『 回旋 』 について

Question :

  『回旋』についてTOKさんの感覚を教えていただければと思います。
  股関節を支点にして身体の横からブーツを巻き込むようにして身体の前まで足を捻り込む、というような感覚をお持ちでしょうか?特に大回りの感覚が良くわからないのですが。
  カービングターンを行うためには、単に側方に圧をかけていけば良いのか、あるいは同時に捻るという動作を行うのか否か?
  どのような感覚をお持ちでしょうか?

FileNo. : 01_051                ご質問者 : toyama710                      Date : 11/23/01

 “回旋”ですが,最近カービングターンが全盛になってからは,影をひそめています。
  でも,時々状況に応じて使うこともあります。私の感じでは,「腰とかかとを結んだ軸」を中心としてつま先をターン方向にひねり込む感じです。特に「小回り」で多用する技術で「大回り」ではほとんど使いません。カービングスキーであろうとノーマルスキー(こういう言い方が適当かどうか分かりませんが…)であろうと…。
  「カービング大回り」ではカービングスキーを使えば,自分から側圧を求めるために側方に圧をかけていかなくても,スキーのトップ方向,つまり前方に進んでいけば,角付けされた側の板のトップが雪の抵抗を受け,ターン内側に入り込んで来ますからターンが始動されます。あとは自分の求める回転円弧にあわせて角付けの量を調節するだけでターンはキープされます。この時,ひねるという感覚はまったくありません。「ひねる」と言うよりは,板のトップを雪面に当て,進行方向からの圧を受け止めていく感覚です。つまり,ターン外側の足のかかと内側が支点になり,トップが手前側に雪の圧を受けて,「テコ」のように力を受け,スキー板がしなって回転半径が決まる…というフィーリングです。この時角付けの量が大きければ大きいほど“しなり”の量は大きくなります。この意識の滑り方を,私独特の言い方で「トライアングル・ターン」と呼んでいます。

qa/01_51.htm

 


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Revised: 2003/09/08 .