「スキーQ&A」

File No. : 04_0008

キャスターでの 滑り出しのイメージ

Question :

 金太 さん
安 さん


  Date : 06/14/04

  金太さん
  こんにちは。私は回転が始まってしまえば、今の外足1番から3番に圧を移してから次の外足1番を捉えるというイメージは沸くのですが、直滑降からの滑り出しがどうしても内倒イメージになってしまいます。特に小回りの時。みぞおちに圧を受けるポジションを保ちながら落下していけばよいのでしょうか。よろしくお願いします。
 
  
安 さん
  私も下の金太さんと同じイメージがあります。机上の考えでしかないのですが、滑り出しの直滑降を、切り替えを終えた直後の谷回りと考えて、例えば直滑降から左ターンに入っていくなら左足のアウトエッジ3番キャスターに乗ってターン始動するのはいかがなものでしょうか。滑り出しの直滑降から外脚の1番キャスターを意識すると内倒するかシュテムのイメージになってしまいます。割り込みで申し訳ありませんが、よろしくお願いします。 
  

       回答 【TOK】                                                          「スキーQ&A」 Topへ

  金太”さんへ…
  キャスターイメージの滑り方に付いてのご質問ですが,最初の滑り出しの感じについて「内倒になってしまう感じがする…」ということです。もし直滑降から滑り始めるということであれば,四つのキャスターから内側二つのキャスター転がりに意識を持って行くわけですから,結果として「内倒」というより“重心”の位置がターン内側に入り込む…というのは当然の事です。この辺の事は「0034 キャスター・ターン入門 その3」で解説していますので参考にしてください。バランスが取れた上で内倒ということはあり得ますし,これがあったからいけない…ということではありません。
  小回りで「みぞおちに圧を受けるポジションを保ちながら落下するのですか?」というご質問ですが,みぞおちをホルダーにしてしまうと,ややターン円弧が大きくなってしまいます。私の場合,小回りでは「ひざの内側」,もしくは「太もも外側」をホルダーにするようにしています。この違いは雪質や,斜度等の違いによりますので,一概にココとは言い切れません。また人ぞれぞれその位置も微妙に違ってくると思います。

”さんへ…
  内足主導的にその様なイメージで入って行かれても結構だと思います。ただ注意しなければならないのは,外スキーでの圧の捉え,右足1番キャスターの転がり意識,が直ぐその後に来ないと内スキーでの滑走になってしまいますので,その事は忘れないようにした方がイイと思います。
  最初のターンで,内倒だとかシュテム的だとか…という話は実際の滑りではあまり関係の無いことだと,私は思っております。さらに言えば,連続ターンであっても,シュテム的になることは良くあることですし,だからといって「滑りがオカシイ…」とは言えないと思います。あのグッキーでさえ,「パラレルで滑りましょう…」と言いながら実際はシュテム状態ができる時がありました。その時々の条件が異なるわけですから,最初から最後までピッタリスキーを平行にして…というようなことを求めすぎない方がいいのではないでしょうか?

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Revised: 2004/08/08 .