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「キャロットターン」&「 Air Plane ターン」
 2000-2001 シーズン【TOK】がレッスンで使った感覚です。興味のある方はぜひお試しください。
 逐次説明をリライトさせていただきます。(^I^)      ---------------------  
     2001/4/15 Updated

1.キャロットターンの操作感覚
 
*トライアングルを馬に,力点を馬の口に見立てる。
 
*ターン内側の手を人参(キャロット)に見立てる。
 
*キャロットを馬が食べに行く感覚でターンを行なう。食べに行くイメージは,スキーが受けた抵抗を後方に流し去る効果を生み,急激なエッジングでスキーの動きを止める様な操作が少なくなる。その結果,切れと走りが現れて来る。
 *キャロットが逃げると馬が人参を食べれないので,キャロットは動かさない様に注意する。このイメージにより,上体は常にフォールラインを向くようになり,上体と下肢の間にネジレ現象が生まれ,特に小回りターンに有効となる。

2.Air Plane ターン のイメージ
 *図のようにかかとを尾翼に,力点を主翼に見立てる。
 *飛行機の後部が動くと”ダッチロール”になり,飛行機の安定性が失われるので,これを防ぐために垂直尾翼が後部に位置している。スキーも,高速で安定してターンするにはテールがしっかりホールドされる必要がある。
 *左ターンは,右スキーに意識したAir Plane が左旋回をしているイメージで,また右ターンは左のAir Plane が右旋回をしているイメ−ジで行なう。

 *旋回ではAir Plane が積極的に主翼で空気抵抗を受け止める様に,スキー板の前部が雪面抵抗を受け止めて行く意識を持つことがポイント。
 *大回りは747の様に機体の長さが長いAir Plane を,小回りではセスナの様な機体の短いAir Plane をイメージする。
 *悪雪や深雪では雪を雲に見立て,その雲の中にAir Plane が積極的に突っ込んで行くイメージを持つ。

2.特徴
 *ターンに必要な圧を雪から受けたら,それを溜め込まず後方に流してやる意識。
 *急激な圧変化が少なく,より滑走性のいいターンを実現。
 *「自分の体重を合理的に利用した,筋パワーのみに頼らないスキー」が可能。
 *体力的にハンディを負っている女性や中高年のスキーヤーに適した滑走感覚。