「スキーQ&A」

File No. : 04_0007

引く引くターンについて...

Question :

 
“S.Y”さん

  Date : 06/13/04

   実際の滑りを見てもらっていないので、質問自体も的確に表現できるか分かりませんが、質問させてください。例えば左ターンを行う際に、低速のプルークファーレン状態から引く意識で左足の意識をなくす(軽くする)と右足にテンションがかかり、左へ回り始めます。そのときに右足は突っ張るように受けます。板が回ってゆき次のターンへ切り替えるとき体の前のほうで受けているような感じになるのは必然的なことなのでしょうか?それとも後傾なのでしょうか?【Q1】
  引き続き次のターンを行うため右ターンの外足である左足で立ち上がるように雪面を押し、次のターンのうち足になる左足を軽くすることで右へ回ってゆきます。このあともやはり切り替えの前では体の前のほうで雪面からの圧を受けている感じです。これを繰り返していると徐々にスピードが増していってしまいます。このスピードが増してしまうのはズレをうまく使っていないからなのでしょうか?足裏の意識は土踏まずの内側の辺りで引いたり受けたりという感覚を感じています。【Q2】
 
 すみませんがもう1つお願いします。同じように小回りを行う際に、運動スピードの関係から「引く、引くが続くターンになる・・・」とホームページで書かれていますが、雪面からの圧は一応足裏に感じていると思っていますが、引く(軽くする)というアクションを行おうという意識が強すぎるせいかもしれませんが足をまげて引き寄せるようになってしまいます。引く引くターンの意識で行っているときも切り替えの前は体の前で圧を受けています。これは間違っていますでしょうか?小回りのときもやはり前半では次のターンのそとあしで雪面を押し付ける意識が必要なのでしょうか?【Q3】
 
 

       回答 【TOK】                                                          「スキーQ&A」 Topへ

   【Q1】引く意識のターンでこのような感じになるのは当たり !!! です。(^I^) スキーのトップが雪から抵抗を受けている証拠でもあります。後傾ではありません。このことの感覚に付いては「バナナナシェープ#2」にチョット載せてありますので参考にしてください。
   【Q2】:「引くターン」では,この局面で「左足で立ち上がるように雪面を押す」という意識はありません。一旦次のターンに入ろうとする時にニュートラルに戻し,そこから右足の圧を軽減していきます。普通は雪面からの抵抗を受け続けようとすれば,充分に回しこんでも引くターンで次のターンに入っていけます。ですから普通はスピードは増さないのですが…。もしかすると角付けの量を甘くしていませんか?内スキーを引き始めたとき外スキーのエッジが緩んでしまうと雪からの圧が来ませんので,ターンが思ったように始まらずスピードが出てしまう原因になります
  
 【Q3】:前にも書いたように,外足で押し付けたのでは「引くターン」になりません。“重心”方向に脚を引き上げる様にするのです。“重心”が足に近づいていくのではなく,足をまげて引き寄せる感覚の方が当たっています。すると自然に外脚が伸びますが,これは雪を感じようとして脚があたかも“触覚”のように伸びて行っているのであって,雪を押しに行っているのではありません。フォームや姿勢は脚が伸びているから「押している…」という風に考えがちなのですが,これは大きな間違いです。

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Revised: 2004/08/08 .