【TOK】’s Online Lesson 2009−2010

Online Lesson '10-No,1
 


 11/04 1-9 “T.N”さん 
NEW!!! 
 11/03 1-8 “Takei”さん

 11/02 1-7 “Michi”さん

 11/02 1-6 “Tori”さん

 11/01 1-5 “Shino”さん 
 11/01 1-4 “Mika”さん 
 10/31 1-3 “ハイリーホー”さん 
 10/31 1-2 “しろくま”さん
 10/30 1-1 “KEI”さん 


  “Online Lesson '10-No,1”の始まりです !!!。 イエェーーイ !!! (*^^)v
  2010シーズン最初のモデルさんは,“Becky”さんです。
実は“Becky”さんはこの映像で皆さんにある“energy”を贈ってくれています。まさに“present”という形で...。その“Becky”さんのエネルギーに観る側の皆さんの“energy”がどう反応し,共振・共鳴するか?...これが大変興味あるところで,しかも非常に大切なポイントでもあります。皆さんが感じられたご意見の中に,それが垣間見られるからです。
“Becky”さんからの贈り物...皆さんはどう活用できるでしょうか? !(^^)!(*^^)v
  ...ということで,
「第三ステージ」の最初の“inspiration”は ???...。それは『“Becky”さんの滑りで感じられること...』でした。

  これを昨年も行なったように,“ Online Lesson ”という形で皆さんとご一緒に観て行きたいと思います。皆さんにじっくりご覧いただき,そこから何かを感じ取っていただきたいのです。感じられることでしたらなんでも構いません。
  この Online Lesson の目的...それは「他人の滑りを評価すること」ではありません。あくまで「他人の滑りから何を学べるか?」...ということであります。良い悪いを判断することではなく,そこに“在る事がら”を如何に自分の磨き砂として使うか?...ということです。自分の学びのための貴重なデータとして使っていただければ,“Becky”さんも大喜びでしょう !!!。(*^^)v
 
  e-mail で“TOK”宛お送りください。第一回目の締め切りは10月28日とし,この日までに到着したご意見を,昨年同様この「教師日記」上で発表,そのまとめを Online Lesson にさせていただきます。

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   ...ということで募集させていただきました。多くの方からコメントいただきましたので,到着順でご紹介させていただきます。
  昨年同様左側に皆さんからのコメント(茶色),それに対する【TOK】の感想(緑色)を右側...というスタイルで行ないます。特に私が強調したい部分は文字の色を変えました。(^ ^)(^I^)
       “Becky”さんの滑り

  ...ということで,今年の Online Lesson 始まりました。
  28日の締め切りまでに9名の方からコメントが寄せられましたので,逐次ご紹介したいと思います。

2010シーズン最初の Online Lesson の最終バッターは“T.N”さんです。

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☆★☆ Lesson 1-9     

“Online Lesson... '10  No.1-9  “Becky”さんの滑り について...

No.1-9 “T.N”さんのコメント

“Take”さんのコメントに対する“TOK”の感想

  こんばんは。思いつくままに綴ってみました・・・簡単ですが・・・よろしくお願いします。

 “T.N”さん,こんにちは! コメントありがとうございます !!!
 どんな簡単でも,ご自分の感想を“言葉”に出して,あるいは“文”にしてみることは非常に大事なことです。ご自分の考えが明らかになるからです。

 「ただ重力に引かれて落ちていく,限りなく ”自由" なエネルギーを感じます。

 ただ重力に引かれて落ちていく」...そうなんです !!!。私も一番強く感じるのは,「ただ...」という姿勢です。外部のしがらみに囚われることなく,在るがままに身を任せ,ごく自然に顕れ出てくる事がらを事がらとして容認して行く...そういった姿勢です。
 世の中の“流れ”の一部を,自分の領域として補足し,それに従っている...という風にも観えます。大きな流れに身を任せているようで,実はそこから感じられる“energy”を味わい楽しんでいる...ということです。だからこそ“
自由”が感じられるのだと思います。

 3箇所での映像をつないでありますが,だんだん上達し,スキーがゆっくり方向を変えるようになるのがよくわかります。 

 「だんだん上達し,スキーがゆっくり方向を変えるように」...これは,滑走回数を重ねることで,“Becky”さんの“Sound of Music Turn”イメージが次第に洗練され,“心”の持ち様というか,雪とのコミュニケーションの取り方が変わって来たせいだと思います。
 ですから,最初から“best”な状況が顕れるわけではなく,“経験”という財産を通して,「少しづつ」変わって行った...ということです。“ドリル練習”を通じて,多くの経験をすることの重要性がこれで分りますネ??。

 この上達に比例して,エネルギーの ”自由度” がさらに高まっています。

 ”自由”...というのはある意味で「しがらみからの開放」ということでもあります。では,“スキー”での「しがらみ=障害,束縛」とは何でしょうか?
 私はこのしがらみこそ,「“スキー”はこうあるべきだ !!!」,「“スキー”は赫々然々である !!!」...といった風に,“スキー”にある種の“枠”や“箍(たが)”をはめることだと思っています。
 ですから,そういう視点で見ると,“Becky”さんは従来スポーツ全般にあるイメージとして定着していた考え...つまり「スポーツは身体を動かし用具を操作するもの...」という考えから脱却し始めた !!!....という風に観ることもできるわけです。だから,“しがらみ”が無くなり,どんどん自由な“ energy”が高まって来たのだと...。
 ですからこういう視点で観ると,面白いことに,「何かを加えて真実に迫る」ことよりも,「何かを捨てることで真実に迫る」...ということがあるのだ !!!,ということに気付かされるのです。「取得するのではなく,捨てれば新しいナニカが観えて来る」,「止めるのではなく,ズレて行けば,ズレは止る」...まさに“スキー”って,“禅問答”風で実に面白いですネ !!!  !(^^)!(*^^)v

 身体も大きいせいでしょうか,ダイナミックで自由なオーラを感じます。」

 「捨てる事がら」...これは各人で異なります。何を捨てるかに依って,一人ひとり固有の個性がより強調されて来ますから,そのスキーヤーが発する“自由なオーラ”も個別的で,それぞれに“美しい !!!”のです。(*^^)v
 “スキー”って,面白いですネ !!!  !(^^)!(*^^)v

 “T.N”さん,どうですか? コメントの最初に,「簡単ですが・・・」とありましたが,“T.N”さんが送ってくれたコメントから,このような展開が可能になり実現できたのですヨ !!!。凄いでしょう?
 この展開...“TOK”が一人で行なったのではなく,簡単かもしれないけれど“T.N”さんが送ってくれたコメントにある“energy”が含まれていて,その“energy”に“TOK”の“energy”が反応して出来上がったものなのです。
 “TOK”の“inspiration”が“T.N”さんの“energy”に依って導かれた...ということです。

 ありがとうございました !!!。 シーハイル !!! Schi Heil !!!


  ******************************          03 Nov, 2009   

☆★☆ Lesson 1-8     

“Online Lesson... '10  No.1-8  “Becky”さんの滑り について...

No.1-8 “Take”さんのコメント

“Take”さんのコメントに対する“TOK”の感想

  【TOK】先生こんにちは。
  40周年祝賀会&オフ会では、元気な先生のお姿を拝見することが出来、また、病になっても前向きな先生の姿勢に沢山のエネルギーをいただくことが出来ました。ありがとうございます。参加の皆さんともいろいろお話が出来て、楽しかったですね。 

 “Take”さん,こんにちは! コメントありがとう!!!
 奈良でのオフ会ご参加...ありがとうございました。多くの皆さんに囲まれ,楽しい時間が共有できました。(*^^)v
 そして,皆さんから素晴らしい“energy”をいただきました !!!。本当にありがとうございました。

 さて、”Online Lesson for StageⅢ 第一弾!”ということで、“Becky”さんのすべりを拝見させていただきました。
 アイスバーンの硬そうな斜面ですが、上体が安定して、うまくずれに乗っていっていますね。ずれに逆らわず、しかし曲がりたいときにはターンできている印象です。
 気持ちが落ち着いているから、上体が安定しているのか、上体が安定しているから気持ちが落ち着いたのか、どちらかはわかりませんが、上体の安定が大事だと考えています。

 上体が安定」...仰るとおり結果的に,上体が安定しています。実はこれが“フィーリングスキー”の特徴的滑りです。なぜなら“Do Ski”なら起こってしまう“reaction”(反作用)が起こらないからです。“Let Ski”では,自ら“action”を起こすことはありませんから“reaction”が起こりません。上体が揺れたり,ブレたりしてバランスを崩してしまう原因...それは“reaction”なのです。
 上体が安定していれば,重心も目線も安定しますから,結果として運動そのものが“安定”するのです。

 日本人の習慣として、子供の頃から”行進”の練習をしているせいか、歩くときに右足を前に出しているときには左手を前に出し、左足を前に出しているときには右手を前に出す方が多いと思います。
 しかし、この歩き方だと上半身と下半身がねじれて不安定になります。そうすると、精神的にもやや不安定な感じが出てきます。(歩いているときに、不安定だと思っている人は少ないでしょうけれど。) 
 ”ナンバ”の歩き方は、このねじれをなくした歩き方だとおもっています。腰から上は安定させて、下半身を使って歩く・・・。私が考える”なんば”は、だから”二軸”(煮軸?)ではなくて、1軸です。
 ちょっと余談ですが、空手をやっているときはこれが重要になってきます。上体が安定するので、組手のときでも落ち着いて相手に反応することが出来ます。スキーでも、この安定から来る、落ち着いた気持ちで滑れば、リラックスできるのではないか、と映像を見ながら考えていました。

 ”ナンバ”の歩き方」...の詳しいことは解りませんが,上体の安定が,スキーヤーの運動そのものを少なくしてくれるのは確かです。身体の無用な動きが少なければ,気持ちの上でも余裕ができ,リラックスできることになるわけです。
 つまり,“cause and result”的に観ると...
  
第一“cause”“Sound of Music Turn”イメージ
⇒ 
第二“cause”上体の安定
⇒ 
第一“result”心の余裕
⇒ 
第二“result”リラックス......
...という風に観ることができます。つまり,大元となる第一“cause”が第二の“cause”をもたらし,それが最初の結果...第一“result”を産んで,最終的に第二“result”に結びつく...というわけです。

 さて、この映像の直前の“Becky”さん、カリカリのアイスバーンを見て、とても滑れない、っと大泣きしていたんだとか。しかし、気持ちを切り替えて滑ったのがこの映像だそうです。http://olss.jpski.com/jp_diary/diary2009_08.htm#0831
 苦手な斜面をみて、しかし気持ちを切り替えて滑って、周囲の見ている方々がびっくりするようなすべりをした経験なら、私にもあります。(^^ゞ
http://fs.jpski.com/lessons/47online03.htm
 意識を変えるだけですべりが変わるなんていうことがあるのですよね。
 わたしの場合は【TOK】先生から課題を与えられたのでいい結果がでたのですが、“Becky”さんはご自分で気持ちを切り替えることが出来た点が素晴らしいと思います!

 気持ちを切り替えて滑って、周囲の見ている方々がびっくりするようなすべりをした」..このときの“Take”さんの滑りの変化...素晴らしかったですネ !!!。今でも覚えています。 !(^^)!(*^^)v
 「“心”の持ち様」で本当に人間は全く違った行動を取ります。“心”が肉体的運動に大きな影響力を持っているのは疑いの無い事実です。.ではどうやったらその場面,シチュエーションに一番適した“心”を導き出せるのでしょうか? 私はこの“心”を導き出す方法こそが“愛”を持って雪の上に立つ...ということだと思うようになりました。“愛”...などとまたわけのわからんことを“TOK”は言い出したゾ !!!....と思っている方が居られるかも知れませんが,気持ち的に全てを言い表そうとすれば,この“愛”に行き着いてしまうのです。
 多分,ここで,“愛”とは赫々然々などとお話してもご理解いただけないと思いますが,雪の上に立って,とにかく「“愛”を持って雪上を滑らせていただく...」という気持ちで何度も何度も滑っていると,その内少しづつ,“愛”の意味がお解りに成ります。どんな斜面でも気持ちが穏やかになり,自分の身体の素晴らしさに気付くのです。(^ー^)

 ・・・実は、この映像をオフ会の会場で拝見したときは、”足元がふらふらして落ち着かないすべりだな”、と感じていたのでした。
 私事で恐縮ですが、先週は仕事がやや忙しく、夜遅くまで締め切りに終われるような作業をしていましたので、精神的に余裕がありませんでした。オフ会の会場でこの映像を見ていたときにも、そんな気分が残っていたのでしょう。
 しかし、祝賀会があり、楽しい時間をすごし、次の日には、古都で観光しながら1000年もの歴史の世界遺産の長い時間のエネルギーをいただいて、すっかりリラックスでき、今週は仕事も落ち着いたので、余裕を持って映像を拝見すると、違って見えてきたのでした。
 アイスバーンは、先シーズン沢山滑りましたので、そのときの感触を思いだしながら見ていると、思っていたより、安定していることが感じられたのでした。

 “Take”さんご自信の“心”の在り様が,他人の滑りをどう感じるのか?...という様なことにまで関係ていたということですネ??。
 私はこれが“Take”さんの“energy”と,“Becky”さんの滑りの“energy”がどう反応し合ったか?...ということの結果だと思うのです。“Becky”さんの映像の“energy”が同じでも,“Take”さんの“energy”が違っていれば,違った共鳴や減衰が起こりますから,映像のイメージも違って観えるのです。
 こうやって観てくると,如何にスキーヤーとしての自分が
「静」の状態に居ることが大切か !!!....ということが解ってきます。勝気満々で滑るより,“在るがまま”を在るがままとして受け容れて滑ることの大切さが観えてきます。

 映像を鑑賞するのにも、精神的な状態が影響するのですね。
 今シーズンの目標は、”スキー(運動)とメンタルの関係”をいろいろ研究してみたいと思います!!

 そうなんです !!!。「映像を鑑賞するのにも、精神的な状態が影響する」のです !!!。
 「“スキー”をメンタル的側面から捉えることの重要性と意味」...これは“TOK”の「第三ステージ」の課題でもあります。“Take”さん...互いに最善を尽くしましょう !!!

 シーハイル !!! Schi Heil !!!


  ******************************          02 Nov, 2009   


☆★☆ Lesson 1-7     

“Online Lesson... '10  No.1-7  “Becky”さんの滑り について...

No.1-7 “Michi”さんのコメント

“Michi”さんのコメントに対する“TOK”の感想

  第一印象は「非常に自然体」であること、「どこでどうして、どのように滑る」等と云うことは念頭に無いような感じ。

 “Tori”さんも同じこと...「自然体」,とコメントされていましたが,その通りですネ !!!。
 そうなんです !!!。彼女が朝一番ではおお泣きする位怖がった斜面なのに,二時間くらい後はこの様な感じでした。ホントに(*_*)ビックリ !!!でしょう?
 斜面を“見”てしまうとこうなってしまうのです。でも“Michi”さんが仰るように,「
どのように滑る」という気持ちを捨て,とにかく“Sound of Music Turn”で“音”に集中して滑ればこの様に滑れてしまうのです。
 それは“心”で滑っているからです !!!。(^ー^)

  次に、山周りのズレが「スルスル」という感じ。特に最後のシーン、ポールと斜面の様子から判断して相当急な斜面のようだが、ここもベッキーさんは他の斜面と変わることなく、するするとズレながら滑っておられる印象です。


 姿勢も立木に近く、ベンディングやチャクラも見られませんので、重心を狂わせないようにのみ(すなわちオレンジがしっかり足裏にホールドされるようにのみ)気を付けておられるのでしょうね。

 この斜面は急斜面ではなく,中斜面でしたが,ここでも集中してもらったのは“音”を聞くこと...。その“音”の音色の違い,抑揚の違い,リズムの違いまでできるだけ細かく聞き分ける意識を持って滑ってもらいました。そのことがズレを止めない滑り,エッジを使い過ぎない滑りを実現させ,この様な滑りにつながりました。(*^^)v
 「
立木に近く」...これはエッジを使おうとする意識が少ない時に自然に顕れる姿勢です。
 「
ベンディングやチャクラ」...これも無理やりそうするのではなく,雪の抵抗や滑走スピードから自然に導き出される身体の運動なのです。この時は抵抗も少なかったので,どちらの運動も表れていませんネ !!!。

 急斜面の「ズレ」はもっとダッダッダと落ちていく感じと思っていましたので、こんなに「スルスル」ずれることが出来るのか、それには何が大切なのかと考えているところす。

                           Michi

 斜面に関係なく,地球の引力に引かれるに任せて落ちて行けばいいのです。「ダッダッダ」と落ちるとか,「スルスル」落ち様...とか考えてしまうと“Must病”になってしまい,身体の硬直が起こってしまいますから,ダダダでもスルスルでもヒュロヒョロいいや !!!....という気持ちで素直に斜面を移動して行くことが大切です。
 あまり考えずに...。ダダダやスルスルは,その時々の状況で変わるので,それを求めても効果は無いのです...。



☆★☆ Lesson 1-6     

“Online Lesson... '10  No.1-6  “Becky”さんの滑り について...

No.1-6 “Tori”さんのコメント

“Tori”さんのコメントに対する“TOK”の感想

TOK先生、お久し振りです。TORIです。
いよいよ2010年シーズン、そして第三ステージの始まりですね(^・^) 今シーズンもヨロシクお願いします。

 私“Tori”さん,こんにちは!お元気でしたか?
 ハイ...今シーズンから「第三ステージ」という,新しいレッスンスタイルの開始を予定しております。
 そのポイントは,「“スキー”を苦しまずに楽しみましょう !!!」...ということに尽きます。...ということで,今シーズンもよろしくお願いいたします。(^ー^)

 さて、「"Beckyさんからのpresent"を見て感じたこと」ですね。どうも、悪い癖で「感じる」と「理解する(しようとする)」を混同してしまうんですよね^_^; 頭で理屈をつけようとしてしまうんです。で、一生懸命「感じ」ました(笑)

 そうなんです !!!。「感じたこと」と「考えたこと」...とではご自分の身体に受け容れる“情報”に大きな違いがあるのです。ですからその結果としての身体の反応も全く違ったものになります。これは「“スキー”をする時の基本姿勢」と大きく関わってくるので,本当に大切なことです。

・見た瞬間に感じたのは、
 「無理が感じられない。自然な感じ。」
 「自然体で斜面を流れてきているような感じ。でも流れに任せるままではなく、自分の意思で流れている。」

 無理がない。自然」...これが“Tori”さんの“情感”に訴えかけた最初のイメージですネ??。このことで,実は“Tori”さんの心は嬉しさで一杯になっているはずです。雪に抗わず,素直に在るがままを楽しんで居られる“Becky”さんの身体が喜んで居るのが分るからです。“Becky”さんの身体の細胞と,“Tori”さんの細胞が共鳴している...という風にも言えると思います。(*^^)v
 その結果,「
斜面を流れて」いる様に観えて,しかも明確に雪からの情報を身体に取り込んでいるので,「漠然と流されている」のではなく,「自分の意思で流れている」...という風に観えるのです。

・少し頭を使って感じたのは、
 「ただ自然に落下しているだけでなく、板と一緒に落ちてる。」
 「ポジションが変わらないまま、落ちてきている。」

 “情感”で観る...これは“心”で観る,と言い換えることもできます。これを“目”で見ると...「板と一緒に落ちてる」,「ポジションが変わらないまま」...という具合になります。
 “目”という感覚器官を通して,スキーヤーの動きを見ているんですネ??。

・そして頭で見てしまったのが、
 「タダ落ちてるだけじゃなくて、硬いバーンからの少ない圧をきちんと吸収できているからターンをコントロール出来てるんだなぁ」

結局、頭で理屈をつけてしまいました^_^;

 さらに,“目”で見た情報を“脳”で考えると...「少ない圧を吸収できているからコントロール出来てる」...という具合になります。そして,ここで“良し悪し”の判断...つまり「理屈」や「理論」が出始めるのです。
 つまり,「圧を吸収できなければ,これほどの滑りはできないだろう」...ということが頭に残ってしまいます。そして次に自分が滑る時には,「圧の吸収」がメインテーマになってしまうのです。
 ところが,これを“cause and result”の観点からみれば,「圧の吸収」は“result”であって“cause”ではないことが分ります。スキーヤーとして大事なことは“cause”としてのイメージ...“Sound of Music Turn”に意識を集中させることなのです。

第一弾、期限に間に合いました(^・^)

ではでは

 期限に間に合って良かったですネ !!! (^ ^)(^I^)

 でも,“Tori”さんのコメントから本当に大切なこと...
他人の滑りを“心”で観るか?それとも“目”で見るか?,“頭”で診るか?ということを皆さんと一緒に学ぶことができました。

 ありがとうございました !!! シーハイル !!! Schi Heil !!!



  
今日は,“Mika”さんと,“Shino”さんのお二人です。


  ******************************          01 Nov, 2009   



☆★☆ Lesson 1-5     

“Online Lesson... '10  No.1-5  “Becky”さんの滑り について...

No.1-5 “Shino”さんのコメント

“Shino”さんのコメントに対する“TOK”の感想

“TOK”先生へ
...技術云々ではなくて、感じられることなら何でもOKとの事なので...

 私は“技術”というものは実際にある滑りができる様になって,それが有効に働き始めた後で「解説」的に出てくるものだと,最近思うようになりました。最初に“技術”ありき...では無いのです。ですから,例えば“スキー”を楽しむ時に,先ず“楽しい !!!”が先なのです。その様に楽しく滑れるようになった時,その滑りの特徴としてどの様に身体や筋肉が使われているか?...を分析し検討するのが“技術”なのではないかと...。
 ですからスキーヤーが100人居れば100通りの技術があって当然なのです。身体そのものの構造やDNAが違っているのですから,同じ技術で滑れるわけが無いのです。
 技術を考えるよりも,多くの他人の滑りの中から「何が感じられたか?」...の方がより大切だと思います。ですから,“Shino”さんは“Shino”さんなりに感じたことをコメントされればOK !!!だと思います。(^ー^)

 地球のコアに元があって、まるでカイトのように軽やかに...





 抗うことなど何も無く...ただ素直に...

 だから、雪面に対してもソフトなタッチで...
 坂の下に向かって、重力に従って滑っていくだけ...
 操作を考えて、どうこうではなくて、ただただ素直に...




 映像を観ているこちらも...優しい気持ちになれます。

 以上、オ・シ・マ・イ!!    

 本当に硬いアイスバーンにもかかわらず,この様に雪と一体となって滑っているのは,見ていてコチラが楽しくなりますネ !!!。(*^^)v
 その一番の要因は「
地球のコア」に引かれるイメージ...でしょうネ !!!。
 
 小川の流れに漂う“落ち葉”の様に...でしょうか?。

 漂うように斜面移動ができているから,力のやり取りのバランスが一番いい形で取れてるのですネ !!! 自分の力が勝つでもなく,雪の力が勝つでもない...。押さば引け...引かば押せ...の微妙なバランスが取れているのだと思います。まるで酸いも甘いも見極めた“剣士”や“柔術士”の様でもあります。

 特に派手さも無く,人間のパワーもそれほど感じられないスキーイングなのですが,なぜか“Shino”さんが仰る様に,彼女の滑りは「
優しい気持ち」に私達をさせてくれます。
 俗に言われる「上手いスキーヤー」...とはひと味違った“感動”を私達にもたらしてくれるのです。

 実は今年からの「第三ステージ」では,この「
ひと味違った感動」を与えてくれる“スキー”...これをスキーレッスンの中で考えて行きたい...そう思っています。
 そうすることが,“スキー”を単なるスポーツの域に押しとどめず,より精神的なそしてspiritual的な領域へと私達を導いてくれるツール(道具)として活用できるのだと信じています。 !(^^)!(*^^)v



☆★☆ Lesson 1-4     

“Online Lesson... '10  No.1-4  “Becky”さんの滑り について...

No.1-4 “Mika”さんのコメント

“Mika”さんのコメントに対する“TOK”の感想

  TOK先生、今晩は!!  ニュージーランドの映像で、なんだかワールドワイドな感じですね。

 “Mika”さん,こんにちは! コメントありがとうございます !!!(^I^)
 二時間のプライベートレッスンでしたので,撮影が可能でした。普通は一時間なので,撮ってる時間が無いのです。でも,生徒さんにこの様な映像を送ってあげて,ご自分の滑りを確認していただく作業は大切だと思います。(^ー^)

 Beckyさんの滑りで感じたこと5つを挙げさせてもらいます。
①だいぶ堅そうな斜面である。
②良い天気で滑るのが気持ちよさそう。

③一生懸命集中して滑っているように感じるが、しかし、力が抜けた自然体の滑りである。




④ずれながら斜面移動しているので山回りでカービング要素が出ている。TOK先生が言う禅問答のような滑り。




⑤雪と喧嘩していない。

 ①:そう...この日は年に二〜三回...という位のアイスバーンで,表面が氷の様で,ツルツルしていました。まるでスケート場の様に...。
 ②:天気は良く,10時頃には風も収まって,ツルツル度も少しやわらぎました。
 ③:“集中”はされていたと思います。気を抜いたら足元がさらわれてしまう様なバーンでしたから...。
 仰る様に,“集中”しているけれど“リラックス”ができている...というところがポイントですネ !!! どうしたら,そうできるんでしょうか? 身体を“自然体”にしておける秘策はなんなんでしょうか?
 ④:まさに“
禅問答のような滑り”そのものですネ !!!。「流れ(ズレ)を止めようとすればズレてしまうが,ズレに乗っていこうとすればズレが止る...」ということです。
 この様なアイスバーンでも“Sound of Music Turn”を意識して斜面移動して行くと,仰る様に“カービング要素”のターンが顕現するのですネ !!!。
 ⑤:結果として,「雪と喧嘩せずに,仲良くコミュニケーションしている」...という風に観えます。実際“Becky”さんの気持ちにも,克服してやろう...とか,制御してやろう...という意識は無く,雪と一体になって流れを楽しもう...という気持ちだったと思います。  

 以上、簡単ですが感じたことです。

 今日の“Mika”さんのコメントの中で,“集中”,“リラックス”,“自然体”...という言葉が出てきましたが,他人の滑りに惑わされず,自分自身の“潜在的力”を引き出し,個性豊かな“スキー”を確認する...ということと深く関係のある言葉だと思います。
 今回は“Sound of Music Turn”で,雪との“摩擦音”に集中することで“リラックス状態”が生まれ,身体全体が,信じられない固さのアイスバーンでも“自然体”を作ることができたのだと思います。
 よく“集中”ということを言葉に出しますが,単に物事に集中しようとしても,それは非常に難しいことです。ところが,ある“イメージ”を持ち,そのイメージに入り込んで行くと,その“集中”が,思いの他簡単にできることがあるのです。
 “フィーリングスキー”は,実はこの効果を使っている !!!....ということが最近解って来ました。「“イメージ”することが,結果として“集中”することを可能にする」...ということです。

 “Mika”さんも,こと“スキー”に限らず,日常生活のいろいろな場面で,この“
イメージ力”を使ってみてください。きっと毎日の生活...これが違って観えてくる,と思いますヨ !!!
 シーハイル !!! Schi Heil !!!



  ******************************          31 Oct, 2009   


次は“ハイリホー”さんのコメントです。

☆★☆ Lesson 1-3     

“Online Lesson... '10  No.1-3  “Becky”さんの滑り について...

No.1-3 “ハイリホー”さんのコメント

“しろくま”さんのコメントに対する“TOK”の感想

  『教師日記Dec.21 2007』に取り上げていただきましたハイリホーです。

 “Becky”さんからの贈り物の映像を見て、実際にあのときの感動を思い出し、また少し興奮して書かせていただきます。よろしくお願いいたします。

 “ハイリホー”さん,こんにちは! あの時は“フィーリングスキー”の“Let Ski”に出会われ,“Do Ski”とは大きくその滑走理論が違うことに気付いていただきました。
 今回も,あの時と同じ様な“感動”を覚えられたようで,よかったですネ !!! (^ ^)(^I^)

  まず、この映像を見ての第一印象は、Beckyさんの滑りではありませんでした。この滑りを滑りながらよく撮ったな、でした。かなりの急斜面、滑る音は氷の様な斜面。私
だったら撮影どころではありません。そこを滑る人の動きがよく分かるように撮影されていることに驚きました。

  New Zealand でのレッスンでは普通ビデオ撮影はしている時間が無いのですが,この時は二時間のプライベートでしたので,撮影可能でした。(^ー^)
 斜面は本当に硬く「コンクリート状態」でした。斜面は,急に見えるかもしれませんが,実際は中斜面で,ブルーランのコースでした。
 撮影は,ある意味で慣れでできるようになります。もちろん滑走しながらの撮影ではファインダーは覗いておりません。広角気味にし,レンズを指向性の強いアンテナにイメージして撮影すれば,誰にでもできることです。(*^^)v

 急斜面のアイスバーン、普通は恐怖感で固まってしまうようなシチュエーションですが、Beckyさんはスキーと一体になって落下する快感を楽しんでいるように見えます。
  落下する力をスキーに受けて、それをうまく受け流しているような自然な動きが軽やかです。のびのびと落ちている感じがします。スキーを止めようとしていません。とても自然で、理に適った滑りをしていると感じました。

 この日の朝一番の信じられない出来事...についてはもうすでに読んで頂けたと思いますが,氷のようなアイスバーンでした。
 よく観ると,前半と後半では,「支点」の位置が違っています。ですからテールが横に流れてターンしているのと,スキートップが内側に回り込んで来ているのとの違いが,よく解ると思います。
 前半は,怖さや不安もあって,自ら早く方向を決めたい !!!....という意思が働いたようです。

  踵を支点にして落下する力をスキーに受けて上手く生かしている。水面フラットの意識が、スキーの上での自然な動きを引き出している。Beckyさんは、スキーに受けてる
力、というよりもその滑る感覚に意識を集中させていたのでしょう。

 こういう滑りなら、急斜面のアイスバーンでも疲れないでスキーを楽しんもらえたのではと、感じました。
 TOK先生の教師日記を読ませて頂き、遣ってみて感じた感覚、あの感動を思いださていただきました。

 後半は,“Sound of Music Turn”を意識して滑ったもので,仰る通り“踵を支点にして落下”することが可能になっています。
 “水面フラットイメージ”は特別お話していませんが,結果として,エッジを使おうとしないターンが顕れ,“水面フラットイメージ”と同じ効果が得られています。(*^^)v
 そうなんです !!!。ただ素直に斜面上を移動して行けばいいだけ...の話ですから,疲れることも無いのです。
 “感覚”が思い出せた !!!....ということは,そのフィーリングについての身体の潜在的力が開花している...ということの証拠でもあります。

  出来ればTOK先生に直にフィーリングスキーを教えていただきたいと思っていますが、親の介護でなかなか自由にスキーをする時間を取れません。
 先生もお体を大切にされ、これからもご活躍されますことを、そして私は『教師日記』で、これからもフィーリングスキーを勉強させていただきます。今後ともよろしくお願いいたします。

 “ハイリーホー”さん...人それぞれ,与えられた“roll”(役割)があり,それを経験しいろいろなことに“気付く”ことがいちばん大事なことだと“TOK”は思います。「なかなか自由にスキーをする時間を取れません」...ということですが,これが今“ハイリーホー”に求められている最も大事な“経験”なのだと思います。その経験が生きる時がキット来ます。無駄な出来事は自分の人生にとってひとつも無い !!!....これは真実です。こういった,ある意味で“逆境”だと思えることが,将来大きな花を咲かせるのだと,思います。こういう環境の中に居るからこそ学べることがるのだ !!!....という信念で,今の生活を楽しんでください !!!。
 シーハイル !!! Schi Heil !!!




  
今日は,“しろくま”さんと,“ハイリホー”さんのお二人です。まず“しろくま”さんから...。

☆★☆ Lesson 1-2     

“Online Lesson... '10  No.1-2  “Becky”さんの滑り について...

No.1-2 “しろくま”さんのコメント

“しろくま”さんのコメントに対する“TOK”の感想

  TOK先生 しろくまです。
  印象は「ズラして落ちて楽しんでいるなあ〜♪」ということです。

  雪をスキーで愛して撫でて喜んで、心が解き放っているような自由を感じます。

  しろくまさん...今シーズンもよろしくお願いいたします。
  「ズラして落ちて楽しんで...」
という風に感じられ,気分的に「落ち込んでいない」状況がいいですネ !!!。まさに“在るがまま”です。(^ー^)
  「
愛して撫でて」...。“愛”ということ,これは昨日書かせてもらいましたが,本当にその通りです !!!。皆さんも雪の大自然に“愛”する気持ちで,そして“愛”される気持ちで立ってみて下さい。きっと今までも違った感覚で“スキー”が楽しめるはずです。(*^^)v

  この滑りの山回りに「ゴロゴロゴロ」と唄って、谷回りで「ニャーン」と唄ってアフレコさせて頂けたら、正調オニャンコターンとなります。(手前味噌ネタでスミマセン!)(^^;

 正直,「オニャンコターン」がどういうものか?“TOK”は理解していませんが...。これを機会に勉強してみます。(^ー^)

  そう、私のブログに「ずれちゃうとズラス」というネタがありました。
 2007年3月1日から9日までをご笑覧頂けたら幸いです。(^^
 http://shirokuma-ski.blog.so-net.ne.jp/archive/200703-2

 今,先のURLチェックさせてもらいました。
 結論として...「
角付けメインでがんばり過ぎるとホントずれちゃいますので…。ずれちゃうのではなく自らの意志でズラスことができること!その横の捌きができることこそ、スキーを縦に捌く技術に繋がると思うのです。ズレの延長線にキレがある!」んな些細なことのように見えることも...大きな気付きのキッカケになりますから,大事にしたいものです」...ということになるようですネ??。
  “Becky”さんのこの映像での滑りも,かなり硬いバーンでの滑走でしたから,エッジで切ろう...とすればするほど,ズレが起こってしまいます。自ら積極的にズレに乗って行こうとすることで,逆に切れが生まれて来る...ということが分り始めるのです。



                               ******************************          30 Oct, 2009   
☆★☆ Lesson 1-1     
  今シーズンの
コメンテーター...トップバッターは...“KEI”さんです。

“Online Lesson... '10  No.1-1  “Becky”さんの滑り について...

No.1-1 “KEI”さんのコメント

“KEI”さんのコメントに対する“TOK”の感想

  日記で幾度か紹介があったベッキーさんの滑りについて、たいしたコメントはできませんが私なりに感じたことを書かせていただきます。

 どんな些細なことのように見えることも...大きな気付きのキッカケになりますから,大事にしたいものですネ??。(^ー^)

  最初の滑りでは、本当に怖々と滑ってらっしゃる様子が伺えます。映像開始直後の表情からも、それを物語っているようにも思えます。「アイスバーンは怖いけど・・・私・・がんばるわっ!」と、意を決して滑り始められたような感じを受けます。





  板を早く横に向けたいからか、脚が突っ張って、拇指球辺りで板を押さえておられます。

  「怖々と滑って」...そう観えますネ !!!。全くその通りなのですが...では,何が彼女の滑りをして「怖がっている」...と見える風にしているんでしょか? ここのところに思いが行き,その原因を探ることができれば,“KEI”さんご自信の滑りが変わると思います。「不安・恐怖」がスキーヤーの身体の動きを規制し,本来持っている“潜在的力”が顕現するのを妨げてしまうからです。
  頑張ろうとすればするほど,逆に「怖さ」が強調され,不自然な動きになってしまうでしょう。(-_-;)

  これを解決するひとつの方策として,「できるだけ安定したスキー操舵をしよう !!!」...とするのが普通です。つまり,「安定した動き」そのもの...“Do Ski”をしようとし始めるのです。
  その結果が「母子球荷重」であり「脚の突っ張り」なのです。「脚の突っ張り」が起こるのは当然で,スキーヤーと雪の間の“energy”のコミュニケーションなど,できるはずがありません。

  それが、後ろから撮った映像から(特に後半部分)、意識が徐々に変わってこられたのか?少しずつ谷回りが大きくなってきています。

  最後の映像では、余計な緊張が取れ、板に乗っている位置も変わっています。谷回りも大きくなり、余計な力が抜けていますね。「アイスバーンでも私は大丈夫よっ!」と思っておられるように思え、随分とリラックスした滑りに変わられたのが観て取れます! v^^

 “Becky”のレッスン...8/31の時のもので,この日の「教師日記」にも書いていますが,これは,“Sound of Music Turn”の練習後です。

  “Sound of Music Turn”により,「かかと支点」が顕れ始めたのです。
  ただ単にスキーを操作しよう...という感覚が消え去り,雪の音を聞こうとすることで,斜面落下を続けよう...という気持ちが前面に顕れたのです。スキーのターンなどということに思いは行っていません。ただ雪からの音に集中し,それを聞き続ける事で「スキーの性能」が生き始め,それがターンを可能にしているのです。
  ですから,「
余計な力が抜け」ました。そして,ターン山回り後半で自然に身体にエネルギーが蓄積され,それが谷回りで開放されるようになり,大きな谷回りが実現し始めたのです。

  でも、なぜここまで変わられたのか?について、真実は解りません。
  しかし、TOK先生がいつも言われる、「先のことを考えず、今に集中することが大切!」...やはり、このことに尽きるのでしょうか!?!?

  非常に抽象的な言い方ですが...“愛”することです。自分の身体を“愛”し,与えられた雪の自然状況そのものを,在るがままに“愛”することなのです。つまり,そのまま素直に受け容れることです。ただその状況を“愛”そうとすれば,雪そのものがそれに必要な“energy”をスキーヤーに与えてくれます。あたかも,ぜんまい仕掛けの人形がネジを巻かれるかの様に...。
  “Sound of Music Turn”で,「雪の音を聞く」...ということに集中していただくのですが,この作業も実は「雪を“愛”すること」そのものなのです。自分が与えられた斜面からの“sound”に集中するということは,斜面を“愛”し,雪を“愛”そうとすることなのです。

  何も,こと“スキー”に限らず,物を“愛”そうとすれば,その対象となるものの中に入っていくことができます。物理的に入る...ということではありませんヨ !!!。気持ちの上で対象物の中に入り,その中を観ることができるのです。
  “スキー”でも,雪を“愛”すれば,雪の中に入って行けます。そして雪そのものと会話ができコミュニケーションができるのです。

  どうですか? “Becky”さんの後半の滑り...雪と“愛”し合っている風に観えませんか? ハッハハハ...(^ー^)

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