“Feeling Ski School”

【TOK】のスキー教師日記  Dec.. 2008

 
Dec. 2008

What's Today ?


12/15 フレームレッスン研修
12/14 FSの意味
12/13 聖なるプロセス
12/12 合格後の自由 !!!
12/11 準指種目とFS
12/10 “奇跡”に出会う
12/09 弘法....の新解釈
12/08 観えてくるもの
        を楽しむ
12/07 人間の素晴らしさ
        に気付く !!!
12/06 御礼の e-mail
     OLL4-11“Ya”さん
12/05 感動を与えられる人
    OLL4-10“ishi”さん
12/04 馬と乗り手が一体
   OLL4-9“オッキー”さん
12/04 09初のプライベート
12/03 チャクラ研究中
   OLL4-8“しろくま”さん
12/02 “心”の持ち様
    OLL4-7“Take”さん
12/01 線より面が速い
    OLL4-6“Mika”さん

*** これまでの日記***

2008年12月
2008年11月
2008年10月
2008年09月
2008年08月
2008年07月
2008年06月
2008年05月
2008年04月
* 2008年03月
* 2008年02月
* 2008年01月

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   (Canada Tour)
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2000年3月
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1998年12月

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☆ December 01  2008 Monday 快晴 (白馬)

 今日は「快晴!!!」....の白馬です。
 今朝早く,ご覧のような「朝焼け」が綺麗でした。朝焼けは夕焼けよりはるかに時間が短いので,シャッターチャンスは短いのですが感動写真が撮れました!!! 素ッ晴らしい !!!
 シーハイル !!! Schi Heil !!!
 皆さんも素敵な一日を !!! (*^^)v I am sure you have a nice day !!!
     -------------☆★☆-----------
   今日は「 Online Lesson Ⅳ」の六回目....。 今日は“Mika”さんからいただいたコメントのご紹介です。

☆★☆ Lesson 4-5     

“Online Lesson... '09 No.4-6 ““Ya”さんの中回り 

No.4-6 “Mika”さんのコメント...

【TOK】の感想

  【TOK】先生こんにちは。今年は雪が期待できそうですね。Online Lesson '09−№4コメントさせていただきます。

  “Mika”さん,今回もコメントありがとうございます !!!
  そうですネ !!!。 もう初滑り済まされた方も多いようですヨ !!!。それも天然雪で....。(*^^)v

 ①:BeforeとAfter...どこが変わったでしょうか?

  Beforeは、
 ・今風の基礎スキーっぽい滑り。
 ・板のサイドカーブの特性を活かして滑っている。
 ・足元より上体からターンする意識が強い。
 ・とにかく身体を前に前にという意識。
 ・身体(重心)と板が離れている局面がある。(特に谷回りにかけて)

  「今風の基礎スキー」....いろいろな情報によると,それをリードしていたS○Jも,ようやく方針転換をはかり始めたようです。ですから「今風」という言葉は無くなるかも....。(^ー^) ところで,皆さんご存知の「直滑降」にも面白い記事が....ハッハハハ...(^ー^)
  「
サイドカーブを活かして」....もちろんサイドカーブ....大事ですが,それだけに頼り過ぎるとオカシイことに....。
  「
上体からターンする意識」....「上体がターンをリードする」,という風に言われるターン方法....つまり“Do Ski”的な滑り方ですネ?
  「
重心と板が離れている局面」....“Do Ski”だとそうなりやすいのです。外向きの力が作用し,重心から足が離れて行きますから....。

  に比べて、Afterは…
 ・身体と板が一体となっている。
 ・足元から運動がされている。
 ・かかと支点で、板が雪面状況に合わせて撓み続けている。
 ・谷回りがしっかりとあり、落差も凄くある。
 ・とにかくBeforeに比べて安定感がある。

  「身体と板が一体」....“Let Ski”になって来ましたから,身体がひとつの物体として斜面移動し始めたのですネ !!!。
  「
足元から運動が」....下から来る圧に集中しますから,モーションは足元から起こることになります。昔,よく先輩に言われました....「下から動かせ!!!」と....。でも自分で下から動かそうとすればするほど,できなかったことを思い出します。「来る圧」に集中すれば簡単にできることだったのですネ !!!。(-_-;)
  「
かかと支点で、撓み続けて」....この二つ,大きな関連があります。「かかと支点」は“Do”的にスキーを動かすのを阻止してくれる効果があり,その結果,斜面移動が起こりやすくなって「撓み続ける」という現象が起こるのです。
  「
谷回りがあり、落差もある」....スキーの向き,その方向を単に換える,という意味だけでなく,谷回りでも連続したターン円弧が描ける....ということですネ???。だからスピードコントロールも容易になるわけです。(^ ^)(^I^)
  「
安定感がある」....バランスが乱れにくいので,結果として,「安定感が」が出てくるわけです。

 ②:“Mika”さんが思われたことは?

  ほんと上手い方ですね。多分お若く体力もある男性の方でしょうか。Afterはかなりハードな斜面ですが、そのようなことを感じさせない位、普通に滑り降りてますね。
 まず思ったのは、何故フィーリングスキーのレッスンを受講されたのかなということです。推測するに、Beforeの滑り方では、Afterのような急でボコボコな斜面の色々な斜面が滑ることが難しいので、そのような斜面を滑りたいと思われて、受講されたのではと失礼ながら思いました。
 また、滑る速さの違いを感じましたBeforeは迫力があってダイナミックに見えて、スピードも速そうです。でも、一見落ち着いて安定感があるAfterのほうが、斜度の違いもあるので一概には言えないのですが、一つの斜面を滑り降りる時間は短かく感じました。

  上手い方」なのに,「何故フィーリングスキーのレッスンを受講されたのか?」....これは多くの方が感じられていることだと思います。実はそのお答え,“Ya”さんからすでに頂いているのですが,それはコメントをお寄せいただいた方全員....もう四人の方の分が残っていますのでその全ての Update が終わってからにしましょう。楽しみにお待ちください。(^^)!(*^^)
  
  「
Beforeは迫力があってダイナミックに見えて、スピードも速そうです....でも、一見落ち着いて安定感があるAfterのほうが斜面を滑り降りる時間は短かく....」....実際にBeforeと同じ斜面をAfterのイメージで滑ったら,Afterの方が早いのは確実だと思います。スキーレーサーは,「できるだけエッジングを効かせない方が滑りが速い」....この事を経験で知っておられます。だからこそ「ビベル角」という処理をスキーにするわけですから....。エッジを使わず,面で滑る方が実際に速いのです。
  では,「エッジングに頼らないでスキーをたわませるにはどうしたら良いか?」....ということになるのですが,その為に,斜面上を落下し続けなければならないのです!!!。ズレを止めたらイケマセン....。

  最後に、Beforeの滑りを見て、とにかく身体を谷側にドボーンと飛び込ませることを信条?にしていて、飛び込ませて続けていたあげく、検定当日転倒して、肩を骨折した、自分の友人“Y”君の昔の滑りを思い出しました。雪面状況などを選ばないと、怪我の可能性(しかも重症の)がある危険な滑りだと思います。
  2シーズン前の12月に【TOK】先生のキャンプで滑ったASAMA2000は、そんな人が多くてホント怖かったです。今日(11/24)のASAMA2000もそんな感じですか?

  「身体を谷側にドボーンと飛び込ませる」....スキーと身体を入れ替えることを強調するあまり,この様なスキー指導がまかり通っていましたネ....。今思うと「恐ッそろしいこと」です。でも最近の検定でも,それと似たようなことを求めていましたから....五十歩百歩ですかネ??? ハッハハハ...(^ー^)
  さすがにあの時のような「内倒・内足主導」の選手は多く居ませんでしたが,その名残りをされているスキーヤーは居ましたヨ !!!。そして案の定,10時過ぎになって斜面が荒れ始めると,整地オンリー,硬いバーンオンリーのスキーヤーは居なくなりました....。
 不整地,柔らかい雪....これもオ・モ・シ・ロ・い!!!....のですが....。

  

 

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☆ December 02  2008 Tuesday 快晴 (白馬)

 今日も「快晴!!!」....の白馬です。(*^^)v
 好天気がいいと本当に気持ちイイですネ !!!。
 さて,昨日は“Hakuba 47”で調整滑走をして来ました。過日使った板のフィーリングがイマイチだったので,違う板で滑走感覚を戻して来ました。ゲレンデにはほとんど人が居らず,思いっきりカービングターンが楽しめました。(*^^)v
 皆さんも素敵な一日を !!! (*^^)v I am sure you have a nice day !!!
     -------------☆★☆-----------
   今日は「 Online Lesson Ⅳ」の七回目....。 今日は“Take”さんからいただいたコメントのご紹介です。


☆★☆ Lesson 4-7   
  
  

“Online Lesson... '09 No.4-7 ““Ya”さんの中回り 

No.4-7 “Take”さんのコメント...

【TOK】の感想

  【TOK】先生、こんばんは。takeです。
  初滑り感動キャンプ、ありがとうございました。今回もいろいろな感動がありました。一番気持ちよかったのは、コブコブの斜面を大回りで、しかし、上体は安定した状態で滑ったときでした!。それと、センサーポイントに意識を集中することの重要性を、いまさらながらに気づかせていただきました。ありがとうございました。なんだかいろいろなことを楽しんだ気がするのですが、よく考えてみたら、今回は同じバーンしか滑ってないんですよね!

  “Take”さん今回もコメントありがとうございます !!!
  「
初滑り感動キャンプ」....こちらこそありがとうございます !!! (^I^) 皆様のおかげで「“スキー”の感動」に今年もまた会えました!!!。仲間との心のこもったお付き合い....これも“スキー”ならではですネ !!!。
  「
同じバーンしか滑ってない」....そうなんですネ?!?!。でもあの様な狭い斜面だったけれど,そこで如何に気付きを感じられるか?....これが大切なことなのだとつくづく思います。要は「“心”の持ち様」なのですネ !!!。(^ ^)(^I^)

  "Ya"さんは、”Y”さんでしょうか。お会いしたことはないのですが、このところe-mailのやり取りをさせていただいています!
  私よりもはるかにお上手な方なので、少し気がひけますが・・・、フィーリングスキーの経験は、私のほうが少しだけ長いかもしれませんね。と、いうことで・・・。

  “Take”さん,仰るとおり実は今回ご登場の“Ya”さんは“Y”さん....というお名前で「教師日記」にご登場いただいております。
  「ご自分より技術的に優れている」....という方の滑りを拝見し,そこに在るもの....それを見通す能力を培うことが,大きな飛躍につながるのだと思います。ですから,正々堂々とご感想を述べていただければ嬉しいです。(^ ^)

 ①:BeforeとAfter...どこが変わったでしょうか?

  「Before」
  きれいなベンディングターンですね。腰の高さが一定のまま足が左右に流れるように動いています。


  ターン弧が浅めで、スピードもかなり出ているようですが、上体が軽く力んだようなやや窮屈そうな感じで、途中でおじぎをするような動きが出ていますね。
  脚が斜めになって、エッジが立っている動きです。アサマ2000で滑っていたとき、きれいに整地された午前中に、こんなすべりの方がたくさんにいらっしゃったような。

  多分“Ya”さんご自身は「ベンディング」をしようとは意識していなかった....と思いますが....。「足が左右に流れるように」....私にはこれが「流れる」様にはあまりみえないのですが....。むしろ左右にスキーが移動しようとしている力を阻害しているの様な気がします。(-_-;)
  シチュエーションが緩斜面で,スピードが出にくい状況でしたから,逆にスピードを出そうという気負いが出て,「
上体が力んで」しまったのかもしれませんね??。
  「エッジング操作」でしかも,「ターンしようとする意気込みが強い」ので,それが「
脚が斜めに」....という「姿かたち・運動」の滑り,をもたらしたのだと思います。
  「
アサマ2000で」....そうでしたネ !!!。整地でガンガン飛ばして滑っていましたが,その様な方は斜面が荒れてきたら,とたんに居なくなりました....。(-_-;)

  「After」
  上体がふんわりまっすぐになっていて安定しています。脚が自然に伸び縮みしていて、気持ちよさそう&楽しそうです!


  ターンが切れ上がっていますが、スピード感や躍動感もあります。



  特に2ターン目の階段を飛び降りるような動き、気持ちよさそうです!!


  アサマ2000では、10名足らずの方が、ちょうどこんなすべりをしていました!!午前中だけでは飽き足らず、午後の荒れはじめたバーンでは、ここぞとばかりに楽しんでいた人たちが居ました。膝が、前に入っておらず・・・・ん?!ブーツが違う!!この、黒くて硬そうなブーツは??(どこかで見覚えがあるような!) これだけの経験をされれば、もう、忘れられないでしょう!

  「上体がふんわりまっすぐ」....面白い表現ですネ !!!。私の好きなカステラの様に,ふんわりふんわり....ですね??。ハッハハハ...(^ー^)
  「
気持ちよさそう&楽しそう!」....本当にそう観えます!!!。自分で滑りを作りに行っておらず,顕れ出てくるものを素直に歓んでいる様に観えます。(*^^)v
  「
切れ上がっていますが、スピード感が....」....スキーが滑っているからですネ !!!。普通は切り上がりすればするほど“gravity=重力,引力”に逆らいますから,スピードは落ちます。でもその落ち方が,「かかと支点+面」で滑っているので少ないのです。(^ー^)
  「
2ターン目の階段を飛び降りるような動き」....これは多分,小さいコブに突き当たってその反動で空中に出た....のだと思いますが,身体の軸が寝ていないので,着地もバランスを崩すことなく安定しているわけです。(^ー^)
  ハッハハハ...(^ー^) 「
黒くて硬そうなブーツ」のチームはどこの人たちでした???。素ッ晴らしい !!! 私のみた感じでは....みなさん「トランシーバー,無線」を使って“スキー”を楽しんでいましたネ !!!。 !(^^)!(*^^)v

 ②:“Take”さんが思われたことは?

  【TOK】先生のキャンプ受講直後の余韻に浸りながら、これを書いています。(なんたって、”感動”キャンプですから。)
  身体が生き生きとしていて、心も気持ちよく滑る、こんな滑り方に出会うことが出来た喜び。硬いバーンは硬いなりに、でこぼこはでこぼこなりに、すべて受け入れて身体で感じて、以前だったらどちらかといえば敬遠したくなるようなコンディションが、かえって変化に富んで楽しく思えてきて、スキーの奥深さをかみ締めています。
  こんなスキーだったら、一生飽きることがなく楽しめそうな気がします。
  "Ya"さん、どこかでお会いすることが出来ましたら、一緒にフィーリングスキーを楽しみましょう!!よろしくお願いします。

  「キャンプ受講直後の余韻」....“ASAMA2000”でのキャンプ....その様に感じていただけましたら,教師冥利に尽きます。ありがとうございます !!! (^I^) 
  「
硬いバーンは硬いなりに、でこぼこはでこぼこなりに、すべて受け入れて身体で感じて」...【TOK】も,.いろいろな滑りがあって良いとは思います。でも,“Take”さんが仰る様に,『普通ならフラストレーションに陥ってしまうような条件下でも,そのことを逆に歓びに換えることができる!!!』....この様な滑りも在る,ということはなんと素晴らしいことでしょうか?!?!。何度も言いますが,つまりは「“心”の持ち様」なのですネ !!!。まさに「生涯スキー」なのだと思います。
  キット“Something Great”がお二人に,「
一緒にフィーリングスキーを楽しむ」機会を与えてくれると思います。その時を楽しみにお待ちください。

  シーハイル !!! Schi Heil !!!

 

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☆ December 03  2008 Wednesday 晴れ (白馬)

 今日は「快晴!!!」....とはいきませんが,「晴れ!!!」の白馬です。(*^^)v
 ここ数日本当に素晴らしい晴天が続いています。 New Zealand の朝の景色も美しかったですが,それに比しても負けないくらい,空の色,山々の色が綺麗です。こういう環境に居られることの幸せをつくづく感じます!!!。 “Something Great”に心から“感謝”です!!!
 皆さんも素敵な一日を !!! (*^^)v I am sure you have a nice day !!! 
     -------------☆★☆-----------
  今日は「 Online Lesson Ⅳ」の八回目....。 今日は“しろくま”さんからいただいたコメントのご紹介です。

☆★☆ Lesson 4-8       

“Online Lesson... '09 No.4-8 ““Ya”さんの中回り 

No.4-8 “しろくま”さんのコメント...

【TOK】の感想

  しろくまです。
  本日(11/24)かぐらで初滑りしてきました。積雪50㎝、でもキュッキュッと片栗粉のような感触の雪で最高!
  でも今回の課題のAfterのような条件が多くて、チャクライメージ大活躍なのでありました。

  “しろくま”さん今回もコメントありがとうございます !!!
  初滑りは「
かぐら」でしたか?。条件が良かったようでよかったですネ !!!。(^ ^)(^I^)
  早速「
チャクライメージ」試され,その効果を体験されたようで....。(*^^)v

 ①:BeforeとAfter...どこが変わったでしょうか?

  滑りのタイプが全然変わっていますが、その前に斜面状況が大きく異なっています
ね。







  Afterの斜面でBeforeの滑りをしたら、何処に行ってしまうのか訳がわからなくなってしまうでしょう。というか急斜面で不整地ということで選択する技術とは?なんてことになると思うのですが、Afterでは地球の中心方向と重心がマッチしたコアラインが見える素晴らしい滑りでして、積極的な落下移動が良いですよね〜。私もこのように滑りたい!....と思わせて下さる滑りです。

  斜面状況が大きく異なって」....そうなんです。今回皆さんに敢えてこの様な違ったシチュエーションで滑ったものを提示させていただいたのには,実は理由があります。それは,「滑りの本質をどう見抜くか?」....ということです。斜面がどう変わっていても,滑りの底流に流れる基本的なイメージというか意識は変わりが無いのではないか??....という気持ちがあり,皆さんのご意見を伺ってみたいと思ったわけです。 !(^^)!(*^^)v
  「
急斜面で不整地ということで選択する技術」....“Ya”さんのAfterのシチュエーション....「急斜面で不整地」を滑っている映像にさせてもらったのですが,この滑りはまさに“しろくま”さんが仰る様に,「積極的な落下移動」が見られます。もし「角付け」に頼ったターンを意識したなら,斜面落下を止める動きが出,この様な自由な身体のモーションは現れなかったと思います。
  本当に「他人に良いイメージを与えてくれる滑り」ですネ !!!。

  実は、今日似たような斜面ばかり滑っていました。チャクライメージでギリギリまで「私待つわ〜♪」と貯めを創り粘りに粘ると、荒れた不整地でもらった圧が解放されて、谷回りが安定して導き出せるのでした。
  

  不整地だからこそ、まさしく水面の如く重力方向に素直になって、踵支点で落下移動していくことに優位性をしみじみ感じました。

  貯めを創り粘りに粘ると」....そうなんです!!!。多くの方は“Do”的に押してしまったり,圧に耐えて突っ張ってしまうので,圧がスキーヤーの身体に貯まってくれないのです。なので,その後に続く谷回りで,エネルギーの開放ができず,自ら仕掛けなければならない羽目に陥ってしまうのです。(-_-;)
  「
水面の如く重力方向に素直になって、踵支点で落下移動」....これがイメージできれば,「スキーのR」に関係なくスキーがたわみ,雪からのエネルギーを身体に貯めることができよ様になります。(*^^)v
     

  えー、逆にBeforeのような滑りを雪の少ない不整地でやっているお馴染みな「日の●印のスキーヤー」の皆さんもいまして、えー相変わらず著しく危険なのでした。(=_=;








  Beforeの滑りは、とても良い滑りだと思うのですが、エッジングが強く、その喰い込みが返って走りを失う結果を導いているように思います。切換もエッジングの解放から解放への流れの中で抜重をしてように見えます。(ダイナミックといえば、ダイナミックかな〜)

  日の●印のスキーヤー....著しく危険」....昨日“Take”さんも仰って居られましたが,その「日の●印」のみなさん,自分だけにその危険が及ぶのであれば構わないのですが,他人に相当なスピードでぶつかって来ますのでそれが危ないのですネ !!!。実は“ASAMA2000”Openの初日,女性のボーダーに,「日の●印」的スキーヤーが衝突し,彼女は「救急ヘリコプター」で病院に搬送されたのでした。あのエッジだけに頼った滑りは,混雑した斜面では本当に危険です!!!。S○Jさん,いい加減何とかしなさい!!! プンプン!!!
  「
エッジングが強く、返って走りを失う」....そのとおりです!!!。でも滑っているご本人はこの方が切れて滑るのだと信じ込んでいる場合が多いのです。よくレッスンでもお話ししますが,「カッターナイフは力を入れるから切れるのではなく,走らせるから切れる」のですネ??。ですから先ず走らせなければならないのです。その為にはできるだけ「滑走面」を使うことです。「スキーはなぜ滑るのか?」....ということが理解できている人は「エッジより面を使った滑り」を心がけています。(^ー^)

 ②:“しろくま”さんが思われたことは?

  そうですね。あえて言えば、Afterの滑り、ちょっと仕掛けが早くて飛び出すような積極さを抑えて、もう少し尾てい骨からのコアエネルギー導入を待ってみると、チャクラによる貯めのあるLETな滑りになるのではないでしょうか?




  私(しろくま)も、そのイメージを鋭意研究中でありまして、今日はかなり掴めて参りました。実は、結構フタが大きく開いて、コアに引かれて閉まるのです。あぁ、今日は本当に楽しかったのです♪(^^v

  「仕掛けが早くて飛び出すような積極さを抑え....これが“Do Ski”をする時のの典型的な「“心”の持ち様」なのだと思います。自分から仕掛けるのが当たり前!!!....という感覚です。ほとんどのスポーツがそうですから,“スキー”もそうだと思ってしまうのかもしれません。
  この様な意識を替え,「雪の力が回してくれる」ということを理解する意味で,「
尾てい骨からのコアエネルギー導入」する,という様なイメージを持つことは大変有効なことだと思います。(^ー^)
  “チャクラ・ターン”イメージを「
鋭意研究中で、今日はかなり掴めて....」....それは良かったですネ!!。ぜひ“フィーリングスキーレッスン”でもその成果を披露してほしいと思います。活躍を期待しております!!!。

  シーハイル !!! Schi Heil !!!

 

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☆ December 04  2008 Thursday 晴れ (白馬)

 今日も「晴れ!!!」の白馬です。(*^^)v 連続四日間....晴天に恵まれた白馬です。(^ ^)
 天気予報では,明日から崩れ始め,明日午後に「みぞれ」,そして夕方には「雪」になるとのことです。この降雪,断続的に土,日....まで続くようで,平地にも降雪がありそうです。
 今シーズンは,“Snow Lovers”にとって最高の状況になりそうですネ !!!。素ッ晴らしい !!!
 皆さんも素敵な一日を !!! (*^^)v  I am sure you have a nice day !!!
     -------------☆★☆-----------
  昨日は,今シーズン初のプライベートレッスンでした。“Matsu”さんのフレームレッスンで,9:30〜11:00までのレッスンでした。今年から【TOK】も「FSS野麦校」のシステムに合わせ,プライベートレッスンのシステムを変えました。その詳細は「レッスンお申込方法」でご覧下さい。
  さて,レッスンは9時半から,晴天の“五竜とおみ”で行ないました。“Matsu”さんとは昨シーズン何度かご一緒に滑らせていただきましたので,“フィーリングスキー”については良くご存知です。今回の受講の目的は,オフピステやコブで応用の効く技術を習得したい....ということでした。
  Before映像を撮影しながら滑りを拝見すると,まだ「エッジを多用した滑り」から脱却しきれておりませんでした。1フレームは1時間半のレッスンですので,散漫にならないように,あるテーマに絞ってそれを徹底的にトレーニングすることになります。“Matsu”さんのテーマは“Sound of Music Turn”でした。昨シーズンもこれを練習した覚えがありますが,まだ充分に身に付かれる前に他のイメージに移ってしまった記憶がありましたので,昨日はこれに専念!!!....でした。(^ー^)
  ご本人の承諾を得ておりますので,先ずは“Matsu”さんのBeforeとAfter映像(1.2MB)をご覧頂きましょう。わずか1時間半のレッスンでの変化ですから,「まるっきり別人になった!!!」....というわけにはいきませんが,かなりの変化はご覧いただけると思います。(*^^)v
  そのポイントは....
 ①「角付けに柔らかさが出てきた」こと,
 ②「急激な抜重動作が無くなって来始めた」こと,
 ③「横方向ではなく,縦方向の圧を感じ始めるようになった」こと,
 ④「ターンが直線的でなく,山回りを深くすることができるようになった」こと,
 ⑤「身体とスキーが一体となって斜面移動し始めた」こと....などが挙げられます。
  まだ「上半身から突っ込む」....ということや,「圧の吸収がややギクシャック」....といった状況から,完全には抜け出せていませんが,この後の“ドリル練習”で改善されていくと思います。
  この後,数日白馬に滞在されるようですので,このイメージを忘れず,滑りに磨きをかけていただきたいと思います。

     -------------☆★☆-----------

   「 Online Lesson Ⅳ」の九回目....。 今日は“オッキー”さんからいただいたコメントです。

☆★☆ Lesson 4-9       

“Online Lesson... '09 No.4-9 ““Ya”さんの中回り 

No.4-9 “オッキー”さんの
コメント...

【TOK】の感想

  TOK先生、こんばんは! オッキーです。
  オンラインレッスン4の感想を送ります。

  “オッキー”さん,今回もコメント....ありがとうございます !!!

 ①:BeforeとAfter...どこが変わったでしょうか?

  なには、ともあれ....上手ーーーーい!!! が第一印象です。

  それ以外に気がついたのはBeforeはマスキーを使用しているので、とっても寒い条件だったのでしょう。この寒さが影響したのでしょうか、Beforeの方が足の動きが固定されているようです。



  Afterは足の動きが柔らかくBeforeよりは暖かかったのでしょうね。

  「上手ーーーーい!!!」....ですか??? ハッハハハ...(^ー^) “オッキー”さんの口調がそのまま伝わってきますよ!!! (^ー^)(^ー^)
  「
マスキーを使用して」....居る??? 【TOK】は目が悪くて,そこまでは映像からは判りませんが....。(-_-;)(^ー^)
  「
寒さが影響し....足の動きが固定され」....そうか,ここに結び付けたかった訳か?!?!。そこまでは気付かなかったナぁー....ハッハハハ...(^ー^)。仰るように,脚の縦の動きが少ないので,伸びのびしたところが無く,窮屈そうに見えますネ !!!。
  それに比べ,Afterは「
暖かかった」せいもあり?....自由さが感じられますネ !!!。

 ②:“オッキー”さんが思われたことは?

  この映像からは良く分かりませんがBeforeとAfterでは板がちがったのでは? 更にその板の値段が大きく違ったのでは? オッキーの予想では、Beforeは Yaさん が この板は安い板なので多少強引に使用してもいいな! といった感じで Yaさん が主導権を持ってターンをしているように見えます。
  それに対してAfterは板の値段が高いのか?そーっ と使用しないと もったいないな といった感じで、板の主導権を大事に滑っているようです。ただ、エッジに頼った板任せの滑りではないのでとっても安定感がありますね。

  「BeforeとAfterでは板がちがった?」....ですか?。どうだったんでしょう???。私にも解りかねます。本来なら教師たるべき者....生徒さんの板に変化があるとしたら,それに気付くほどのデリケートさが無いといけないのでしょうが,そういう点で【TOK】もまだまだ....ですネ?!?!。(反省)(-_-;) 実際はどうだったんでしょう....“Ya”さん?。
  本来なら板の価格が「
安い,高い」に関係なく,それぞれの特性を引き出すような滑りができるのが最高なのですが,“オッキー”さんの様な考えでスキーをすると,この様な違いが生まれるかもしれませんね???。でも,そうすると....技術向上のためには,「高価な板を買わなきゃダメ???」....ということになるのですが,それホントォー???。ハッハハハ...(^ー^)
  「
板の主導権を大事に滑っているが....板任せの滑りではない」....素ッ晴らしい !!!。“オッキー”さん,これに気付かれたっていうのは凄ッごいことですヨ !!! スキーヤーの気持ちとして「板に良い思いをさせつつ,自分でそれをコントロールしている」....ということなのです。乗馬と同じで,「馬が動きやすく,その能力を最大に引き出せるように乗ってあげることが大事」なのですが,それにはジョッキーに,明確な意思がないといけません。決して馬任せ....ではありません。馬と乗り手が一体」となって最高のシチュエーションを作り上げることこそが大事なのです。“スキー”で言えば,「板とスキーヤー」....ということです。
  よく,『“フィーリングスキー”は“Let Ski”で,任せるだけだから,スキーヤーの意思は関係ないんですか?』と仰る方が居られますが,そうではない....ということです。

  具体的にはBeforeは Yaさん がフォームを決めて このターンをするぞ!....と最初にターン弧を決めてターンを始めているのに対して、Afterはある程度のターン弧は想定しているのですが、板が動きたい方向へ自由に動けるように Yaさん が板の邪魔をしないように足を調節しています。

  「最初にターン弧を決めてターンを始めている」....これこそが“Do Ski”の典型な考え方のように思います。これまでいかに滑走経験が多かろうと,今そのスキーヤーが滑ろうとしている状況は,これまでそのスキーヤーが経験したことの無い初めての条件なのです。....実はステンマルクも同じようなことを言ってます。非常に似た状況であることはあり得ますが,全く同じ状況....というのは無い,と思った方が良いでしょう。
  こういう考え方に立てば,身体は新しいことを経験する期待に溢れ,ドキドキワクワクした心で斜面を滑り降りることができるようになります。もちろん,身体はリラックスし,余計な緊張がありません。うまく滑れないわけが無いのです。
  「
板が動きたい方向へ自由に動けるように」....馬の自由を尊重した乗り方....と言ってもイイかも知れません。そしてそれをよりやりやすくするために,ジョッキーたる“Ya”さんは,馬の意向を汲んで,それに調和する姿勢をとり続けている....ということなのです。
  そして,そのことがさらに,「“馬”のエネルギーを感じ,それによって“Ya”さん自身の潜在的能力が引き出され,開花し始めた!!!」....ということも言えるのです。“馬”と“ジョッキー”が相互に互いの素晴らしい性能を引き出しあった!!!....ということなのです。実に,素ッ晴らしい !!!....ことではありませんか!!!

  ゲレンデ状況も大きく違うのでどちらも楽しい滑りですが、対応力や板の動きを感じて滑るといった観点からは、Afterの方が楽しめる滑りですね!

  「どちらも楽しい滑りですが、対応力や板の動きを感じて滑るといった観点から」....これも大事です!!!。滑っておられるご本人がどう思っておられるか???。“スキー”を楽しむ上ではこれは非常に大事なことで,これに尽きる!!!,と言っていいかもしれません。大げさに言えば,「自分が良いからイイ!!!」....でOK !!!なのです。ですから,その人にとっては「楽しい滑り」なのだから,他人にとやかく言われる筋合いはないのです。
  ただ,その滑りが,いろいろな斜面を滑るための「
対応力」に富んでいるか?,「身体」にとって無理の無い滑りか?,「」が本来持っている性能をうまく引き出せているか?....ということに想いが行けば,さらに自分の潜在的力を引き出すことができる....ということを忘れるべきではない....ということは言えると思います。
 !(^^)!(*^^)v
  独り善がりに陥らず,常に人の言葉に耳をかたむけ,それを素直に聞く姿勢も大切だ....ということです。(^ー^)

  シーハイル !!! Schi Heil !!!

 



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☆ December 05  2008 Friday 曇り (白馬)

 今日はようやく「曇り」....そして「小雨」になった白馬です。(*^^)v
 どうして(*^^)vマークか??。それは....皆さんご存知のとおり....「雪」が期待できるからです!!。
 天気予報によると....今日夕方6時ころから,日曜日まで,マークです!!。イエェーーイ!!

 シーハイル !!! Schi Heil !!!
 皆さんも素敵な一日を !!! (*^^)v I am sure you have a nice day !!!
     -------------☆★☆-----------
   「 Online Lesson Ⅳ」の十回目....。 No.4の最終コメントになります。そして,今シーズン最後のコメントにも....。そろそろスキー滑走やレッスンが実際に始まりましたので,そちらの話題に切り替えたいと思います。その最終バッターは....“ishi”さんです!!!。

☆★☆ Lesson 4-10       

“Online Lesson... '09 No.4-10 ““Ya”さんの中回り 

No.4-10 “ishi”さんの
コメント...

【TOK】の感想

  TOK先生 何とか間に合いましたので送らせて頂きます。よろしくお願いいたします。

  前回訳あってお休みしたishiです。レッスン1とレッスン2でイメージを外して、拗ねたわけではありません・・・ こ こ 今度こそ〜<(`^´)>
  それにしてもYaさん 本当にお上手ですね〜。 整地だけでなく、深雪やクラストといった本当に厳しい状況でも安定した滑りを目指されての受講でしょうか?

  “ishi”さん,コメント....ありがとうございます !!!。あなたが今年の Online Lesson ....最終コメンターになりました!!!。(^ ^)(^I^)
  「
前回訳あってお休み」....その理由,今だから皆さんにお話ししても構いませんよネ??。実は“ishi”さんは Online Lesson 前回のモデル“Shyo”さんの旦那さんです。(*^^)v ですから,コメントできなかったのですネ....。 さあて,今回はどうでしょうか?。(^ー^)
  “Ya”さんのレッスン受講の目的....どこにあったのか?....私も興味があり,ぜひお聞きしたいところです。“Ya”さん....ヨ・ロ・シ・ク・...(^ ^)

 ①:BeforeとAfter...どこが変わったでしょうか?

  全体的な印象としては躍動感がだいぶ違うように見えます。

  Beforeは整地斜面を、板のサイドカーブを活用し滑らかに滑られています。



  やや支点が前よりで、遠心力とのバランスをうまくとり、やや体軸を内側に入れながら板にプレッシャーを与え、角付けを行ってターンしているように見えます。

  そのためでしょうか? 体がカチッとしていて、脚の動きも若干硬く見えました。

  「躍動感がだいぶ違う」....全体的な感じ,という意味で「躍動感」が違う....と観ることもできますネ??。
  「
サイドカーブを活用」....カービングターンをやろうとする時に,多くの方が意識する滑り方....と言うこともできます。ですが,この滑り方には大きなリスクがあることを忘れないで欲しいと思います。
  ポイントは“ishi”さんが仰る様に,「
支点が前」,「体軸を内側に」,「板にプレッシャーを与え」,「角付けを行って」....ということで,S○Jがこれまで技術の基本として推進して来たことだと私は思っています。この様な滑りが良か?悪いか?....という判断は人それぞれですから,良い悪いの評価を下すことは避けたいと思いますが,「体がカチッとし、脚の動きも硬くなる」....ということは事実だと思います。(-_-;)

  Afterはやや荒れ始めた斜面ですが、板と体が一体になって迫力のある滑りです。
  す す すごい・・・

  「板と体が一体」....Beforeの滑りの“Ya”さんがこの様に変わられたのは,私も(*_*)ビックリ,“感動”モノです。(*^^)v でも,今年の夏の New Zealand でのレッスン....毎日のようにこの様な“感動”に出会うことができました。素晴らしい体験でした!!。その根底にあったこと....それは,「何が人間の“潜在的力”を引き出すか?」ということでした。(^ー^)

  体は脚を中心に圧に応じて自然に伸縮し、板も圧に応じてきれいにたわみ、安定した落差のある弧を描かれていると思います。

  そうなんです!!。「体は脚を中心に圧に応じて自然に伸縮し、板も圧に応じてきれいにたわみ」....という現象が起こっているのです!!。でも,“Ya”さんご自身はそのような「姿かたち・運動」を作ろう,やろう....としていたわけではないと,確信できます。あるイメージで滑ったら,「そうなってしまった!!」のです。
  これは,「斜面に任せて斜面移動する」⇒「板の性能が引き出される」⇒「雪と用具の融合から生まれたエネルギーがスキーヤーの“潜在的力”を引き出す」....という過程で生まれたことだと私は思っています。つまり,斜面や用具に任せているようだけれど,そのことが実はスキーヤーの持つ素晴らしい能力を開花させてくれた!!....ということなのです。

 ②:“ishi”さんが思われたことは?

  感じたこととしては、Beforeは、滑り全体の構成を事前に描き、その通りに演じているように感じました。



  Afterは、雪と一緒にたわむれているというか、出たとこ勝負で雪面の荒れ具合を楽しむというか、本当にスキーを楽しまれているように感じました。

  Beforeは,「滑りを事前に描き、演じている」....これは重みのある言葉ですネ!!。“身体の特徴・スキー用具の特性・自然条件”....この三要素をある意味で無視し,「どのような条件で滑ろうとも,わたしはこの様に滑る!!」....といった悲壮感みたいなものさえ感じます。
  一方Afterはまさに,「
雪と一緒にたわむれ、出たとこ勝負」....の様に観えますネ!!。でも,その方が“身体の特徴・スキー用具の特性”が自然条件にマッチし,生かされているように感じるから,不思議ですネ??。

  ポイント①
  体のリラックスができている点だと思いました。レベルが相当高い方ですので、多少の斜度や荒れは気にされないのかもしれないのですが、きっと意識の集中がうまくいっているのではないかと・・・

  この様にAfterが活きいきし始めた理由....それは“ishi”さんが仰るとおり,「体のリラックスができている」からなのだと思います。そして言葉を付け加えれば,「意識の集中がうまくいっている」....ということです。
  では,「
リラックス」と「集中」....この二つの要素....これはどのような過程から生まれてくるのでしょうか? 手前味噌で恐縮ですが,このキーワードこそが,実は“フィーリングスキー”の“イメージ”する....ということなのです!!。

  ポイント②
  何に意識をしたのか? という点ですが、ターンの前半・中盤・後半全てでコア方向を意識されたのではないかと感じました。結果としてかかと支点となり、必要以上に体軸が内側に入ることもなく、余分な角付けがなくなったと思います。面で雪からの圧を受けていますから、板が活き活きと3次元で動いているのがよくわかりました。



 最初にも書きましたが、オフピステのような何があるかわからないような状況でも通用する滑りですね・・・     

  「ターンの前半・中盤・後半全てでコア方向を意識されたのではないか」....“ishi”さん,今回は「当ッたり!!」ですヨ !!。(*^^)v キャンプ初日は,日記にも書いているように,「水面フラット(セーフティーゾーン)意識⇒かかと支点意識のターン⇒Sound of Music Turn...」でしたし,二日目は,「“水面フラット意識”...“階段イメージ”を持っての滑り」でした。なので,「コア方向を意識」で正解ですネ!!。おめでとう!!。ハッハハハ...(^ー^)
  この中で当の“Ya”さんには何がインパクトとなったのか?....伺ってみたいですネ!!。
  その結果,「
板が活き活きと3次元で動いている」滑りになられ,「オフピステのような状況でも通用する滑り」になったのですネ!!。

  羨ましい〜 イメージトレーニングに使わせてください。
  というわけで・・・今回のイメージ(呟き)は・・・ ワ〜ン ツ〜 スリ〜 (ターンの前半・中盤・後半全てでコア方向を意識)
  3度目の正直 今回外したら・・・拗ねます(^^♪
  ん? TOK先生 私が外すことを期待していません?

  「イメージトレーニングに」....というほどの滑りだと,言わしめた“Ya”さんも素晴らしいですが,それを感じ取られた“ishi”さんもすごいですネ!!。
  つくづく思います。「ガンガンスピードに乗った高速カービングターン」で“凄さ”は感じさせられなくても,「低速プルークボーゲン」でオーラが観えるような“感動”を感じさせられるスキーヤーは居る....ということを。
 
  “ishi”さん,Online Lesson 最終回....「大正解」で幕を下ろすことになりました。良かったですネ!!。

  シーハイル !!! Schi Heil !!!

 



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☆ December 06  2008 Saturday 曇り (白馬)

 今日は「曇り」....の白馬です。
 昨夜から今朝に掛けて....期待ほどの降雪はありませんでした。でも平地もウッスラ白くなりました。スキー場上部は降った気もしますが....。
“五竜とおみ”のアルプス平で「5cm」の新雪だそうです。(*^^)v 天気予報では今日夕方から明日未明にかけて,少しまとまった....と言うことですが....。期待しましょう!!。
  シーハイル !!! Schi Heil !!!
  皆さんも素敵な一日を !!! (*^^)v I am sure you have a nice day !!!
     -------------☆★☆-----------
  「 Online Lesson Ⅳ」の十一回目....。 
  今日は今回のモデルになっていただいた,“Ya”さん....以前の日記では“Y”さん,からいただいた,皆さんへのお礼のコメント e-mail です。


☆★☆ Lesson 4-11   
  
  

“Online Lesson... '09 No.4-11 ““Ya”さんの中回り 

No.4-11 “Ya”さんからお礼のコメント

  【TOK】先生、Yaです。オンラインレッスンⅣのモデルに採用していただき、本当に感謝申し上げます。また、コメントをお寄せていただいた皆様方、自分の滑りについて客観的に見る機会を与えていただき、本当にありがたいと思っています。

  私はフィーリングスキーを愛している皆様方からすると異質なスキーヤーかもしれませんが、競技としてスキーをしています。現在は技術選で良い成績を出すこと、クラウンプライズを取得することを目指しています。ですが、技術レベルは低くなかなか思うような結果もここ数年出ていません。そう、ここ数年といえば自分の技術志向ばとにかく「切る」こと、鋭いエッジングをすることでした。しかしこれもここ数年の疑問なのですが、上手い選手は決して強いエッジングをしていないのではないか、流れるような滑りをしていのではないか。という思いがとても強くなってきたのです。その疑問を解決すべく様々な資料をチェックしました。そしてたどり着いたのが【TOK】先生だったのです。実際にキャンプに参加してみて確信が持てました。「自分が探していたのはこれだ」と感じました。実際に全日本のスキー技術選のジャッジの観点も変わりつつあるように感じます。むしろ【TOK】先生を追いかけているように感じます。

  長々と自分の思いを書いてしまいましたが、皆様が「キャンプに参加する必要がないのではないか」と書かれおられますが、私にとっては【TOK】先生のキャンプは「駆け込み寺」のような存在だったのです。

  KEIさんのコメントうれしかったです。いつも「おまえは下手だ」といわれていた自分にとっては過分なお言葉です。
  それから、takaさんの仰っている「圧の蓄積と開放」・・・これは、私の大いなるテーマです。先日、雪上での初滑りを終えたのですが、やはり板の走りを導く上でとても大切なことを再確認できました。昨年までの練習ではとにかくよい感覚が得られたときには、その感覚を求めて何十回も繰り返すという練習方法でした。まさに枝葉末節な事にこだわっていたのです。でも、ベースになるものはシンプルなもので、斜面や雪質に応じた様々な感覚を感じることが大切なのだとすこしずつわかってきたような気がします。
  オッキーさんとは、大阪でのブーツ講習会で一度お会いしました。フィーリングスキーの講師をされているのですね。また機会があればご一緒したいです。マスキーと新旧の板の件楽しく拝見させていただきました。結論から言うと、まずマスキーはサイズ的にガチガチのブーツを履いていたせいでとにかく足が痺れるのです。で、少しでも和らげるつもりで常に履いていました。また、板のことですが同じ板です。普段は、大回り184㎝、小回り160㎝、その間の板としてオールマイティーの170㎝(すべてHEAD社製)を使用していますが、このキャンプでは、純粋にオフピステで雪から返ってくる(板から返ってくる)力を感じたく、170㎝の比較的ソフトな板一本で通しています。しかし、オッキーさんの感性は素晴らしいですね。板の違いまで思いめぐらせてコメントを述べられるとは・・・まさにフィーリングスキーですね。 

  ちなみにオンラインレッスンⅣの映像の滑りは「サウンドオブミュージックターン」です。このキャンプでは「階段イメージ」「じゅうたんイメージ」などたくさんの感覚で滑りましたが、とにかく板が走るイメージが強かったのが「サウンドオブミュージックターン」だったのです。キャンプの途中で【TOK】先生につま先側にパッドを入れていただきました。そうすると、よりかかと支点の感覚がわかるようになってきました。板のトップで雪面をとらえようとしていたのとは真逆の感覚でした。とにかく板が走る走る!板が内側へ切れ込んでくる感覚はとても新鮮でした。

  ただ私の性格からすると一つのことに固執する傾向がありますので、これからも雪との対話を心がけていきたいと思っています・・・・・が、・・・・・これからが私の現在の悩みというか、前向きにとらえていきたい課題というか・・・・
  それは何かというと、「大会でどのように滑るか」ということなのです。つまり、大会の目標は「勝つ」ということ、この一点につきます。そのときにどのような心持ちで滑ればよいのかということです。フィーリングスキーとチャンピオンシップスキーとの融合も僭越ながら考えていきたいと考えています。もし皆さん、アドバイスいただけるのならお願いします。
  私自身も競技としてスキーをとらえる頭と同時にスキーを楽しむという頭も持つ必要があると痛切に感じますが、なかなか、切り替えることができません。皆様の多様なスキーに対する視点を拝見して本当にそのように感じます。むしろそこにはどのようなスキーの志向に対しても当てはめることのできるワンライン上の基本技術があるのかもしれませんね。

  最後に、少し前の自分は「全日本に行けたらスキーをやめよう」「クラウンをとったらスキーをやめよう」などということを考えていました。でも今はいうまでもありません。フィーリングスキーに出会えてスキーが楽しくなりました。ずっとスキーを続けたいと思っています。

  追伸 : 報道ステーションで上村愛子の特集をしていました。驚きです。・・・モーグルの世界では、コブに面がべったり張り付いていくターンをカービングターンと呼ぶそうです。(すみません、自分が知らないだけかもしれません。)今シーズンからカービングターンと、エッジを立ててブレーキをかけるターンでは、得点に差を付けるそうです。よく考えたら、当然の流れかもしれません。モーグル界も【TOK】先生を追いかけているのかも・・・

  “Ya”さん.... e-mail ありがとうございました。
  皆さんからたくさんのご意見が聞け,本当に良かったと思います。みなさんそれぞれ,いろいろな視点からコメントを書いてくださいました。これを参考に,更なる飛躍....期待しております。
  さて,今回の“Ya”さんの e-mail も長いので,これに対する【TOK】の感想はまた明日....と言う事にしたいと思います。よろしくお願いいたします。        【TOK】




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☆ December 07  2008 Sunday 晴れ (白馬)

 今日は「晴れ」になった白馬です !!!。
 昨夜少しだけ降雪がありましたが,その量はわずか....。山の上“五竜とおみ”のアルプス平で「10cm」の新雪だったそうです。(*^^)v
 皆さんはどちらでお過ごしですか?
 さて,来週はいよいよ「FSS野麦校」がOpenです。雪の状態はどうでしょうか?
  シーハイル !!! Schi Heil !!!
 皆さんも素敵な一日を !!! (*^^)v I am sure you have a nice day !!!
     -------------☆★☆-----------
  「 Online Lesson Ⅳ」の十二回目....。 今日は“Ya”さんからいただいた「お礼のコメント」に対する【TOK】の感想です。
  そして,この回を持って,09シーズン前の Online Lesson ....最終回となります。ご愛読いただきありがとうございました !!!。(^ ^)(^I^)


☆★☆ Lesson 4-12   
  
  

“Online Lesson... '09 No.4-12 ““Ya”さんの中回り 

“Ya”さんからお礼のコメント (← 茶色文字)
【TOK】の感想 (← 濃緑文字)

“Ya”さん : 
  ....自分の滑りについて客観的に見る機会を与えていただき、本当にありがたいと思っています。
【TOK】 : 
  「
客観的に見る機会」....これは皆さんからのご意見をいただいて初めて解ることですネ??。そういう意味で,これまでのご自分の滑りを見直す良い機会になったようで,私も嬉しいです。(^ー^)


“Ya”さん : 
  ....自分の技術志向ばとにかく「切る」こと、鋭いエッジングをすることでした....。しかし、上手い選手は決して強いエッジングをしていないのではないか、流れるような滑りをしていのではないか....
【TOK】 : 
  「
切る」,「鋭いエッジング」....これもひとつの滑り方ですから,決して悪いわけではありません。ですが“合理的”か?....と聞かれれば,必ずしもそうではない....と言うしかありません。ですから特に技術選に出るような方は,「幅広い技術体系の中のどの部分なのか?」....ということを考え,演技することが大事なのだと思います。
  私の知っているデモの方の何人かは,ハッキリ....「技術選は技術選....点数の出る滑りを演技するだけ....。本当の自分の滑りは別のところにあっても,それを演技するしかない....。」と仰ってます。理論を先に構築し,その理論から導き出される滑りをしないと評価されない....という事態はなんと寂しく,悲しいことでしょうか !!!。(-_-;)


“Ya”さん : 
  ....実際に【TOK】キャンプに参加してみて確信が持てました。「自分が探していたのはこれだ」と感じました。技術選のジャッジの観点も変わりつつあるように....。【TOK】先生を追いかけているように....。
【TOK】 : 
  この様に仰っていただくと本当に嬉しい....そう思います。ありがとうございます !!!(^I^)。でも,これは私だけが言っているわけではありません。言葉は違っても同じことを述べているスキー関係者も居られます。私の過去の経験や学びの積み重ねを基に,「何が“スキー”を楽しむ時に必要だろうか?」....ということを考えて来た結果を,【TOK】なりの言葉でお話ししているのが今の“フィーリングスキー”だということです。
  「
ジャッジの観点が変わり」多くのスキーヤーに本当のスキーの楽しみをもたらしてくれるようなスキー技術がまともに評価されるような時代が必ず来ると信じています。(^ ^)(^I^)


“Ya”さん : 

  ....皆様が「キャンプに参加する必要がないのではないか」と書かれおられますが、私にとっては【TOK】先生のキャンプは「駆け込み寺」のような存在だった....
【TOK】 : 
  ハッハハハ...(^ー^)。「
駆け込み寺」で,救われましか?(*^^)v 


“Ya”さん : 
  takaさん....「圧の蓄積と開放」・・・これは、私の大いなるテーマです....。板の走りを導く上でとても大切なことを再確認できました。
【TOK】 : 
  私はこの「
」をどう意識するか?....ということが本当に大事だと思っています。私的なことで恐縮ですが,学生時代に電子工学が専攻で,「物理学」を学ぶ機会にも恵まれました。そのほとんどはもう忘れましたが,「」を考える時,「働く場所」,「働く方向」。「働く量の大きさ」....ということが大事だということは今も覚えています。“スキー”をする時,この「ベクトル的力」を意識していると,“Ya”さんが仰る「蓄積と開放」にも,その方向があることが解って来ます。そして,「なぜかかと支点なのか?」....「なぜ重力に従って斜面移動していけばいいのか?」....「なぜ自分から雪面に働きかけなくても良いのか?」....といったことが観えてくるのです。
  このことを「
大いなるテーマ」....として,意識されるようになった“Ya”さん....更なる飛躍が約束されたようなものですネ !!!。おめでとう !!! (^ ^)(^I^)


“Ya”さん : 
  ....ベースになるものはシンプルなもので、斜面や雪質に応じた様々な感覚を感じることが大切....
【TOK】 : 
  「
様々な感覚を感じること」....そうなんです !!!。先ほどの「ベクトル」で言えば,「感じる」ということは,ある情報を雪から得ること,受容することですから,雪から身体方向という,力あるいは情報の“向き”を意識する....ということにつながるのです。つまり“feel in”....という感覚で,受け入れる」ということになり,“Let in”なのです。ここのところが私が口を酸っぱくして言っている,「“Let Ski”の基本」となっている部分です。“フィーリングスキー”の最も基本となることなので,「☆★フィーリングスキー★☆--No.0004--」にも書いてありますが,まだお読み頂いていない方はぜひご一読ください。
  これは“Ya”さんが仰る様に,実に「
シンプル」な考えです。感じた結果がどうなるか?。これはその人それぞれで全く違ったものにもなるし,似通ったものにもなります。その様にして「現れ出ずるモノ」こそが“個性”であり,他人と違うモノなのです。よく,「でも先生,それはある程度スキーの経験をされてからの話しで,初心者には無理でしょう?」....と仰る方が居られますが,そんなことはありません !!!。むしろ初心者ほど,他の技術的囚われが無い分,スンナリ“フィーリングスキー”に入り込むことができるのです。 New Zealand でも体験済みで,お勧めレッスンだと,自分でも思います。(^ー^)


“Ya”さん : 
  オッキーさん....マスキーと新旧の板の件....マスキーは常に履いていました。板は同じ板です。
【TOK】 : 
  「
マスキー」....って,ブーツを覆うカバーですよネ?。アレって暖かくなるんだ?!?!。へぇー....。
  「
板は同じ板」....だそうで,板が変わったから滑りが変わったわけではなかったですネ!!。やはり“Ya”さんの「“心”の持ち様」だったわけで,私もひと安心 !!!。ハッハハハ...(^ー^)


“Ya”さん : 
  オンラインレッスンⅣの映像の滑りは「サウンドオブミュージックターン」....。つま先側にパッドを入れ....よりかかと支点の感覚がわかるようになり....板が走る走る!....板が内側へ切れ込んでくる....。
【TOK】 : 
  皆さん !!!....“Ya”さんの滑りを変えたイチバンのイメージは,「
サウンドオブミュージックターン」だったようですネ !!!。
  それから,ブーツの前傾角を起こすことで,「
かかと支点の感覚」がより意識できるようになり,「板の走り」と「内側へ切れ込み」がより一層鮮烈になられたようで,良かったですネ !!!。多分これまでのスキーとは違う,「別世界の体験」をされたのだと思います。(*^^)v

 
“Ya”さん : 
  ....私の現在の悩み....「大会でどのように滑るか」ということ....大会の目標は「勝つ」ということ....そのときにどのような心持ちで滑ればよいのか?
【TOK】 : 
  私に言わせればこの答えはハッキリしています。選択肢は二つ....。
  ①大会に勝つために自分の信じる滑りを諦め,点数の出る滑りを追い続ける....。そして大会上位に入った時点で,「私の本当に信じるスキーは別にある !!!」....ということを公言する。(^ー^)
  ②自分の信じる滑りを諦めず,おのれの信じる滑りに徹する。その滑りが評価されなくても,「自分に正直であることに“誇り”を持つ !!!」。
  ヒョットすると,②の滑りを取り入れて技術選に出場した方が,高い点が出るかもしれませんヨ !!!5人の内一人くらいはそれ位の観る眼のある人がジャッジに居ると信じたいですネ !!!。ハッハハハ...(^ー^)


“Ya”さん : 
  ....前の自分は「全日本に行けたらスキーをやめよう」....。フィーリングスキーに出会えてスキーが楽しくなり....ずっとスキーを続けたい....。
【TOK】 : 
  本当に残念なことなのですが,「
〜〜したらスキーをやめよう」....こういう人が本当に多いのが実情です。中には「“指導員”取ったらスキーを止めます....」等ということを,声高々に言う人さえ居ます。「そんなんだったら“指導員”合格する意味が無いじゃありませんか?!?!。今すぐ止めなさい !!!」....と言いたくなります。こういう人はご自分のために“スキー”をしているというよりは,他人に認められたくて“スキー”をしているのですネ??。これだと,「資格取ったらもう止めてもイイや....」という風になってしまいます。
  でも,“Ya”さんが仰るように,「
スキーが楽しく」なれば,「ずっとスキーを続けたい....」という方が増えるに決まっています。それには「自分の潜在的力に目覚め,人間としての素晴らしさに気付くような“スキー”」に触れることです。その為のひとつの方法として,私は自信を持って“フィーリングスキー”をお勧めします。
  そういう“スキー”に出会えてよかったですネ !!!。“Ya”さん !!!。良かったよかった !!!。


“Ya”さん : 
  ....モーグルの世界では、コブに面がべったり張り付いていくターンをカービングターンと呼ぶそうです....
モーグル界も【TOK】先生を追いかけているのかも・・・
【TOK】 : 
  これは私も知りませんでした....。でも,「カービング」は,“curve”=「曲げる,曲線を描く」ではなく“carve”=「彫る,刻む」の方ですから,コブの斜面上をエッジを立ててレールターンのように線で切って行くことだけでなく,太い彫刻刀(丸刀や平刀)のように,太目の滑走ラインを描くのも「カービングターン」と呼んでいいのでしょうネ??。つまり「たわみ」を常にキープして行くような滑り....かな???。
  でも,エッジを必要以上に立てないで,バランス維持を心掛ければ,自然に“チャクラ・ターン”のようになりますから,これを当然 !!!....として,採点基準にした....ということでしょうか?。そうしてみると,“フィーリングスキー”ますますオ・モ・シ・ロ・くなって来ますね !!!。シーハイル !!! Schi Heil !!!

  ....ということで,“Ya”さん....どうもありがとうございました。




【注】 : ベクトル ⇒ 向きを持った量 を参照してください。

 【TOK】から御礼.... 
  皆さん!! 今年も多くの方からモデルのご応募,そしてコメントの e-mail をいただきました。本当にありがとうございました。
  09シーズン....私達スキーヤーにとって最高の幕開けとなりました。もうすでに初滑りはおろか,数回滑られた方も多いと思います。....ということで,皆さんの興味も雪上の方に....。
  その様なわけで,09シーズン前の Online Lesson ....今回で終了....ということにさせていただきます。
  また来年,このホームページでの Online Lesson ....ご期待ください。

  どうもありがとうございました。




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☆ December 08  2008 Monday 快晴 (白馬)

  今日は「快晴 !!!」の白馬です !!!。
 昨日も午後から晴れのイイ天気になり,良い条件で“スキー”が楽しめたようです。
 皆さんはどちらでお過ごしでしたか?(*^^)v 初滑りは終えられましたか?
 この晴天....13日頃まで続くようです。野麦峠....大丈夫でしょうか? 少し気になります....。ハッハハハ...(^ー^)  シーハイル !!! Schi Heil !!!
 皆さんも素敵な一日を !!! (*^^)v I am sure you have a nice day !!!
     -------------☆★☆-----------
昨日で, 09シーズン前の Online Lesson 終了....ということになりました。....が,【TOK】はまだその余韻に浸っている感じがしています。(^ ^)(^I^) 
  今年も多くの方からコメントをいただき,良い勉強をさせてもらいました。本当に心から感謝申し上げます。ありがとうございました !!!。

  特に今年感じたことがあります。それは精神的な“Let Ski”....ということについてです。

  「姿かたち・運動」の上での,「こう滑らなきゃ」,「ああしなければ」....という“身体の動き”としての「must病」が一般的にあります。ところが,それだけではなく,“精神的な心”の「must病」もあることに気付きました。「 Online Lesson Ⅲ」の“Shyo”さんの11/25の日記にも書きましたが,気持ちの上であるイメージを持ち,「姿かたち・運動」は求めないものの,そのイメージによって,「こういう現象が現れるはずだ....現れなければ....」,といった気持ちが勝ちすぎてしまうことです。例えば,「“オレンジ・ターン”をすればこういう心の満足が得られるはずだ....」といった過去の滑りの感覚....それと同じ感覚を得ようとする心の持ち様が,精神的に“must”になっている....ということです。自分で決め付けた結果を求める心のあり方....つまり「心の“”must」を持ってしまうということです。

  “フィーリングスキー”のイメージレッスンでは「形の“must”病」はほとんど無くなるのですが,気をつけないと「心のmust病」になることがある....ということなのです。「形」の上でも,「心」の上でも「結果を求めた滑り」というのは,身体の自由な運動を束縛してしまいます。「何が出てくるか分からない....。だからドキドキワクワクする....」といった気持ちの持ち様が大事になってくるのです。何度も言うように,私達が“スキー”をする時のシチュエーションは毎回違います。“雪質”だって毎回まいかい違いますし,“身体の状態”も日によって異なります。使う道具が変われば,それだけで滑走感覚が大きく異なって来ます。ですから,同じ状態でのスキー滑走というものは二度と無い....という気持ちで雪の上に立つことが大切なのです。そうすれば,滑る度に違った感触を楽しむことができるようになります。自分の身体が「雪や山の自然からどのようなエネルギーをもらい,それに自分の身体がどう反応するんだろうか ??? !!!」....といった,期待を伴った楽しみが味わえるのです。これこそが,「子供達」が雪の上でじゃれ遊んでいる姿....これと同じものではないでしょうか?。

  形の上でも心の上でも,結果を求めず,自然のエネルギーに融合し,調和して生まれ出てくる“スキー”...これを味わう....という姿勢こそ“生涯スキー”だと思います。
  ....ということで,今年の【TOK】のテーマ....それは『
観えて来るものを楽しむ!!! 』....ということにしました

  シーハイル !!! Schi Heil !!!



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☆ December 09  2008 Tuesday 晴れ (白馬)

 今朝早くは曇りで,厚めの雲が覆っていましたが,8時ころから雲が薄くなり始め,陽の光が射し始め,東の空には青空も見えてきました。(^ー^)
 でも,天気予報では,これから午後に掛けて雨になり,それが明日朝まで続くとのことです。これ....雪になるかな ???....ハッハハハ...(^ー^)
  【TOK】は明日から本格的にレッスン開始です !!!。  シーハイル !!! Schi Heil !!!
  皆さんも素敵な一日を !!! (*^^)v I am sure you have a nice day !!!
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   今日は,「
弘法筆を択ばず....の真意は?」....ということでお話ししたいと思います。辞書によると....『弘法大師のような書道の名人は、筆の良い悪いを問題にしないの意。真にその道にひいでた人は、どんな道具を使っても優れた成果を上げるものである。』と出ています。
  実はこの“諺”の「筆」とスキー滑走における「スキー用具」について,【TOK】なりにいろいろ考えていました。この諺をそのまま“スキー”にあてはめると,「真にスキーの名人であれば,どのようなスキー用具を使おうとも優れた滑りをする」....ということになります。でも,実際にスキーをしていると,用具によって滑りは結構左右されるのです。どうも『弘法....』の諺は“スキー”にはそのまま該当しないかもしれない....と思っていたのですが,その新解釈が【TOK】なりにできるようになりました。(^ー^)
  「
弘法筆を択ばず....の真意」....それは,「与えられた用具の特性を最大限生かし,100%その活用ができる」....ということなのではないか?ということです。筆にももちろん最高の品質を持つものもあるでしょうし,墨の吸い方に偏りがあったり,腰の強さが一様でない....といったものまで様々有ると思います。ですから,いかに「弘法」であろうと,最高品質の筆と,そうでないものとでは,同じ“書”が書けたはずがありません。良いものはよい物なりの“書”が,少し劣るものは劣るものなりの“書”が書けた....ということだと思うのです。
  こう考えると,“スキー”でも,「性能の良い用具を使えばは,その用具なりの素晴らしい滑りができる。そして,もし少しパワーやエネルギーの少ない性能の物であれば,少ないなりの滑りができる」....ということになります。スキーの性能の良し悪し,これは避けられない事実として存在するけれど,良い物は良いものなりに,劣るものは劣る物なりに滑ることで,その用具の持っている最高の性能を引き出してあげることは可能だ....ということです。

  どうしてこの様なことを皆さんにお話ししたか?....というと,多くの上級スキーヤーは,毎年のように新しい用具をお買い求めになります。それの第一の目的は,「これまで持っている物よりさらに高品質の物を取得し,さらに気持ちよい滑りを,さらに良い成績を !!!」....というお気持ちがあるからだと思います。でも,この様なことが続けば,際限の無い「高品質スキーの取得合戦」に突入してしまいます。このことに対して【TOK】は少し危惧の念というか,「コレでいいのだろうか?」....という気持ちがありました。
  そして,たどり着いたのが上の「弘法....の新解釈」でした。昨日の日記で『観えて来るものを楽しむ』....ということをお話ししましたが,少々品質の劣るスキー用具でも,その劣るなりの性能を最大に引き出し,そこに「現れ出ずるもの」を楽しむ....ということが可能だということです。そして,このことの方が,逆に「多くの“イロイロ”を味わう」....ということに結びつき,スキーヤーとしての視野の広さに気付くことになるのでは....と思うようになったのです。

  スキー用具にはいろいろな性能のものがあります。それを雪の上で実際に使ってみて“,それなりの味”がどの様にでてくるか?....コレを楽しむ姿勢があれば,これまで保有していた古い用具であっても,その用具に対する愛着の念が深くなり,感謝することも多くなる,と思います。まさに「弘法....新解釈」の心で雪の大自然を楽しむことができるわけです。
  そうすると,昔皆さんがお使いになっておられた,カービングスキーが出回る前のスキー板でも,充分に“フィーリングスキー”を楽しむことができると思います。必ずしも性能が良くなくても,それなりの味わいが楽しめる....ということで,道具だけに頼らないスキー....これも生涯スキーとして意味を持ってくる様に考えています。
  でも,その為には先ず,「自分としての“最高”の滑走フィーリングを経験しておく必要」がありますが....。そうでなければ“中庸”としての,いろいろなスキー用具の性能が観えて来ないからです。

  皆さんも,ぜひ「弘法....の新解釈」流で,スキーを楽しんでみてください。

  シーハイル !!! Schi Heil !!!


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☆ December 10  2008 Wednesday 晴れ (白馬)

 今朝も朝早くは曇りで,厚めの雲が覆っていましたが,8時ころから雲が薄くなり始め,ご覧のような「晴れ」の天気に !!!。
 今シーズンは,おかげさまで北アルプスの各スキー場....結構早く雪のプレゼントがあり,天然雪でのレッスンが可能になりました。今日から三日間....プライベートが続き,その後は「野麦峠スキー場」でのキャンプが始まります。今シーズンのレッスン....いよいよ本格的に始まります !!!。シーハイル !!! Schi Heil !!!
 皆さんも素敵な一日を !!! (*^^)v I am sure you have a nice day !!!
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  今日は「身体の不思議と感動」....について」お話したいと思います。

  トップページにも書きましたが,今日から【TOK】の09シーズンの本格的なレッスンが始まります。この時期を迎えると,「今年はスキーレッスンをどのような気持ちで行なったらイイかな?」....ということを考えます。ここ数年,同じようなことを思っているようですが,今年もそのテーマは,「身体の不思議な能力」について,それをどうスキーレッスンを通して皆さんと共に感じ取って行こうか....ということになりそうです。「そうです....」といったあやふやな言葉を使っているのは,レッスンをさせてもらっていると,その焦点を当てるポイントがインスピレーション的に観えて来ることが多いからです。一昨日の日記ではありませんが,レッスンでも,ある姿を決め付けず,現れ出てくるものを楽しみにしていると,啓示的に自然に,「こうしてみたら....」といった考えが“心”の中に浮かび上がってくるのです。この様なことを多くの場面で経験させてもらっていますので,これはもう【TOK】の能力を超えた特別な力が働いて居る....としか考えられないのです。私がよく述べている“Something Great”の力です。ですから,毎日まいにちレッスンをさせていただくことが,実は楽しみでしょうがないのです !!!。 !(^^)!(*^^)v
  上に述べたこと....これは【TOK】の身体の不思議....と云うこともできますが,このような“能力”は人間誰もが持っていることだと私は思っています。たまたま私は「スキーレッスン」を通してそのことを感じて居るのですが,多くの生徒さんはあるイメージがもたらす“present”としてそのことを感じられているように思います。あるいは皆さんご自信のお仕事を通して,そのことを感じられておられる方も居るかもしれません。

  ....ということで,09シーズンも皆さんと共に,どんな「身体の不思議」に出会えるか?!?!。これを大きな楽しみにしたいと思います。人間は本来持っている潜在的な力の10%も使っていないようですから,まだまだ信じられない奇跡に出会えるチャンスがある....と私は信じています。この内の何%でもいいから,その“奇跡”的な能力に触れらたれたら,どんなか素晴らしい感動を得ることができるでしょうか !!!。
  09シーズンは,私自身のテーマも『観えてくるものを楽しむ』です。形を決めず,期待もし過ぎず,顕れ出てくるものを素直に歓こぼう....そして,『見えてくる何か?!?!』....これを楽しみ,味わいながら皆さんとご一緒に滑らせていただこうと思っております。
  みなさん !!! よろしくお願いいたします。 !(^^)!(*^^)v

  シーハイル !!! Schi Heil !!!



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☆ December 11  2008 Thursday 晴れ (白馬)

 今朝もイイ天気でご覧のように「晴れ」の白馬です。(^ ^)
 例年のこの頃に比べれば,スキー場上部には天然の雪がありスキー滑走が楽しめますが,できればもう少し欲しいところです。無理を言ってはいけませんが....。“Something Great”に感謝しつつ,少しお願いをしたいところです。(*^^)v
 シーハイル !!! Schi Heil !!!
 皆さんも素敵な一日を !!! (*^^)v I am sure you have a nice day !!!
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  昨日は“Kubo”さんのプライベートレッスンでした。雪の状況などを考慮してレッスンは“五竜とおみ”で行なうことにしました。“Kubo”さんのプライベートは昨日10日の②&④フレーム,そして今日11日の①&③フレームの二日間です。
  “Kubo”さんとはこれまでも何度かご一緒して,レッスンをさせていただいておりますので“フィーリングスキー”についての概略はご存知です。今回のレッスンの目的....それはことし受験することにしている「準指導員試験」にむけて,“フィーリングスキー”流に実技種目をこなそうとしたら,どのような点に注視して滑ったらいいだろうか?....ということでした。高速種目の特殊な種目を除いては,“フィーリングスキー”だろうとS○Jだろうと,その基本は同じですので,それほど気にする必要は無いと思います。特に「低速系」のプルークボーゲンなどについては,その滑りの解説の仕方,言葉使いの問題だけだと私は思っております。

  そこでレッスンは,まず“オレンジ・ターン”から始めることにしました。
①“身体の特徴・スキー用具の特性・自然条件”を調和させて滑る
  オレンジの柔らかさ,つぶれ具合をイメージして滑る。
②山回りでつぶれ,それが谷回りで回復していくイメージで滑る。
  雪面抵抗による自然なターンの顕現⇒ナチュラルターンの発生
③ 滑走性の良いプルークと制動のプルークの違いを確認
  プルークの持つ意味=スキーの前後差の意味を確認。迎え角の確認
④押すプルークと引くプルークの違い確認
  重心や上半身への影響,バランス維持に効果ある滑りの確認 
⑤プルークボーゲンからシュテムターンへの移行
  斜面条件やスピードが自然なシュテムターンを誘導することの確認
⑥シュテムターンから基礎パラレルへの展開
  山回りでのエネルギー蓄積と,谷回りでの開放が自然なパラレルへ誘導することの確認
⑦基本プルークボーゲンの確認
  オレンジ意識が自然な「姿かたち・運動」をもたらすことの確認

午後からの第④フレームは....
⑧オレンジジュース浴びターン
  山回りでの圧の吸収を意識したターン⇒オーバーエッジユースを防ぎ,深回りが可能に....
⑨谷回りでのエネルギーの開放
  山回りで蓄積したエネルギーを谷回りで開放することで,S字ターンを体験
⑩ジュース浴びターンによるパラレル
  さらに積極的な斜面移動による基本パラレルの確認
⑪“Sound of Music Turn”の基本
  “オレンジ・ターン”と“Sound of Music Turn”の違いを確認
⑫スキーのたわみとかかと支点
  “オレンジ・ターン”のスキッディングから,かかと支点のターンへの移行過程の確認
⑬“Sound source”=音源への意識集中トレーニング
  目をつぶっての滑走⇒“Do”的にではなく“Let”的にエネルギーを蓄積するためのドリル練習
⑭基本“Sound of Music Turn”
  かかと支点でスキートップがターン内側に回り込んで来ることの確認

....と行ないました。
  “Kubo”さんは,スキーのご経験も長いのですが,感性が鋭い方で,“オレンジ・ターン”も“Sound of Music Turn”もスンナリこなされました。あとは準指導員受験種目と“フィーリングスキー”の整合をどう行なっていくか?....ということになります。
 
  今日二日目は,そういうことで検定種目の狙いを見定めながら,各種目ごとにどう“オレンジ・ターン”や“Sound of Music Turn”を当てはめて行ったらいいか?....ということを学びたいと思います。

  では行って参りまァーーす!!!  シーハイル !!! Schi Heil !!!

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☆ December 12  2008 Friday 晴れ (白馬)

  昨夜からの雨....がやみ,雲が取れ始めて良い天気になりました !!!。
 ....でも,雪が....少し心配ですネ !!! (-_-;) これも天から与えられたシチュエーション....ということで,あるがままに楽しみながらレッスンをしたいと思います。
 ところで,野麦峠....積雪が充分でなく,残念ながら13日のOpenが延期になりました....。(-_-;) 詳しくは....FSS野麦スキースクールホームページで....。(*^^)v
 皆さんも素敵な一日を !!! (*^^)v I am sure you have a nice day !!!
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  一昨日,昨日と“Kubo”さんのプライベートレッスンでした。“Kubo”さん....今シーズン「準指導員試験」を受験する....ということで,それを“フィーリングスキー”流に行なうとしたら,どのような点に気をつけたらいいんだろうか?....ということでのレッスンが続きました。準指導員の実技種目....どんなものがあるか....ご存知ない方のためにご紹介しますと....

【テールコントロールの技術】
  ・プルークボーゲン・中まわり・6回転以上・整地/緩〜緩中斜面
                  テールコントロールによるプルークボーゲン
                  シュテムターン・大まわり・4回転以上・不整地/中急斜面
  ・テールコントロールによるシュテムターン
                  パラレルターン・小まわり・回転数フリー・整地/急斜面
  ・テールコントロールによるパラレルターン

【トップ&テールコントロールの技術】
  ・プルークターン・中まわり・6回転以上・整地/緩中〜中斜面
                  トップ&テールコントロールによるプルークターンパラレルターン
  ・大まわり・6回転以上・整地/急斜面
                  トップ&テールコントロールによるパラレルターンパラレルターン
  ・小まわり・回転数フリー・不整地/中〜中急斜面
                  トップ&テールコントロールによるパラレルターン

【トップコントロールの技術】
  ・パラレルターン・大まわり・6回転以上・整地/中斜面
                  トップコントロールによるパラレルターン
  ・パラレルターン・中まわり・6回転以上・整地/中斜面
                  トップコントロールによるパラレルターン
  ・制限滑降・シングルポール20本前後・整地/中急斜面ポール技術


........となっています。
  なにやらわけの分からない言葉が羅列されています。特に「
テールコントロール」「トップコントロール」という言葉が特徴的です。“フィーリングスキー”的に簡単に言えば「テールコントロール」は母しきゅうにオレンジを意識してそのつぶれ具合をイメージして滑る技術,「トップコントロール」はかかと支点として,“Sound of Music Turn”をする感じの技術....ということができます。ただし,「トップコントロール」は地球コア方向の音を聞くのではなく,斜面横方向からの音を聞くようにすることです。つまりエッジを使っているように演技することが合格のポイントです。
  さて,みなさん....この様に聞くと,どうですか?何か強制的にある定まった滑り方をしないと合格しないのかな?....と変に思われるかもしれませんが,これが検定の実態です。“Kubo”さんも,そういうことで,単に簡単なプルークボーゲンをすることにも,細心の注意を払い,決められた要素の滑りをしようと懸命にレッスンを受けられました。ここでそのレッスンの詳細を Update しても,読者の方にはあまり参考にならないと思いますし,そのスペースもありませんので,レッスンの細部は省略させていただきますが,モロに「Must滑り」をしなければいけませんので,相当フラストレーションが貯まります。特に「
プルークターン」などは,何のための種目なのか?....ほとんどの方が理解に苦しむ種目でもあります。ですが“Kubo”さん....一生懸命,私の言わんとすることを聞いていただきました。ありがとうございました。

  そういうわけで,“Kubo”さんもそうだったと思いますが,【TOK】も相当疲れました。このての,ある「姿かたち・運動」を求める「must滑り」のレッスンは,本来のスキーの楽しみの幅を非常に狭めてしまいます。このことを強く感じた昨日のレッスンでした !!!。
  でも試験に合格するにはこれをクリアしなければなりません。この二日間のレッスンが生き,ぜひ今シーズン合格し,その後に待っている楽しい“free skiing”を享受されることを,心から祈念申し上げます。(^ー^) 「合格後の自由....これをより深く味わうための過程としての受験」....そう思えば,苦労ではなくなりますネ !!!。 !(^^)!(*^^)v

  シーハイル !!! Schi Heil !!!




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☆ December 13  2008 Saturday 曇り (白馬)

 
 今日は「曇り」の白馬です。
 ハッキリした天気ではありませんが,この曇天明日まで続き,気温は平地で0〜3℃ということですので,ヒョットするとスキー場では「降雪」が期待できるかもしれませんネ !!!。
 昨日は強風でゴンドラが運休....。そのためプライベートレッスンはキャンセルでした。今日からキャンプ....“Rookie Academy”が始まります。
  皆さんも素敵な一日を !!! (*^^)v I am sure you have a nice day !!!
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 昨日は北アルプス地域のスキー場....軒並み「強風」のため,ゴンドラが運休でした。予定されていたプライベートレッスンも,そういうわけでキャンセルとなりました。....でも,そのおかげで,急遽会場変更となった“Rookie Academy”の宿泊手配やリフト券手配などができました。そして,今シーズン特に感じていること,「ものごとは最も良い形で展開している....」ということを思いました。
  昨日は「強風」ということが理由で生徒さんとご一緒に滑ることができませんでした。生徒の皆さんにお会いできなかったことは残念でしたが,その代わり別のことができ,今日からのキャンプがスムーズに行くような状況が作れました。これは【TOK】が予想もしなかったことです。でも“Something Great”ならぬ,なにか得体の知れない大きなエネルギーみたいなもの....それが私を動かしていてくれる」....というようなことを思いました。たまたまそうなった....と考えることもできますが,私には何か大きな理由があってその様な状況が生まれた....としか思えないのです。この様な「たまたま」が多すぎる....そう思えるのです。つまり,偶然にそうなった....というより,何か大きなプログラムが働いていて,【TOK】はそのプログラムに沿って動いている....という感じです。

  さて,スキーに話題を戻すと,今シーズンの【TOK】のテーマは,
観えて来るものを楽しむ!!! 』なのですが,その気持ちで滑っていると意外なことが起こることに気が付きました。それは....「顕れ出てくるものを期待する滑りは,それまでの滑りをはるかに超え,予想を超えた滑りをもたらす....」ということです。
  「姿かたち・運動」を求めたり,「あるイメージがもたらす効果」を決め付けて滑っていると,その目的とする状態までは行くことが可能ですが,それを超え,「新しく生まれ出ずるモノ」を経験することはできません。ところがその“決め付け”を取り払い,「何が出てくるか分からない」....という状態で滑っていると,「アレレ ??? こんな滑りができちゃった !!!」とか,「エッ ??? これまでいつも左ターンでは右ひざに痛みが走ることが多かったのに,それが少なくなった !!!」....という様な状況が生まれ始めるのです。まさに「期待もしなかったことが実現した !!!」....という感じです。実はこれこそが,「“潜在的力”が引き出され,予想を超えた滑りをもたらした」....ということなのだと思います。その“基”となったのは,何度も言いますが,「あるイメージを持って滑り,その結果顕れ出てくるものを素直に期待する....」という姿勢です。

  この様な『自然に顕れ出てくるもの』も,実はその人,スキーヤーなりの“聖なるプロセス”とでも呼ぶべきプログラム上を動いた結果なのではないか?と思い始めています。つまり,何かの“縁”で“このホームページに出会い,フィーリングスキー”に出会い,そして【TOK】に出会った....。そして,そこでチョッと変わったスキーの楽しみがあることを知ることになった。この様ないろいろ....これは実はその人の“予定されたプロセス”のひとコマであり,この時点で「観えて来る滑り」に遭うことになっていた....ということなのです。
  なにか,変な気持ちもしますが,『多くのいろいろが,ちゃぁーんと理由があって私達の目の前に顕れている....』という風に思われ,どことなく“神聖”な気持ちで“スキー”が楽しめるのです。 !(^^)!(*^^)v

  さて,そんなこんなで,“スキー”に対する思いというか考え方に,またひとつ大きな意味を感じ始めた【TOK】デシタ !!!

  シーハイル !!! Schi Heil !!!



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☆ December 14  2008 Sunday 小雪 (白馬)

 
 今日は「小雪」になった白馬の里です。
 今日昼頃までこの雪が続くようです。降雪の勢いは弱いですが,少しでも白いプレゼントがあると嬉しいですネ !!!。
 みなさんはどのような週末を過ごしていますか? 【TOK】はFSSのスタッフと有意義な週末を,白馬で過ごしています。“スキー”ができることに感謝しながら....。(*^^)v
 シーハイル !!! Schi Heil !!!
  皆さんも素敵な一日を !!! (*^^)v I am sure you have a nice day !!!
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 昨日から09シーズンの“Rookie Academy”が始まりました。このキャンプは“フィーリングスキー”流の滑りを,ひとりでも多くの人に経験してもらうためのスキー教師,というか「伝え広めるInstructor」の育成を目指したもので,今年は7名の方のご参加を得て開催しております。(^ ^)(^I^)
  昨日はまず午前中,「“フィーリングスキー”とは何か?」....を理解してもらうことから始めました。私は“フィーリングスキー”は“feel in ski”だと思っています。ですからそのキーワードは“感じる”ということです。この言葉を辞書で引いてみると『感じる⇒外からの刺激を知覚し、生理的な反応をするだけでなく、それにより心を動かされ、なんらかの感情を抱く』....と書かれています。これを“スキー”に当てはめると,【雪から受けるいろいろな刺激,これを感じ取り,生理的に反応することを楽しみ,そのことによってさらには心が動かされる....】というような“スキー”です。“生理的に反応する”,“心が動かされる”....ということがポイントだと思います。ですから“顕れ出てくるもの”....これを受け入れ,悦びとして味わうことなのです。このことさえしっかり理解できれば,“フィーリングスキー”を皆さんにお伝えすることはさほど難しいことではありません。今回ご参加の皆さんは,過去に何度も“フィーリングスキー”を経験された方々ですので,再確認....という意味もありましたが,充分にご理解いただけたと思います。(^ー^)

  午後からは,実際にこの“フィーリングスキー”を受講者にどう応用するか?....ということで,スキー初心者へのレッスンモデルを【TOK】流にお話ししました。スキーの持ち方から始まり,着脱,片足滑走,プルークファーレン,簡単な山回り,簡単なプルークボーゲン....と,そのポイントを解説させていただきました。

  午後5時から6時半まで,FSSのInstructorとして,どの様に活動していただけるか?....ということをお話ししました。今年からのFSS野麦校やいろいろな場所で,実際のレッスン活動をしていただく際のいろいろなシステムについての説明です。

  夕食の後は,FSSスタッフ7名と合同ミーティングを行ないました。今回“Rookie Academy”にご参加で,体育指導に携わって来られた“KEI”さんの特別講義を拝聴しました。「教える」....ということの意味について,興味あるお話でした。ありがとうございました !!!。
  その後,「“フィーリングスキー”の意義」について,【TOK】から皆さんに最近思っていることをお伝えし,懇親会に移りました。11時過ぎまで,にぎやかに有意義なひと時を過ごさせていただきました。スキー仲間とのコミュニケーション....いいですネぇー !!!。

  さて,今日は降雪に恵まれた“Hakuba 47”と“五竜とおみ”で,フレームレッスンの仕方....について,FSSスタッフとの合同研修から始めることになっております。
  では行って参りまァーーす!!! (^ ^)(^I^)

  シーハイル !!! Schi Heil !!!




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☆ December 15  2008 Monday 晴れ (白馬)

 今日は「晴れ」の白馬です !!!。朝7時ころ,ご覧のような「朝焼け」が見られました。左上の「白い点」みたいに見えるものは「月」です。クリックすると少しハッキリ見ることができます。(^ー^)
 新しい週が始まりますが,皆さんはどの様に週末を過ごされましたか?
 ところで,野麦峠スキー場....この17日からOpenとのニュースが入って来ました。【TOK】は今度の週末は野麦峠です。(*^^)v
 シーハイル !!! Schi Heil !!!
  皆さんも素敵な一日を !!! (*^^)v I am sure you have a nice day !!!
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 昨日は,09シーズンの“Rookie Academy”二日目でした。天候はあいにくの「曇り」でしたが,スキー場には前日夜中に10〜15センチほどの新雪が積もっておりました。
  さて,午前中は従来のFSSスタッフも交え,今シーズンから “Feeling Ski School” で採用される新システム....「プライベートフレームレッスン」のシミュレーションを行ないました。【TOK】は昨年と今年の夏, New Zealand の Coronet Peak スキー場で,一時間という非常に短い時間でのプライベートレッスンを経験させてもらいました。その経験を基に,「どの様にレッスンカリキュラムを構築したら,短時間のフレームレッスンが効果的に行なえるか?」....ということを研修したわけです。
  実際にスタッフの“kaorin”教師をモデルとし,“Sound of Music Turn”をテーマとして,それをどう生徒さんにお伝えしたら良いか?....ということを雪上で実習しました。一時間半の限られた中で,トランシーバーやビデオを使い,それをどう活用しながら効果的か?....これは新しいシステムの中で大変大事なポイントともなりますが,各教師と教師候補の皆さん....真剣に研修を積まれました。これで「FSS野麦校」のレッスンもバッチリ !!!....です。(^ ^)(^I^)

  午後からは“Rookie Academy”の研修でした。そのテーマは,“チャクラ・ターン”の意味を探ることでした。実は“フィーリングスキー”の軸となる指導は三つあります。
 ①スキーの前後差を生かした,“オレンジ・ターン”によるスキッディングターン。
 ②スキーのたわみを生かした,“Sound of Music Turn”。
 ③雪からのエネルギーを吸収する....ということを意識した“チャクラ・ターン”....この三つです。
  ①と②はすでに研修を行なっていますので,残っている,③“チャクラ・ターン”を考えてみることにしました。“チャクラ・ターン”は「圧の吸収」ということを意識することなのですが....これは“feel in ski”という意味で“フィーリングスキー”の根幹ともなる考え方とも云えます。来る圧をどう感じ,どの様に身体に受け入れ,どう貯め込み,それをどのタイミングで,どの方向に開放して行くか?....ということを言葉で説明するのは非常に難しいので,イメージを効果的に使う必要があります。“Happy Birth turn”なども入れながら,そのポイントを掴んでいただきました。

  夕方5時からは,「救急法」と「FS流技術の考え方」の机上講習でした。皆さんお疲れの中,真剣に受講していただきました。
  夕食後は研修で撮影したビデオを見ながら,これまでの研修を振り返りました。そしてレッスンで実際に使うことになるビデオの撮り方....の基本を学びました。
  今日は雪上で,ビデオ撮影の実際を経験していただこうと思っています。
  では行って参りまァーーす!!!

  シーハイル !!! Schi Heil !!!

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2008年12月 No2 12月16日以降は,こちらへ....

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【注】:この「教師日記」の
中には,いろいろな“フィーリングスキー”に関する用語が出て来ます。これについては,検索で「エネルギーライン」,「愛のターン」...等と入れていただきますと,その用語に関する記事がたく
さん出てまいりますので,そちらを参考にしてください。



スキー教師【TOK】の個人的な日記です。
 【TOK】の主観的な意見や感想を書き綴ったものですので
ページ内の記事及びデータなどを,みなさんが参考にされることは構いませんが
そのことによって派生した結果についての責任は負いかねますのでご了承ください。
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