What's Today ?
09/30 ’05シーズンの
企画骨子
09/29 インライン....
どう活きるか?(^ ^)
09/28 インラインで
足裏感覚を磨く
09/25 インラインで感じる
【Letスキー】
09/24
一病息災
09/23 スキーコーチの資質
09/22 根幹の技術
09/21 プラスノー効果
09/20 ありのまま..に出会う
09/18 NZで試した
ブーツチューンの成果
09/17 ニュージーランドで
日本食
09/16
旅行で磨く感性
09/15 金を掛けずに
喜んでもらう法
09/14 オフピステでの技術
09/13 ヘリスキー
No.4
09/12 ヘリスキー
No.3
09/11 ヘリスキー
No.2
09/09 ヘリスキー
No.1
09/08 インライン有効
!!!
09/07 NZの朝は早い
!!!
09/06 ただいまぁー !!!
*** これまでの日記***
* 2004年8月
* 2004年7月
No.2
* 2004年7月 No.1
* 2004年6月
* 2004年5月
* 2004年4月
* 2004年3月
* 2004年2月
* 2004年1月
* 2003年12月
* 2003年11月
* 2003年10月
* 2003年9月
* 2003年8月
* 2003年7月
* 2003年6月
* 2003年5月
* 2003年4月
* 2003年3月
* 2003年2月
* 2003年1月
* 2002年12月
* 2002年11月
* 2002年10月
* 2002年9月
* 2002年8月
* 2002年7月
* 2002年6月
* 2002年5月
* 2002年4月
* 2002年3月
* 2002年2月
* 2002年1月
* 2001年12月
* 2001年11月
* 2001年10月
* 2001年9月
* 2001年8月No.2
* 2001年8月No.1
* 2001年7月
* 2001年6月
* 以下 2001年
教師日記 5月
教師日記 4月
教師日記 3月
教師日記 2月
教師日記 1月
*
以下 2000年
教師日記 12月
教師日記 11月
教師日記 10月
教師日記 9月 #2
教師日記 9月 #1
教師日記 8月 #2
教師日記 8月 #1
教師日記 7月
教師日記 6月
教師日記 5月
* 以下 1998-2000
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☆ 9/30 2004 木曜日 小雨
今朝は,ご覧のように八方尾根に虹が掛かっています。(^
^) 東の空の雲間から陽が射し,西側の雨に当って「二重の虹」が出ているのですが,上の方の虹は薄くてカメラに写りません。(=_=;)
そういうわけで,今朝の天気はどう言ったらいいか難しいのですが,小雨が降っていますので「小雨」ということに....。(^
^)
でも,今回の21号台風もしっかり日本列島を縦断し,いたるところに傷跡を残しています。皆さんの所は大丈夫でしょうか? おかげさまで白馬は大きな被害は出ていないようです。
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明日から10月です。
実は10月1日には今シーズンの予定表を発表させていただこうと思っておりました。ところがアウトラインは決まったものの,具体的なリフト料金とか宿泊料金とか,まだ施設側で決まっていない部分があり,キャンプを開催するにしても具体的な料金などの設定ができないで居ます。でも,先延ばしにするわけにもいきませんので,10月11日にはその内容を皆さんにお知らせしようと思っています。
ここ数日,その計画案を具体的なものにする計画を練っております。昨日のトップページにも書きましたが,今シーズンは,できるだけ多くの皆さんに“フィーリングスキー”や“キャスター・ターン”を知って頂くために,「キャンプ形式」のレッスンを多く企画することに致しました。キャンプ形式....どういうことかというと,3日コースなら3日間,5日コースなら5日間,教師と生徒さんができるだけ一緒に居る時間を増やし,スキーの実技だけでなく,理論的なことや,トレーニング仕方,“スキー”をどう生活の中でとらえるか?など,様々なことについて,よりコミュニケーションを深めよう....というものです。ですから午前2時間,午後2時間で,「ハイ,レッスンはお仕舞い...」というのではなく,その後のミーティングや食事会を通して,参加された人たち相互の親睦を深めながら「スキーの楽しみをより味わい深いものにしよう....」ということです。
この形式を採用することでいろいろなメリットが出てきます。教師と生徒さんの交流が深まるのはもちろんですが,受講いただくレッスン価格も安価に設定できます。他人が受けているアドバイスを見て,それを自分の滑りに反映させることができます。八方尾根スキー場だけでなく,環境の異なったスキー場でのスキー体験も可能になります。これらのことを通して,新しいスキー仲間との出会いも期待されます。
これまで数十年,スキー教師として務めて参りましたが,その中で“スキー”を通して何ができるか?そして何をするのがベターか?ということを常に考えてまいりました。今回の「キャンプ形式のスキーレッスン」はそのひとつの答えだと思っております。“スキー”は単にリフレッシュの道具ではなく,もっと深いモノがあると,私は思っていますが,それをできるだけ今シーズンの「スキーキャンプ」で皆さんと共に見つけ出せたらいいなぁー....と思っております。(^
^)
10月11日に発表されましたら,そのひとつひとつを充分吟味いただき,皆さんご希望のキャンプがありましたら参加申し込みを頂きたいと思います。
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☆ 9/29 2004 水曜日 小雨
今日の白馬....あいにくの雨模様です。(=_=;)
またまた台風が日本を直撃しそうですネ?! 今年はいったいどうしたと言うんでしょうか?日本もアメリカも台風の当たり年の様相です。被害が少ないといいのですが....。
さて,白馬に帰って来ました。天気はぐずつき気味だったようですが,もうすっかり秋です。稲の小金色も一層進み,天気が良くなればもう直ぐ「稲刈り」も始まるでしょう。(^
^)
ところで,今シーズンの【TOK】の予定ですが,10月11日に皆さんに公開したいと思います。何人かの方々からレッスン申し込みのご連絡を頂きましたが,今シーズンは,できるだけ多くの皆さんに“フィーリングスキー”を知って頂くために,「キャンプ形式」のレッスンを多く企画することに致しました。そういうわけで,プライベートレッスンの回数は少なくなり,日程も限られますので,現時点でのプライベートレッスンのお申し込みにはお応えできかねる状態です。ご了承頂きたいと思います。10月11日に公開させて頂く「各種スキーキャンプ」へのご参加を,よろしくお願いいたします。(^I^)
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今日は9/24,25とインラインのレッスンをさせて頂いた“M”さんから届いた
e-mail を紹介させて頂きます。
『 先ほど白馬より戻ってまいりました。急にご連絡させていただいたにもかかわらず、2日間もしっかり指導していただき、ありがとうございました。今回、スキーに繋がるインラインということでしたが、私にとってはまさにスキーをご指導頂いたに等しいものでした。履いているのがインラインかスキーかという違いだけで....。インラインというウィルが縦に一列に並んだ道具で、スキーの面という感覚を感じることができたと....。常々足裏の感覚を、といいながら、やはりシルエットや動きに気を取られていた自分を改めて確認いたしました。原因があるから結果が生まれる。今回のレッスン中、他のことは何も考えずとにかく足裏の感覚だけを大事にした結果とても気持ちよくストレスなくウィルが転がっていくのを感じることができました。スキーでもこれができると、今まで悩んでいたことが解決しそうな気がしてきました。力を加えることで推進力を得て滑って行くという考えから、落下する際の地面からの力をさぐりながら滑っていく、という受身のスキーをぜひ実践してみたいと思います。今シーズンのスキーがとっても楽しみです。今度は雪上でのご指導よろしくお願いします。本当にありがとうございました。』
“M”さん, e-mail ありがとうございました !!!
。文面を拝見して,「ひと皮向けた滑り」の境地に入られたのではないか?....と感じました。(^I^)
「履いているのがインラインかスキーかという違いだけ....」という“スキー”と同じ感覚の滑りのフィーリングを,インラインでも感じ取って頂けたのは本当に嬉しいことです。(^I^) この様なフィーリングでインラインができれば,オフシーズンのインラインは,必ずや冬のスキーのトレーニングとして役に立つと思います。インラインでもスキーでも大事なことは,位置エネルギーをどう利用し,その道具と地面もしくは雪面がどのように接して,どの様な運動が起こるのか?ということなのです。この様な意識で滑ると,そのコンタクトの様子が足裏の感覚を通して身体全体に伝えられ,そのコンタクトを最大限に活かそうとでもするように「身体全体」が協力し始めるのです。そして,最も理想的な姿勢やフォームが生まれて来るのです。ですからその形はひとりひとりの身体の特徴に合ったものとなり,決して他人と同じものではありません。シルエットや動きは,コンタクトを重視することから自然に生まれ出て来るものなのです。ですから,「足裏の感覚だけを大事にした結果とても気持ちよくストレスなくウィルが転がっていくのを感じることができました....」というのは当然のことなのです。ストレスが無く,気持ち良くて当たり前なのです。これはインラインだけでなくスキーでも同じです。(^I^)
「落下する際の地面からの力をさぐりながら滑っていく、という受身のスキー....」と書かれていますが,私はこれが「受身のスキー」とは思いません。むしろ,「自ら起こしたい動作や運動を我慢し,雪からの情報を積極的に探って行く
!!!
」....という積極的な滑りだと思っています。雪の持つ情報,大自然の息吹を“スキー”という道具を使って,人間の身体全体で捜し求めて行くのです。決して落下に任せて落ちている....だけではありません。(^I^)
天然雪で滑れるようになるには,もう2ヶ月ほどあります。それまでインラインでトレーニングさて,それがどのように“スキー”に反映させれるか?今から楽しみですネ
!!!
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☆ 9/28 2004 火曜日 曇り
今日は出先からUPしています。
人間,生きているといろいろなことに遭遇します。気持ちが明るくなるような事もあれば,悲しくなるよなことも....。でも,どのような場合でも,そのことをバネにより大きな人間になりたい....そんなことを思っています。(^
^)
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9/25の教師日記で“インラインで感じる【Letスキー】”ということについてお話しました。今日はその続きで次の日のインライントレーニングで感じたことを....。
24日のトレーニングでは,自分から働きかけた時と,そうでない時でウィールの動き方に差が起こる....ということをお話しました。そのことを前提に,舵取りでの意識,角付けの切り替え時の意識....この二点に付いていろいろ学びました。
まず,舵取り期での「迎え角意識」について考えてみました。右の図のようにCウィールを支点とし,センサーウィールを@からBまでいろいろ設定します。@のウィールをセンサーウィールにイメージすると大回り系に,またBにイメージすると小回り系になります。それは図で分かるように,ウィールの並んでいる縦軸に対して,重心から向うセンサー軸方向の角度(迎え角)が変わるからです。このような意識でインラインをすると,見事に“スキー”をしている時と同じフィーリングで滑ることができます。“M”さんも,初めはキーキャスターを支点として乗り続けることに恐怖を覚えているように見えましたが,“バナナシェ-プ”をイメージすることで懐が深くなり,前後のバランスも取り易くなって,次第に安定してきました。(^
^) その後はセンサーウィールをいろいろ意識することで,中回り,小回り,大回りとターン円弧の大きさがいろいろ変わることを実感されていました。
次は角付けの切り替えのトレーニングです。インラインでも足裏のイメージとしてはいつも“スキー”の時に意識するように♪♪♪キーキャスター…A-Caster…キーキャスター…A-Caster…♪♪♪の繰り返しです。それまでターンをリードして来た足裏「1」のキーキャスターからA-Casterを意識し,この転がりがイメージできたら次の外足のキーキャスター転がりをイメージする....というものです。インラインではスキーの時と異なり,キャスターの転がりとウィールの転がりが同じ「転がる」という感覚で意識できるせいか,“M”さんもこのイメージは結構すんなりクリアできました。そして,二,三回の練習でリバンウンドの動きさえ見せ始めたのには【TOK】もビックリ(*_*)したのでした。(^
^)
斜面をスケーティングで登りながら,感じる筋肉の話や,自然に現れるベンディングなど,いろいろなことも話させて頂きました。私の口から言うのも変ですが,たった二日間,約3時間の短い時間でしたが,多分“M”さんにとって大きな収穫だったと思います。このイメージをしっかりインラインのトレーニングでつかまれ,2005シーズンが最高のものとなるよう祈っております。ただし,何回も申し上げましたが「平地」でのトレーニングは,“スキー”のトレーニングとしては,意味がありませんよ
!!! (^ ^)
今度は雪の上でご一緒しましょう !!! (^I^) (^o^) (^ ^)
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☆ 9/26 2004 日曜日 曇り(白馬)
今日も曇り空の白馬です。
さて,今日26日早朝から急用のため【TOK】が白馬を留守にします。多分29日には帰って参りますので,それまでこのホームページ,NEW
UP ができないかもしれません(=_=;)。
帰り次第,UPいたしますのでよろしくお願い致します。
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☆ 9/25 2004 土曜日 曇り(白馬)
今日の土曜日....ご覧のように雲が垂れ込めています。天気予報によると,今日一日と明日は曇り,時に雨....。せっかくの週末ですが,今週はどうも天候がよくありません。こういう時にはスキーのビデオでも見て気を晴らしましょう
!!! (^ ^)
ところで,プロ野球,「近鉄バファローズ」が本拠地最後の公式戦をサヨナラ勝ちで飾りました。球団の都合で来季からはオリックスとの合併になります。球団の意向に関わらず,選手は堂々とプレーしていました。組織はどうであれ,その中で実際にプレーし,お客様に感動を与える主役は“選手本人”です。近鉄バッファローズの選手に拍手を送りたいと思います。(^
^)
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昨日“M”さんとインラインをご一緒しました。
実は“M”さんから以前 e-mail を頂いておりました。 『
…TOK日記は毎日拝見させていただいています。ニュージーランドツアーも最高のコンディションで素晴らしいツアーになったようでうらやましく日記見ていました。TOK日記にも再々出てきますインラインですが、私もスキーのトレーニングとしてインラインをしています。ぜひTOK先生とご一緒にインラインをしてスキーに繋がるポイントを教えていただきたいと思います…』という内容でした。その“M”さんが急遽昨日白馬に来られる…という連絡が入り,私の時間を調整して2時間ばかりご一緒に滑ることになりました。“M”さんは準指導員の資格をお持ちの方で,
e-mail
にも書かれてあるように,スキーのトレーニングとしてインラインをされている....とのことです。
互いに自己紹介の後,彼女の滑りを拝見しました。実に軽やかで堂々としたインラインさばきをされています。“インラインスケート”の使い方,操作の仕方....という点では私の技量をはるかに超えていると思いました。(^
^) でも,正直な話,スキーのトレーニング....という意味では逆効果の事をされていると思いました。聞くところによると,「斜面」ではなく「平地」でトレーニングされているようです。このホームページでも何回か書いていますが,平地で行なっているために,「落下エネルギー」を使う意識がほとんど無いのです。平地で移動しようとすれば,自分自らの力を地面に加えなければなりません。するとどうしても【Do】的要素のつよいインラインになってしまいます。その結果“重心”の上下の激しい,バランスが崩れやすい操作になってしまうのです。
そこで,斜度のある道路上を,「何もせずただ落ちる力だけに任せて移動すること」....を試してもらいました。すると,落下に任せている時にはウィールがスムーズに回転しているのに,自分で行き先を変えようとか,チョット力んで力を入れてしまうと,ウィールがグラグラと不安定な動きを見せるのです。これは歴然とした事実として外目にもハッキリ分かりました。ご本人は私が見た以上に,「今少し力が入っただけでグラグラと不安定になった?!....」と思われたはずです。「【Do】的な動きを入れると,インラインはスキー以上に不安定な運動を起こす
!!! 」....ということを目のあたりにしたのでした !!!
その後,舵取り局面の考え方や,角付けの切り替え時の意識などをキャスターをイメージしながら,インラインで行なって頂きましたが,約1時間ほどしたところで雨がポツリポツリ....と来てしまいました。(-_-;)
スキーのトレーニングとしてのインライン....他人様にお教えするのは昨日が初めてでしたが,想像以上に,「足裏感覚のイメージを習得するには,雪の上で行なうよりもインラインで行なった方が良い…」....そんなことを思いました。その理由は,スキーよりもインラインの方が,より敏感に【Let】と【Do】の違いが確認できるから....です。
今度の10/9(土)〜10/11(月:体育の日)に行なう「【TOK】のオフトレキャンプV」では,このインラインも試してみよう....そう思っている【TOK】です。(^
^)
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☆ 9/24 2004 金曜日 曇り(白馬)
今日の白馬ご覧のように曇り空です。昼ころには一時陽が射すとの予報ですが....。
さて,昨日もインラインを楽しんで来ました。(^
^) 秋分の日でお休みだったせいで,他にも何組かインラインを楽しんでいました。その中に同じスキー教師仲間の“N”君が居りました。インラインでの滑りもスキーの滑りに似ていて,同じような特徴が出るものだと,つくづく思いました。(^
^)
彼はどちらかと言うと平地に近い場所でトレーニングをしていました。でも,どうしても平地だとスケーティング的な「こぐ動作」が出てしまい,位置エネルギーを有効に使った滑りよりは,自分の体力勝負の滑りになりがちです。そのことを少しだけアドバイスさせてもらった【TOK】でした。(^
^)
でも,この時期....インラインもなかなか面白い。そう思うようになりました。(^
^)
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昨日「スキーコーチの資質」ということで,書き込みさせて頂きました。そしたら“KEI”さんから「【TOK】の掲示板」に,この日記に対するコメントが寄せられました。今日はこの“KEI”さんのコメントに対する私の意見を....(^
^)
『 9/23の日記を拝見して、今まで疑問に思って、もやもやしていた事が少し晴れた様な気がしました。』
それは良かったです。なに事もモヤモヤがあると,毎日々々が面白くありませんから....(^
^)
『
「指導者の現役時代と比較して、技術や能力に優れた、実績のある人を指導する事には無理があるのでは。」という話しを聞く事があります。』
コーチが自分の履歴,戦歴を越えて,それ以上に活躍できる選手の育成は無理....というのは完全な誤りだと思います。現にスキー界では,スキーの経験の無い親が息子を立派な選手に育て上げた例があります。また,今興味津々の活躍をしている「イチロー選手」を育てたと言われている父親でさえ,野球で実績を残したとは聞いていません。
『
…若い頃の実績は今ひとつでも、なにかしら人とは違う物の見方、感じ方、考え方の出来る人って居ますよね。そんな人が指導の現場で勉強して「色んな事を感じる能力、観察する目、考える力」を養っていければ、そして感じた事を伝えられる“口”さえ普通に持っていれば、自分よりも優れた能力・実績の持ち主にも指導する事は可能なんじゃないのか…』
その通りです !!! むしろ指導を受ける立場の人間の資質をどれだけ的確に見抜けるか?という“眼力”,そして各選手に合った方法を用いて,どれだけ開花してあげれる知識や能力を持っているか?という“コーチとしての人間性”が問われるのです。過去の実績は,むしろそれが弊害となって,コーチに必要な「豊かな感性」や「自由な発想」が生まれる土壌を,壊してしまいがちです。「名選手、必ずしも名指導者にあらず」…はこのことを言い表している格言だと思います。
「無病息災」よりも「一病息災」…「病気が全く無く健康で居る人よりも,何かひとつ病気を持っている人の方が,健康により気をつけ,長生きする....」ということですが,これは「一流選手になれなかった痛み」を経験しているコーチほど,それをバネに能力開花の意味を深く考え,立派なコーチとして成功する....という意味に通じると思います。
これからスキー指導者を目指し「準指,正指を受験しようと思っておられる方々」に贈りたい言葉ですネ!(^
^)
“KEI”さん,どうもありがとうございました !!!
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☆ 9/23 2004 木曜日 秋分の日 曇り(白馬)
今日は「秋分の日」....お彼岸の中日です。
今日を境に「北半球は“夜”の方が“昼”より長くなる....」⇒従って北半球は冷え始め,雪が降り始める…と簡単に思っていました。....が,大まかにはそういうことでいいのでしょうが,正確には少し違うようです。このことの詳しい事は,【TOK】の好きなホームページのひとつ,「こよみのページ」に詳しく出ています。興味のある方はご覧下さい。(^I^)
さて,いずれにしても「暑さ寒さも彼岸まで」で,残暑厳しい今夏でしたが,これからは少しづつ冷えてくるでしょう。ちなみに,今日の白馬の気温は20℃。昨日が暑かったせいでしょうか,チョット肌寒く感じます。
ところで,今日は“彼岸の中日”です。先祖のことに思いを馳せて....お参りでもしましょうか?(^I^)
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今日は“スキーコーチの力量”ということについて,お話したいと思います。
先日ある方と「スキーコーチに求められる資質は?」ということで話をする機会がありました。その中で,「実際にコーチの技術力,滑りの示範能力はどの程度必要か?」....ということになりました。少し横道にそれますが,ここでいう「示範」という日本語は辞書にはありません。以前,「スキー教程」では「課題とする運動を実際に演技してみせる方法」という意味で,この「示範」を使っていたこともありますが,今は「師範(デモンストレーション)」に変わっています。でもこの「師範」は,厳密には辞書では「人の手本となること。また、その人。模範。師表。」となっており,演技して模範を見せ示す....という意味合いが少ないので,敢えてこの「示範」を使うことにしました。(^I^)
さて,実際にコーチに技術を教わる時,言葉を何百回聞くよりも,ひとつの演技を見せてもらった方がはるかに効果があります。まさに,「百聞は一見に如かず」です。ですから本来なら,コーチの滑りの速さや,技術演技力が,習う側の生徒さんより優れているのがイチバンです。しかし,生徒さんの能力が高まり,コーチの技術力と反転するくらいの力がついてくると,この「示範」は意味をなさなくなります。だからそうなったら,「コーチの役目はこれまで....。ハイ,お仕舞い....」ということになるか?....というと,実はそうではありません。これからが本当のコーチ,スキー指導者の出番なのです。もしコーチの技術力がいつも教わる側より優れている....ということが求められるならば,選手よりそのコーチ本人が競技会に出場した方がいいわけですから....。例えばオリンピックにはその優れているコーチが選ばれるべきなのです。(^
^)
しかし,本当のコーチというのはそうではありません。教わる側の選手や生徒さんに的確な助言が与えられ,選手や生徒さんの能力をコーチの技術力以上に鍛え上げ,さらには各人が持っている能力を的確に見抜いて磨き上げ,さらなる高みに持ち揚げることなのです。選手や生徒さんの素材としての特質,つまり身体の特徴を把握し,それをどのように磨いたら宝石にすることができるか?各人の個性に根ざした滑りを開花させられるか?ということを考え実行するのが“スキーコーチ”そして“スキー教師”の役割なのです。そんなことをビールを頂きながら話しました。(^
^)
ところで,今,自分のパワーを昔のパワーと比較し,その衰えを現実のものとして認識しています。これは,人間は歳をとる生き物で,年月を経るにつれてその肉体的能力が失われていく....という現実そのものに直面している【TOK】の偽らざる言葉です。実は以前,「“的確な示範”ができなくなったら教師は終わり....」と考えていました。ですから,第一線を退き,別の道を....と思っていたのです。ところが,ある方から「クラウン合格の秘訣を教えて欲しい....」という
e-mail
を頂きました。それに対する返事で,「私は体力的に衰えているのは否めません。ですから貴君にクラウン並みの見本となるような演技を披露することはできないのです。せっかくのご指名ですが,お引き受けしかねます....。若くてパワーのある教師を指名されたらいかがでしょう?」と書きました。すると,「【TOK】先生の演技そのものにはこだわりません。先生の視点で私の滑りを見て頂き,何が足りないか?何をすべきか?を教えて欲しいのです。若い人の素晴らしい滑りはビデオでいくらでも見ることができます。身体の使い方や運動の仕方のイメージはビデオでも勉強できますが,ああいう風に滑るための
『意識』が不足しているのだと思うのです。もし,先生のご指導で少しでもその
『意識』が身についたら私の滑りも変わると信じています。」という折り返しの
e-mail
が届きました。「ありがたいことです。そう仰っていただくのであれば,これまでの私のスキー指導経験の全てを披瀝して,その“意識”をご一緒に紐解いてみましょう....」と返事させて頂きました。(^
^)
スキーコーチやスキー教師の資質....技術力も無いよりは有ったほうが良いけれど,それよりも「教わる側の皆さんの特徴を見抜き,各自に合った指導を展開できる能力」がより一層大事....そう思った【TOK】でした。(^I^)
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☆ 9/22 2004 水曜日 小雨(白馬)
昨夜から降りだした雨…今も少し降っています。でも大分雲の重さが取れ,これから回復に向いそうな気配です。(^
^) でも秋雨前線が停滞しているようで,天気予報では明日,明後日も雨だそうです....(=_=;)
さて,昨日の昼も“インライン”楽しみました。昼過ぎ準備をしていましたら,その脇に突然,滋賀県の“M”さんとおっしゃる方が車を止められ,「お名前は?」と訊ねられました。「【TOK】です」とお答えすると,「やはりそうでしたか
!!!
日記を拝見していて,この河川敷でインラインをやっている…ということなので,もしかしたら逢えるかナ?と思い来てみました....」ということでした。私も少しビックリしましたが,新しい方との出逢いがあり,嬉しくなりました。(^I^)
インターネットを通していろいろな方々とのつながりができているのだナァー
!!! とつくづく思った【TOK】でした。
“M”さん,無事お帰りでしたか? 今度はスキーをご一緒しましょう
!!! (^ ^)
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昨日”Dr.N”さんから,「スキー道入門」の原稿を頂きましたのでUPいたしました。
もうお読みいただいた方もおられると思いますが,現在スポーツとして行なわれている競技の中には,その趣旨や目的が,本来求められていたものと,その意味合いが異なる形になってきてしまったものがある。それはそれで良いのかもしれないけれど,時にはその原点に返って,本来あった姿を思い出すのも無益ではない....そんなことを,”Dr.N”さんの「近代競技とスキー」を読んで思いました。
“スキー”の場合も,その本来の目的や楽しみから”大きくかけ離れたスキー”になりつつあるように,私も思います。整備されたコースやゲレンデは,どんなにうまく華麗に滑れても,それは人工的に作ったモノの上を滑っているに過ぎません。練習やトレーニングとしての場所として使うのはそれなりの意味があると思いますが,それ以上のものではない....そう思います。
さて,”Dr.N”さんの同じ現行の中に,「…私が思うに”キャスター”は幹の部分にあたる技術だということです。根幹の技術であれば応用幅があるので、当然、あらゆる雪質・斜面に対応可能ですし、スペシャル(技術選、モーグル、フリーライド・・etc)をマスターする上で大切なベースになるはずです…」という段落がありました。
私はこれまで長い期間にわたり,スキー教師として務めて参りました。その時期々々でレッスンの内容や話すことなどいろいろ変わって来ましたが,その根底には,「私が今お教えしているこの技術やフィーリング....これは普遍的な応用の利く滑り方なのだろうか?」という疑問をいつも抱いていました。その集大成として今皆さんにお話している“キャスター・ターン”や“フィーリングスキー”が生まれました。「人と違っている事を話すことで自分の存在をアピールしているのではないの?」と言われたこともあります。でも,どんな事を言われようが,「これはスキーをする人の役に立つ
!!!
」という信念に基づいて,私のスタイルを推し進めてきました。これからもその道を進むつもりです。”Dr.N”さんに「根幹の技術」と言っていただけたことは,私にとって大きな追い風です。この文を読ませていただき,これを励みとして,これからもスキー教師として精進して参りたいと思います。
そして,願わくは,ひとりでも多くのスキーヤーが,“スキー”を通して,大自然の息吹に触れ,その素晴らしさを感じ取って頂きたい....そう思います。(^
^)
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☆ 9/21 2004 火曜日 晴れ(白馬)
今朝はご覧のように「白馬鑓」の頂上が見えています。気温はもう直ぐ“秋分”だというのに24℃と少し高いですが,風が黄色く色づいた稲穂を撫でる様に渡っています。この天気も今日午後には崩れ始め,夕方には雨との予報が....。
今日,明日と過ぎると23日で“秋分”です。今年は本当に暑い夏でしたが,「暑さ寒さも彼岸まで....」と言いますから,きっと東京や大阪も,間もなくしのぎやすい気候になるでしょう。(^
^)
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敬老の日の昨日,10月9〜11日に開催する“【TOK】のプラスノースキーキャンプ”の下調べに「岩岳スキー場」に行って来ました。(^
^) 雑誌などで「“プラスノー”によるスキートレーニング」が紹介されているせいもあるでしょうか....私たち以外に,N県の技術選出場者が10名ほどトレーニングをしていました。
“プラスノー”は以前,八方尾根の「白樺ゲレンデ」で滑ったことがあるのですが,それもカービングではなくノーマルタイプの板でのことで,結構前の話です。白樺が営業を止めてからは滑っていませんが,オフトレの一環として,「滑走感覚を忘れない」とか,「ズレの感覚を磨く」という意味では役に立つと,当時も思っておりました。カービングスキーが出現してから,「このカービングタイプの板を使ってプラスノー斜面を滑ると,やや滑走感覚が“ズレズレ要素”から“スキーのたわみを使った弱いカービング要素”の滑りに近くなる…」ということを,ジュニアスキーコーチから聞きました。トーションが強くなって,ホールド力が大きくなった....ということなのでしょう。そういうことなら,オフトレの一環としても充分使えるはずだ....ということで今回の“プラスノースキーキャンプ”の開催を企画することになりました。でも,どこまで実際の“スキー”感覚と似ているか?ということや,どのようなポイントが学べるのか?ということに付いては未知数のところも有り,それを確認する意味での「下調べスキー」となったのでした。(^
^)
何回か滑ってみると,次のことが確認できました。
@足裏感覚を磨くのに適している。
Aズレに乗って滑る感覚が養われる。
Bバランスを保つ為の“軸”イメージを勉強するのに適している。
C【Letスキー】の基本をみっちり学ぶのに適している。
ハッキリ言って,斜面がブラシですから安定性がありません。つまり,バランスを崩すようなスキー操作はできないのです。やろうと思えばできないことはありませんが,スキーそのものを動かそうとしたり,力を入れて踏み込んだり....ということをやると,「転倒」ということになりかねません。斜面はブラシで雪ではありませんので,その痛さも相当なものだと思います。ですから極力【Doスキー】はしないようにするしかないのです。エッジを立てて落下を止めようとしてもブラシですから止まりません。支点をしっかりイメージし,素直に落下運動に身を任せて斜面移動して行けば,自然にスキーの性能が活きてターンしてくれます。角付けの切り替えも,クロスオーバー的な意識ではうまくいきません。どちらかと言うとクロッシング的なイメージが効きます。
結論を言うと,「カービング病からの脱却」にはかなり効果があると言えます。また“フィーリングスキー”の意識を磨き,【Letスキー】に慣れる上でも効果があります。身体のセンサーを磨く上ではインラインよりもこちらの“プラスノー”の方が良いかもしれません。
これまで白樺で滑った時に比べ,雪の上でスムーズに滑るためのトレーニングとしてはかなりの効果が期待できる....そう思った【TOK】でした。(^
^)
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☆ 9/20 2004 月曜日 晴れ(白馬)
今朝の敬老の日…白馬は穏やかに晴れています。気温は23℃とやや暑く感じます。でも東京や大阪の30度以上,に比べればまだまだしのぎやすく,イイ気候です。(^
^)
さて,今日は「敬老の日」です。私自身,今年は節目の年なのですが,今日から自分の年齢を48歳とすることに決めました。これまでも気持ちの上では若く居よう....と思っていましたが,今日からは実際に年を聞かれても「48歳です
!!! 」と答えることにしました。(^ ^)
「老い」も「若さ」も自分自身の中にある。歳に負けてはいられません。まだまだやりたいことが一杯の【TOK】でした。(^
^)
今日から10月9〜11日に開催する“【TOK】のプラスノースキーキャンプ”の申し込みを開始しました。ご希望の方はお早めにどうぞ....。
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ニュージーランドから帰って来て丁度2週間になります。この日記で,今回のニュージーランドキャンプで感じたことをいろいろ書いているせいでしょうか,まだ
New Zealand
から意識が戻っていないようです。ハッハハハハ……(^ ^)
さて,今回のこの「旅」........私のスキー人生でも大きな節目となるような気がします。これまでもいろいろと「“スキー”の面白さってなんだろう?」ということを考えて来ました。「教師日記2000年7月」でも,また「教師日記2001年4月〜5月」でもこのことについてUPしております。「できないことへ挑戦する楽しみ」,「スキーレースなどで人と競う楽しみ」,「目標を達成する楽しみ」,「スキーを通して仲間と交流する楽しみ」,「スキーを通して身体の素晴らしさを感じる楽しみ」,「自然環境や景色を見る楽しみ」,「技術を考え試行する楽しみ」,「非日常に遭う楽しみ」,「アフタースキーの楽しみ」,「スキー旅行という旅をする楽しみ」…Etc.等でした。でも今回「さらに深く楽しみの本質に遭えた
!!!」 ....そんな気がするのです。
それは「ありのままを,ありのまま楽しむ....」ということでした。上に挙げた楽しみは,そのほとんどが「これまで経験したことの無いことを新たに体験し楽しむ」....ということのような気がします。でも今回のニュージーランドスキーは,それとちょっと違っていたのです。自分が今持っている技術でいろいろな斜面を経験すると,「うまくいった
!!!」
という時もあれば,「アレレ?こんなはずでは無かったのに....」ということもあります。普通であれば「うまくいった
!!!
」と思った時には「気持ちイイ,気持ちイイ....ウーン満足満足....」と思うはずです。ところが「アレレ?」という時には,「なんで?どうしてうまくできないの?」と暗い気持ちになるのが普通です。でも今回は,うまくいかない時でさえ,「この様な難しいシチュエーションでは,俺の身体の反応もここまでか?....でも,思うようにできないけれど,この難しさを難しいなりに身体がそれを感知し,認知した事で,逆にそのことを喜んでいるゾ....!!!???」と思ったのです。なんとも変な感情なのです。
「できないことを,できないこととして身体が察知し,それをそう感じられたことが逆に嬉しい....」という風に,自分の思い通りにできなくても,暗くならないのです。(^
^) “Mt.
Dobson”の吹き溜まり,アイスバーン,ウインドクラスト....というオフピステ斜面を多く滑ったことも,そう思うに至った理由かもしれません。また,標高4000メートルに近いマウントクックの周囲の山々をヘリで巡り,いろいろな斜面を滑り降りたことも,その理由でしょう。こういった「手付かずの大自然」の中を滑ると,どのようなスキーの名手といえども,ひとつのミスも無く,これでパーフェクト
!!!
という滑りは不可能です。必ず思い通りに滑れない時があります。でも,これを自分のミスとして捉え,技術力の無さを責めることよりも,そういった難しい状況がどう難しいのか?という様に,自分の身体が感じ取ることができた
!!!
という“感度の良さをこそ褒め称えるべき”なのだ....そう思ったのです。(^I^) つまり,自分の「ありのままの技術力」で,そこにある「ありのままの自然」を感じ取れたことこそ喜ぶべきなのです。飾らない「ありのままの自分」が「ありのままの大自然」を“スキー”というスポーツを通して,感じ取っている....そういうことなのです。(^
^)
「もうひとつの大きなスキーの楽しみ」....実はそれは,「ありのままの自分に出会える」....ということでした。そのためには「雪を感じ取る」....という意識で“スキー”をすることが大事です。「雪の斜面を克服する」....というような姿勢で滑ったのでは,その様な「ありのまま」は感じられないのです。あくまでも「雪の自然と一体になり,自然の息吹をを感じさせてもらう」....という姿勢でないと「ありのままの自分」には出会えません。
New Zealand Ski Camp
で「ありのまま」に出会った【TOK】でした。(^I^) (^o^) (^
^)
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☆ 9/19 2004 日曜日 晴れ(白馬)
今日の白馬....天気予報が外れて,イイ天気になりました。昨日の予報では今日一日雨模様でしたが,ご覧のように晴れてしまいました。(^
^) せっかくの連休ですから晴れてもらうと嬉しいのですが....。どうもここのところ天気予報....よく外れるようです。それだけ「女心がゆれている....」ということなのでしょう。(^
^)
昨日は今日天気が崩れるとのことでしたので,ジョギングをしました。前回と同じように“韋駄天走り”のつもりで走ってきました。走り終わった後は,いつもと違う筋肉が緊張しています。でもどことなく「重心を前に拾いにいく」というこの走り方....“スキー”の重心を大事にした滑り方と共通点があるような気がします。キックして走るより疲れが少ないように思いました。”Dr.K”さん,この辺のところ....実際はどうなんでしょうねぇー??? (^
^)
....とここまで書いて,これから教師日記を....と思っていたら「急用」ができてしまいました。申し訳ありませんが今日の教師日記は
オ・ヤ・ス・ミ ....ということに....。 ス・ミ・マ・セ・ン
(=_=;)
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☆ 9/18 2004 土曜日 晴れ(白馬)
かろうじて1割から2割程度の青空が見えていますので,天気は「晴れ」ですが,カラッとした晴天ではありません。今日昼は雲が取れそうですが,夕方からは雨になるとか....。
昨日は,雨があがった夕方,インラインを楽しみました。ここのところ,スキーのトレーニング....ということでインラインを楽しんでいますが,昨日は「面で滑る」....という意識で滑ってみました。キーキャスターやセンサーキャスターの位置をやや足裏の中央寄りに意識しての滑りです。縦に地面を捉える感覚が強くなり,インラインもより一層走る気がしました。また,当然の事ですが,両脚が閉脚気味に,そして,平行になりました。インラインでも「線ではなく面で滑る」....という意識のトレーニングができることを確認した1時間でした。(^
^)
さて,10月9〜11日,白馬岩岳スキー場にて「【TOK】のプラスノースキーキャンプ」を開催することになりました。プラスノーでキャスターイメージのトレーニングがどの程度できるか,皆さんとご一緒に試してみたいと思います。(^
^) また天候などの条件によってはインラインも併せて経験してみたいと思っております。冬への導入練習としてイメージトレーニングとして,興味のある方のご参加をお待ちいたしております。
jpSKI.com
のホームページに申し込みフォームが作られると思いますので,少々お待ち下さい。ご質問などはへどうぞ....。
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今日は,この春新調した“NEW スキーブーツ”についての感想です。
教師日記 7/16 のところに「スキーブーツチューン」ということでUPさせて頂きました。私にとっては,この時新調し,チューンした“スキーブーツ”を試してみるのも今回のニュージーランドキャンプの目的のひとつでした。結果は「最高
!!! 」でした。(^ ^)
先ず私がいちばん気になっていた,「自分の足の縦方向のラインと,スキーの縦方向のラインを合わせる事」がどの程度うまくいったか?ということでした。このことは「教師日記
7/16」のところに書いてありますが,このことの違和感が全くありませんでした。例えば,迎え角を意識する時,自分の左の足先は11時の方向を向いている....というつもりなのに,実際のスキーの向きは10時45分くらいしか向いていない....という様な違和感がこれまでは拭い切れなかったのです。しかし,ブーツチューンがうまくいったのでしょう,この違和感が全く感じられませんでした。(^
^)メデタシメデタシ !!!
さて,実は今回気付いた事がもうひとつあります。それは,「スキーブーツがもの凄く敏感になった
!!!
」ということでした。この要因は二つあると思います。昨シーズンまでのブーツに代え,「より硬いブーツを新調したこと」がひとつです。それと「私自身の足の特徴に合ったチューンをしたこと」がもうひとつの要因だと思います。硬いブーツの方が雪からの情報を感じ取るのに適していることは,これまでのブーツテストで確認済みですので,感度が良くなるのは,ある意味で期待したとおりでした。(^
^) ただ,硬いブーツの特徴なのですが,一般的に「硬いブーツは,履く人の足の特徴によっては,ある部位がシェルに当って痛く感じる場所がある....というのが普通で,その結果,スキー板⇒ブーツという風に感じ取った情報を足全体にスムーズに伝えることができない....という欠点を持っている」ということです。つまり,しっかりしたチューンをしないと足の痛さが強調され,雪からの情報を感じ取るどころではなくなってしまう....ということなのです。これまでは自分流のやり方でインナーを切り貼りして,「シェルに自分の足を合わせていました」が,本来は「自分の足にシェルやインナーを合わせる」のが本当なのだと思います。
今回,ニュージーランドに行く前に,私の足の特徴に合わせる形でスキーブーツをチューンして頂きました。右の写真がその時のものです。(クリックで大きく....) その結果,ニュージーランドキャンプでは,何の違和感も無くスムーズに雪の情報を感じ取ることができました。角付け感覚が一層鋭くなり,雪の硬さや雪質の違いを見分けることも非常に楽でした。もちろん当然のことながら,その分センサーが鋭くなり,バランス維持が楽だった....ということになるわけです。“フィーリングスキー”には欠かせないブーツチューン....ということができると思いました。(^
^)
超硬いブーツですから,整地斜面やレーシングには適しているのですが,悪雪や新雪,オフピステではどうだろうか?という一抹の不安があったのですが,これも何の問題もありませんでした。何度もその楽しさをUPさせてもらっている“ヘリスキー”も,この「チューン済みの超硬スキーブーツ」で最高のスキーイングができました。(^
^)
エタニティーフィールドさん,ブーツチューン....本当にありがとうございました
!!! (^I^) (^o^) (^ ^)
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☆ 9/17 2004 金曜日 雨(白馬)
今朝は天気予報どおり,ご覧のように小雨模様です。でも,この雨も夕方3時頃には晴れ間も出るとか....。そして明日の土曜,「日中は晴れ」の予報が出ています。そして,また明後日は雨に....。
どうも「女心と秋の空」という,女の心と秋の天候とは共に変わりやすい....ということわざがあたっていると思われる天候が,ここ数日続くようです。(^
^) 今辞書で調べたら,西洋では「女心と冬の風」“A
woman’s
mind and winter wind change often”というそうで....。でも反対に「男心と秋の空」....ということわざもあるようです。(^
^)
さて,昨日はジョギングをしました。で,「重心を前に拾いにいく」....という“韋駄天走り”を頭に描いて走ってみました。そしたら,これまでの感じと違うのです。これまでは脚で地面を蹴る....という意識を強く持っていたのですが,この走り方よりも私に合っていそうな気がしました。(^
^) 本当に韋駄天走りをしたかどうか?分かりませんが....。ハッハハハハ……(^I^)
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旅行に行く楽しみのひとつに,現地での「食事を楽しむ」というのがあります。私も旅の先々で,その地域々々の特徴ある「食べ物」や「飲み物」をいただくのが大好きで楽しみでもあります。(^
^)
ですが,今回の New Zealand Ski Camp
の大目的は“スキー”でした。そういう関係で滞在先が
Fairlie
という小さな町になりました。ここにはレストランが1軒,バーが1軒しかなく,そこで提供している食事なども,格別特徴あるものではありません。約1週間,このFairlieの町のモーテルに泊り,毎日そこのレストランに行って,ニュージーランド人が食べるような,ありきたりの食事を摂るのは,どうもはばかれました。
そこで,ニュージーランドでのツアーを世話して頂いた“Sio”さんに相談する事になりました。実はこの“Sio”さん,ニュージーランドで永住権を取られた方で,日本からの観光客のお世話をする会社「Big
Fun Tours」というのを設立され現在クライストチャーチを中心に活躍中の方です。この“Sio”さんに相談したところ,実はFairlieに彼の自宅兼事務所があって,そこでなら日本人スタッフが日本食を毎日食べさせてくれる....というのです。そういうことなら
!!!
ということでお願いすることにしました。日本からのレーシングキャンプ目的で訪れる人たちも,そこで食事を作ってもらっている....とのことでした。
結果は,最高 !!!
でした。朝はパン食でしたが,昼はおにぎりとサンドイッチ,それにデザート付き。夜はご飯の日本食。食材は毎日クライストチャーチの日本食の食材を売っている所から送られて来て,毎日私たちの目を楽しませてくれました。時にはニュージーランド特産の「ラム肉」や「サーモン」,そして「牛肉」もありましたが,「納豆」や「ひじき」など,“想像もしないおかず”もサービスされたのでした。本当に“Sio”さんには,何から何までお世話になりました。ありがとうございました
!!!
せっかくニュージーランドに行ったのだから....という人も居られたかもしれませんが,“スキー”目的で行きましたから,食べ物が合わなくて体調を崩した....という様な懸念が払拭されただけでも助かりました。(^
^) 来年もまた,ぜひここにお願いしてニュージーランドスキーキャンプを開きたい....そう思って帰国した【TOK】でした。(^
^)
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☆ 9/16 2004 木曜日 快晴(白馬)
二日連続で,今朝も本当にイイ天気です
!!! (^
^) ....でもこの天気,明日は崩れて雨模様とか....。今日の内に楽しんでおかなきゃ
!!! (^ ^)
昨日はあまりにイイ天気なので,松川の河原で約2時間近くExerciseをしました。これほど長く行なったのは,春の「オフトレキャンプ」依頼です。(^
^) 軽いジョギングから始め,ストレッチ,筋トレ,そして〆はインラインでした。足裏感覚に磨きを掛ける....ということをテーマに,インラインは約45分行ないました。いろいろな意識やイメージを持って滑ると,インラインの動きに微妙な変化が起こります。これを感じ別けながら滑るのが楽しくなって来て,ついつい時間が長くなったのでした。(^
^)
さて,【TOK】の掲示板に宮下正樹君から書き込みがありました。ご覧下さい。来夏は彼と一緒に“ニュージーランドプラン”練ろうかな?
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昨日,「ゲレンデの整備し過ぎは返って逆効果....」という書き込みに対し,4人の方々から「賛成
!!! 」,「共感できる !!! 」という趣旨の e-mail
を頂きました。
これまで6年近く,この教師日記を書いて来ましたが,一日のトピックに対し,4人もの方から直ぐに
e-mail でご意見を頂いたのは初めてです。(^
^) 実はその反応に少々(*_*)の【TOK】です。4人の方から実際行動としてご意見を頂けた....ということは,「その裏ではその数十倍に渡る人が,同じご意見をお持ちだ....ただ意思表示をされないだけ…」というようなことをどこかで読んだことがあります。するとこの計算で行けば,少なくとも40人の方は,「ゲレンデをむやみに整備し過ぎないで
!!! 」ということに賛成だということです。
「整備し過ぎない斜面」を滑ることで,「“スキー”ってどういうスポーツか?」ということも見えてきます。SAJスキー教程などでは「雪山で遊ぶ人たちの志向の多様化への対応」が大事だと言っていますが,そのことの本当の意味が見えてくるのです。整地された斜面を滑ることは,それなりに楽しいのですが,それだけでは“スキー”の持つ面白さの1/3も味わっていない…ということだと思います。スキー場経営者の方は,そういったスキーヤーやスノーボーダーの意見に謙虚に耳を傾けて欲しいと思います。ただ,私たち滑る側にも意識の変革が求められます。それは「整備されていない所を滑ることによってこうむる危険も同時に存在し,その責任は滑る側にある」ということです。全てのスポーツがそうだと思うのですが,それをすることによって得られる快感,プラス面があるけれど,その代わりに,それに付随する怪我などのマイナス側面もある…ということです。最近は,責任押し付け社会....的な風潮があり,何でもかんでも他人の責任にし,スキー場で自分が転んで怪我をしても,それは「スキー場の整備ができていないからだ
!!!
」という風に,スキー場管理者に責任保障を求める人さえ居ります。でも,これは明らかにおかしいことです。あくまで「自己責任」ということを忘れないで“スキー”を楽しむことが大事です。ニュージーランドでは,そのことをオフピステを滑る皆んなが了解しているので,信じられないような斜面でもOpenになっていて,そこに挑戦できるのです。この様な社会的風潮も少しづつ変えて行くことが大事だと思います。
また技術的には,こういったオフピステ,バックカントリーを実際に滑ってみると,カービング技術だけでなく,スキッディングも外向外傾も,ローテーションも荷重抜重もそれなりに大事だということが解ってきます。水平面理論がどうだとか,内向だ,外向だ,内傾だ外傾だ,内足だ外足だ....などという技術の捉え方は,もうどうでもいい…と言えるかもしれません。だったら【TOK】が常々言っている“キャスター・ターン”だって“One
of them
(その内のひとつ)”で,そんなに強調するほどのことでも無いんじゃないの?....と思われるかもしれません。確かにそうです。いろいろな滑り方があり,それぞれの技術がそれぞれの場面で役に立つことがある....という点に関しては…。ただ,私がこのことを強調している理由は,“キャスター・ターン”や“フィーリングスキー”の応用幅が広く,いろいろなシチュエーションで役に立つ頻度が多い....という理由があるからなのです。言葉を換えて言えば,「大自然の中のいろいろなシチュエーションを滑る時,80〜90%は“フィーリングスキー”イメージで滑ることができる
!!!
」ということです。今度のニュージーランドキャンプでは,このことをさらに強く感じて帰って来ました。(^
^) 「技術をいくら習得しても,それが実際の大自然で使い物にならなかったら....技術を習得した意味が無い」....ということを。
“環境の違う所”に行って気付く“新しい感性”…そんなことを思いながら,今日の日記を書いた【TOK】でした。
“旅行”ってイイですネ !!! (^I^) (^o^) (^ ^)
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☆ 9/15 2004 水曜日 快晴(白馬)
今日はご覧のようにカラッと晴れ,日本晴れの白馬です。(^
^) こう雲ひとつ無く晴れ上がるとホント....気ッ持ちイイですネ
!!! (^ ^)
気温は18℃....山の上の方では,すでに赤みを帯びた草木も見られるようになりました。秋本番の白馬です。
これから数日間はイイ天気が続きそうです。昨日は雨模様でしたので,トレーニングはオヤスミにしました。週一くらいは,完全休養を取る日も必要かな?と思います。体調はすこぶるイイです。最近節制しているせいでしょうか,体重も体脂肪率も良い方向に向っています。身体が軽く感じられ,所作動作がどことなくキビキビして来たように思います。(^
^) 単なる勘違い....なのでしょうか?ハッハハハハ……(^ ^)
食欲の,そして体育の秋....。みなさん体動かしてますか?
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今日は「ニュージーランドで思ったこと....」といいうテーマでお話したいと思います。多くのことを思いましたが,その中でも「スキー場のゲレンデのあり方…」について感じたことを...。
私たちが行った“Mt.
Dobson”というスキー場は前にも少し触れたことがありますが,チェアリフト,Tバーリフトなど含めて3本の輸送設備しかありません。他に初心者用のロープトゥが下のほうにありますが…。設備そのものは本当に日本のスキー場に比べれば貧弱そのものです。でも,お客様を楽しませてあげたい
!!! という熱意は大げさに言えば100倍あります。(^
^) これ本当です !!!
スキーやスノーボードはどうやったら楽しく滑ることができるのか?ということに主眼を置き,他の付随する食堂や休憩所などは必要最低限のもので済ませています。
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真ん中のテカテカしている部分が圧雪された場所 |
資金が無いから…という見方もできるかもしれませんが,そうでは無い事がグルーミングの仕方ひとつを見ても解るのです。日本ではとにかく斜面を夜のうちに平らにし,コブや悪雪箇所を出来るだけ少なくし,新雪や深雪を楽しみたいナァーと思う急斜面でさえ,ワイヤーを使って圧雪者を動かし平らにしてしまいます。「怪我防止」のために,あるいは初中級者が戸惑わないように…というのがその理由です。しかし,これが本当のスキーヤーやスノーボーダーに対するサービスでしょうか?“Mt.
Dobson”はそうではありません。必要な場所,初中級者が安心して滑れる範囲,すなわち雪上車3台分くらいの幅はきれいに圧雪してくれます。しかしその他の場所は手付かずに残して置いてくれるのです。うがった見方をすれば,圧雪するだけの資金力が無いから…という人も居るかも知れませんが,それは違います。「今日は風があり,一般の人はCloseだけれど,日本からわざわざ来てくれたスキーヤーのために,開けてあげましょう....」といって貸しきり状態で滑らせてくれた「9月2日のスキー」....わざわざ私たちのために雪上車を出動させてくれて,真ん中だけグルーミングしてくれたのです。金とか採算とかいうことを考えていたら,わざわざ私たち14人のためにOpenしてくれることも,雪上車を動かす事もしないはずです。明らかにこの日の採算は赤字なのですから....。
ですから,私たちはレッスンで習った事を,すぐ近くのオフピステでどんどん試すことができるのです。特に今回私が感じたことがあります。それは「スキー技術は使ってなんぼだ
!!!
」ということです。技術をいくら習得しても,それが実際の大自然で使い物にならなかったら....技術を習得した意味が無いのです。でも,どこもかしこもカービング技術だけのために整備されているような日本のスキー場では,多分外向や外傾など必要ないでしょう。それが無くても滑れますから....。でも“Mt.
Dobson”ではそうではありません。風が強いスキー場なので降った雪も風で吹き飛ばされ,吹き溜まりがあったり,風の通り道はアイスバーンだったり,ところどころウインドクラストしていたり....まさに悪雪の権化と言ってもいいほどです。この様な大自然そのままの状態が残されている場所では,申し訳ありませんが「カービング技術は何の役にも立ちません」
今回ご一緒していただいた皆さんの中にも,整地された斜面ならうまく滑れるが,オフピステは....という方も何人か居られました。でも,整地斜面でしか滑れないことにご不満を感じられたことだと思います。「なぜ?日本ではうまく滑れるのにここではどうしてうまく行かないの?」....と。ゴルフで言えば整地された斜面は「打ちっ放しの練習場」です。うまく滑れ,良い感触が残るのは当然です。でも実際スキーの醍醐味がわかるのは手付かずの大自然,「実際のゴルフコース」です。「練習場ではシングルなんだけれど....コースに出るとビギナー....」というゴルファーと同じなのです。(^
^)
今,日本では,手を掛けずにそのままにしていたら「名門スキーコース」として多くの人から認知されるにも関わらず,みずから「巨大練習コース」を作り続けている大スキー場がいくつもあります。しかも巨費を投じて....。
“金を掛けずに喜んでもらう方法”がいくらでもある....そんなことをニュージーランドキャンプの最中に感じた【TOK】でした。(^
^)
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☆ 9/14 2004 火曜日 雨(白馬)
今日は「雨」です。今朝方早く雷を伴った激しい雨で目が覚めました。結構な降りでしたが,天気予報ではこの雨も昼ころには上がり,晴れ間も出るとか…。でも朝のゴロゴロドッカーン
!!! には少々驚きました。(^ ^)
午後には天気も回復するようなので,今日も屋外でのエクササイズができると思います。昨日はバイクで約1時間白馬村の中を走り回りました。河原道あり,林道あり....とバラエティに富んだ自然の中をマウンテンバイクで行くのも気持ちがイイものです。(^
^)
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今日は今回の「ニュージーランドでのヘリスキー」を通して感じたこと,特に技術的な事をお話したいと思います。
スキーの滑り方は本当に様々でいろいろあります。どの滑りが良くてどの滑りが悪い…ということはありません。その時々の雪の状況と,ご自分の運動能力を勘案し,それを組み合わせた上で最もマッチした滑りをするのがイチバンだと思います。
さて,今回私がご一緒させていただいたグループの皆さんは,前にも言いましたが,「ヘリスキー初体験」の皆さんでした。本来なら,ヘリスキーに初めて参加する人は,“エクスペリエンスコース”というのがあるので,それを経験してから本格的なコースに挑戦するのが良いとされております。でも今回はその余裕もなく,参加された私のグループの皆さんには申し訳ないのですが,最初からニュージーランドでも屈指のコースを経験することになってしまいました。(-_-;) 他の「経験あるグループ」の人たちは,最高のシチュエーションを心行くまで楽しまれておりましたが....。(^
^)
そういうわけで,今回のツアーの責任ある立場の者として,私のグループの人たちがどうしたら緊張が解け,手付かずのニュージーランドの山岳スキーを心から楽しんで貰えるか?をニュージーランドに来てからズーッと考えて来ました。“Mt.
Dobson”でのレッスンも,最終的にこの「ヘリスキーでも使える技術」を身に付ける…ということを念頭に置きました。私が日本のレッスンでも使っている滑り方の感覚“キャスター”イメージのターンが,結局はニュージーランドのオフピステ,ヘリスキーでも有効だと思い,これを練習して来ました。ワンターンワンターンをしっかりキャスターの転がりに乗る意識で滑ることが舵取りの部分では大切です。そして重心とスキーとの入れ替え,つまり角付けの切り替えは,身体を次のターン内側に運ぶ意識よりも,重心の下をスキーが左右に通り過ぎるようにする意識のクロッシングを使うことです。オフピステでの小回りだろうが大回りだろうが,やはり♪♪♪キーキャスター…A-Caster…キーキャスター…A-Caster…♪♪♪のリズムを大事にすることです。これをしっかりイメージし,声に出して言うようにすれば,身体の緊張も取れ,リラックスした状態で滑ることができます。イチバンいけないのは,エイヤッ
!!!エイヤッ !!!
…と「力一杯圧を加えるような運動」をしてしまうことです。これでは,ターン一回毎にバランスを乱してしまうばかりでなく,筋肉が緊張してしまって直ぐに疲れてしまいます。これではせっかくのヘリスキーなのに,そのロングコースの醍醐味…新雪滑走を楽しむことはできません。「バランスをできるだけ崩さない」,「疲れの少ない滑りをする」…ということが目的であれば,“キャスター”イメージのターンは効果大である....そう実感した【TOK】でした。(^
^) やはりヘリスキーでも,大事なことは【Doスキー】ではなく,【Letスキー】なのだとつくづく思いました。「“heli
ski”
初挑戦」のVTRをもう一度ご覧下さい。私のグループの方達の滑りが,例えスキーが完全に平行でなくても,充分に斜面を移動し,雪から来る圧を受け止めてターンし,キーキャスターからA-Casterを使ってクロッシングをしながら,雪との会話を楽しんでいるのが,お分かりいただけると思います。(^
^)
多分,私のグループの方達は,「うまく滑れるんだろうか?皆んなに付いて行けるんだろうか?怪我しないだろうか?…」というご心配で,胸の中が一杯だったと思います。でも,結果は大成功でした
!!!
ホントに人生の内で一回経験できるかどうか?という貴重な体験をすることができました。そして,この経験こそが「次の新しいスキーの楽しみを探る」ことにも大きく関わってくると思います。更なる楽しみを求め,技術を鍛え心構えを整える…そういう姿勢が自然に出てくると思います。
たとえ今は技術が未熟でも,その技術でそれなりに楽しめる自然がある。自分の身体の素晴らしさを信じ,果敢にそういう世界に飛び込んでみた。そしたら,そこには「新しい世界」が待っていた
!!! 。
整備されたゲレンデ....ここを滑るだけが“スキー”ではない…このことを皆さんが実感された「ニュージーランド“ヘリスキー”」でした。(^
^)
(注:9/12の地図,一部コースに間違いがありましたので訂正いたしました)
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☆ 9/13 2004 月曜日 晴れ(白馬)
今朝は西側の山の方はご覧のように雲が掛かっていますが,東の空は晴れています。
昨日,一昨日の週末は,本当にイイ天気でした。初めは「秋雨前線が停滞してあいにくの週末…」という予報が出ていましたから,屋外でのエクササイズを諦めていたのですが,それがナント,最高の運動日和に....。(^
^) 昨日は軽いジョギングとストレッチ,それにインラインを約30分ほど行ないました。
これまでインラインでは,スキー整地の時のように,滑り初めから滑り終わりまで,本当に安定しているなぁー....という気分で滑ることができなかったのですが,昨日はそれができました。(^
^) 本当に安定していて,ウィールと地面とのコンタクトに違和感が感じられないのです。そのコツはやはり,「抵抗を貰って滑る…」でした。ですから,スキーのトレーニングをインラインで行なう場合は,平地でやらないことが大事だとつくづく思いました。平地だと自然落下がありませんから,自ら力を加えて回ろうという【Do】になりがちなのです。インラインでまた勉強させてもらった【TOK】でした。(^
^)
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今日も「ニュージーランドヘリスキー報告」で,その“No.4”です。
ハラハラドキドキのランチ前のヘリスキー3本の滑走が終わり,中間休みを兼ねた“Lunch
time”になりました。(^ ^)
私たちのグループが最終で,他の3グループはもう食べ終わってリラックス状態の方も居られました。私たちもクルーが準備してくれたランチを頂きましたが,話題はもっぱら“ヘリスキーの楽しさ,素晴らしさ
!!! ”でした。(^
^) 私自身,以前一度メスベン発のヘリスキーをしましたが,さすがに“Wilderness
Heliskiing”だけあり,その規模が違う !!!
という気がしました。カナダのCMHヘリツアーに参加したことのある“Mot”さんの言を借りても,「今日のこのヘリスキーはイイ
!!! 」というお墨付きを頂きました。
約30分のランチタイムが終わり,またまた午後の楽しみの時がやって来ました。(^
^) ところで,ウィルダーネスへリスキー....普通は一日で5ランを行い,総合標高差3000mを保障しているのですが,希望者に特別に追加のエキストラランをしてくれます。普通は $105なのですが,今日は
$80でOKとのこと !!!
希望を取ると4名の方が立候補。最終のEコースの特別滑走をすることになりました。(^
^)
ところで,午後になって私たちのグループは特別コースに連れて行ってくれることになりました。他のグループは通常コースの「白のC」に行ったのですが,私たちのグループは「グリーンC」コースです。右の写真がその時のものですが,ご覧のように二人の向こうに表層雪崩の後が見えています。特別コース....というのでちょっと易しいコースかな?と思っていたら何のことは無い,斜度的には35度以上あるような急な斜面なのでした。上部の約200メートルくらいは雪質が本当に素晴らしく,快適だったのですが,それを過ぎると,以前に雪崩があった模様で,そのデブリの上に積もった新雪の上を滑るハメになったのでした。
でも,私もビックリ(*_*),私のグループの「初ヘリ体験組」の皆さん,その急斜面をドンドン滑って行くではありませんか
!!! “自信”と言うのは恐ろしいものです。表層の雪が私たちの滑走に合わせて動き出すくらいの斜面....しかもデブリがあったりして,私でさえ独りだったら二の足を踏みそうな場所を,ドンドン行ってしまうのです。私も遅れずについて行くのがやっとでした。(^
^)
そして今日最終のコース,Dの“Granny's”にトライです。ところがこの“Granny's”....ヘリから降りてみたら,さっきの斜面よりさらに急斜....。今回のヘリスキーで最も急だと思われる斜面です。八方尾根でも,これほど急な斜面はありません。さすがのガイドも右へ行ったり左へ行ったりしながらルートを探しています。でも,いくらルートを探しても急なものは急で,斜度はそんなに変わりません。案の定,我がグループの皆さんも,しばらく斜面に入って行けません。でも行かないとなんともなりません。私の「行けェー!落差を楽しめェー!」の声に,あきらめににた表情を見せながら,最後の気力を振り絞って挑戦したのでした。案ずるより生むがやすし....そんな感じでナントか最終コースの難関をクリアしたのでした。(^
^) 300メートルほどのこの急斜面を降りると,あとは快適なコースが続いています。夕方になったので,ところどころサンクラスト状態の所もありましたが,ヘリの最終ピックアップ地点に全員無事で辿り着いたのでした。(^
^)
実のところ,心配でした。途中で「“わたし,帰る....”と言われたらどうしよう?」とか,「怪我や事故に遭いませんように....」とか,いろいろ起こり得ることを考えると,不安で一杯でした。でも無事終わりました
!!! 天気も最高でした !!! 景色もBestでした !!!
。でも,それよりも何よりも“Wilderness
Heliskiing”を経験することができ,それを楽しめた !!!
というのがイチバンの感慨です。
「最高のヘリスキーだった !!! また来年も来たいネ !!!
」....と言う会話で持ち切りだった,Fairlieまでの帰り道でした。(^
^)
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☆ 9/12 2004 日曜日 快晴(白馬)
今日の日曜日,カラッと晴れてイイ天気です
!!! (^ ^)
今日始めて「トンボ」を見ました。もう以前から飛んでいたのかもしれませんが,気がついたのは今朝です。結構,数が多いです。つがいで秋の空を悠々と飛んでいるのも居れば,恋人を探してウロウロしているトンボも....。もう白馬は秋真っ最中なんですネ
!!!
さて,昨日は松川の河原道路で“インライン”をして来ました。昼時30分ほどのトレーニングでしたが,大学生でしょうか,二校ばかりインラインでスキーのトレーニングをしていました。最近はスキー雑誌などで取り上げられたりしていますのでその影響でしょうか?結構多くの人が滑っています。その人たちの技術を拝見するのも楽しみです。(^
^)
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今日は「ニュージーランドヘリスキー No.3」です。
いよいよ,11時15分頃にマウントクック飛行場を第1グループが飛び立ちました。ヘリは下の図の「ヘリ航路」と書いてある航路を経て,@の通称“Madonna”と呼ばれるコースのスタート地点まで約5〜6分で着きます。そこに第1グループを降ろし,すぐさま引返して第2グループを同じ所に運びます。第1グループはその間に“Madonna”コースを滑走してコースの途中まで行っています。同じように第3,第4と各グループが次々と同じスタート地点まで運び上げられるのですが,私たちの第4グループがスタート地点に着いた頃には,第1グループの皆は“Madonna”コースの終点に....。そして私たちを降ろしたヘリはすぐさま第1グループをピックアプしに“Madonna”コースの終点へむかい,乗せると今度は次のAのスタートへ向うのです。このようにして「1台のヘリを休むことなく使い回し」するわけです。
このようにして,ランチ前に@⇒A⇒B,の三つのコースを回りました。ガイドに聞くと,このマウントクックエリアで500以上もの滑降コースがある....ということなので,私たちの滑ったコースが絶対正しい
!
とは言い切れませんが,後でじっくり考えるとこの図のように回ったと思われます。(注:一部コースに間違いがありましたので訂正いたします。9/14) 実はニュージーランドのヘリスキーはいろいろな会社がツアーを行なっています。今回私たちがお世話になったのは,「ウイルダーネスヘリスキー」と呼ばれているもので“Alpine
Guides”という会社が主催しているコースです。この会社が行なっているヘリスキーは「ニュージーランドの中で究極で最もエキサイティングなヘリスキー」と「ヘリスキーinニュージーランド」の中でも紹介されています。でこのコースのうち,大きくて人気のコースには名前が付いていました。ちなみに最初滑ったのが“Madonna”でした。三回目に滑ったのが“Monk”と言うのは正しいです。ガイドにこのコースはどこですか?と聞いたところ地図を指して“Monk”と言っていましたから。(^
^)
さて,そのコースですが,@の“Madonna”....「聖母マリア」というには少々手強いコースでした。ヘリスキーではほとんどの場合,稜線の馬の鞍のような地形“鞍部”からスタートするのですが,大体の場合その部分は結構急斜面なのが普通です。時には「セッピ」があったりして,それが崩れて滑落の原因になったりもする場所です。もちろん事前にヘリの操縦士が安全を確認してから着陸するのですが,それにしてもそんなに広くはなく,風でも吹いたら本当に危険な場所です。初めてのヘリスキーのスタートがそういう場所だったものですから,正直,私の班の人は結構ビビって居ました。今だからこそ言えますが,私も「生まれて初めてヘリスキーをする人たちにとって大丈夫かなぁー?(=_=;)」と正直不安にかられました。でもガイドが下で待っています。ひとりひとり,勇気を持って斜面を下り始めました。その時の映像が⇒です。身体が硬直して,斜面移動がなかなか思うようにいきません。何度も転倒を繰り返しながら悪戦苦闘していました。でも私の,「♪♪♪キャスター転がしてェー貰ってぇー…四ォン輪ィーン…キャスター転がしてェー貰ってぇー…四ォン輪ィーン…♪♪♪と声出して
!!! 」の言葉と,「雪と仲良く,喧嘩しないでェー !!!
雪さんに回してもらってぇー!」のアドバイスが効いたのでしょうか?それとも度胸が据わったのでしょうか?次第に雪とうまく会話できるようになりました。(^
^)
特に二本目と三本目の,通称“Monk”「修道士」という斜面は雪質も最高で,それまで少々へっぴり腰で,おっかなビックリでだった皆んなの顔も,次第に(^I^)(^o^)(^
^)になり,「ヘリスキーって最高 !!!
」という言葉さえ出るようになりました。(^
^) 顔の緊張が取れ,みんなの心の中に「これでイケルかも?!」という思いが胸の中にでき始めれば,もうシメタ
!!!
ものです。身体がどんどんリラックスして行くからです。(^
^)
三本目のコースでは,一部斜面が急斜面の所があり,滑っている横の表層が一緒に滑落しているような状況の場面もありましたが,皆んなドンドン滑り降りていっていました。これには私のほうが(*_*)ビックリ
!!!
ランチ前には,VTRのラストシーンのようなきれいな滑走ラインを描きながら滑ることができるようになった皆さんでした
!!!
アアァーー良かった !!! !!! !!!
さて,明日はこの続き,午後の模様を !!! ....お楽しみに !!! (^ ^)
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☆ 9/11 2004 土曜日 晴れ(白馬)
天気予報ではここのところ秋雨前線が発生し,曇りや雨の日が多い…とのことでしたが,今朝の白馬はごらんのように,山の頂きにこそ雲が掛かっているものの,晴れの良い天気です。
ニュージーランドから帰ってきて何かと忙しく,じっくり周囲の景色を見ることがありませんでしたが,気が付くと,山の緑は確実に「秋の気配」です。間もなく降雪の便りが全国各地から届くと思います。
そして,白い2005シーズンが始まります。今シーズンもスキーを愛する人,冬の自然を愛する人…全員にとって良いシーズンになりますように
!!! (^I^) (^o^) (^ ^)
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今日は「ニュージーランドヘリスキー No.2」です。
ともかく画像をご覧下さい !!! ⇒
画像をクリックしてください。
ただし3MBほどありますので少々時間が掛かるかも…。(=_=;)
私とitte2を含め,ヘリスキー参加者総員12名を4クラスに別け,それぞれピストン輸送する形でマウントクックエリアの山岳スキーに挑戦しました。生まれて初めてヘリスキーをするだけでなく,ヘリコプターに乗ることも初めての人も居り,離陸,旋回,着陸のたびに機内は歓声に包まれました。(^
^)
このヘリスキーの前2日間が悪天候で荒れ,その結果降った新雪が本当に新鮮でした。ただ一部昨日からの強風のためウインドクラストしていて,雪の表面が硬く相当てこずる斜面もありました。でも良い雪のところだけでなく,難しいところを滑りこなすのも,またそれなりに面白いのです。そして次の技術研鑽の励みにもなります。(^
^)
私の班はこれまでヘリスキーを経験した事の無い人のクラスでした。でも皆さん始めは勇気を奮い起こして果敢に挑戦しました。ヘリが居なくなって他の班のピックアップに向ってしまうと,いくら助けを呼んでも帰って来ません。もしどうしても...ということで呼び戻す事になるとそれ相当の金額が必要にもなります。ここは何が何でも弱気を排除して,いちばん安全確実な滑り方で行くしかありません。そのポイントは声を出しながら滑ること…です。この日記で何回も言っているように声を出す事は呼吸をし続けることにもなり,身体の筋肉がリラックスした状態を作ってくれるからです。初めはこわごわだった皆さんも次第に雪と会話するコツをつかまれ,次第に「山スキー」の面白さに引き込まれて行きました
!!! (^I^) (^o^) (^ ^)
さて,明日は私たちが滑った「マウントクック」のエリアをご紹介しながら,その谷の特徴などについてお話したいと思います。
ではまた明日 !!! (^I^) (^o^) (^ ^)
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☆ 9/10 2004 金曜日 雨(白馬)
先ほどまで雨がポツポツ来ていたのですが,その雨もあがり,ご覧のように白馬三山が顔を出しました。(^
^)
ようやく帰って参りました。急な用事で白馬を留守にしていました。遅くなってしまいましたので大変申し訳ありませんが,そういうわけで今日の教師日記
オ・ヤ・ス・ミ
とさせていただきます。ご了承下さい。明日お楽しみに !!!
(^ ^)
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☆ 9/9 2004 木曜日 晴れ
今日は今回のニュージーランドのスキーで最もエキサイティングだった“ヘリスキー”についてUPしたいと思います。(^
^)
紀行文が長くなりますので数回に分けてのUPとなります。よろしくお願い致します。
この日の様子,写真では「New Zealand 通信」の9月3日のところで紹介させて頂きました。
実はこの当日....ヘリスキーが開催できるかどうかは朝7時半の時点で保留だったのです。昼過ぎからは風も止み,絶好のヘリスキーができるだろう。しかし,午前中は風が強く本来なら5ランできるヘリスキーが,2ランもしくは3ランになってしまうかもしれない....。また午後になれば本当に風が止むとの保証も無い....。との事で,とりあえずヘリスキーができる支度をして待機しよう....。でもただ黙って待機しているよりも,できるだけヘリポート近くに行って待つことにしよう....ということになりました。
そして,その待機準備をしている最中に朗報が !!!
「風が止み始めた。クィーンズタウンやクライストチャーチから来る予定だった人たちには朝早くに,開催しない....との連絡を出したので,今日は【TOK】グループだけのヘリスキーを開催する....」という電話が入ったのです
!!! 「ヤッタァー !!! 」全員万歳でした !!! (^I^) (^o^) (^ ^)
FairlieからMt.Cookまでは上のMapのように,テカポ,トヮイツェルを通って約150キロの距離あります。車で走って約1時間40分くらいです。8時半にFairlieを出,Mt.Cookのヘリポートに着いたのが10時半近くでした。途中,テカポやプカキの湖の美しさ,それにマウントクックの雄姿が次第に目の前に迫る様は,本当に圧巻でした
!!! 。(^ ^)
荷物を降ろす暇も無いくらい急いで申込書にサインをし,もしも雪崩にあったときの対処方法などの研修を手短に済ませ,ヘリに第一陣が乗り込んだのが11時を少し回っていました。できるだけ良い条件でのヘリスキーを楽しんでもらおう....というガイド達の熱意が伝わって来ました。(^
^)
さて,いよいよヘリスキーの開始です !!!
申し訳ありませんが,この続きはまた明日ということで....。(^
^)
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☆ 9/8 2004 水曜日 曇り
ニュージーランドの“Mt.
Dobson”では風が強く,その結果,雪質は非常に硬く締まったパック状態でした,アイスバーンとは言えませんが,日本の硬い雪とも少し違います。ともかく硬くシッカリ締まった雪なのです。しっかり乗ると結構強い抵抗が掛かってきます。もちろん角付けを緩めてやるとスキッディングも容易にできますが,カービングもやりやすいのです。
実は今回のニュージーランド行き,オフシーズンのインラインのトレーニングがどの程度,実際のスキーイングに有効か?ということを探るのも,私の目的のひとつでした。こういう雪の状態の中で,じっくりこれを試すことができました。結論は,「インラインのトレーニングは,冬のスキーの役に立つ
!!! 」でした。(^ ^)
ただし,それには条件があります。「支点をかかと気味にして乗ること
!!!
」がそれです。かかとで身体をホールドし,つま先側に掛かって来る抵抗を受け止めてターンする意識の練習を,インラインで行なえば,それは冬のスキーの良いトレーニングになる....そう思いました。もちろん雪の斜面ではインラインほどの強い抵抗は来ませんが,センサー軸での,足のつま先側で感じる要領は程度の差こそあれ,同じだと思いました。
インラインで楽にターンをするには,内倒内傾内向的に乗るとイイのですが,スキーでは×です。気をつけないとインラインで楽にターンする癖が付いてしまいますので注意が必要です。
また,キャスターイメージでインラインのトレーニングを十日ばかり日本で積んで行きましたが,その感覚もしっかりスキー板で生かせました。....ということは,足裏の感覚を磨くトレーニングもインラインで可能
!!!
ということです。ただやみ雲にインラインをするのではなく,足裏感覚を磨くぞ
!!! という意識でやることが大事だと思います。(^ ^)
今回のニュージーランドでの滑りでは,「インラインでのスキーのトレーニング」ということも試してみた【TOK】でした。(^
^)
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☆ 9/7 2004 火曜日 曇り(白馬)
ニュージーランドから帰って三日目になりました。日本とニュージーランドの時差は3時間で,日本の午前9時がニュージーランドの12時,お昼です。ですから時差ぼけなどはほとんどありません。(^
^)
でも面白いことに気付きました。どうもニュージーランドの朝が暗いのです。日本だと冬でも朝7時には結構明るくなるのですがニュージーランドはまだ暗いのです。日本の経度は東経135度が標準時です。ニュージーランドの訪れた街Fairlieは170度ですので,この差を計算すると35度の違いです。360度で24時間ですから35度の違いは2時間20分となります。つまり,実際は2時間20分の違いなのに3時間の時差があるように日本とニュージーランドでは設定されている....ということです。約40分日の出時刻が前倒しされていることになります。(^
^) ですから,朝が暗く感じたのだと思います。
そのため,ニュージーランドに着いた初日は朝寝坊してしまいました。(^
^) 6時には起きていろいろ準備をし,ジョギングなどもこなしてからスキーを
!!!
と思っていたのですが,それが気が付いたらもう7時でした。7時半から朝食,8時半にはスキー場に向けて出発....というスケジュールを参加者の皆さんと約束していましたので,慌てて顔を洗う羽目になったのでした。(^
^)
ニュージーランドの朝は早い !!!
....こんなことを感じた初日でした。(^ ^)
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☆ 9/6 2004 月曜日 曇り(白馬)
みなさん! ただいまぁー !!! そして,こんにちは!昨日ニュージーランドから日本に帰って来ました。(^
^)
その間「教師日記」は オ・ヤ・ス・ミ
でしたが,今日から再開です。
さて,ニュージーランドでのスキー....結構楽しく滑らせてもらいました。(^
^) その模様は「New Zealand 通信」に書いていますが,ここしばらくはそこでの出来事を思い出しての教師日記書き込みになりそうですので,よろしくお願い致します。
なにはともあれ,今回のニュージーランドキャンプでは「最高の天候」に恵まれました。ニュージーランド通信には何度も書いていますが,それほど絶好の天候でした。メインにレッスンを行なった“Mt.
Dobson”は,同行した“itte2”教師以外は,私をはじめ皆初めての人ばかりでしたが,レッスンにはうってつけの場所でした。
上の図が全体図で,左の斜面に延びている赤い線が,三人乗りのチェアリフトでこのリフトを使って緩急のある滑りを勉強する事ができました。またいちばん右の「プラッター」と言う斜面は基本練習をするにはモッテコイの斜面でした。そして中央の「Tバーリフト」は稜線まで延びており,ここから左右に分かれていろいろなコースに行けました。ただ強風のことが多く,せっかく降った雪も風で飛ばされ,急斜面の多くはところどころに石や岩が出ていて危険でしたが,それだけ安全にというか,慎重な滑りが求められました。
明日からの日記では,このスキー場でのレッスンを振りかえってUPしたいと思います。
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