”という世界です。しかも一年の内数ヶ月しか体験できません。「人の心はものごとに感動し,それをエネルギーとして生きることを基盤としている…」と何かの本でで読んだことがありますが,そういう意味で「白の世界」は感性を磨く上でもいいのかもしれません。
 中学二年生という,あらゆることの吸収能力がベストな時期に,「スキーがまたやりたい活動」として位置付けられたことは,スキーや雪の自然が”ヒトの感性”に訴えるナニか大きなモノを持っているのかなぁー…と勝手に都合良く思った【TOK】でした。(^I^)


06/05 (火) 高曇り
 みなさんこんにちは! 昨日友人の結婚式から帰って来ました。東京は暑かったです!。高速で信州に近くなるにつれて緑が多くなり,松本が過ぎてからは北アルプスの残雪が望めて,やっぱり自然てイイなぁー!と思いました。
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 6/2の教師日記に『情報の信頼性』ということでコメントを書かせていただきました。その後,このコメントに対して多くの方から E-mail を頂きました。「誰のための技術論なのだろうか?」とか「当の滑り手の意識やフィーリングを反映していない記事ってナニ?」とか「新しい造語の作り過ぎはスキーヤーを混乱させるだけ…」というようなご意見でした。それぞれ最もなご意見だと思います。私もささやかながら,こういうホームページをやっていますので,その影響に対する責任を感じながら混乱を招かないよう注意しなければ…と意を新たにしました。このことについて,私のホームページにたいするご叱責などありましたら,遠慮なく頂ければ…と思います。
 さて, E-mail の中に,ある方から『スキー雑誌で特集される,ニューモデルスキーの滑走フィーリングの信ぴょう性』についてのご質問がありました。『…テスターのコメントを読むと良いことしか書いてありません。「・・・・にはあまり適さない」というような記事はありますが、あまり批判的なものはまずありません。事実、批判的なコメントが載るとその売上げに大きく響くからそんな記事を掲載することは無理でしょうが、試乗できないものとしてはそのあたりの本音を知りたいのですが・・・。』
 昨年のオフシーズンに教師日記に書いたように,私も過去に十数年間,某雑誌(二誌)のスキーテスターとしてスキーテストに関わる機会を持つことができました。皆さんが実際に雑誌を読んで,その記事をどう見たらいいのか?ということの一助になればと思い,その時のことをお話ししたいと思います。
 おっしゃるように良いところを拡大して,悪いところは縮小して書かれています。それはスキーメーカーに対しての遠慮からということもありますし,ひとつ間違うと営業妨害,という風に受け取られかねないからです。テスターは正直にコメントして「良いは良い」,「悪いは悪い」と評価フォームに書き込みますが,記事になると記者がメーカーに都合が悪くならないように書き換えるのが普通です。『…にはあまり適さない』と書かれていたら,それは「あまり」ではなく「ダメだ」…というふうに受け止めた方がいいでしょう。テスターのコメントがメーカーにとって都合のいいものに変更される…というほどのことはありませんが,良い方も悪い方も中庸に圧縮される傾向にある…ということです。本音を言うのは,パブリック誌として正確な情報を犠牲にせざるを得ないところがあるかも知れませんが,やり過ぎは困りますね!。私も『生の情報を正確に…』ということで,月刊誌「生活の知恵」(今も発刊されているのかなぁー?)的に正直に製品の性能を比較し,裏情報としてそれを公表する機関紙を作って配布していた事があります。今はスキーテストをしていないので,それができませんが…。
 …ということで,実際に雪上で試乗できないスキーヤーのための生のフィーリング情報が得られたらいいなぁー…と思います。このホームページでもできるだけ正確な生情報を得られるよう,そして皆さんに公開できるようにしたいと思っています。
 いずれにしても,雑誌や他の情報に対して,それを信ずるか信じないかは我々読者次第だ,ということもできますので,私たち自身が賢くなる必要があるようですネ。(^I^)

06/03 (日) 快晴
 今日はホント気ッ持ちイイ朝です!!
 昨日の「情報の信頼性」について,多くの方から E-mail を頂きました。これについてのコメントをぜひしたいと思いますが,これから友人の結婚式で出掛けなくてはいけません。おそれいりますが明後日のUPお楽しみに!(^I^)
 …アッ,時間が無い!! じゃあ,行って来まぁーす。

06/02 (土) 晴れ
 今日は少し雲がありますが,これから回復に向かいそうです。昨日せっかくの「五竜岳と唐松岳」の写真,UPし忘れてしまいました!ごめんなさいネ…(=_=;) 今日忘れずにUPしておきましたので…
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 さてせんじつある方から E-mail をいただきました。
 あるスキー雑誌に載っていたスキー技術解説用語,についてのご質問でした。この3月八方尾根で行なわれた技術選の上位選手の滑りを,ある方の技術解説…という形で紹介していたのですが,その中にこれまで使われていなかった新しい用語が出ていました。
 わたしもその雑誌を見てみたのですが,たしかにこれまで言われていた用語とは違う言い回しでした。あたかもこれまでに無い新しい滑り方で,技術選のトップ選手だけのみが使っている技術…というような書き方でした。ほんの一握りの数人の選手しか使えないもので,デモに認定されるほどの選手でさえその技術を使いこなしておらず,だから準トップ的選手なのだ…みたいな書き方でした。トップデモしか演技できない技術!…それは何だ!
 私も気になりましたので,その雑誌で当の選手として注目されていた”M”さんに電話で聞いてみました。そうしたところ,その雑誌に書かれていた技術解説はあくまでその雑誌記者の意見であり,その選手の言葉ではありませんでした。どうも推測するにVTRや写真を見て,その中で表れた特徴的な滑りをその部分だけ見て記事にしたようです。その選手いわく『…あの雑誌にかかれていたようなことは全く意識していません。ある解説者が言った言葉を,いろいろ記者が説明づけているようです。私はスキーをしている時は体の動きを最優先して考えることはありません。雪面とのコンタクトに意識を集中するようにしています。形やフォームは雪面コンタクト感覚の跡から付いて来るものだと思います…』
 ある人の滑りを外見で判断し,ああしているんだろうとか,こうしているはずだ…とか意見を述べるのは一向に構いませんが,スキー専門の雑誌で特集的な技術解説として,本人の感覚には無い事を書き連ねるのはいかがでしょう?一人の記者が言っていた,というような単純な問題ではなく,多くのスキーヤーに大きな影響を与えます。もう少し慎重に検討を加え,当人に確認するなどの配慮があっても良かったのではないでしょうか。それを読んだ読者は,あたかもその選手がそういった意識でスキーをしているかのような錯角に陥ってしまいます。
 スキーに限らず,情報がいろいろな形で簡単に得られる昨今,その内容についての信頼性,言わんとしている真意に,我々はおおいに注意を払う必要がある,と思った【TOK】でした。
 
06/01 (金) 快晴
 今日から6月です。 今朝はホント!イイ天気になりました!。月の初めがイイ天気だと,この月がズーーっとイイ気分で過ごせそうです。(^I^) そこで今朝は「五竜岳と唐松岳」の写真を披露しましょう。今朝撮れたての映像です!
 ところで昨日,”S”さんから E-mail をいただきその中に『…HPのBGMお気に入りなんだけど、もっとリピートできない? 気持ちが落ち着く…』というお便りを頂きましたが,お一人でも私のホームページを見て,少しでも気持ちが安らぐならこの上ない幸せを感じます。ヒーリング効果があるのでしょうか?もしお耳ざわりな方がおられましたら音声を切って頂いて…。
 そういう意味で,毎朝のホームページの画像も撮れたての”旬”をお届けしていますが,いかがでしょう?毎日朝8時頃の映像で,私の家のベランダから臨む八方尾根を写しています。天候が良くて後立山がきれいに見えると「今朝も晴天でいい写真が送れる。良かったなぁー!」と思うのですが,雨天だと「雲の写真を載せてもいいのかなぁー…」と…。でも,イイ日があれば悪い日もある,だから楽しいんですネ!
 …ということで,今月もよろしく!(^I^)