【TOK】's スキー教師日記    
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JUN 2002  **********************

* 06/30 ジョギングの楽しみ  * 06/29 スキー選び(その2)レンタルショップの有効利用
* 06/28 
スキー板選び(その1)        *  06/27 いろいろ …
* 06/25 “デ○ニー・シー”の持つ魅力     * 06/21 
感度を高める
* 06/20 
anticipation(アンテシペーション)とスキー

* 06/19 
違いがあるってイイなぁー  * 06/18 内なるもの  * 06/17 汗と健康
* 06/16 
サッカーの面白さ     * 06/15 W杯サッカー
     * 06/14 スキーと深部感覚  
* 06/13 
エネルギーラインと深部感覚  * 6/12 運動と重心   * 6/11 深部感覚とバランス
* 06/10 
深部感覚…“H.Y”さんからの E-mail     * 06/09 快晴の白馬とNK細胞     
* 06/08 
コンピュータウイルス撃退        * 06/07 違いがあることの素晴らしさ!  
* 06/06 形となって現れる    * 06/05 天はニ物を与えず   * 06/04 顔が変わる…  
* 06/03 二者択一のスキー   
 * 06/02 味わう         * 06/01 今月もよろしく

 
 


【TOK】's スキー教師日記     
JUN 2002     


Sun. 06/30/2002  曇り
 
昨日の Homepage (トップページ) のひと言コメント…

 『 今日の白馬は少し薄日が射していますが,曇り空です。この週末,みなさんはいかがお過ごしですか? 身体 … 動かしてますか? 』
 ここ二三日,仕事が溜まったり,雑用が多かったりで,運動をする時間がありませんでした。一昨日,雨の合間をぬって約4キロのジョギングをしました。
 少しづつ身体を動かしいくと,身体の細胞が徐々に目ざめ,活き始める感触が味わえました。(^I^)。細胞同士がぶつかり合って熱が出始め,体温が上昇していく気分が,気持ち良く感じられました。身体の組織が眠っているとか,働いているとか言いますが,今回はその状態が分かったような気がします。
 ただなんとなく走るのではなく,足の裏で土やアスファルトの感触を楽しんだり,動いている身体の部位部位に思いを馳せたり,頬をなでて行く風を感じたり … そんなジョギングがイイなぁー!と思った【TOK】でした。(^I^)



Sat. 06/29/2002  曇り
 
昨日の Homepage (トップページ) のひと言コメント…

 『 今朝の白馬は曇り空ですが,少しだけ青空が見えていて,時々ですが陽も射しています。雲間から,山肌が少しだけ見え,そこの残雪が白く輝いています。雪が見えると,なんとなく安心します…(^I^) 』
     
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 今日のテーマは昨日の続きで,スキー板選び…その2,“レンタルショップの有効利用”について…。
 昨日お話したように,スキーの性能が細分化され,いろいろな特徴を持っていることから,時々の状況に合った用具の選択が求められますが,それに対応するには大変な出費が必要となります。そこで,私が思っていることは,「レンタルショップの有効利用」ということです。
 昔のように手入れの行き届いていない板をレンタルしている店もまだありますが,中には上位機種を豊富に揃え,チューンも万全で,スキー特性をしっかり生かせるように手入れの済んだ板を貸してくれる店も出て来ました。レンタル料金は格差があるようですが,だいたい2千円から5千円くらいのようです。もし,一日のレンタル料金が3千円だとすれば,1シーズン20日間スキーをするとして6万円になります。毎年新しい板を買い換えるとすればビンディングも含めると10万円近くの出費になりますから,自分の所有物ではない…という気持ちの上で割り切れない感情はあるにしても,かなり経済的です。
 この他にもメリットがあります。@好みの板をいろいろ好きに選べる。Aチューンを自分でしなくてもプロがやってくれる。B自宅から持ち運びしなくていい。…ということです。でも,レンタルを使うことのデメリットもあります。@希望する時に好みの板を借りられる保証が無い。Aレンタルショップの近くのスキー場でしか借りられない。B品揃えに限度があり,自分の好みの板が揃っているとは限らない … 等です。
 これらのデメリットを解決する方法が見つかれば…と思い,考えてみました。例えば,「レンタルショップへの逆貸し出し制度」です。自分のこの一台!という板を先ず購入してもらいます。この出費は各自の負担になります。自分の板ですから自分が使いたい時は自由に使えます。それを自分が使わない時にレンタルショップに逆レンタルし,チューンをしてもらって他の人に貸し出してもらう…というシステムです。契約によってはその期間の逆レンタル料を有料にすることもできます。あるいは他の人の逆レンタルの板を自由に使わせてもらう,という契約も可能です。私の経験では,最近の板は100日連続使用しても,その性能はあんまり変わりません。ですから,大事に使わないでしまって置くよりは,人に使ってもらうことのほうが経済的だと思います。レンタルショップも品揃えで出費することが少なくて済みます。
 実は,今このようなアイデアに乗ってくれる,あるスポーツショップと話を進めています。どうなるか分かりませんが,もし皆さんの中でこの話,興味がある…という方が居られましたらご連絡ください。また,これ以外の「スキー選び」のアイデア…こちらも募集いたしております。(^I^)



Fri. 06/28/2002  曇り
 
昨日の Homepage (トップページ) のひと言コメント…

 『
 白馬も梅雨の最中 … です。梅雨寒という言葉がありますが,今朝は14℃です。昨日,東京から白馬に帰ってきましたが,白馬の「緑」は東京のそれより幾分色が深いようです。明日午後少しだけ晴れ間が出るようですが … 』
     
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 今日のテーマは“スキー板選び”
 昨日夜,「SALOMONカービング体験&レッスン」でご一緒した生徒さんの“K”さんが「メルツェン」にヒョコッと遊びに来てくれました。(^I^)
 積もるスキーの話の中で,話題が「スキー選び」のことになりました。これだけ色々な板が出回り,その特性もピンキリだと言われると,何を選んだらいいのかワカラナイ … というお話でした。
 私も昔のように「あなたにはコレがイイでしょう!」とお勧めできない状況です。以前は,その人のスキーイングや志向がある程度分かれば,大体の選択はできました。スキー板の特性がそれほど先鋭的に区分けされていなかったからです。だいたい「大回り系」「小回り系」「オールラウンド系」といった区分で,あとは「ネジレが強い」とか「曲げが弱い」…といったことを加味すれば,おおよその板
の検討はついたのです。でも,今は違います。同じモデルの板でも,長さが違い,サイドカーブの“R”が違えば,特性は違ってくるからです。「どこのメーカーの…」,「なんというモデルの…」,「長さが○○で,Rが△△…」の板…ということで,決まってくるからです。
 結論を言ってしまえば,どういうスキーイングをしたいか?でその目的にかなうベストなスキーは決まってしまう…ということですから,今日は小回り…ということであればAという板,今日は大回りを楽しみたい…ならBの板,深雪ならC…というように,何台もの板を使う,ということになってしまいます。しかし,毎年数台の板を買うわけにも,また毎年買い換えるということだって,できませんから,オールラウンドタイプ一台!となってしまいます。
 で,最近私が思っていることがあります。それは「小回り系のやや長めの板で,自分の体力より少しだけパワーが勝っている板」を選んだらどうだろう?ということです。昔は「ズレてしまう板をどうずらさないで切って滑るか?」ということでしたが,今は「切れの良い板をどうずらしながら滑るか?」という風に変わって来ました。大回り系の板で小回りをすることはほとんど不可能ですが,小回りタイプの板は,角付けを幾分緩め,スキートップでの雪面グリップを少し逃がしてやれば,レールターンとまでは行きませんが,大回りターンも結構楽しめます。少しだけネジレ剛性が強くて雪面ホールドが強い板なら,エッジングのコントロ-ル如何でキューーンと切り込むことも,また鈍感にさせることもできます。板のパワーが少ない板ではいつも「ドンヨリしたスキーイング」になってしまって,切れの爽快感を味わうことができません。
 …というわけで,スキー選び,試乗してみて決めるのが大事ですが,その上で何にするか?というときのポイントを,わたしなりの感覚でお話させて頂きました。(^I^)




Wed. 06/27/2002  小雨
 
25日の Homepage (トップページ) のひと言コメント…

 
『 今,東京です。 少し肌寒く,長袖のシャツを着ています。 皆さんのところは?明日,26日夕方には白馬に戻る予定です。山が恋しい?【TOK】です。(^I^) 』
     
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 4日間の東京滞在でした。今日のテーマは“いろいろ …”
 いろいろな所に伺いました。いろいろな人と出会いました。いろいろなご意見を頂きました。そしていろいろなことが体験できました。 … そして,この「いろいろ」の在ることの面白さ,楽しさを感じました。(^I^)
 「いろいろ」は必ずしも自分の見方や価値観と同じ,とは限りません。全く正反対のこともあります。で,大事なことは,この「自分の価値観と違った視点で捕らえた違い」を排除するのではなく,受け入れられるかどうか?ということだと思いました。受け入れる,といってもそれに屈服し従う … という意味ではありません。その違いを感じ取れるか?ということです。聞く耳を持って拝聴し,違いがあればそれを違いとして認識し,鮮明にすることです。鮮明にすることで逆に自分の考えがハッキリと際立つことになります。
 「違いがあることが楽しい…」と以前書きましたが,ただ違いがあるなぁー,と思うだけではそれだけで終わってしまいます。どこがどう違うんだろう?ということまで進めて,初めてそこで「自分自身の独自性」あるいは「個性」が出てくるように思います。自我に目覚められる … とも言えるでしょうか?
 “スキー”で思っていることがあります。それは「スキーをすることの楽しみや意義を,あるひとつの方向だけに誘導することの危険性」についてです。最近の八方○△スキースクールのレッスンは「検定」に片寄っていないだろうか?というご批判をちょくちょく頂きます。もちろん「検定」をスキーの楽しみとしている人達が大勢居られることも分かりますが,「スキースクール」という立場で考えた時に,本当にこれでいいんだろうか …?とも思います。全方位に向けた,幅広い視野に立ったレッスンをするにはそれだけ豊富な人材が必要です。幸い私の所属する八方○△スキースクールは,教師数が200名を超える大所帯です。「いろいろ」なレッスンをするのに充分なスタッフを抱えています。これをどう皆さんにお使いいただくか…?
 そんなことを考えた4日間でもありました。(^I^)



Tue. 06/25/2002  曇り
 今,東京に滞在中です。
 前回上京の時は,秋葉原で「ウラシマ現象」を感じた私でしたが,今回は「“デ○ニー・シー”の持つ魅力」という事を考えさせられています。(^I^)
 今回,「デ○ニー・シー」に行く機会がありました。年にも似ず … と言われるかもしれませんが,いろいろ勉強になりました。スキー場のスキースクールで「教師」という立場でお客様と接する機会が多いのですが,その自分があのテーマパークが提供しているようなサービスと同じ様な質のサービスを提供できているのだろうか? … ということを考えさせられました。
 …というのは,一日滞在してあらゆるアトラクションやショーが見れて一人 @\5.500- というあのコストパフォーマンス的なこと,そしてそこで働いているスタッフのサービスの質の高さ,について感心したからです。
 いろいろな見方があり,同じ様なサービスはスキー場では不可能 … というご意見があるのは分かります。例えば,多くの協賛会社の支援があるとか,近郊に多くの人口を抱えている,シーズン性のリゾートでなく通年型である … 等です。でも,あの「お客さんに楽しんでもらおう!」という姿勢は学ぶべきものがある,と思います。
 地方にもあれを真似たテーマパークがたくさん作られました。そして,その多くが実は失敗に終わっています。その原因を探ることは,私たちスキー場でサービスを提供する者としても大事なことです。どうして「デ○ニー」にできて,他にはできないのか?
 今すぐ答えが出るくらい簡単なことではない … というのはわかりますが,その答えを探す姿勢を常に持つことは意義のあることだと思います。そして思ったことがあります。それは「人が下す評価」ということです。「良かった!」「満足した!」という気持ちにさせる「ナニか」がそこには在るわけで,その「評価されるナニか」を探すことが大事です。そして「評価のポイント」がひとつづつ明らかになってきたら,その評価を得るための手立てを考えればいいわけです。
 今年,スキースクールの役員を仰せつかりました。「あのスキースクールに入ってほんとうに良かった!」 … そう思っていただけるよう,役員として最善を尽くすつもりですが,今回行って来た「デ○ニー・シー」は,これからの自分の役割を見つめ直す意味で,多くのことを学ばせてくれました。(^I^)




Sat. 06/22/2002  晴れ
 
昨日の Homepage (トップページ) のひと言コメント…

 
『 今日は「夏至」です。北半球では南中の高度が最も高く昼がいちばん長い一日です。
 
各地でこの夏至にちなんだ行事があるようですが…。皆さんの地域ではいかがですか?
 ちなみに白馬では … なんにも無いようです。ハッハハハハ……(^I^) 』

 夏至の昨日 … 昼頃から雨になり結局肌寒い一日になりました。

 さて,今日から26日まで,出張と私用で白馬を留守にします。
 この教師日記,もし出先からUPできればUPしますが,ご了承ください。(=_=;)




Fri. 06/21/2002  晴れ
 
昨日の Homepage (トップページ) のひと言コメント…

 
『 昨日は本当に素晴らしくイイ天気でしたが,今日は少し曇っています。
 サッカーで日本が敗れ,少々虚脱感に陥っていた私ですが … 昨日の晴天の中,テニスで汗をかき,スッキリとしました。(^I^)  』
 …でも,今日,夏至の日は,少し雲が多いものの天気的に言えば「晴れ」かな?
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 さて,今日はのテーマは“感度を高める”です。
 昨日ご一緒にスキーをしたことのある“K.Y”さんから E-mail が届きました。その内容を紹介しますと …
 
『 … 最近、常々思う事は次ぎの点です。・もっと効率の良い足裏感覚の感じ方はないか? ・もっと効率の良いエネルギーラインの受け方はないか? ⇒ 感じ方、受け方のバリエーション(引出しの数)を増やす、又はより良い状態を「自発的に」感じ取る良いトレーニング方法はないか?
 こう思う背景には、、、自分は「Letスキー」で、雪面コンタクトを感じながら滑っているつもりでも、「・動きが小さい ・斜面やスピードの状況に動きが合ってないので不安定に見える … 」という指摘を受けることが何回かあったからです。このような指摘を受けるような時の滑りは、・感じ方の対応幅(感じる力)が弱い・狭い(か、間違っている) ・感じた圧の受け方が上手くできていない、、、のではないかと思うのです。本人の感じる力と深部感覚(?)の対応幅を超える状況下におかれた時など、こういう状態に陥りやすいのではないかと思います。
 もっと効率的で安定したLetスキーの状態があって、より高い状態に運動を持っていくにはどうしたら良いのか?ということなのです。本人がそれで良いと思っていても、先生から見た場合にエネルギーラインが消えていたり、受けとめる位置が悪いという状況はありえると思います。感じ方の感覚や受け方は、人それぞれで一様ではない事は分かるのですが、その人にとってより良い状態に辿り着くには、感覚や受け方のバリエーションを増やしてより良い状態を選択できる力をつけていくしかないのかなぁと、、、。
 「こういう風にしてみたら、もっと安定するかな?」「こうしたらどうかな?」という意識をより多くもって、色んな斜面や雪質で新しいことを積極的に試していく中で感覚を養って、引出しを増やして
いくしかない!?、、、と、いつもここで行き詰まってしまいます。
 そして、何かもっと効率的な方法はないかなぁ、と思うのですが・・・ 』

 つまり,“K.Y”さんが悩まれているのは,「感度を高めるにはどうしたら良いか?」ということのように思います。この質問は結構聞かれることなので,お話しておきたいと思います。
 「違いが分かる男のコーヒー○○○  … 」というCMをご存知ですよね?。このCMを見るといつも思うのですが,感受性あるいは感性が良いか悪いか?ということを言っていると思うのです。「モカとキリマンジャロの違いは分かるが,ブルーマウンテンとの違いはワカラナイ … 」という人と,「モカとキリマンジャロの違いはモチロン,ブルーマウンテンとの違いも分かるよ!」という人とでは,その感度に差がある…ということになります。
 「経験」という言葉があります。実は,この経験を通して私たちはイロイロなことを知覚するのですが,この時「アレッ?この感触って前に感じたものとちょっと違うンじゃないかな?」という,感じ別ける意識を常に持っていると,自分の感性を鋭くするができるのです。感じ別けることに意識を持っていない人は,鈍感のままで終わってしまいます。
 例えば,適当な例で無いかもしれませんが,不幸にも何かの事故で目が不自由になった方が居られるとします。この人は多分,数ヶ月も経たない内に聴覚が良くなるし臭覚や足裏の触覚も敏感になるはずです。それは,そこに意識を集中する頻度が多くなり気を配るからです。
 雪とスキーとの間にある圧を感じ,その圧がどういう種類の圧なのか?というところまで感じ別けられるようにイロイロな斜面を滑ることが“感度を高める”上で大事なことだと思います。もし,夏の間に足裏感覚を研ぎ澄ます練習をするのなら,普段の歩行の際に,靴の底から伝わって来る地面の様子を感じ別けてみよう … という風に意識を集中させるのも良いでしょう。階段を昇り降りする時には,太股の筋肉がどんな風に緊張したり弛緩したりしているのかな?と意識を筋肉に馳せてみるのもいいでしょう。モチロン,ラーメンを食べる時には,「このスープの味のメイン出汁は何かな?」ということに意識を働かせ,触覚や味覚も磨く必要があります!。 … 冗談 (^I^)
 いずれにしても,日常生活でイロイロな違いがあることを見分ける楽しみを持つことだと思います。“スキー”をするようになって,足裏の感触の違いに気付き,ものごとの多様性に目ざめ,同一規格品であるよりもないほうが面白い! … と思うようになりました。ちょっと話が横道にそれましたが,“スキー”もそういうものだと思います。エネルギーラインも各スキーヤーによって感じるラインが違っているのです。でも脇から見るとその人なりのラインは確実にある。自分自身の「ライン」を見つけ出すためにも“感じる”意識を常に持って生活することが大事だと思います。
 人生においても,“感じる”という言葉をキーワードにすると面白い! … と感じている【TOK】です。(^I^)



Thu. 06/20/2002  曇り
 
昨日の Homepage (トップページ) のひと言コメント…

 
『 今朝はまさに「日本晴れ!」の白馬です! (^I^) 室内の気温は今(9:30)17℃と快適です! さてさて,W杯サッカー…残念でした。でも楽しませて頂きました!(^I^) チャレンジのすることの素晴らしさを十分堪能させてもらいました。試合ですから勝敗はつきものです。その結果について云々ではなく,これだけの“感動”と“夢”を与えてくれたことに素直に「ありがとう!」と言いたいと思います。(^I^) 』
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 さて,今日はのテーマは“anticipation(アンテシペーション)とスキー”です。
  この言葉の意味は辞書によると「
予想;予知,予測,期待,希望,予感,直感,先見,先を越すこと;事前行為 … 」ということだそうです。またまたW杯サッカーの例で恐縮ですが,実はゲームを見ていて思ったことがあります。この「anticipation」ということです。ゲーム解説者の何人かも指摘していましたが,「相手選手のいない空間に,いかに先を予測して入り込み,パスを受けるか?ということをやれるかどうかが鍵になった。」という言葉が多く聞かれました。つまり,次に起こるであろう行動を予測し,それを予見し備えることが大事だ,ということです。
 このことは,多くのスポーツでも大事なことです。特に団体でやるチームプレイでは … 。私も野球をやってきましたが,この先を見越した行動が取れるかどうかでチームとしての戦力に大きな差が出ます。例えば守備では,先ずキャッチャーがピッチャーにどういうボールをどのコースに投げさせようとしているか?もしピッチャーのコントロールが良くてそのコースにボールが行ったら,その時に予測される打球の行き先は?フライで来たら?バウンドで来たら?ボールを取ろうとする時にどこへスローイングしようとして取る?そのためのボールと身体の位置関係は?取ったボールを放るタイミングは?放った後の自分の役目は? … ということを考えてプレイします。この予測,
アンテシペーションがバッチリ決まった時は,素晴らしいプレイとなり,監督に誉められます。(^I^)
 この「先を見越す」ということがうまく行なわれると,選手の息がピッタリ合うことになり,二人だけで三人以上の働きをすることも可能になります。W杯サッカーでは強いチームはこのことが自然に行なわれているように思いました。W杯に出るくらいですから当然といえば当然ですが … 。
 さて,ひるがえって“スキー”ではこの「
アンテシペーション」 … どうなんでしょう?スキーレースあるいは技術選の世界では,プレイを妨害する相手が居てボールを取り合ったり,オフェンスやデフェンスが決まっているわけではありません。相手は「雪」という大自然です。インスペクションをして雪質や起伏,旗門設定など,コースの状況を下調べはしますが,いざスタートを切ったら,あとはその時々の状況に応じた判断の仕方如何です。予見動作は自分自身の「目」や「足からの情報」によって感じ取り,それに身体が反応する方法しかありません。目で見たり,スキーから伝わって来る微妙な振動やエッジ感覚をいかに適切に感じ取るか?そして,その先にどういう状況がまっているか?ということに気を配り対応する … ということが大事になります。そう言えば,私の知っているレーサーやプレイヤーで,その方面のトップになれた人達の多くは決まって「足裏感覚」や「体感」について一家言持っています。チームプレイとは違った意味のアンテシペーションが,身体の中で行なわれているようです。
 「身体の先行動作」 … 例えばターン前半の回転方向への上体の振り込み,のことをアンテシペーションと呼んでいる人も居ますが,もっと深くは,目で見,身体で感じたことをどう素早く判断し,次のターン局面で補正していくか?ということだと思います。そのためにはスキーのトップ部分をはじめとするスキー板が受け止めた雪面状況の情報を,どう深部感覚が判断し,その判断をどう具体的な運動にしていくか?ということが大事です。この時間的経過が遅くなればなるほど的確なプレイができなくなります。感じることがすぐ運動となって現われるようにするには,先ず「感度が良いこと」,そして感じたことを脳や頭で判断しなくても,「反射運動のように動作が起こるようにすること」です。
 実は今年,「エネルギーライン」の話を生徒さんにしながら,もしかすると,このエネルギーラインを意識することは,
意識や意志とは無関係に一定の刺激に対して一定の反応を示す…という運動,すなわち“スキーの反射運動”なのではないか?と思った【TOK】なのでした。(^I^)



Wed. 06/19/2002  快晴
 
昨日の Homepage (トップページ) のひと言コメント…

 『  本当に…ウッスラと白馬の山が見えています。 もう6月も終盤ですが,梅雨と言うのに雨が少ない…そんな気がするこの頃です。 これから夕方,明日にかけては太陽が顔を出してくれるそうです。(^I^) おかげさまで,毎日アウトドアで身体を動かすことができています。例年なら「室内プール」で泳ぎ始めている頃ですが…。』
 それにしても今日はいい天気です! 皆さんに白馬のこの素晴らしい景色をプレゼントさせていただきます。(^I^)
   
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 さて,今日はのテーマは“違いがあるってイイなぁー”です。
 一昨日“M.K”さんとおっしゃる方から「6月7日の教師日記を拝見して…という E-mail を頂きました。その内容の一部を紹介させていただきます。
 
『 …
(前略)ただひとつの滑り方では,ある条件では滑れない…ということが現実に起こるのです。ですから,いろいろ違った技術要素持つことが大事です。その方が雪の自然をより深く味わい楽しむことになるのです。違いがあるから楽しいし素晴らしい!…とも感じます。こうであるべきだ,こうでしかない!…という姿勢からはモノの“違い”を容認し,その多様さの面白さを感じ取ることはできません。“スキー”というスポーツは,相手にするフィールドが大自然だけに,そこで使われる技術も多種多様にならざるを得ません。多様さ,違いの豊富さ,を「素晴らしいこと!」として認める気持が大切です。(後略)という日記を読ませてもらいました。実はこの冬悪雪での滑りが気持ち良くできなくて悩んでいました。使用している板はカービング用の板なのでそのせいかな?とも思いましたが、それにしても雪との一体感が無いというか、整地のような爽快感が無いのです。そして今日TOK先生の日記を読んで、ハッと気付いたのです多様さ,違いの豊富さ,を「素晴らしいこと!」として認める気持,,,という部分です。思い返すと悪雪でも整地のような滑走感覚を求め過ぎていたように思います。悪雪は悪雪、整地は整地という気持ちが少なく、なんでもかんでも同じようにと思っていました。条件が違えばそれぞれ違った感触があって当たり前ということを忘れていました。来シーズンはそれぞれ違った斜面を違う感覚で楽しめるようになりたいと思います。…
 違いを違いとして受け入れ,楽しむ…このことは大事なことです。あの日の日記ではサッカーで感じたことを元に「違い」について述べさせてもらいましたが,“スキー”ではいろいろな条件下の斜面を滑ることになります。ザラメありアイスバーンあり…,緩斜面あり急斜面あり…,と色々です。たくさんの違いがあって,それぞれを滑る機会があるからこそ,多くの楽しみが得られる…そう思います。ひとつだけでは面白くないのです。
 今シーズンはプライベートレッスンが多かったので「雨の中」を滑る機会がけっこう有りました。いつもなら雨の日の滑走は出来るだけ早く切り上げるのですが,レッスンではそうもいきません。でも,そのおかげで,これまで経験することの無かったことを経験できました。雨の日の雪の感触も結構イケルなぁー…と思いました。(^I^)
 人と付き合う場合も同じだと思います。自分の気に入った人とだけ付き合っていたのではイロイロな経験はできません。百人居れば百通りの性格の違い,価値感の違いがある。だから楽しい!。そう思うと性格の合わない人の存在もそれなりに価値があることが分かります。違いを違いの素晴らしさ,として受け入れることができるのです。
 “M.K”さんもぜひ,「違いがあることの素晴らしさ」を感じながらスキーを楽しんで欲しいと思います。(^I^)



Tue. 06/18/2002  曇り
 
昨日の Homepage (トップページ) のひと言コメント…

 
『 ここ連日夏ほどの暑さはありませんが,どことなく雲の多い夏…という感じの白馬です。
 雨の少ない梅雨…なんでしょうか? 皆さんの所はいかがですか?  』

   
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 さて,今日はのテーマは“内なるもの”です。
 W杯サッカーの話題がいっぱい…の毎日が続きますが,今朝TVを見ていたら髪型をイギリスのプレーヤー「ベッカム」に似せた「ベッカマー」という人たちが増えたとか…。「どうしてその髪型にするのか?」という質問に,「ベッカムにあやかって,彼のエネルギーを貰いたいから…」という答えがありました。この言葉の中の「…貰う」ということにちょっと引っ掛かりを覚えました。こういう真似することの中から,物事の本当の姿が見えて来ることもあると思うのですが,できれば人とは違う自分自身を見つめ直すことで自分をアピールして欲しいナァーと思いました。
 以前にもどこかに書いた覚えがありますが,スキーレッスンでも「教えてもらう」という気持の人と「盗んでやろう」という気持の人とでは,その上達に大きな差が出る…のです。私のレッスンは,オレンジとかエネルギーラインとか,マジックハンドだとかいう言葉を多く使います。これはある姿をイメージアプすることで,各個人によって異なる“自分自身特有のフィーリング”を感じ取って欲しいからです。各自のボディー…身体の構造や強さはそれぞれ異なっているのですから,同じ様に滑っていても,その時々に感じている感覚は異なっているのです。つまり,自分の意識は自分の意識として人とは違った形で在るのです。いろいろな条件で安全確実に滑れるようになるには,自分の言葉で技術を語れなくてはいけません。その為には私の言葉の裏にあるナニかを自らの眼力で探ることです。オレンジやマジックの裏に隠されている意味は何なのか?を見つけ出すことです。そして自分の言葉に置き換えることです。
 外に出てきたフォームや姿…を頂いて真似るのではなく,人とは違う自分自身を見つめることで,自分なりのスタイルを作っていくことが大事だと思います。ベッカムがどうしてあのような「ソフトモヒカン」の髪型なのか,そこに至る過程はわかりませんが,彼には彼のこれまでの歴史があるからこそ似合うのだと思います。
 ヘアスタイルに限らず,スキーでも「形だけを頂く…」というのはどことなく重みのないものになりがちだなぁー…「“内なるもの”が根底にあるからこそ他人には無い個性が表現できる」…そんなことを思った【TOK】デシタ! (^I^)



Mon. 06/17/2002  曇り
 
昨日の Homepage (トップページ) のひと言コメント…

 『 日曜日の今朝の白馬は,曇り空です。 曇り…と言っても時々白馬三山がうっすら見えています。昨日,「青木湖」という白馬のすぐ南隣にある湖…一週約7キロの回りをゆっくり走って来ました。(^I^) 樹木の緑が鮮やかで,その木々の間から見える湖の色も緑色できれいでした!。一応健康で,こうやって身体を動かせることの幸せを感じながら,約40分のジョギングでした。そして,夜はビール抜き…で,久しぶりに身も心も清い感じでベッドに入りました!(^I^)』
 
汗をかくってイイですねぇー! 特にスポーツで…。(^I^)
  
     -------------☆★☆-----------
 そこで,今日はのテーマは“汗と健康”です。
 汗をかくことはどんな効果があるんだろうか?そんなことを思って調べてみました。そしたら…

@
自律神経系機能
 発汗を促す交感神経とそれを抑えようとする副交感神経の自律神経の調節作用を活発にし,内臓器官
の活動を良くしてくれ健康効果がある。
A体温調節機能
 私達日本人は約200万個と言われる「汗腺」という偉大な冷却装置を身に着けている。汗を流すことにより,全身の皮膚にある汗腺が活発に働き,そして,全身の皮膚に新しく汗腺を作り体温の調整がスムーズに行われるようになる。その結果温度の変化に対応しやすくなるので,夏負けや風邪などに対する抵抗力を作ることとなる。しかし最近の調査では,日本人は真夏でも汗腺はその約半数しか働いていないということが解った。
B老廃物の排泄
 毛根等に溜まるチリやホコリ,空気中の公害物質の除去が発汗によって行なわれる。このことで皮膚の洗浄効果を促し,衛生状態を良くする。染み付いた臭い等の除去や,体臭の消却にも効果的である。
C汗腺からの発汗と皮脂腺からの発汗
 汗をかく条件や方法としては,「気温の上昇」,「入浴」,「サウナ」などがありますが,これらの発汗は「汗腺」からの発汗で,新陳代謝の促進やストレス解消といった健康面では有効である。しかし「皮脂腺」という所からのネットリとした脂の汗を出すことも大事で,それには「マラソン」や「ジョギング」で長時間走ることがあげられる。


 
…ということだそうです。汗腺や皮脂腺から汗を出すことって大事なんですネェー! 汗かきの私ですが,大いに汗をかこうと思った【TOK】でした。冷や汗でなくネ!



Sun. 06/16/2002  曇り
 
昨日の Homepage (トップページ) のひと言コメント…

 『 今朝の白馬は,少し曇があります。どことなく夏の気配の八方尾根です。
 昨日のサッカーW杯…勝ってしまいました! ネェー! (^I^)  年甲斐もなく,大喜びしビールを飲みすぎた【TOK】デシタ! 皆さんはどちらでご覧でしたか?』
 ホント…日本国中サッカーサッカーで…。で,経済効果は全てひっくるめて3兆円,という試算もあるとか…。最近暗いニュースが多いですから,マ時には浮かれるのもいいか!(^I^)
 
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 さて,今日のテーマは“サッカーの面白さ”です。
 またサッカーか?と思われるかも知れませんが…。昨日の日記をUPしてから,こんなに浮かれる要因は何なんだろうとちょっとだけ考えてみました。(^I^) 理由なんかどうでも楽しめればいい…という気持もありますが。
 そのキーワードは,いろいろ考えられますが,「
チャレンジ」,「個性を活かす」,「采配の妙」,「民族意識」…でしょうか?
 「
チャレンジ」…という意味では,日本や韓国はこれまでW杯で1勝もしていなかったわけですから,これに挑戦し歴史上初めての勝利を得たその意味は大きいと思います。何事でも,トライするとか挑戦するという向上意識を持ち,それをクリアするために努力する姿勢は共感を呼びます。
 今回の大会を見ていて特に強く思うことは,「
個性を活かす」ということです。プレーヤーひとりひとりの持っている能力や個性が違いますが,それをそれぞれ生かし合って協力して得点を挙げる…という図式の面白さを感じます。またチーム内の個性だけでなく,各国の事情を生かしたチーム毎の個性と言うかカラーの違いも面白いと思います。攻撃型のチームあり,守備型のチームあり…で,いろいろな違いを見ることができるのも楽しみのひとつです。
 また「
采配の妙」…というのもあります。特に日本の予選リーグ最後の試合,チェニジアとの試合では,後半の森島や市川への選手交代が活かされたとの専門家の意見が聞かれます。背は小さくとも空間を埋め走り回る森島を起用したトルシエの采配が良かったとか…。また,無得点に終わった前半も,後半を考え,サイドチェンジをうまく使って相手チームを疲れさせた,という見方も…。チームワークが大事な団体戦では,この采配…大事なんですね!
 そして最後はなんと言っても,「民族意識」の発露でしょうか?。民族意識を持つことが良い悪い,ということではなく,
同じ文化を共有し生活様態を一にする人間集団が,同胞の活躍に一喜一憂するのは当たり前のことだといえます。祖先の起源・文化的伝統・歴史…これら共にしているからこそ生まれる強い連帯感を否定はできません。自分はどういう祖先を持ち世界の中でどういう立場にあるか?を見つめ直し,そして自分とは違う民族がいることを理解し合う絶好の機会でもあります。対戦相手国がどういう人達なんだろう?という興味を持つだけでも意義があります。

 ある意味で,“スキー”には無いこのようなスポーツに触れることも大事だなぁー,そう思っている【TOK】です。(^I^)




Sat. 06/15/2002  曇り
 
昨日の Homepage (トップページ) のひと言コメント…

 『  気温18℃,曇り空の白馬です。 今朝早くは白馬三山がうっすらと見えていました。
 さて,今日はいよいよサッカーW杯…決勝トーナメント目指して! ですが,どうなりますか?あるいはどうなってますか? 楽しみです!』
 …で結果は? 勝ちました! 見事「2ゴール!」で決勝トーナメント出場です!
 
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 さて,今日のテーマは“W杯サッカー”
 ここのところ,毎日のようにW杯サッカーの話題が溢れています。私もそれに踊らされている人間のひとりなのですが,「サッカーごときに熱中し,大騒ぎする人間がワカラナイ!」という方がおられます。そうかもしれないナァー…と思うこともありますが,こういうことで一喜一憂する自分も好きです。もちろん感動が行き過ぎて,破壊活動になるようではいけませんが…。
 以前,イチロー選手のアメリカでの活躍を見て,感動させられたことを書いたことがありますが,今もどんな些細なことにでも“感動できる心”を持ち続けたい…という気持に変わりはありません。それが「馬鹿騒ぎ」と言われても…。ものごとに感動できるということは,“感受性が豊か”であることの証明でもあると思います。
 「笑い」がストレスを減少させ,NK細胞を増やして,健康の上で役に立つ…ということと同じくらい,ものごとに「感動すること」はストレスを発散させ,「夢を持つ」ことにつながり,「心や身体の健康」を取り戻すことになると思います。些細なことに感動するのは「大人気ない」とか「単細胞だ」とかいわれますが,むしろそう言われるくらい単純で居たいものです。
 “スキー”では“感じる”ことが大事なように,人間もその持っている五感や感受性を研ぎ澄まし,「ものごとをどう感じるか?」という感性を磨くことも大切なことだと思います。そして,感じ取ったモノを別の形で生かせたら,さらに素晴らしいことでしょう。
 今回W杯サッカーのホスト国となった「日本」…。そしてそこで暮らしている私達ですが,この大会を通して何かを“感じる”ことができたら最高です!。

 さて,二日酔い気味の気分だけでなく,別の何かを感じられた【TOK】でしょうか? (^I^)
 



Fri. 06/14/2002  曇り
 
昨日の Homepage (トップページ) のひと言コメント…

 『 梅雨に入った…というものの,白馬は夏の気配です。少し蒸し暑いのですが,気温は21℃で,都会よりははるかにしのぎやすいかな?(^I^)
 W-Cup サッカー…フランスに続いてアルゼンチンも決勝トーナメント出れず…。ちょっと寂しいですが,守りのチームに攻撃のチームが負けた…というのは,点を取らないと負け…というゲームの本質を見るようで,これもなかなか面白い! イロイロあるから面白い! (^I^)』
 
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 さて,今日のテーマは“スキーと深部感覚”です。
 ここ数日“深部感覚”ということについて書いて来ました。その理由は,スキー技術修得の過程で,“感じる”ということに注意してレッスンをすると,「スキーヤーそれぞれの持つ身体の特性が活かされ,精神的にも気負いが無く楽な気持で上達できる」ということを実感したからです。ただ“感じる”ということだけでどうしてこんな効果が?…と思い,
これを「今年のオフシーズンの私の研究テーマ」にしようと思っていました。その時“H.Y”さんから「深部感覚」という耳新しい言葉を教えていただきました。いろいろ調べてみたらけっこう面白く,次のようなことが解ってきました。

 @感覚を感ずるセンサが身体の内部の深いところにあるので“深部感覚”と呼ばれている。
 A“深部感覚”は身体の内部からの情報を感じ取り脳に伝える。例えば,体重がどのようにかかっているか?どの位の傾きの斜面に立っているか?等の情報を,足裏や膝,股関節などから感じ取り,その情報が脳へ送られる。つまり,体の位置や姿勢に関する情報と大きく関与している。
 B“深部感覚”は筋肉を使う時や関節の曲げ伸ばしによって生じる感覚でもあり,身体の運動に関する情報とも関連がある。そのため,身体のイメージアプや運動をどのように行なったらいいか?というような能力の発達と大きな関係がある。
 C“深部感覚”は脳の中でも意識的なものとはあまり関わりのない領域で処理されることが多いので,日常生活の中で意識される機会は少ない。しかし,この感覚の働きが低下すると他の感覚,例えば視覚や聴覚などで代用しなければならないので,その運動は非常に遅くなり,またぎこちなくなる。
 D“深部感覚”の刺激は脳への重要な刺激となるだけでなく,その感覚を磨くことで筋肉や関節の働きを活発化させ,血液循環を促すという効果も期待できる。リハビリなどで積極的に関節を動かす治療を行なうのは,この効果を期待してのことである。
 E運動後,肉体的に疲労が蓄積していても,精神的に心地良く,頭がスッキリするのは,“深部感覚”への刺激が的確に行なわれたことがその理由である。

 こう見てくると,脚や足裏で雪の情報を“感じる”という作業がなぜ効果があるか?ということが解ります。“感じる”ということは“深部感覚”というセンサを刺激するひとつの方法だったのです。“感じる「場所・方向・強さ」”…これらに意識を払ってスキーを楽しむこと,これはまさに人間の身体を若々しく快適に保つ最良の方法!と言っても過言ではないと思います。
 “スキー”というスポーツは 『 目で大自然の美しさに触れ,肌で雪の冷たさを感じ,そして「深部感覚」を刺激して身体を健康に保つ 』という本当に素晴らしいスポーツなのですネ! (^I^)



Thu. 06/13/2002  曇り
 
昨日の Homepage (トップページ) のひと言コメント…

 
『 信州・白馬は昨日「梅雨入り」しました。
 ここ数日前よりちょっと湿り気がありますが,昨夜来の雨もあがり,青空が少し見えています。
 セミの声が遠くから聞こえて,晴れ間が出れば「夏の気配」ですが,この時期も「雪の白さ」に思いを馳せて,身体を動かしています。ちなみに,昨日は約1時間の「テニス」でした。(^I^)』

 
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 さて,今日のテーマは“エネルギーラインと深部感覚”です。
 過日,もう20年以上スキーを一緒に楽しんでいる私のスキー仲間“Kou”さんから頂いた E-mail
をご紹介します。その中で“エネルギーライン”について次のように書かれていました。

 
『 …かれこれ10年以上のおつき合いになりますが、その間登場したさまざまな表現が「エネルギーライン」というこの言葉である意味でひとつのステップを築いたんだと思います。スキーの奥深さを考えればどこまで行っても通過点には違いないと思うのですが、その中にはやはりいくつかのステップ=評価できる到達点がありますよね。僕のつたないスキー経験からしても「エネルギーライン」に凝縮されているものはその意味で画期的だと思います。
 スキーの指導法はそれぞれの指導者によって無数にあると言ってもいいと思うのですが、「エネルギーライン」が画期的なのは、生徒が良い滑りのフィーリングを自ら探し当てるのに絶大な威力を発揮する点だと思います。生徒が滑って教師にダメだと言われる、生徒が滑って良かったと言われる。いくら教師が正しく評価したところで、生徒の方がこのふたつの滑りの感覚の違いを自ら感じ取ることができなければ、生徒は次のステップへ進めないんだと思います。
 エネルギーラインの捉え方をいろいろに変えてみる。その時に滑りのフィーリングがどう変わるのか?。エネルギーラインの捉え方を変えたときに身体運動としては具体的にどう変化しているのか?。このへんの「エネルギーライン」・「フィーリング」・「運動」というような要素が自分の中で相互につながってくると、スキーに大きな変化が現れるような気がします。自らが微妙な感覚の変化を感じ分ける意識を作ってくれるところがエネルギーラインのすばらしいところだと思います。
 また長々と書いてしまいましたが、それくらい感動できた春スキーだったんです!・・・5/3は。あの「エネルギーライン」ということをメインにしたプライベートレッスンのありがたみをヒシヒシと感じた5月の八方でした!』


 この E-mail を頂き読ませてもらって思ったのは,この教師日記に何度も出てきている言葉“感じる”ことの意義でした。“Kou”さんが仰るところの「エネルギーライン」・「フィーリング」・「運動」という図式の基になっているのは「スキーヤーとしての自分の感じ方」なのだと思います。この「自分の感じ方」が,どういうスキーイングにつながっているか?ということと対応ができた時に,私たちのスキー技術は確実にワン・ステップアップしているのです。エネルギーラインをいろいろご自分で変えてみることで,その時々のフィーリングの違いを確認することができるのです。エネルギーラインは感じ方の違いをいろいろ演出してくれる宝庫…と言ってもいいでしょう。あとは,フィールドの状況状況に合ったエネルギーラインを選択するだけです。
 今日UPさせて頂いた”Dr.K"さんの原稿 『 運動と重心 【パート2:知らず知らず身に付いた身体のクセ】 』の中でも,「自分の意識や感覚と、実際の動きに“ずれ”が生じる」という様に,ちょっと触れられていますが,これは"感じる"ことに素直に従わず,動作でものごとを済ませようとする時によく起こる現象だと思います。
 「エネルギーライン」を意識して滑るということは,実は“感じる”ということであり,自分の身体の“センサー感度”を高める…ということなのです。
 最近取り上げている“深部感覚”を研ぎ澄ませる…ということでもあるような気がしている【TOK】です。(^I^)



Wed. 06/12/2002  曇り
 
昨日の Homepage (トップページ) のひと言コメント…

 『 今朝は少しだけ雲が掛かり始めた白馬です。天気予報によると,これから前線が日本列島に掛かり始め,いよいよ“梅雨”入り…ということらしいですが…。
 梅雨に入っても,一日一回は汗をかいて,身体の調子を落とさないようにしなくては…と思っています。 みなさんも,いい汗…かいていますか?(^I^)』
 さて,これまで,「スキーオフトレーニング及びスキーと身体」という題で行なって来た,”Dr.K”さんのコーナーですが,オフトレということにこだわらないで,身体の神秘みたいなことまで含めた「身体運動」も考えていきたいと思い,オフトレとは別のコーナー,スキーと身体というページを設けることにしました。にすることにしました。スキーと身体運動に関することを皆さんと共に勉強していきたいと思います。みなさん,よろしくお願い致します。(^I^)
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 で,今日のテーマは”Dr.K"さんから最近いただいた原稿“運動と重心”について。
 ”Dr.K"さんの原稿によると,
『 …スキーのみならず様々な運動に於いて、運動時の重心の軌跡をイメージして…』という記述がありましたが,私は「テニス」と「水泳」で最近このことを感じています。
 テニスでは,ボールに向かって走っている時も,またストロークやボレーでラケットを動かしている時も,できるだけ重心位置を意識し,そこに意識を集中させて振るようにしています。このことを意識し始めてから,ストロークではスピンやスライスが以前より掛かるようになり,ベースラインぎりぎりのポイントにボールを運ぶことができるようになりました。バックボレー…などは「この歳ではピシッと決めるのはもう無理だろうな?」と諦めていましたが,半分以上の確率で,気持ち良く決まるようになりました!(^I^)。試合では,「ネットしないように…,オーバーしないように…」という思いが強く,練習の時のような振り抜きができず,「【TOK】は練習はいいんだけど…試合になるとナァー…」と思われていたのですが,それが変わり,「アレレ,どうしたんだい?」と言われるようになりました。きっと“重心”を中心とした,ラケットの運動が無理なくできるようになったからだと思います。
 水泳の時も,身体の“重心”を左右上下に動かし過ぎないように泳いでいると,波の出方も少なく,抵抗も少なくなって気持ち良く泳ぐことができます。バシャバシャ音を立てている時は“重心位置”が波打っているようです。
 ジョギングの時もこれと同じことを感じます。地上からある一定の高さに,この“重心”位置を設定し,これをできるだけ前後左右に振らないように走ると,疲れが少ないようです。
 さて,”Dr.K”さんがおっしゃる
“クロッシングの極意”ですが,そのとおり!だと思います。反復横跳びの場合の「…重心を少し内側に残し…」という部分だけは少し異なりますが,その他の感覚…「“重心中心の下肢の運動」…は,ベンディング的なクロッシング,そのものだと言っていいでしょう。
 多分,あらゆるスポーツにおいて運動能力が高い…と言われる人は,
本能的に「重心をイメージしている」のだと思います。それと“深部感覚”に優れ“バランス能力”が高いのでしょう。そう言えば「重心」,「深部感覚」,「バランス」…この三つ,人間生活工学の「動作特性」の主要なキーワードに含まれていました。(^I^)



Tue. 06/11/2002  曇り
 
昨日の Homepage (トップページ) のひと言コメント…

 『 今朝も白馬はいい天気です! もう6月も中旬に入りますが“梅雨”はどこへ?…という感じです(^I^)
 「サッカー」…見事 W-Cup 初勝利でしたが… 皆さんも,充分楽しまれましたか? (^I^)
 さて,昨日はスキースクールの周りの草刈りでした。ちょうどこの時期,建物の周囲の野草が勢力を伸ばして来る季節なのです。風通しが悪くなって,建物が湿気を帯びないように,年に2回行なう内の一回目でした。約2時間で終わりましたが,これで梅雨明けまでは,床屋さんに行った後の頭…みたいにスッキリです。(^I^)』
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 さて,今日のテーマは“深部感覚とバランス”。
 “H.Y”先生から E-mail を頂き,その中で語られていた“深部感覚”についてちょっと調べてみました。N○Kでこの4月に放映した「決定版! 寝たきり予防」でも取り上げられていたようですが,この“深部感覚”…実はバランス維持とも大きな関係があり,また身体を若く保つ…ということとも大いに関係があるようです。
 バランス感覚…と言えば「三半規管」とばかり思っていましたが,「目」による“視覚”でも,造形物を見ることでバランスをとるための情報を得ています。でも,この“深部感覚”…これらに負けず劣らず,バランス能力と大いに関係があるということです。“深部感覚”とは関節や筋肉にある感覚で,どれくらい関節が曲がっているか?筋肉が縮んでいるか?を脳に伝える感覚だそうです。年をとるとこの深部感覚が低下してしまい,地面が傾いていて関節が曲がっていても,体は傾いたと感ぜず,転んでしまうこともあるとか…。
 また,ある人が言っていました,「畳の生活が椅子の生活に代わって何が変化したかというと,バランスの維持能力だ。立ったり座ったり…という動作は,椅子より畳の方がはるかに大きなバランス能力を必要とするが,それが現代では少なくなり,日本人の背骨は今や見事に彎曲
して来て,背骨の歪みが老化をどんどん進めている…」と。「深部感覚」という重要な器官をきたえることが必要な時代になって来ているのかもしれません。
 NH○の番組では「太極拳の運動」でこの“深部感覚”の衰えを防ぐ方法を紹介していたそうですが,考えてみれば“スキー”こそ,この訓練の為には一番向いているのではないか?と思います。少々手前味噌ですが…,少なくとも“スキー”をしている時は「斜面の傾き状況」を忘れることができません。「今はこれ位の斜度だよ!アアこれ位に変わった…」というようなことを身体全体で感じながら滑っています。筋肉の伸び縮みや関節の曲げ伸ばしを,「雪との圧関係」との対比で感じ取りながら,いつもそこに注意が払われてスキーをしています。常にバランスを取り続けるための情報が“深部感覚”をとおして脳に行き渡っているのです。
 スキーの名手,マルティン・グガニックは「スキーはバランス!」と言い切っていますが,わたしもスキーレッスンを通じて,全く同じことを感じます。“深部感覚”を磨き「若々しい身体」を維持する上でも,みなさん“スキー”をしましょう!(^I^)


Mon
. 06/10/2002  快晴
 
昨日の Homepage (トップページ) のひと言コメント…
 『
今朝の日曜日。無風快晴の白馬です。写真のようにまさに「日本晴れ!」です。(^I^)
   昨日夜,けっこう降雨がありましたが,今年の梅雨入り,確実に遅れているようですね…。
   私個人的には雨より晴れのほうが好きですが,植物のためには「雨」も恵みに…。
   今日の休日,みなさんいかがお過ごしですか?

     -------------☆★☆-----------
 さて,今日のテーマは“深部感覚”について…。
 過日,“H.Y”先生から E-mail を頂きました。“H.Y”先生は,私が毎年スキーレッスンを担当させていただいているある学校の生徒さん,そのお世話をしていただいている先生です。私のホームページも良くご覧いただいていて,その中で私が述べた「足裏感覚」に関することについて貴重なレポートを届けていただきました。皆さんのご参考にもなると思いますので,紹介させていただきます。(^I^)
  『  …話は変わりますが、スキーの足裏感覚についてです。大学の授業で、そのような感覚のことを、深部感覚(ディープ・センセイション)と言っていたように思います。スキーと関連があるのか分かりませんが、私の専門種目のバレーを例にとると、バレーの競技特性のひとつはボールと身体の接触時間が極端に短いことです。ボールが身体に触れる感覚を研ぎ澄ますことが、スキルアップにおいて一番重要なファクターです。どのような感じでボールが触れたときにどのようなボールの質が生まれるのか・・・。

 今、Wカップの解説をしているセル○オ越後さんが(だったと思うのですが、大学の体育館で授業をしたときも、サッカーにおいても同じことを言ってらしたのを覚えています。 「どんな感覚でボールが足に触れたか、それによって生じたボールはどのような質のボールを生み出したか、よく感じて、覚えておくことです。」…。現在、「深部感覚」と言う言葉が生きているのかも勉強不足でわからないのですが(また、調べておきますね)そのような感覚が存在することは間違いありません。ボールを扱うスポーツには、このようなボール・スキルの共通点があります。きっと、それに似た感覚は他のスポーツにもあると思います。深部感覚・・・素人の私が言うのもなんなんですがスキーにも当てはまるような気がします。
 私の経験則ですが、例えばバレーで、サーブを打った瞬間のボールが手に当たる感覚で、サーブがどんな変化をするか分かりました。ですから、沈むサーブを打とうと思えば沈むような当て方をすれば、ボールは沈むんです。サーブを打つ前にイメージが湧いてきて、ただそのイメージ通りに打てばいい、何の力みもなく。
 スパイクを打つときも、同様のイメージがあります。手のひらに当たる感覚はとても大事ですし、強烈なスパイクほど、物理学的には違うと思いますが、驚くほど力が抜けています。俗に言う、無駄な力
が入っていないという状態でしょうか。【TOK】さんの言葉を借りるなら「Do」でありながら「Let」という感じです。
 サーブにしろスパイクにしろ、レシーブはもっと顕著に感じられるのですが…手のひらや腕に吸い付くような感覚や、ボールと身体とが接触する時間が、実際には瞬間的なのに、長く感じられるようになってくる。この感覚はなにも、私のように極めたもの(笑・冗談)だけが感じることではなく誰もがそのような感覚を感じた経験を持っていると思います。ただ、その感覚が頻繁に、もしくは常に現れたりするかどうかについては個人差があると思います。ただ、この感覚が得られれば、もしくは、感じようとしながら練習することによって、スポーツのスキルの上達は格段に違うことでしょう。
 手のひらや腕の奥深くまで、ボールの重みや回転の度合いなどを「感じる」ことができれば、本当に強打のスパイクをレシーブするのも快感になります。
 この「感じる感覚」は、あらゆるスポーツの共通項かも知れませんね。クロールで水をキャッチしてプルするときに、手のひらや腕に感じる水の抵抗や、からだを撫でながら通り過ぎていく水の感覚も、もしかすると同じなのかも。あっ、水泳は【TOK】さんの得意分野でしたね。…』
 …“H.Y”先生の貴重なご体験でした。先生のご了解を得て紹介させて頂きました。ありがとうございました!
 この“深部感覚”…興味がありますので,私も勉強してみたいと思います。(^I^)


Sun. 06/09/2002  快晴
 昨日の Homepage (トップページ) のひと言コメント…
 『 今朝の白馬は高曇り風ですが,天気的には「晴れ」です。
   朝10時現在で,気温が25℃…と,ここ最近で最も暑いかな?
   昨日夕方,白馬の緑の中の約5キロのジョギング…気持ち良かった!
   金は無くても,恵まれた環境に居られることの幸せを感じます!(^I^) 』
   
     -------------☆★☆-----------

 一昨日,ある方から E-mail をいただきましたが,その中で「NK細胞(ナチュラルキラー細胞)」のことに触れておられました。以前,この細胞が人間の身体に大変役立っていることを「コラム欄」に書いたことを思い出しました。この細胞…健康維持上,実に重要な役割を演じているのですが,白馬の豊かな緑の中を気持ち良くジョギングできるということは,このNK細胞を増やしていることになるのでしょうネ?!。
 今朝の白馬…実に美しいです。「コンテンツページ」や「
白馬…おりおりの風景」に今日の写真を載せていますが,何十年も住んでいても美しいと思います。
この景色を見ているだけで「NK細胞」もおおいに活性化されているでしょう。皆さんもぜひご覧下さい!。(^I^)
 経済的に恵まれた生活でなくても,この美しい白馬で生活することの幸せを感じます。今日は,ゆっくりこの景色を楽しみたいと思います。(^I^)


Sat. 06/08/2002  晴れ
 昨日の Homepage (トップページ) のひと言コメント…
 『 今朝もまた本当にイイ天気です! 梅雨はまだまだ…という気がします。
    昨日のサッカー「フランス−ウルグアイ」選…凄かったですねェー!
    フランスはレッドカードで,一人退場という事態になりましたが,その後も良くやりました。
    特に両チームの「ゴールキーパー」の動きが素晴らしかったです。
    勝ち負けに関係なく,ああいう良いプレーを見るのは感動します。(^I^) 』
 一喜一憂している自分がおかしくもありますが,こういうことに興奮できるってイイことかもしれない…とも思います。妻に言わせると私は「感情人間」なんだそうです。ハイ(^I^)
     -------------☆★☆-----------
 さて,今日のテーマは“スキー”から離れて,「コンピュータウイルス撃退」について…。
 私が読んでいる「A新聞」の今日の付録に「ウイルス撃退」についての記事が載っていました。私みたいに,こういうことにうとい人も居られるかもしれませんので,老婆心ながら今日はそのことをお知らせしたいと思います。本当はその新聞を読んでいただければいいのですが,その新聞を取っていない人も居られると思いますので…老婆心ながら。(^I^)
 ここでは「インターネット・エクスプローラ」のメールソフト「アウトルック・エクスプレス」で説明されています。
 実は不勉強で「プレビュー」画面が開いただけではウイルスに感染しない,と思っていたらそうではないそうです。前回私のコンピュータが感染したのはこのことが原因かもしれません。メールを開くのに手間が掛かるようになりますが,先ずこの「プレビュー画面」をオフにすることだそうです。そのやり方は,「受信トレイ」を開く⇒「表示」をクリック⇒「レイアウト」をクリック⇒「プレビューインドーを表示する」のチェックマークをはずす…です。これでメールを受け取っただけでは感染することが無くなるようですが,あとは開いてよいか?開くと危険か?をどうやって見分けるか…ということです。私は添付メールがある時は,もしそれが知人からのものであったとしても「怪しい?」と思ったら開かずに,当人に確認の E-mail を送って確かめる様にしています。当人が送った筈が無いのに,勝手に当人に成り済ましてバラバラ送ってしまうウイルスもあるようですから…。
  次は,削除済みのメールを完全に消してしまことです。「アウトルック・エクスプレス」を開く⇒「ツール」をクリック⇒「メンテナンス」をクリック⇒「終了時に[削除済みアイテム]を空にする」のチェックを入れる…で削除されます。
  「KLEZ」というウイルスは,プレビューで見ただけで感染し,パソコン内のアドレスを勝手に使って,ウイルスを他人に送信してしまうそうです。
  お互いウイルスをばら撒かないようにしたいものです。そのためには「ウイルス対策ソフト」のアプデートを頻繁に行い,セキュリティー管理をしっかりすることですネ!。
 【TOK】の老婆心デシタ! では,また…(^I^)



Fri. 06/07/2002  快晴
 
 今日も快晴! 連日,良い天気が続いています…。(^I^) 
 昨日の Homepage (トップページ) のひと言コメント…
  『 今朝もイイ天気です! 気温は朝8時半現在,16℃で過ごしやすい暖かさです。
 気がつくと,庭の野草の背丈がけっこう伸びています。風にそよいで心地良さそうです。(^I^)
 …でも,梅雨入りの前には一回草刈りをしないと…』
 そうなんですよねぇー,草刈りをしないと家が湿気を帯びてしまう…。家に入り込む蟻を退治しないと土台がやられる…。ヒト以外の生き物にも優しく…と思っても,どうしても自分中心になってしまう…。つらいことですが,生きて行くためには必要最小限の殺生も必要なんですネェー…。(=_=;)
     -------------☆★☆-----------
 さて,今日のテーマは“違いがあることの素晴らしさ!”について…。
 今,「ワールドカップ・サッカー」が世界中を沸かせています。ある人達は,「私たち民族がイチバン!」ということを世界に鼓舞する良い機会だととらえている人も居るようですが,私はそれだけだとは思いません。世の中にはいろいろな“違い”があります。文化の違い,価値観の違い,思想の違い,男女の違い…等など。「ワールドカップ・サッカー」を見ていて思うのは,各国の人々が同じルールにのっとって行なわれるスポーツを,それらの“違い”を背景に,一生懸命プレーしたり,それを見て一喜一憂している,その姿の面白さと素晴らしさです。同じ「サッカー」というスポーツなのですが,人種や文化の違いで,そこから感じ取ることの意味合いが,それぞれ違っているように思います。そして,その“違い”こそが,いろいろなことが混在している面白さ,多様性の持つ豊かさ,みたいなものを感じさせてくれるのです。
 ところで,私のスキーレッスンで,良く出てくる言葉に【Doスキー】と【Letスキー】というのがあります。自分の身体の力を雪面に働き掛ける意識を強く持って行なう滑り方と,落下によって生まれる雪からの圧を利用する滑り方を言っているのですが,この意識の“違い”はスキー滑走に大きな「フィーリング上の違い」を生むことになります。どちらが良くて,どちらが劣っている…という比較は別にして,この“違い”があることに気付かれるのとそうでないのとでは,“スキー”を楽しむ上で大きな差が生まれることになります。【Do】的なスキーしか経験して来なかった人が,ひとたび【Let】的な感覚を覚えると,全く違った世界にでも入った気持になるのです。
 スキーをする時,私たちは,いろいろ条件の異なるフィールドを滑る際に,それぞれ違った技術を斜面状況に合うように使い別けて滑っていることに気付きます。ある時は上下動の大きいゆっくりしたモーションで,またある時は素早いベンディング的な滑りで,という風に…。ただひとつの滑り方では,ある条件では滑れない…ということが現実に起こるのです。ですから,いろいろ違った技術要素持つことが大事です。その方が雪の自然をより深く味わい楽しむことになるのです。違いがあるから楽しいし素晴らしい!…とも感じます。こうであるべきだ,こうでしかない!…という姿勢からはモノの“違い”を容認し,その多様さの面白さを感じ取ることはできません。“スキー”というスポーツは,相手にするフィールドが大自然だけに,そこで使われる技術も多種多様にならざるを得ません。多様さ,違いの豊富さ,を「素晴らしいこと!」として認める気持が大切です。
 地球上にはいろいろなモノや考えが存在しています。サッカーやスキーをとおして,その“違いがあることの素晴らしさ!”を感じた【TOK】です。(^I^)




Thu. 06/06/2002  快晴
 
 昨日の Homepage (トップページ) のひと言コメント…
  
『  今朝は夏を思わせる天候です。朝の気温も18℃で,暖かい朝です。
 昨日の「サッカー」…皆さんご覧になりましたか? 3点目のシュート認められず残念でしたが…。
 日本チームよくやりましたね!(^I^) スポーツには,ヒトを熱狂させるエネルギーがあるものだなぁーと,つくづく思います。速く走り,高く跳ぶ……躍動する身体を見るのもワクワクして,イイですね! 』

  サッカー熱が冷めた後が少し怖い気もしますが…。今40万人くらいの外国の方々が日本にお見えになっているらしいです。コレってオリンピックの時より多いですよね?(^I^)
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 さて,今日のテーマは“形となって現れる”です。
 今シーズンレッスンをしていて強く感じたことのひとつに「滑り手のフォームは同一ではない…」ということがあります。良くスキーヤーの中には「あの人の様に滑りたい…」とか,「アアいう滑りがしたい…」という人が居ます。でも,良く良く考えてみると,昨日の話でも出てきたように,私たちのDNAはそれぞれ違っていて,骨格も筋肉の質もそれぞれ異なります。なのに「形」や「フォーム」を同じ様に真似よう…というのは少し無理があるのです。いま自分が立っている斜面,そして使っている道具,体調…そういった条件が噛み合わさって,最もその時の状況に合致した「フォーム」や「形」が現れるのだと思います。
 「“形”を追求しないで,ではどうやって上達するんですか?」と聞かれることがあります。「足裏で雪の表情を感じ取るようにするんです」…というのが私の答えです。武道や他のスポーツでは,「形」を真似することから上達の糸口を探ろうとする方法もあるようです。実際,“スキー”でも,多くの人はこの方式を採っているようです。かく言う私も昔はこのやり方でした。でも,どんなにフォームが良くなっても,滑りそのものがうまくいかない生徒さんが大勢居たのです。そして,ある時気付いたのです。「フォームや形をお教えしても,肝心かなめの雪面コンタクトに意識が行かないから,うまく滑れないんだ!」…と。
 レッスンをとおして,この「雪面コンタクト」を意識する…ということを突き詰めてみたら,“感じる”ということが出てきたのです。そして,人間の身体というのは素晴らしいと思いました!。どこかで感じ取ろうとすると,その部位が最も効率良く感じられるように,身体全体が協力してくれるのです。横に移動して行くと身体は横からの抵抗に耐えられるように,自然に傾いてくれます。頭の中で「今,横に移動しているからコレくらいの角度に身体の軸を倒せ!」という風に考え,その指令を待つ必要は無いのです。“感じ取る”というその行為そのものが,最もその状況にあった「形」を作リ出してくれるのです。逆に「形」を作ろうとすると,雪面コンタクトが不自然になり,雪面とのマッチングがうまくできなくなります。「雪を感じ,味わうこと」…このことが,その状況下で最も適当な「形」や「フォーム」を作り出してくれるということを,レッスンを通じて学ばせて頂きました。(^I^) 
 大勢の方が, 『 それぞれの持つDNAの違いを生かし,筋肉の特徴を生かした,個性的なフォーム 』を作るようになられ,スキーを楽しまれるようになりました。“形となって現れる”ということを再確認した今シーズンでもありました。


Wed
. 06/05  晴れ
 
 昨日の Homepage (トップページ) のひと言コメント…
  
『  今日は北アルプスの山々の頂には少し雲が掛かっています。気温は15℃でスポーツをやるにはもってこいの季節です。昨日はトレーニングを兼ねて,テニスを1時間ばかりしました。風が強くて大変でしたが,「重心」を中心にイメージした打法が振り抜きも自然にできて,スピンも有効にかかり,球筋もイイ…ということを実感しました。“テニス”も“スキー”も「重心」が大切…ということを思った【TOK】でした。(^I^) 』
  以前にも書いたけれど,「“重心”を中心とした体の部位の動き」を考えると,いろんな側面が見えてきますネェー! ”Dr.K”さん…ここら辺のことはどうなんでしょうか?(^I^)
     -------------☆★☆-----------
  さて,今日のテーマは“天はニ物を与えず”です。
  今シーズン,どうしても小回りがうまくできずに悩んでおられる方が居ました。傍から見ていると,その努力には頭が下がる思いでしたが,ご自分で納得できるところまでは行かなかったようです。
  私たち人間の筋肉には“遅筋と速筋”というのがあるということを聞きました。それに興味があってちょっと調べたら次のようなことが解りました。 『 “運動生化学”という視点から筋肉を見ると,骨格筋には遅筋繊維と速筋繊維というのがあって,その筋繊維の違いが,“マラソンタイプ”と,“スプリントタイプ”という二つの運動タイプを形成する原因となっている。この筋繊維の違いは,細胞内のミトコンドリアの形,糖質や脂肪の含有量,これらを分解させる酵素活性,筋フィラメントのアミノ酸配列…等がそれぞれ異なっていることがその理由である。しかもこれらの相違は“遺伝子レベル”で決定されている。』
  実は“スキー”でも,小回りは得意だが大回りが苦手…というタイプの人や,まったくその逆のタイプの人がおられます。“マラソンタイプ”と,“スプリントタイプ”がそのまま当てはまるのです。良く「私は大回りは気持ち良く滑れるのですが,小回りがどうも…」という人や,その反対の人が居て,それぞれご自分の苦手種目を克服しようと,レッスンを受けられる人がおられます。でも,生まれた時から遺伝子レベルで持っている,遅筋繊維と速筋繊維の,どちらのタイプかに依って運動適正はある程度決まるようですから,先ず自分はどちらなんだろう?と考えてみることが必要かもしれません。そして,そのどちらかが分かったら,苦手種目の克服にムキになり過ぎないことです。そして,精神的にある程度納得した上で,遅筋運動をを速筋運動に適応させる,あるいはその逆をやってみる…ということが大事なのかもしれません。
  小回りがうまくできずに悩んでおられた方…諦める,ということではありませんが,“遅筋と速筋”が有る…ということであれば,それを受け入れる気持も必要かもしれません。それにしても,その方の大回り…皆さんにお見せしたいほどの素晴らしいターンでした!(^I^)
  「天はニ物を与えず」…の諺を噛みしめたシーズンでもありました。



Tue. 06/04
 曇り
 
 昨日のHomepageひと言コメント…
  
『  今日の白馬…快晴のイイ天気です! 気温は14℃と少し家の中では肌寒い感じがしますが,外に出ると爽やかです。 6月に入って,少し気分を変え,Javaを使ってみました。 雪山の次の画像が今朝の白馬です。Java見れない方…ゴメンなさい…。 Entrance ↓ でTopページに抜けて下さい。今週も張り切って行きましょう! (^I^) 』
  …ということで,すこし気分を変えることにしました。ホントJavaなんて生意気なことを言ってますが,何にも分かっていません。これからスキースクールのホームページも充実させていく役を仰せつかりましたので,皆さんが「アア,スキーがしたいなぁー!」と言いたくなるようなものを作るべく,勉強したいと思っています。皆さんのご意見など,伺えれば嬉しく思います。(^I^)
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  さて,今日のテーマは“顔が変わる…”ということについて。
   『 顔 』のつく言葉は「顔が利く」,「顔を作る」…など無数にあります。実はこの「顔」…“スキー”をしている時も,いろいろ変化しているのです。うまく滑れて納得がいったときの顔!,あんまり思ったように滑れなくて悔しい顔(=_=)…,検定に合格して嬉しさ一杯の顔!(^I^)!。スキー教師をしていると本当にいろいろな「顔」に出逢えます。
  その中でも私の好きな顔は「滑りのコツが解ったときの晴れ晴れとした“顔”」です。それまでどうしても掴めなかった滑りの要領が,何かのキッカケで「ハッ!」と解った時の顔に出逢えると,スキー教師をしていて良かったなぁー!としみじみ思います。この顔に出逢うことを目指して毎日レッスンをしている…といってもいいでしょう。
  また,レッスンをしていると,「アレレ…この先生…ナニを言いたいんだろう?。精神訓話を聞くためにスキー教室に入ったわけじゃないのに…。足で感じる…?何だそりゃ?…」というようなお顔をされる方もあります。でも,この「何じゃ…???」という疑問を持っていただくことが大事なのです。この疑問があるから,「じゃぁ,先ず話を聞いてみようかな?!」…という気持ちになります。ここで初めて聞く耳を持った「顔」になるのです。ところが,こういう顔になれず,「まぁ,先生の言うことを聞いてれば,うまくさせてくれるだろう…」という「能面」のようなお顔では,何時間掛けても上達はあんまり望めません。顔が変わってないからです…。
  「何…?」,「アレレ?」,「ははぁー…?!」,「なるほど!」という具合に顔つきが変わると,その人のスキー技術は確実に一歩前進している…と言えます。スキー教師の立場から言えば,先ず最初の顔,「何だって?」という“疑問顔”を生徒さんに作ってもらうことが大事なのです。
  顔は人の看板…とも言います。いろいろな「顔」をとおして,最後は「自信に満ちた“スキーの達人”の顔」になれるよう,皆さんとご一緒に精進していきたいと思います。
  “顔が変わる…”ほど熱中させられるレッスンができたら最高!だろうなぁー,といつも思っている【TOK】です。(^I^)



Mon. 06/03 快晴
 
 朝方少し雲があったのですが,今はその雲もすっかり取れ本当にすがすがしい白馬です。(^I^)
  春爛漫…ということで,ちょっとホームページのエントランスを変え,気分も春にしてみました。

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  さて,今日のテーマは“二者択一のスキー”について…。
  シーズン中の日記にも頻繁に書きましたが,ひとつの技術だけにこだわったり,ある局面だけを取り上げて,その部分だけを針小棒大に,ことさら強調する危険を強く感じました。私たちは,とかく今はやりの技術に走りがちで,それをしないと時流に乗り遅れているかのような錯覚に陥るのですが,いろいろな斜面を滑っていると,それがどんなに危うく意味の無いことかわかる時があります。
  私は多分スキースクールの中でも「アンチカービング派」の教師…と言えるかもしれません。そう言われるほどカービングターンにこだわりを持っていないからです。だからといってカービングターンがキライなわけではありません。確かに整地された広い斜面を,レールターンで切れに乗って滑る快感は何事にも変え難いほどの快感があります。ですが,ひとたびその斜面が荒れはじめたり,スキーヤーの数が多くなると,その快感も薄くなり,フラストレーションが高まってしまいます。そんな時は,この様なフラストレーションが強くなる滑り方を止め,その状況に合った滑りをすることが必要です。ズレの要素を随時入れながら,切る感覚だけでなく,ズレて行く感覚も楽しむことが大事です。そのためには,ひとつの滑り方だけでなく,いろいろな滑りができないといけません。そういう中で,カービングオンリーになっているスキーヤーが多いのが気になるのです。
  私の言う「引出しの数」とは,そのいろいろな滑り方の多さを指しています。スキーをする時だけに限らず,何事も極端はいけません。「ほどほど…」という言葉がありますが,若い頃はこの言葉がキライでした。「中途半端でなく,どっちかにしろよ!」という気持が強かったのです。しかし,最近は「アレにも良い面があるし,コレにも優れた所が…」ということがわかるようになりました。年を取った…ということなのかもしれませんが,それぞれに優れた面と足りない面があるから,二者択一的な感覚では本当のスキーは楽しめないと思うのです。場所々々にあわせ,雪の自然に合わせて,いろいろなテクニックで滑るから安定した一体感のあるスキーイングができる,と思います。
  “スキー”を通して,「イロイロ」があるから人生が面白い!…そんなことを教えてもらった【TOK】でした。(^I^)


Sun. 06/02 曇り
 
 今日はちょっと風があり,爽やかですが,肌寒い気もします。
  今日は“味わう”…ということについて。
以前にもコラム欄で“味わう”ということについて書いた記憶がありますが,今回ももう一回このことについて…。
  実は次のような E-mail を“T,S”さんから頂きました。
  
『  …自分の好きな滑りに近づきたい!その気持ちをメインにこのシーズンは、滑っていました。好きな滑りは、クロスオーバーがとにかく滑らかな事。言葉でいえば本当に楽ですが、私にとってはとても大きな、大きな課題の一つです。クロスオーバーが滑らかであれば、その前後にも無理な動きが無くなるというか、できなくなるからです。滑走日数は相当稼いできていますが、大きな上達もなくこれといって、上手いわけでもありませんが....。最終目標は、どの斜面も躊躇無く滑り降りられる事です。たったそれだけの事!なのにそうは簡単にはいかない
のが現実です。クロスオーバーが滑らか。今シーズンは、これだけに絞ってみました。自分の滑りで無理が生じてきて、気付くと意識が上体に集中していました。特に不得意な左外足の時は「左肩を下げなきゃ・・・左手を地面に・・・・左外足にもっと乗り込んで・・・」など、上からの動きに囚われていて、いつもの滑りに戻っている時でした。気持ちよく滑る!これがスキーの醍醐味だと、私は思うのですが、これを味わえるのは足裏に集中してる時のみなのです!考えてみるとこうしなきゃ、ああしなきゃ、と思っているときは雪の状態を味わっていない時のような気がします。スキーをとおして、足裏や身体全体で雪を味わおうとしたときは、フォームや姿勢に関係なく雪と一体になっている気がします。スキーを始めて、20年近くになりますが、毎シーズン何かしら新しいことを感じる事ができ、スキーの奥深さをますます感じている私です…』

  全く同感です!。特に最近は「“スキー”とはスキー板を通して雪の状況を感じ取る作業だ!」という気さえします。アイスバーンや深雪,コブやザラメ雪…それら大自然の表情を身体で読み取って行くスポーツ,そんな気がします。つまり“雪の斜面を味わう”のです。ですから,条件が良い時だけではなく,むしろ悪い条件と言われる時のほうが,むしろいろいろな体験ができるのです。道理で今年は雨の日でもそんなにレッスンが嫌でなかった!(^I^)
  “スキー”に限らず,いろいろ困難な状況下に置かれても,その時々の状況を“味わう”という意識があれば,違った景色が見えて来ます。苦を楽しむ…という感覚が生まれ,プラス思考の考え方に立つことができます。
  “スキー”は,こういった前向きな精神状態に自分を置くための,有効な手段かもしれない…そう思った【TOK】でした。(^I^)


Sat. 06/01 曇り
 
 今日から6月です。みなさんお元気ですか?
  さて,新しい月に入りますのでちょっとホームページの雰囲気を変えてみました。
  ウイルス騒ぎで,この日記もUPが遅れ気味でした… ス・ミ・マ・セ・ン (=_=;)
  それにしてもウイルス対策…しっかりしないとね! ご迷惑をかけた方…本当にゴメンなさい!  …とうわけで,今月もよろしくお願い致します。どんな月になるかな?(^I^)