八方尾根スキースクール教師【TOK】のインド日記です。(^I^)  
Ski Top    【TOK】への Mail…

2004年1月31日から2月23日まで,WGFI(インド冬季競技連盟)の招きで
インドの東北部,ネパール国境に近い“Auli”という所に,スキー指導(Alpine Skiing Coaching Camp)に行って参りました。

このスキー指導の目的は,@インドスキー教師への指導方法の伝達   Aインド競技選手の育成 の二つでした。
                                             
インド人もビックリ(*_*) 【TOK】の陽焼けた顔 ⇒
Auli スキー場(Map)  1/31  2/1  2/2  2/3  2/4   2/5  2/6  2/7  2/8  2/9  2/10 
 2/11  2/12   2/13  2/14  02/15  02/16  02/17  02/18  02/19   02/20  02/21 02/22  エピローグ

 

Special Thanks !!! … epilogue エピローグ


 多くの方々のご支援,ご協力で「インドでのスキー指導」…私なりに努めさせていただきました。ありがとうございました。
 インドのスキーヤーの方々にとって少しでも役に立ったと言って頂ければ,これ以上の喜びはありません。
  


2004/2/22 日曜日 ニューデリー⇒成田⇒東京⇒白馬

 目が覚めると日本時間の7時。もう1時間くらいで成田か…と妙に懐かしさがこみ上げる。
 いつもは,成田空港着陸前に機窓から成田近くの景色を見ると,まるでコピーでもしたようなマッチ箱みたいな家が並んでいて,日本人ってなんとせせこましい所で生活しているんだろう?と思うのだが,今回インドから帰って来て初めに思ったのは「日本の綺麗さ」でした。(^I^)
 定刻より約10分遅れで成田に着く。荷物が多いのと,インドから帰って来るのにスキー板を持っているのはオカシイ?…と思われたのだろう,税関で「何か申告するものはありませんか?」としつこく聞かれる。何もありません,と正直に答えそのまま無事通過。
 白馬まで運んでもらう荷物を宅急便に預け,ドルを日本円に両替して,ちょっとビールで一息…。日本のビールはうまい!ホントにうまい!…とつくづく思う。(^I^)
 成田から電車で東京へ…。往路,電車から見た夕焼けを思い出しながら,役目を果たして無事帰って来れたことに感謝する。実質レッスンをした二週間といえば結構長いのに,そんなに長いと感じなかったのはどうしてなんだろう?とか,総勢13名の受講生の顔や滑り方の特徴が思い出される…。また一緒に滑る機会があるのだろうか?インドの競技会でどういう成績を残せるのだろうか?インドでスキーは市民権を得られ,近い未来多くのスキーヤーがスキー場に溢れる日が来るのだろうか?…等など。
 昼は楽しみにしていた寿司!知り合いの人たちと連絡を取って待ち合わせ,久々の寿司を堪能する。ビールもうまいし寿司も最高!…美味しかったぁー!(^I^) 俺はやっぱり日本人!そんなことを思った【TOK】でした。(^I^)
 その後,妻の実家にお邪魔し,帰国の報告をしながら「お風呂」をご馳走になる。イイなぁーやっぱり!身体がどっぷり浸かれる日本の風呂は最高!(^I^)
 そして,夕方,東京在住の親戚の人達が急遽帰国の祝いの席を設けてくれる。久しぶりの日本食に舌鼓…。日本人に生まれて良かった!!!としみじみ思う。みなさんありがとう!ご馳走様でした!(^I^)
 6時に席を辞して東京駅へ。新幹線,バスを乗り継いで9時半,雨の白馬に着く。
 1月31日に白馬を出発して23日目…無事白馬に着きました。お疲れ様でした!
 そして,旅先で出会った皆さん,本当にいろいろお世話になりました。ありがとうございました!!! (^I^)

登場人物&キーワード

プレム・シン:ITBPナンバー2

ロッシャン
:インドスキー連盟コーチ

ネハ
:日本訪問インドティームの一員

ナナック
:ITBPスキー訓練副隊長。冬季オリンピックインド代表選手

バーグ・チャン
:ITBPスキー訓練隊長

ITBP
:インド国境警備隊


ラバット
:Auliスキースクール責任者。今回のキャンプの現地責任者

ラジェシュ:GMVN社員

GMVN:ウッタランチャル州観光企業局

スリドハーラン:WGFI 秘書

WGFI: Winter Game Federation of India

 

 


2004/2/21 
 土曜日 ニューデリー⇒成田

 朝7時半ころ目がさめ,早速 e-mail を確認する。来ていた来ていた!多くの e-mail !(^I^) (^I^) (^o^) (^I^) その e-mail に返事を出し,朝食をはさんで教師日記を書き,Updateする。(^I^)
 11時…スリドハーランがまだ来ないので,街をぶらっと散歩に…。そして思う,街角に立っているだけでそれだけでインドっていう国はいいのだと…。もし街角に立って居て,誰かに「何をしてるんですか?」と聞かれたら,「立ってるんです…」と答えるのが一番合っている国なのです。
  11時半,スリドハーランが迎えに来てくれ,Lunchに…。その後グプタ氏から私の渡航費用を受け取る為,彼の事務所の近くに向かう。とにかく暑い。車の窓を開けるとホコリが入ってくるのでスリドハーランは窓を開けない。じゃクーラーをかけるのか?といえば,ここはインド…暑いのは当たり前,という感覚。汗だくになりながら彼の運転する車に乗っていたのでした。(=_=;)
 一旦ホテルに戻り,夕方,5時45分,インデラ・ガンジー国際空港に向け出発。いよいよ長かったインドの旅が終わろうとしている。そんな感慨を持ちながら空港へ着く。そこでスリドハーランと別れ,搭乗手続きをする。出国手続きに必要な届出用紙が不足していた以外は,何事も無くスンナリとイミグレーションとカスタムを通過する。
 搭乗時刻は21:10。それまでバーのカウンターでビールを飲む。これがインド最後のビールかと思うと妙にシンミリとなる。
 
 21時10分,予定通り搭乗開始。私の席は今回もエコノミークラスでは一番良い席。前には大きな空間があり,隣の席に人は居ない。(^I^) 特別扱いをしていてくれていることに感謝。飛行機は定刻より約40分遅れで離陸。これから約6時間半の機上の旅だ。でも今日は眠い…機上のディナーを断ってアイマスクをして直ぐにZzzzzz…。


 2004/2/20  金曜日 リシュケシュ⇒ハリドワール⇒ニューデリー

 あまりにも沢山の事があり過ぎました。今日は…。

 朝,目覚めて朝のコーヒーを頂いてから,ガンジス河のほとりを散歩に出かけました。朝7時10分頃から8時ちょっと過ぎまで,歩き回りました。途中でガンジスの河の水に触れてみました。温かい…なんとガンジスの川の水,Rishikeshでは,ここまで長い距離を流れて来ている関係で温かいのです。これにはビックリでした!。そして,ここでは河原の石が全て丸いのです。中には明らかに誰かが割ったと思われる物もありましたが…。そういえば,AuliからここRishikeshまでは250キロあります。石も長い旅をして来ると丸くなるのですネ!。(^I^) ガンジスはここからさらにカルカッタの近くまで数百キロの旅を続けるわけです。
 ここRishikeshは宗教関係の施設が沢山あります。ですが,そのほかに「ヨガ」の道場も数え切れないほどあるのです。朝食を食べてから,ラバットが「今日の夕方ハリドワールから電車に乗ってニューデリーに行くにはまだまだ時間がある。これからヨガの一端を体験しに行こう!」と誘ってくれました。(^I^) 9時半ころホテルを出て歩いてガンジスの河を渡り,その施設を目指します。どんな体験ができるか,楽しみにしながら付いて行きました。有るは有るは,数え切れないほどのアショーラー,つまりヨガ道場が並んでいます。その中にはイカガワシイものもある様で,ラバットはそれらには目もくれず一路,ある大きな建物を目指して行きます。と,ある大きな小中学校みたいな建物の中に連れて行きます。 
 200坪くらいの大きな部屋に入って行くと,そこには西洋系の外国人が10人ほどすでにヨガが始まるのを待っています。話によるとヨガにもいろいろ有る様で,身体の関節をクネクネと動かすものから,メデティーションと言って精神的な訓練をする語りのヨガまでいろいろなようです。身体的なヨガは朝8時から始まり,もう終わっているようで,10時から始るのはメデティーションの方らしいです。皆備え付けの毛布を床に敷き,導師の開始するのを待っています。
 そうこうしていると,ある女性の方が,みんなの前に座りました。今日のメデティーションのリーダー(導師)の方です。その内,独特のうねりのある音楽をBGMに,語りを始めました。♪♪♪?!△★□…?!△★□…♪♪♪。その内,語りが英語になり少し意味が分かってきました。♪♪♪毛布に寝なさい…これから身体の神秘に触れましょう…オーォーーム…♪♪♪というようなことを言っているようです。どうも「身体のいろいろな部分に意識を集中しなさい…。そこに気が入ります…」みたいなことの連続のようです。しばらく,約20分ほどその不思議な音楽と導師の抑揚のある言葉に集中していると,なんか催眠術にでも掛かっている気分になります。すると…ナント!その内,顔のある部分が少し微妙プルプルするではありませんか!これはキット導師の言葉に私の身体が反応し始めてしまったに違いない?!…と心の中で驚きが走りました!。ヨガって凄っごい!!!…。でも本当なのかな?とでチョット薄目を開けてみると,なんとハエが顔から飛び去って行くではありませんか!。あのプルプルはハエが顔の上に止まっていたのを感じていただけでした。(^I^)
 そのメディテーションは1時間で終わりましたが,その間ほとんどズーッと床に横になって寝ていました。ハエの件はともかく,なんとなく不思議な気分で過ごした1時間でした。(^I^) そして終わった後は,どこと無く爽快感に満たされていた【TOK】でした。
 ヨガセンターを出て,ラバットがある本屋に連れて行ってくれ,ある「ヨガの本」をお土産に買ってくれました。写真つきの英語の解説書です。これを読んで少しヨガをやってみようかな?と思ったのでした。その後,ガンジス河に掛かっているつり橋を渡り,多くのお土産店や軽食の屋台が並んでいる通りを通ってホテルまで帰って来ました。約30分のウォーキングでした。
 そして!【TOK】はその後に気付いたのです!!! ナント!持って出かけた私のショルダーバッグが無いのです!。確かにメデテーションセンターまでは肩にかけてあったのです。ヨガの最中に夢中になっていて誰かに取られたのか?…それとも自分で落としたのか…(=_=;)。実は,その中には今日列車に乗るための特急券,ハリドワールからニューデリーへの指定席特急券が入っていたのです。お金は小銭程度でしたが…。慌ててラバットにそのことを話して,直ぐに探しに出掛けました。…でも,インドでモノを無くしたら絶対出てこない!…の言葉どおり,今日のルートを全て巡りましたが,どこにもありませんでした…。一生懸命探し回ってくれたラバット…本当にゴメン…。(=_=;)
 ホテルに戻ると,「【TOK】のチケットは特等車だから,予約者の名前があるはずだ…。直ぐに鉄道会社に連絡してみる」…と早速電話をかけてくれました。警察に行って紛失届けを貰い,鉄道会社に掛け合ってコンピュータに入っている私の名前を探し出させ,なんとか列車の特急券を再発行をしてもらう事ができました。その間約2時間,ラバットには本当にご苦労をおかけしました!ありがとう!(^I^) ナント…旅の終わりに大きな迷惑を掛ける事になってしまいました。ホントにホントにゴメンなさい…。(=_=;)
 午後6時20分,ラバットの見送りを受け,ハリドワールの駅を後にしました。
 2週間の付き合いでしたが,いろいろお世話になったラバット…目頭を押さえていました。【TOK】も涙が…(=_=;)
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 今,皆さんの親切のおかげで手に戻ったチケットを使い,特等車の席に座っています。
 ハリドワールからニューデリーまでは鉄道で約4時間半…ディナー付です。まるで飛行機に乗っているようです。
 列車の中はパソコンでの日記書きでした。間もなく,デリーに着きます。(^I^) 
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 デリーに着く。またまた迎えの約束をしていたスリドハーランの姿が見えない。…ポーターに荷物を頼み,デリー駅の正面玄関に行くが見当たらない。これじゃ覚悟を決めてホテルまでタクシーで行くしか無いかな?でももう一度プラットフォームに戻って…と思って行ってみると…居た居た。ちゃんと時間に来てくれよ!と少しいらだつ…しかし,これがインド流。しょうがない…。
 ホテルに着くと,スリドハーランが近くに友人の新しく買った家があり,そこで友人が集まって一杯やっているので,そこにぜひ行こう…と言う。疲れているのであんまり乗り気ではなかったが,しきりに誘うので行く事に…。外見はそうでもないものの,内装は実に素晴らしく,そこにはインドの上流階級の数人がビールやウォッカをやりながら,週末を楽しんで居たのでしした。インドの貧富の差…みたいなものを感じながら,これも現実。生まれながらにして豊かな人と,貧しい環境の人,そして街の中の牛や犬や猿…これらがみんな同じ太陽の下で束縛し合わずに混在している国がインドなのだと,今更ながら思う。ある意味で,平等社会なのだと…。
 2時近く,席を辞してホテルに戻り,Inter Netに接続。日本にメッセージを送る。(^I^)
 2時半…眠る。長い一日が終わった…。

登場人物&キーワード

プレム・シン:ITBPナンバー2

ロッシャン
:インドスキー連盟コーチ

ネハ
:日本訪問インドティームの一員

ナナック
:ITBPスキー訓練副隊長。冬季オリンピックインド代表選手

バーグ・チャン
:ITBPスキー訓練隊長

ITBP
:インド国境警備隊


ラバット
:Auliスキースクール責任者。今回のキャンプの現地責任者

ラジェシュ:GMVN社員

GMVN:ウッタランチャル州観光企業局

スリドハーラン:WGFI 秘書

WGFI: Winter Game Federation of India

 


2004/2/19 木曜日 Auli⇒リシュケシュ
 朝:荷造り
 朝,6時に起き,昨日夜できなかった荷造りの続きを行ない,8時には準備万端OK!
 部屋で最後の朝食を頂く。右の写真のような食事…暖かいミルクティーとプレーンオムレツ,トマトスープ,そして薄いパンが2枚…これがAuliでの私の朝食でした。(^I^)
 プレム・シンが最後の別れに会いに来てくれ,お土産も!。ありがとう!プレム・シン…数多く出逢った人の中でも傑出して何かを感じさせるエネルギーを持っていました。(^I^)
 9時30分…昨夜降った雪とバグチャン,ナナック等多くの生徒の見送りを受け,チェアリフト,ゴンドラと乗り継いでジョシマツに降りる…。
 10時20分…一路今夜の宿泊地“リシュケシュ”に向かう。今日の運転手はAuliに来る時の運転手に比べておとなしい。でも結構飛ばす。途中写真のような横転した車の脇を通る…。無事デリーに着いたら乾杯しなきゃ!(^I^)
 途中,Bilahiでお茶を頂き,Auliに来る時に一泊したRudraprayagで2時頃に昼食。その後一路Rishikeshまで約8時間…ドライブの旅。で最終目的地のGMVNが経営するホテルに着いたのが,午後8時半頃。
 今日の宿泊地は真に「ホテル」と呼んでいい施設で,一泊二食で2500ルピー,日本円で約5千円位とのこと。このホテルの最高級の部屋を割り当ててもらい,シャワーを浴びる。久しぶりにシャワーで気持ちがイイ!。その後,ラバットの親友と言うこのホテルのマネージャーも加わり,ジンを飲みながら,ラバットとの最後の夜を過ごす。実はこのジン…Auliから持って来たもの。ここRishikeshは聖地であるため酒類や,肉系統の食事は一切無いとのこと。またRishikeshは「ヨガ」の聖地でもあり,多くのヨガ道場があるとのことで,そのヨガのことを話題に約2時間,話しに花が咲きました。(^I^)
 10時過ぎ,酔いも回って気分が良くなったところで夕食に…。インドで3週間近くも過ごすと,チャパティの食べ方も,ライスと数々のカレーの混ぜ方もインド人並みにうまくなったのでした…。(^I^)
 11時過ぎ,ベッドに入りました。もう直ぐ,日本ですみんなに会えます!(^I^) (^o^) (^I^)


2004/2/18  水曜日 Auli 十五日目 レッスン最終日
 朝:ビデオ編集
 生徒諸君のこれまで撮りためたビデオにタイトルをつけたり,BGMを入れたりしながら,編集作業をしました。彼等の滑りの中で,できるだけ良い所をまとめて編集したいという欲望があり,結構時間が掛かっています。(^I^)
 9:30-13:00:ミニコンペティション 今日は,生徒諸君のこれまでの成果を見る意味での「タイムレース」でした。種目はSLとGSです。これまで約二週間にわたって行なってきた成果がどのように出るか?興味津々でした。
 初めはGS二本でした。この種目では中斜面の後半のヘアピンゲートから続く斜緩斜面でいかにスピードを持続できるか?がポイントになりました。このヘアピンでスピードが出過ぎていますと,下に落とされ,これに続くインクラインゲートでスピードが無くなりタイムロスにつながってしまいます。これが勝負の別れ目になりました。
 次のSLでは,急斜面から,緩斜面へいかにスピードを殺さないでつなげられるか?がポイントでした。GSと同じように,ポイントとなるゲートをいかに見極め,それに続く緩斜面でタイムロスをしない事です。急斜面はよほどの失敗をしない限り,意外にタイム差は出にくいものです。大事なことは緩斜面でのスピード維持です。このためのキーとなるゲートをしっかり見つけ,そこでのスキーイングを誤らないことです。(^I^)
 夕方:クロッシング-ジンセレモニー
 先ず,夕方5時から,この前と同じように「GMVN」という会社の,セレモニーにゲストとして参加しました。例によって,ピンバッジを付けてあげ,その後ワンポイントメッセージとビデオ上映でした。前回と同様,実際にレッスンしたわけでもない私ですが,ゲレンデで見掛けてくれているのでしょう,バッジを着けてあげ,ひと言「スキーは楽しいですか?どちらから?」と声を掛けると,皆親しそうに答えを返してくれます。彼等にとっては,スキーをうまく滑ることよりも,雪の中で楽しく過ごすことのほうが,大事そうです。なにせデリーとかボンベイなど,年間通して暑い所から来ているのですから…。
 そして,6時からはいよいよ私の今回のキャンプの「クロージングセレモニー」でした。各人に八方尾根スキースクールのピンバッジを着けながら,ひと言づつ私の熱いメッセージを語りました。(^I^) 二週間も一緒にトレーニングすると,ひとりひとり,そのクセや性格がわかります。それだけに特別な親近感が沸きます。シャイな人に,自分を主張する人,気を使う人に,独りよがりな人…みなそれぞれですが,味があります。
 そしてその後,私が編集した生徒各自のビデオを上映しました。みな真剣に見てくれました。上達ぶりが素晴らしかった人,以前のクセがなかなか抜けず苦しんだ人…いろいろです。そして最後は今日行なったミニタイムレースの表彰式でした。各自の性格にあった小物や,これからの励みなるような小物を,賞品としてプレゼントさせてもらいました。(^I^) 皆本当に喜んでくれました。(^I^)
 本来ならクロージングセレモニーの後,生徒諸君とディナーを共にし,二週間の思い出話に花を咲かせるところでしたが,ITBPからどうしても!というディナーへの誘いがありました。今回のキャンプの世話役のラバットも,ITBPからの誘いだとむげに断るわけにもいきません。最初は難色を示していたラバットも最後に折れ,ITBPからの誘いを受けることになりました。実は今日の誘い…別の意味がありました。実はITBPの訓練の模様を年に一度,軍の幹部が視察に来るのだそうですが,それが丁度今日だったのです。そしてその視察団の団長を囲んでの夕食会が催されるのですが,その席で日本からのスキー教師を紹介したい…とITBPの総隊長が考えられたようです。そういう裏話があったので,どうしてもITBPとしては私にその席に参加してもらわないと困る…と強行にラバットに申し出たのでした。そういうわけで急遽スキーキャンプの生徒たちとの夕食はキャンセルになってしまいました。(=_=;)
 夜:夕食会
 夜7時半,ネクタイ姿に身を換え軍の夕食会場に出掛けました。この地域の名士や軍のお偉方が約10人ほど居られ,夕食前のドリンクサービスが始まりました。こういう席での話題…いろいろ大変なのですが,自分が最も興味を持っていることを中心に話すのがイチバンだと気付きました。今回はスキーのことや健康の事が話題になりました。そこで私の健康の秘訣は「ニンニク」…という話をしたのですが,皆さんこの話題に興味を持ち始めたのです。特に視察団の団長がこの話を聞きつけ,いろいろ聞いて来ます。ニンニクの話が出るまでは,スキーがどうの,子供がどうの…という話でしたが,それ以降私に興味を示したらしく,ビールを飲め飲めと,しきりに薦めてくれるようになりました。いつもと同じく,10時過ぎまでお酒を頂いてその後ディナーに移ったのですが,その席でも私の近くに来ていろいろ話をしました。人と人との縁というものは面白いもので,何がキッカケで親近感を持たれるかわかりません。少しくらい言葉の不自由さはあっても,誠実さをもって対応することの大事さを学ばせてもらいました。(^I^) そして,そのディナーも終わり,いよいよサヨナラの挨拶の時間が来たのですが,その団長,「もう一杯どう?」としきりに居残るよう,私にビールを勧めてくれます。明日Auliを離れる為の荷造りもあるから…と丁重にお断りして12時近くに夕食会の会場を後にしたのでした。(^I^)
 その後,自室に戻り,荷造りを1時過ぎまで行ないました。そして,いよいよAuli…最後の夜を迎えたのでした。

登場人物&キーワード

プレム・シン:ITBPナンバー2

ロッシャン
:インドスキー連盟コーチ

ネハ
:日本訪問インドティームの一員

ナナック
:ITBPスキー訓練副隊長。冬季オリンピックインド代表選手

バーグ・チャン
:ITBPスキー訓練隊長

ITBP
:インド国境警備隊


ラバット
:Auliスキースクール責任者。今回のキャンプの現地責任者

ラジェシュ:GMVN社員

GMVN:ウッタランチャル州観光企業局

スリドハーラン:WGFI 秘書

WGFI: Winter Game Federation of India

 

 
2004/2/17  火曜日 Auli 十四日目 第3クルーC
 朝:ビデオ編集
 今朝もイイ天気です!。雪は来そうにありません…。(=_=;)
 今日もジョギングは止めにして,ビデオ編集をしました。一人一人の滑りをビデオで見ていると,何とか少しでも今以上に良い方向に脱皮させてあげたいと思います。それができるといいのですが…。
 9:30-14:00:スキートレーニング
 雪が少なく,リフトも使えず,基礎練習しか他にやりようがなくなりました。そこでもう一度,プルークファーレン⇒プルークボーゲン⇒シュテムターン⇒基礎パラレル…とその基本を学び直す事にしました。「身体の特徴・用具の特性・自然条件」の三要素を生かす…ということがその根底になければならない…と,しつこく語りました。初めの頃は“プルーク”の意味も良く分からなかった彼等も,その大切さに次第に気付いてくれ,その仕草も“さま”になってきました。(^I^)
 昼の「お茶の時間」の後は,種目を「小回り⇒中回り⇒大回り」と追いながら,その円弧調節がどのような意識の違いで出来るのか?ということを学びました。また,スキッディングとカービングがどのような関係にあるのか?ということも…。彼等インドのスキーヤーに意識として定着しているのは,いかに角付けを立てるか?ということでした。そして何が何でもカービングターンが最高!という認識でした。どこかの国の誰かが唱えている事,そのものですが,これではレースに勝てませんし,一般スキーヤーに教えるにも偏った指導になってしまいます。先ずはスキッディングがあり,その延長線上にカービングターンがることを,しつこく説かせてもらいました。タイムレースの結果でも明らかなことだったので,彼等も真剣に自分のこれまでの考えを変えようと必死でした。
 夕方:Meeting&講義
 今日は理論の総復習をしました。右の写真の「紙で作ったスキー」は理論説明用にAuliで作ったモノで,このスキーや,持参したミニキャスターなどの小道具を使っての理論研修です。今日雪上で行なった事や昨日までのレッスンを振り返って,もう一度大事なことを黒板で確認しました。(^I^) 私の早口イイカゲン英語も大分ゆっくりになり,みんなに解ってもらえたようです。時々私が言葉に詰まると,助け舟を出してくれます。(^I^) 私の英語も毎日少しづつ上達しているようです。ここに来るまでは,2週間も英語でレッスンが続けられるんだろうか?日本語でさえ最長1週間がいいところなのに…。と思っていたのですが,人間不思議なもので,ここまでやれたら明日はアレを!その次はコレを!…と思い付くものです。そして,それに必要な単語をパソコンの辞書で調べて,メモして行けば,ゲレンデの中で大きな声で話せます。increaseとdecreaseを間違えたり,leftとrightを言い違えたり,その都度生徒に,“No,no.....”と言われながら賑やかにレッスンしています。どうもゲレンデの中では“shout coach !”という名前で呼ばれているようです。私の生徒以外の,ゲレンデのみんなからも,“ナマステ!(コンニチワ) Hello !”と声を掛けられます。Auli滞在もあと二日…。最初はどんなレッスンになるんだろうか?と少々心配でしたが,熱意さえあればナントカなるもんだと思います。
 (^I^)夜:自由時間
 今日は久しぶりにラバットと二人だけの乾杯!でした。ここ数日他の人と飲む機会が多く,二人だけ…というのは無かったので,本当に「久しぶり…」と言う感じです。そのどの席にもラバットは居るのですが,他の人との会話が多く,彼と話す機会は少ないのです。
 明日のクロージングセレモニーのことや,GMVNのバッジプレゼンテーターのことなどを話しました。(^I^)
 

 
2004/2/16  月曜日 Auli 十三日目 第3クルーB
 朝:ビデオ編集
 今日もきれいに晴れ上がった晴天です。…が昨日夜のディスコ踊りが効いたのでしょうか,身体が少し重いのです…。でも時間通り,7時には起床しました。さて,本来ならジョギングに出掛けるのですが,今日は オ・ヤ・ス・ミ にしました。実はその言い訳があるのです。雪がぜんぜん降らないものですから,チェアリフトの終点から雪のある所まで歩かなければならなくなっているのです。約1キロ近く,20分,山道を歩いて行かないとスキーのできる,雪のある所に到達できないのです。結構汗もかき良い運動になります。(^I^) 歩きながら,朝のジョギングの意味があんまり無いなぁー…と思っていたこともあり,結局今日は止めにしました。…多分明日も…。
 でもその代わり,ビデオの編集ができました。ここで撮った参加者たちのVTRを暇な時間を見つけ編集することにしたのです。それを記念品として置いて行く…良いアイデアです。そういうわけで結構時間は有効に使っています。(^I^)
 9:30-14:00:スキートレーニング
 今日は,ターン前半の雪面コンタクトに的を絞ってレッスンを行ないました。昨日のポールの結果を見ても,クロッシングの成功如何がターン前半の捉えに大きく関わってきます。レースはもとより,一般スキーでも大切な事です。そこで初めは大回り系のポールセットをして「角付けの切り替え」と「ターン前半の雪面の捉え」を練習しました。その後ひと休みして,小回りです。ここでも同じ感覚を習得する為の練習をしました。
 その後,急斜面に場所を移し,ここでの角付けの切り替えの練習を行ないました。キーキャスターの位置を,より内側に意識することで,より角付けを強くすることができますが,その練習です。急斜面でのホールド感がしっかりしてきた事を皆感じているようでした。しかし,これを緩斜面で行なうとスピードロスにつながりますので,その注意は必要です。
 スキーリフトが使えない状態で,斜面を上り下りしてのレッスンでしたので,皆大変でした。しかし,これも神の啓示と思って従うしかありません。雪があるところを目指して上り続ける【TOK】でした。(^I^)
 夕方:Meeting&講義
 木村公宣と宮下征樹のVTRを見ました。皆食い入るように見ています。前にも書きましたが,インドにはスキー関係のビデオがほとんどありません。そのため,持参したDVDを皆欲しがります。それほどですので,二人の滑りから何かをつかもうと必死なのです。自分から雪面への働き掛けがほとんど無いこと,“重心”がほとんど動かないこと…など解説しながらのビデオ観賞でした。
 レクチャーではもう一度“Axis(軸)”の確認を行ないました。サポート軸の頭をどこにするか?結果として,バナナの形,適度な「外向傾」が出てくることを話しました。明日は,基本的な“「身体の特徴・用具の特性・自然条件」を生かす”ということに戻って,その復習をしようと思います。雪が無いので,ロングコースは滑れないし,猫の額みたいな所でのレッスンですので…このようなレッスンも仕方がありません。“It is unavoidable”という単語が行き交う最近です…。(=_=;)
 さて,インドから八方尾根に派遣されていたインドスキーティームのメンバーの一人,Auli出身の“プリーティ”がインドに帰って来て,早速私のところへ挨拶に来ました。私がインドに来る前に,日本で数回レッスンをしていた関係で,親しくしていたのですが,元気に戻って来ました。また来年も行きたい!八方は最高だ!とおおはしゃぎです。それにしても,ひと回り大きくなったようで良かった,良かった!(^I^)
 夜:自由時間
 プレム・シンとの個人的な夕食会でした。プレム・シンが二人で話しながら食事をしたい,という希望があり,また私からも彼にお願いがあったりして,彼の個人的な宿舎を訪ねたのでした。さすがナンバー2だけあって,広い応接室と広いベッドルームが付いた宿舎でした。お付の兵士がいろいろとお酒や食事の世話をしてくれます。彼はこのキャンプに単身で赴任しているのでした。
 いかにもたたき上げの軍人という風貌を持った彼“プレム・シン”は,今40歳だそうです。中国国境に近い寒村に生まれた彼は,一生懸命勉強し,周囲に認められて今の地位を築いて来たようです。これまで軍の仕事でワシントンに派遣されたり,UNの要請でボスニアに3年駐在したり,日本の山岳ティームと共同でエベレストに登頂したり…と経歴も様々です。どこか人を惹きつける魅力を持っています。その彼と,ビールを飲みながらいろいろなことを話しました。今回の「インドへの旅」…スキー指導がメインの仕事でしたが,その他にもいろいろ経験させていただいています。特にいろいろな「人」との出逢いはその中でも,最も楽しいことです。“プレム・シン”もその素晴らしい人間の一人でした。(^I^)

登場人物&キーワード

プレム・シン:ITBPナンバー2

ロッシャン
:インドスキー連盟コーチ

ネハ
:日本訪問インドティームの一員

ナナック
:ITBPスキー訓練副隊長。冬季オリンピックインド代表選手

バーグ・チャン
:ITBPスキー訓練隊長

ITBP
:インド国境警備隊


ラバット
:Auliスキースクール責任者。今回のキャンプの現地責任者

ラジェシュ:GMVN社員

GMVN:ウッタランチャル州観光企業局

スリドハーラン:WGFI 秘書

WGFI: Winter Game Federation of India

 

 



2004/2/15  日曜日 Auli 十二日目 第3クルーA

 朝:ジョギング
 今日もきれいに晴れ上がりました! こうなったらもう「雪」…降らなくていい…。このまま最後まで,あと四日だけれど頑張る!今朝も約20分間のジョギングを行ないました。脈拍を測ってみたら110位になっています。 毎日同じように同じ負荷のジョギングをしているのですが…。ということは,私の身体が高知に順応して来ている,ということなのでしょうか?(^I^)
 9:30-14:00:スキートレーニング
 今日は,ゲレンデのリフトも使えなくなったので,ハイクアップしながらポールトレーニングをする事にしました。一人づつ生徒が滑り,他の人が旗門員になってポールが倒れたり,失格を判断したり…というやり方です。一人が滑り終えたら,ひとりつづつ上位の旗門に移動し,一番上の旗門員だった人が滑る…というものです。少しづつ旗門員をしながらハイクアップする事になるので,みなつらい気持ちで登らなくて済みます。それを一番下で私がビデオに収め,後でタイムを計時したり,滑りのおかしい所や良い所を解説する…というものです。みんなも喜んでくれ,スラロームを4本,お茶を挟んでジャイアントスラロームを3本行ないました。(^I^)
 その後,SLのイメージトレーニングを2本行いました。その際もしっかりとゲート(旗門)を意識して行なうと良い…という事を話しました。いつもより1時間ばかり終え,夕方のMeetingを早めて,長い時間掛けて行うことにしました。
  夕方:Meeting&講義
 いつもより30分開始時間を早め,3時半からMeetingを行ないました。
 先ず,ビデオを見ながらタイム計時を行ないました。その後,各自のベストタイムがいつ出たか?それはどのような意識,あるいはイメージの時だったか?を思い起こしてもらいました。必ずしも自分の感覚として早い時が良いタイムでは無いことを,みんなが実感してくれました。やはりオーバーエッジングに頼るより,面を利用して滑る事の方が良いタイムが出ることを理解できたようです。またクロッシング意識がどれほど大切かも…(^I^) 明日は,ポールを利用して,♪♪♪キーキャスター…3番キャスター…キーキャスター…3番キャスター…♪♪♪の練習をすることにしました。あと残すところ,レッスンも3日…。いよいよ残り少なくなりました。ちょっと寂しさが…。(^I^)
 夜:自由時間
 夜はラバット主催の夕食会でした。一応私が主賓という事で,急遽会場をしつらえ,プレム・シン達も呼んでのPartyでした。ダイニングで行なえば良い様なものですが,宗教の関係でしょうか,ここAuliでは,ダイニングでの酒類の飲食が,できないらしいのです。そこで急遽,階段の広い踊り場みたいな所に,Party会場を作っての夕食会でした。(^I^)
 その後,場所をダイニングに移してディスコ大会に参加しました。どうもインドの人達は音楽に合わせて身体を動かすのが好きらしく,機会があれば踊り始めます。私にも踊れ踊れと誘いが来て,一杯やっていた酒の勢いも借りて,踊りの輪に参加しました。会場のみんなは私が日本からはるばるスキー指導者やレーサーの指導に来ているコーチだということを良く知っていて,席に座ると直ぐに誘いに来ます。いい加減疲れていたのですが,約小一時間踊り続けたのでした。…アア疲れた…。(^I^)


2004/2/14  土曜日 Auli 十一日目 
第3クルー@
 朝:ジョギング
 今日もまたまた快晴のイイ天気。でもこの晴天が恨めしい。雪が欲しい…。今朝も7時15分から約20分間のジョギングを行ないました。高地に慣れてきたせいか,少し呼吸が楽になったようです。(^I^)
 9:30-14:00:スキートレーニング
 昨日の懸念が当たりました!。積雪が少なく,たったひとつあった「Jバーリフト」が運休です。…ということは,ハイクアップです。…しょうがありません。Jバーリフトの付近が少ないということで,それ意外の所はまだ滑れますので救われますが…。気候が気候で雪が無いわけですから,雪を求めて歩いて上がって滑るしかありません。これも試練,試練…勉強です。(^I^)
 今日は第3クルーの初日ですので,VTR撮影です。これもハイクアップですので大変は大変ですが仕方がありません。皆一生懸命登っては撮影をしました。位置エネルギーの大切さを学んだ1時間でした。(^I^) 汗をかいた後のお昼のお茶タイムがまちどおしい,みんなでした。⇒お茶タイムの様子です。(^I^)
 その後,こういう状況ですので,基礎回転をプルークボーゲンで学ぶことにしました。どうしてもこれまで,体力に任せたスキーをして来た関係で,スロー系の理にかなった滑りが不得意です。雪に任せられないのです。これを学ぶには,逆に今の積雪が少ない事が幸いしているとも考えられます。「雪が少ないのは,神の御意志だ。スピード系のトレーニングではなく,基礎練習をしろ…というお告げだと思ってトレーニングしよう…」と語りながらのレッスンでした。(^I^)
 夕方:Meeting&講義
 今日撮影したVTRを見ました。それぞれいろいろな特徴が見られます。これまでの長い間に身に付いてしまったクセから脱却できない人,あまり経験が無く,素直に雪の力をもらう要素が身に付いてきた人,意識改革がスンナリできて脱却し始めた人…イロイロです。それぞれVTRを見て,感じ取る事が多かったと思います。
 明日は,こういう事情ですので,ポールをセットして,各自旗門員をかねながらハイクアップして,ポールトレーニングをしようと思います。これをVTRで撮影して,後刻これを見ながらタイム計時を行なえば,滑りとタイムの関係も分かりますので,これをやろうと思います。(^I^) Meetingではこのシステムをみんなに説明しました。
 夜:自由時間
 今日はAuliの訓練基地副隊長のプレム・プレム・シンが私を夕食に誘ってくれました。過日招待された場所と同じ所で,この前と同じようなもてなしを受けました。
 プレム・シンとの会話では,彼が今インドのスキー界に付いて考えている事について話が弾みました。国民の人口は多いもののスキーができる環境にある人はまだまだ少なく,スキーができる地域的条件も限られています。でも,この広大なインドの雪が降る北部地方だけでも,多分日本と同じくらいの面積があるかもしれません。ここに住む人口も,そういう意味では日本と同じくらいかも…。そう考えれば,ひとりでも多くの人にどうスキーを経験させるか?いかにスキー用具を準備する事ができるか?ということになります。日本の中古品で,もう使わなくなったスキーで充分です。これをこの地域の人に有効に使ってもらえば,多くの人にスキーを経験させてあげる事ができるのではないか…。そんな事も話しました。
 やはり,ビール…美味いですネ!。ここAuliは夏以外はビールをキープしていない…とのことですが,軍の施設にはゲスト用の特別ビールが保存されているようです。ご馳走様でした!(^I^)

登場人物&キーワード

プレム・シン:ITBPナンバー2

ロッシャン
:インドスキー連盟コーチ

ネハ
:日本訪問インドティームの一員

ナナック
:ITBPスキー訓練副隊長。冬季オリンピックインド代表選手

バーグ・チャン
:ITBPスキー訓練隊長

ITBP
:インド国境警備隊


ラバット
:Auliスキースクール責任者。今回のキャンプの現地責任者

ラジェシュ:GMVN社員

GMVN:ウッタランチャル州観光企業局

スリドハーラン:WGFI 秘書

WGFI: Winter Game Federation of India

 


2004/2/13  金曜日 Auli 十日目 第2クルーC
 朝:ジョギング
 今日もまたまた天気がいい。でも雪が無いので少し恨めしく…。今日はあまりに天気が良く,これまでヒマラヤの山並みをじっくり撮影していないので,撮影を兼ねて,朝のウォーキングと洒落込みました(^I^) でもウォーキングと言っても,標高が標高だけに直ぐに息切れします。いいトレーニングになります。丁度,インド第U峰のナンダデビ(標高:7820m)の直ぐ脇から太陽が昇るのを撮影できました。(^I^)
 9:30-14:00:スキートレーニング
 今日はいつものように30分のフリートレーニングの後,「サポート軸」に付いてのトレーニングを行ないました。昨日Meetingで解説していたせいもあって,スンナリ理解してもらいました。(^I^) これまでこの様なことを意識して滑った事がないので,その効果…身体がスキーに遅れずに付いて行くことができる…ということにちょっとした驚きを感じていたようでした。彼らのスキーが確実に【Doスキー】から【Letスキー】に変わって来ているのを感じます。そしてそれが彼らに,疲れの少ない合理的(Raitional)なスキーとはこういうものだという認識を植え付けているのが嬉しいことです。
 昼,15分間のお茶の時間の後は,サポート軸を身体のいろいろな部位に意識するトレーニングから始めました。先ず,ひざ頭にしてみました。彼らの小回りターンがうまくいく様になったのは言うまでもありません。続いて,ターン外側のウエストにサポート軸の頭を意識してみました。予想通り,自然な外傾姿勢が出てきました。そのおかげで,彼らのスキーや身体が活き活きと雪からの抵抗に反応し始めました!。私もビックリ!(*_*)でした。この時に,ある特徴的な姿勢として現れる,グッキーが言っていた「バナナシェープ」のことを話したら,彼らもナルホド,と納得していたのでした。(^I^) グッキー!インドの彼等にバナナシェープ…伝えて来たよ!(^I^) (^o^) (^I^)
 その後,ミニポールをセットし,SLのトレーニングを行ないました。エッジングだけに頼って切ろう切ろうとせず,キャスター転がりの意識で滑ることが大事か…皆理解してくれたようです。(^I^)
 夕方:Meeting&講義
 今日は,雪上トレーニングで出てきた「バナナシェープ」の映像を見せるため,持参したグッキーのビデオを披露しました。皆,彼の素晴らしい滑りに釘付けでした。(^I^) 明日はいよいよ第3クルーの始まりです。先ずビデオ撮影をし,その後,私の独特の言い回しでは無く,一般的な言葉でスキー技術の解説をしたいと思います。
 Meetingが終わってから,またITBP基地の電話を借りに行って来ました。幸い,今日は通話できました!(^I^) 私のスケジュールでは,どうしてもこの基地の電話を借りに来れるのは,こちらの現地時間で午後5時半,日本時間で午後9時以降になってしまうのです。ですからスキースクールが開いている時間には直接電話できません。(=_=;) でも,今日は「メルツェン」の妻にだけれど,電話できて良かった! 明日スキースクールに,【TOK】は元気でやっている事,諸事情で直接スキースクールに電話できない事,…を伝えてくれるよう頼めました。(^I^)
 夜:自由時間
 今日は,久しぶりに日本に電話ができ,そこの電話Boxから帰ってきてから自由時間があるので,ウイスキーをチビチビやりながら溜めていた日記を書いています。本当ならビールがいいのですが…。そしたら今,突然大粒の雨が降り始めました!雪ではなく雨ですヨ!雨…。(=_=;)

 …ところで,本当にいろいろな経験をさせて貰っています。とにかく雪が少なく,土の合間を縫いながらのスキーレッスンです。この様な経験はシーズン初めに雪が少ない時のレッスン経験依頼です。おまけに晴天続きで,紫外線が強く,顔が陽に焼けて真っ黒です。唇は腫れ上がって悲惨な状況です。多分,皆さんこの顔見たらビックリですヨ!。インド人より黒い顔をしていますから…。(^I^) (*_*) それにしても,この雪の少ない状況…どうしたものでしょうか…。この分だと,唯一あるJバーリフトは明日くらいで使えなくなるし,ハイクアップしか手が無くなります。どうしましょう…(=_=;)


2004/2/12  木 Auli 九日目 第2クルーB
 朝:ジョギング
 今日も天気がいい。でも雪が…。今日も7時15分にジョギングに出かける。いつものコースを一周してから,ちょっと趣向を変え,「急斜面登り」を入れてみました。ここは標高が3000メートルなので,ジョギングせずにただ単に斜面をのぼるだけでも息が切れるのです。アア苦しかったァ!(^I^)
 9:30-14:00:スキートレーニング
 今日は30分のフリートレーニングの後,みんな待望の“ポールトレーニング”を行ないました。ポールトレーニングといっても,雪が少なく正式なポールを使ってのものではありませんが,練習にはなります。今日はGS系のセットをし,次の3点を守って滑る練習をしました。@角付けの切り替え時に3番キャスターを転がす意識を忘れないこと。A緩斜面ではエッジではなく面で滑る意識を持つこと。Bできるだけ同じスピードで滑る意識を持つこと。これまでしつこいくらいに「ズレから切れにつなげる滑り=線(エッジ)ではなく,面で滑る意識!」を強調してきただけに,なかなか良い滑りをする人も居ます。ですが,若いんでしょうネェー…どうしても目的地に行きたい!という気持ちが勝って,急激なエッジ操作に入ってしまう人も居ます。何度も何度も気長に,今のは違うよ…ということを言ったり,うまく行けば,「それだよ!ソレ!Good!」と言っては握手をしたりハギングをしたり…。(^I^)
 その後,ポールを除去し,雪上に残ったシュプールをなぞって滑る練習をしました。これはフリー滑走で旗門をイメージして滑る良い練習になるのです。ところが,中にしっかりトレースせず,近道をして来る輩が居る。「No Way!(駄目だ!)」と一喝して,このトレース練習の大事さを説教した【TOK】でした。
 昼のお茶タイムを済ませてからは,ターン前半の滑り方のトレーニングをしました。円い円弧状に補助ポールを立て,そこの丸いラインを滑るトレーニングです。これまではややもすると,ターン前半を早く仕上げ,つまり横方向にテールを押し出してしまう滑りが多かったのです。丸い円弧を描く事で,タイムロスの少ない滑りをする練習をしたのでした。皆,この様な練習は始めてらしく,興味を示しながら一生懸命やってくれました。その後ポールを除去し,トレーストレーニングをしたのですが,全員うまくできたのは言うまでもありません。(^I^)
 夕方:Meeting&講義
 今日も先ず持参したDVDを見ました。今日は宮下征樹の基礎系のカービングの滑りですが,彼らには効果があります。宮下征樹の小柄だけれど,パワーのある滑りに皆感心していました。(^I^) 講義は,明日行なうことにしている「Axis(軸)」に付いての説明を行ないました。丁度私の持参したパソコンの中に,サポート軸やセンサー軸に付いての資料があり,それに沿って説明をしました。
 その後,気になっていた日本への国際電話を掛けに行きました。ところが,回線が故障で使えない…とのこと…。(=_=;) 付いてきてくれたナナックがお母さんがマナリから来ているので,ぜひ会っていってくれと言う。言葉に甘えて,再度ナナックの家を訪れて来ました。お母さんの年齢は57歳で私より2つ若いのですが,日本人の男性に嫁いだ娘を訪ねて独りで日本まで行ったとか,学校に行って無いので文字は書けないけれど,英語はある程度話せるとか,ビールが好きだとか…いろいろ話して来ました。(^I^) どこの国にもエネルギーに溢れた「肝っ玉母さん」は居る物ですネ!(^I^)
 夜:プレム・シンとのmeeting
 夜はプレム・シン,ラバット,そしてナナックとインドスキー界の実情に付いての話を聞きました。国際大会参加選手の選考方法,日本への選手派遣の件などに付いていろいろな意見を聞きました。スポーツに限りませんが,「選考」という過程を経て人にいろいろな機会を与える場合,「フェア」ということの大事さを思いました。昨日と同様,若いスキーヤーやスキー選手がやる気をなくしたり,組織に反感を持ったりしなくて済むように,応援する立場にある日本の支援団体も心しなくては…と思った【TOK】でした。

登場人物&キーワード

プレム・シン:ITBPナンバー2

ロッシャン
:インドスキー連盟コーチ

ネハ
:日本訪問インドティームの一員

ナナック
:ITBPスキー訓練副隊長。冬季オリンピックインド代表選手

バーグ・チャン
:ITBPスキー訓練隊長

ITBP
:インド国境警備隊


ラバット
:Auliスキースクール責任者。今回のキャンプの現地責任者

ラジェシュ:GMVN社員

GMVN:ウッタランチャル州観光企業局

スリドハーラン:WGFI 秘書

WGFI: Winter Game Federation of India







































登場人物&キーワード

プレム・シン:ITBPナンバー2

ロッシャン
:インドスキー連盟コーチ

ネハ
:日本訪問インドティームの一員

ナナック
:ITBPスキー訓練副隊長。冬季オリンピックインド代表選手

バーグ・チャン
:ITBPスキー訓練隊長

ITBP
:インド国境警備隊


ラバット
:Auliスキースクール責任者。今回のキャンプの現地責任者

ラジェシュ:GMVN社員

GMVN:ウッタランチャル州観光企業局

スリドハーラン:WGFI 秘書

WGFI: Winter Game Federation of India

 


2004/2/11  水 Auli 八日目 第2クルーA
 朝:ジョギング
 今朝も快晴のイイ天気だ。昨日の夕食会でのビールが効いたせいか,7時までグッスリ。7時15分にはいつものようにジョギングに出かける。大分,様になってきたようだ。(^I^) この朝のちょっとした「汗かき」がイイ心地だ。(^I^)
 9:30-14:00:スキートレーニング
 今日は,“クロッシング”を徹底的にマスターする事にする。まだ足裏感覚のトレーニングを始めて数日しか経っていないのと,参加者諸君がこれまで【Doスキー】に慣れてきたせいもあって,それから脱却するのが大変…。でも,インド流に焦らずじっくり…しかない。でもメンバーの中には驚異的にその滑りが変わって来た人もいて驚きだ。
 いろいろ試してみたが,一番効いたのは,キーキャスターからいきなり3番キャスターを意識するのではなく,その中間にもうひとつのキャスターを意識させることだった。全員がマスターできた,というわけにはいかないが,80%のメンバーができるようになったので,まずまず…と胸を撫で下ろす。
 ただ,私がAuliに来てから積雪に至る降雪が無いので,雪は毎日溶ける一方で,これではいつまでレッスンができるか,少々心配になってきた。もともと連続した長い急斜面というものは無いのだが,それでも何とか工夫して急斜面でも使えるように,斜面利用してきたのに,それも危機に瀕し始めた…。(=_=;) …どうしよう…。雪さん,降って欲しい…お願い……。右の写真は“Lower Slope”乗り場の様子だが,左上の斜面(北向き)でさえも雪が溶け始めているのが分かる。
 夕方:Meeting&講義
 今日は先ず持参したDVDを見た。インドにはスキーのDVDがほとんど無いのだそうで,私の持ってきたビデオを皆食い入るように見ている。今日のビデオのテーマは重心(Center of Mass CM)の斜面移動に付いて。また,講義は「なぜ3番キャスター」の転がり意識が必要なのか?ということについて,またSLとGSではエッジの使い方に違いがあること…の解説でした。そして,いよいよ彼らが待っているポール練習も取り入れることを話しました。彼らの顔がニコニコしていたのは言うまでもありません。(^I^)
 夜:Mr.テジャ・タクールとのmeeting
 夜はナナック,そして彼の兄,テジャ・タクール,ラバットとのインドスキー界に付いての話しを聞きました。私の知らなかったいろいろな情報を教えてもらいました。八方尾根スキースクールとしてもその対応をしっかりしていかなければ,いろいろな交流そのものが,個人のビジネスに利用されかねない…そんな気持ちを抱きました。若いスキーヤーやスキー選手がやる気をなくしたり,組織に反感を持ったりしなくて済むように,その上に立つ人たちの責任を強く感じた【TOK】でした。


2004/2/10  火 Auli 七日目 第2クルー@
 朝:ジョギング
 今朝は7時起床。今日も快晴! 顔が焼けて痛い!。唇も痛み始めた…。(=_=;)
 7:15からジョギング。例のとおりで,今日はそれにラジオ体操を加えた。(^I^) 朝ジョギングするのは身体に少し負担かな?と思っていたのだがそれほどでもない。良かった良かった!(^I^)
 9:30-14:00:スキートレーニング
 今日は第2クルーの初日。30分のフリー滑走後,第1クルーの成果を見るためVTR撮影を行なう。皆,格段に雪の抵抗をもらえる滑り,角付けだけに頼らない滑りになってきているが,まだまだ自分でターンを作ってしまう傾向は消えていない。
 撮影後,キーキャスターと3番キャスターの使い方の練習を始める。最終的には,このキャスターをどの様に使い切るか?がターン構成に大きく影響してくるので,焦らずにじっくり練習しようと思う。いずれにしても,彼らにとって“キャスター”等という奇妙なイメージを持って滑ることになってからまだ三日目なのだから…。「スキーは身体で回すもの!」とこれまで信じ込んで来た彼らが,「雪の力で回してもらう」という意識になるには,まだまだ時間が掛かる,ということだ。先ず,♪♪♪キー…スリー…キー…スリー…♪♪♪のリズムをしっかり口で言えるように,合唱団の編成から始めた。そしてそのリズムに合わせて,意識をそのキャスターに集中するわけだ。これを繰り返し繰り返し練習する。そうこうしている内に,キーキャスターの転がりに乗り込んで行く…ということを意識すると,自分から雪への働き掛けができにくくなるが,それでもスキーはターンをする…ということを少しづつ感じ始めたようだ。(^I^)
 しかし,まだまだ3番キャスターの使い方の習得までは時間がかかりそうだ。どうしても角付けの切り替え時に,キーキャスターからいきなり3番キャスターにデジタル的に意識がいってしまうので,その中間に「Aキャスター」をイメージし,キーキャスター⇒Aキャスター⇒3番キャスター…というキャスター転がりを意識することにした。これで,少しは皆の角付けの切り替えがスムーズになったようだ。A-Casterの“A”は「Ace:エース」=「とっておきの切り札」に通じる言葉でもある…とみずから良いネーミングだと思ったのだった。(^I^)
 バリエーショントレーニングとして,ノンストックターン,頭に手を当てて滑る「身体の動き制限ターン」なども行った。
 レッスンの最後には,足裏に単に4つのキャスターだけでなく,9個のキャスターをイメージしたらどうなるか?試してみた。皆の脚の動きが違ってきた。脚の伸縮の動きが非常にスムーズになった。「これこそが足裏で,スキーで雪を感じるということなのだ。緊張筋ではなく,センサー筋が使われているのだ!」と解説すると,皆,ナルホド!という顔をしていた。(^I^)
 夕方:Meeting&講義
 今日撮影したVTRを先ず見ることにした。途中で初日に撮ったVTRを挟んで見ることで,その変化を目で確かめてもらった。全体的に,確実に上半身の動きが少なくなっている。また,角付けに頼る頻度も少なくなり下半身の動きもスムーズになっている。
 講義では,角を立てようとしたり,圧を加えようとすると,逆にズレが生じることや,ズレに乗って行くことがどうして切れるスキーにつながるのか?ということを解説した。そして第2クルーでは,簡単なポールトレーニングなども行ないながら,イメージトレーニングをどう作っていくのか?ということも行なう事を話した。

 その後,6時からこのAuliの観光を一手に引き受けている「GMVN」という会社の,あるセレモニーに参加するよう依頼された。このGMVN,実はこのインドのウッタランチャル州全域にまたがる規模で,観光事業,宿泊事業,アドベンチャースポーツー企画,製造業…等を展開している会社なのだ。ウッタランチャル州の公的企業局で,絶大な権力を握っているようだ。その冬季企画として1週間,あるいは2週間規模の「スキーキャンプ」を開いているのだが,昨日はその終了式の日だった。日本からスキー教師を教える人間が来ているので,折角だから,その先生にスキーキャンプ終了に際して一役買ってもらおう…ということで,ラバットから要請があった。約30人ほどのスキーキャンプ参加者一人づつ胸にバッジを付けてあげるのだが,ラバットが各人にひと言づつ言葉を掛けれくれ…という。“Glad to see you. Did you enjoy ski? ”とか“Did you spend a nice day?”とか言うのが精一杯。(=_=;) そして,それが終わったら,今度はひと言挨拶しろ…と。急にそんなことを言われても…。でも断るにもみんなの前で紹介されてしまった…。腹をくくって,「日本からはるばる要請を受けてスキーコーチにやって来ました。私は“郷に入れば郷に従え”という格言を実践しようと思っています。おかげで,ここ数日いろいろな経験をしました。スキーも皆さんにとっては貴重な体験です。私のこの体験がこれからの私の人生に役立つだろうと同じように,皆さんにとってもこのスキーの体験は大きく生かされると思います。昨年と違って雪の量が少ないです。きっと来年は多いと思います。また来年も来て下さい…」と言うようなことを,ナントカ話し終えたのでした。アア冷や汗モノ…。
 夜:Mr.ハルバジャン・シンとの夕食会
 7時半から,招待されていた「夕食会」に参加しました。総隊長,副隊長,ラバット,GMVNのラフティング関係の人,軍医…の合計6人の夕食会でした。折角日本から来てくれたのだから,ということでメインゲストは【TOK】なのだそうで…。本当に恐縮してしまいました。でも本来ならGMVNの方が歓迎夕食会を主催してくれ,そこにインド陸軍訓練基地の長がゲストとして招かれる…というのが本筋では…と思ったのでした。でも,キャンプ直前の多数参加といい,夕食会の開催といい,本当にITBP(インド陸軍訓練基地)の人たちにはお世話になっています。
 後でプレム・シンに聞くところによると,キャンプ内の招待食事会には二つのグレードがあって,ひとつはテーブルの上に予めセットされていて,着席して食事をする…というものだそうです。私の招待されたのは,実はその上のグレードのものでした。案内されたのは広い部屋で,ソファがセットされていて,調度品や装飾品も私がこれまで見たインドの施設の中では最高のものでした。先ず,白い軍服姿のサーバントがかしこまった姿で水をサービスしてくれました。こういう会食の席では「水のサービス」が最初らしいと気が付いたのは後のことですが…。先ず最初が私で,その次が総隊長,副隊長,ラバット…の順でした。次はドリンクのサービスです。私がビールが好きだ,ということを調べてくれていたらしく,私にはビールのサービスでした。(^I^) そして,次はインド風オードブルのサービスです。ポテト料理や餃子みたいな料理が次々に出てきます。ビールも何度か注ぎに来てくれ,それも全て私がイチバン先…まことに主賓とはイイものだなぁー,と思った【TOK】でした。(^I^) お酒がまわっていたせいか,私の貧弱な英語でもナントカ会話になりました。総隊長との話題はエベレストに登った時の話題とか,スキーの本当の面白さは何なんだろう?というようなことでした。会話も誠意があり相手の人が何を語りたがっているか?ということに気遣いをしていれば,結構成り立つものだと思った【TOK】でした。
 10時頃,いい加減おなかも一杯に…と思ったら,総隊長が「そろそろ次の部屋に行きましょう。これからが本番のディナーです!」と言うではありませんか!!! ポテトや餃子は食前のおつまみなのでした。次の間の部屋には大きなテーブルの上に沢山のインド料理が並んでおりました。どれがどういう料理なのか?さっぱり解りませんが,ともかく辛いカレーが一杯です。いくら辛いのが大丈夫といっても,これだけ毎日カレー漬けは初めてですから…大変です。でも折角ですから食べないわけには…。美味しいです。美味しいです…と言いながら,「胃」…大丈夫かなァーと思った【TOK】でした。
 そうこうしている内に時間は11時近くに…。美味しいビールと食事に招待していただいたことに対し,丁寧にお礼を申し上げて席を辞したのでした。(^I^)

登場人物&キーワード

プレム・シン:ITBPナンバー2

ロッシャン
:インドスキー連盟コーチ

ネハ
:日本訪問インドティームの一員

ナナック
:ITBPスキー訓練副隊長。冬季オリンピックインド代表選手

バーグ・チャン
:ITBPスキー訓練隊長

ITBP
:インド国境警備隊


ラバット
:Auliスキースクール責任者。今回のキャンプの現地責任者

ラジェシュ:GMVN社員

GMVN:ウッタランチャル州観光企業局

スリドハーラン:WGFI 秘書

WGFI: Winter Game Federation of India

 































登場人物&キーワード

プレム・シン:ITBPナンバー2

ロッシャン
:インドスキー連盟コーチ

ネハ
:日本訪問インドティームの一員

ナナック
:ITBPスキー訓練副隊長。冬季オリンピックインド代表選手

バーグ・チャン
:ITBPスキー訓練隊長

ITBP
:インド国境警備隊


ラバット
:Auliスキースクール責任者。今回のキャンプの現地責任者

ラジェシュ:GMVN社員

GMVN:ウッタランチャル州観光企業局

スリドハーラン:WGFI 秘書

WGFI: Winter Game Federation of India

 

 


2004/2/9  月
 Auli 六日目 第1クルーC

 朝:ジョギング
 今朝は,昨日のウイスキーとビールのせいか,7時までグッスリ。ちょっと体調が重い。でも7時15分にはいつものようにジョギングに出かける。ここ数日の日課になっているので,その内容も決まってきた。なかなかイイ…。身体がホカホカして来る感じはなかなかイイ。日本に帰ったらキットやらないだろうけれど…。(^I^)
9:30-14:00:スキートレーニング
 ジョギングの後,雪が降り始めた。(^I^) 結構イイ勢いだ。この分で行けば明日にはかなりの積雪に…と期待しながらスキー場に上がる。
 今日のテーマは,【Do】と【Let】の違いに付いてその特質から学ぶことにした。なかなかプルークポジションをキープする事ができないが,焦ってはいけない,インド人なのだから少し気長に…と気を締めなおす。それでも一生懸命しようとする姿勢には打たれる。午前中掛けてこれをじっくり行いその意味を理解してもらう。雪は10時過ぎには止んでしまった…。(=_=;)
 15分間のお昼のお茶の後は,プルークボーゲンでの二輪⇒四輪意識の滑りを行なった。実はこのトレーニングは日本でもそんなに行なわないのだが,スキーは「自分から加える圧で回るのでは無い!」ということを理解してもらう上で大切なトレーニングなのだ。これで,また皆の顔が「点」に!。
 その後,迎え角を変えることがターン円弧を決めてくれる事をしつこいくらいに練習する。迎え角を時計を例にとって説明したので,彼らの口から♪♪♪イレブン(11時)…四輪(Four)…ワン(1時)…Four…イレブン…ワン…♪♪♪が出始めたのだった。(^I^)
 そして14:00-,またまた,今日のレッスンの最後に明日の予告編としての“キーキャスターターン”をすることに…。例の♪♪♪キーキャスター…3番キャスター…キーキャスター…3番キャスター…♪♪♪のアレなのだが,彼らにはスンナリできてしまった。マ,生徒の構成が軍人が多いので,運動能力が高いといえば高いから当たり前か!…(^I^)。
 夕方:Meeting&講義
 持参した雑誌付録ののDVDを見る。その後,今日の復習と明日の予習を行う。迎え角意識がターン円弧とどう関係してくるか?両足ではなく片足,それも外スキーだけに乗るのはどうしてか?スキッディングがカービングに変わるとはどういうことなのか?ブーツのタンに圧が感じられるのはどうしてか?等など…。
 そして,明日の予習は…先ず午前の1時間は第2クルーの始まりで,ビデオ撮影。そして,いよいよキーキャスターと3番キャスターの使い方に入ります。カービングスキーだけに頼らない本当の意味の“カービングー・ターン”に触れましょう!と締めくくったのでした
 夜:Mr.ハルバジャン・シンとのmeeting
 プレム・シン氏の紹介で,Auliの訓練基地に行き,そこのボス,総隊長の“ハルバジャン・シン”氏に紹介される。彼はこのベースキャンプの総責任者で,エベレストに2回も登った人だそうだ。日本との共同隊も編成して登ったそうで少しだけだが日本語も話せ,貫禄のある人だった。日本の人はとにかく細かいところまで計画を作るのが得意だから…というようなことも交えながら約30分の会見だった。実は“ハルバジャン・シン”氏とは昨日山の上でバーグ・チャンから紹介されて簡単な挨拶は交わしていたのだが,今日は正式な訪問となったのだった。その彼が今日山に来ていて,私のレッスンの模様を見ていたようで,その内容がなかなか良かったと,いろいろ持ち上げてくれた。恥じないレッスンをしないと…と気持ちを新たにする。その会見の中で,私のウエルカム食事会を,明日7時半から開いてくれると言う。「それでいいか?」と仰るので,ありがたくお受けする事に…。


2004/2/8
  日 Auli 五日目 第1クルーB

 朝:ジョギング
 6時45分目が覚める。昨日寝る前にメモしていたレッスンでの必要事項をパソコンで確認する。その後7時15分,ジョギング…。今日はいつものコースを4往復。だいぶ感覚も慣れてきて,身体も軽く,快調,快調!。心配していた右ひざも影響は無さそうだ。朝の私のジョギングも,地域の人に興味深い目で見られることも無くなり,みんな“Good morning!”と声を掛けてくれる。今日はネハの妹もすれ違いにジョギングに来た。(^I^)  9:30-14:00:スキートレーニング
 10:00-フリー滑走。 プルークボーゲンを使った,SlippとSkidの違いの把握。内側キャスター二輪の転がり意識の練習。四輪転がり意識の練習。プルークボーゲンでの二輪から四輪意識の変換意識のトレーニング。…ここまでやってくると,最初はプルーク状だったスキーそのものの動きも自然にパラレルになる事を皆,解ったようだ。だが,どうしてスキーを押さなくてターンするのか?まだシックリこない人も居るようだ。無理もない,まだ“キャスター”一日目なのだから…。
 12:00から約15分のティーブレークをとって,次は“ドライビング・ターン”だ。(^I^) キャスターだと,なんとなく不安がっている人には,このドライビイング・ターンが効く。どことなくドッシリ乗っているという安心感があるからだろう。これはほとんどの生徒がうまく行った。キャスターよりむしろこっちの方が…と思うくらいだが,奥深さはキャスターに適わないので,一回だけのトレーニングとする。これをやってからキャスターをイメージさせると,より斜面移動の感覚が鮮明になって来る。成功!成功!。その後♪♪♪にりぃーん(二輪)…よんりぃーん(四輪)…Two…Four…Two…Four…♪♪♪の掛け声がゲレンデ中に響いたのは言うまでも無い。(^I^)
 そして14:00-,今日のレッスンの最後に明日の予告編として“ゲロゲロ・ターン”をすることに…。身体の「ヒネリ−戻り」意識の無い彼らにとって,これも強烈な印象を与えたようだ。ゲロゲロのことをヒンドゥ語で“???”と言うようだが,これも全員の声がゲレンデ中に!(^I^) しかし,彼らの小回りがこのひと言で別人のように変わったのだから,さすがの私も(*_*)(*_*)(*_*)なのだった。多分スキーの経験はこれまで多かったのだろうが,フォームや姿勢の事は教わる機会はあったにしても,そのコツと言うか意識やフィーリングを言われた事はなかったのだろう。ほとんど全員と言っていいほど,みんなが私のひと言ひと言で,ガラッガラッと変わって行くのだ。これは教える側も楽しくてしょうがない!。皆の顔も(^I^)(^I^)(^I^)だ!良かった良かった!。
 夕方:Meeting&講義
 今日は,Meetingの初めに「全日本スキー教程」のDVDを見ることから始めた。私の持参した小さいノートパソコンだから画面は小さいのだが,みんな食い入る様に見ている。恵まれた日本の環境を羨ましく思っているのかもしれないし,インドから日本に行く事のできた数名のスキーヤーの幸運を羨やんでいるかも…。あるいは,恵まれた人には負けないぞ!という強い意志を燃やした人も…。
 レクチャーは,今日のキャスター・ターンの反省と,明日行なうことにした,【Do】と【Let】の違いの付いて,また円弧調整をどうするか?…についてだった。何回も言うが,彼らの目は凄い!。ひと言も見逃さないぞ!という強い気迫が伝わってくる。これでは私の全てをぶつけるしかない!そう思うと逆にファイトが沸く。(^I^)
 講義の後,ナナックがインド陸軍の施設に有るボックスから国際電話ができるよ!という事を知らせてくれたので,早速出かける。宿泊先のコテジから約20分の歩きだ。運良く直ぐ話ができた。久しぶりに聞く妻の声に少しだけ,ホームシックに…というより日本のビールを飲みたい…という気持ちに…。(^I^) 留守の間,皆には苦労を掛ける…。済まない…という気持ちが出るが,インドスキー界のために少しは役に立っている事を感じるので,許してもらおう…。(^I^)
 その後,バーグ・チャンとナナックがぜひ陸軍キャンプの中にある「ミュージアム」でお茶を!と誘ってくれた。ミュージアム…?何かインドの音楽くでも演奏でもしてくれるのかな…と思って付いて行ったら,なんと高級将校用のくつろぎの部屋のことだった。(^I^) そこで私には特別にウイスキーを入れてくれた。約30分間の楽しいひと時で,充分にくつろがせてもらいました。(^I^)
 その帰り道…,今度はナナックが,「妻は今“つわり”で大変だけれど,ぜひ自宅に寄っていってくれ…」と誘う。快く訪問させてもらう。奥さんは辛そうだったが,気持ちよく私を迎えてくれた。ありがとう。マッシュルームスープをご馳走になり帰宅する。新しい友との出逢い…本当に素晴らしい事だ!(^I^)
 夜:
 部屋に帰ったら,インド陸軍訓練基地ナンバー2の“プレム・シン”氏がラバットの所を尋ねて来ていた。彼とプレム・シン氏とは友人らしい。実はこのプレム・シンという人,ロッシャンが私のインド訪問前に,「Auliに行ったら挨拶しに行った方がいい…」と薦めてくれた,その人本人なのだった。その彼はインドでは今は少なくなった「仏教徒」の一人だということで,妙に親近感が沸き話に花が咲く。(^I^) いろいろな話をしながら,私がビールが好きだということを知ったプレム・シンが,従業員にビールを持ってくるよう頼んでくれ,急遽ビールで乾杯! ミニパーティーをしたのだった。(^I^) プレム・シンも,広島,山形のパーティーと組んでエベレストに登ったことがあるとかで,日本人には親近感を持っているようだった。(^I^) 
 その後,ラバット,プレム・シン,アフジャと共に夕食を取る。結構イイ気分での食事だった。(^I^)

登場人物&キーワード

ネハ:日本訪問インドティームの一員

ナナック
:ITBPスキー副訓練隊長。冬季オリンピックインド代表選手

バーグ・チャン
:ITBPスキー訓練隊長

ITBP
:インド国境警備隊の訓練基地


ラバット
:Auliスキースクール責任者。今回のキャンプの現地責任者

ラジェシュ:GMVN社員

GMVN:ウッタランチャル州観光企業局

スリドハーラン:WGFI 秘書

WGFI: Winter Game Federation of India

 


2004/2/7 土 Auli 四日目  第1クルーA

朝:ジョギング
 今朝は夜中4時頃に目が覚め,今日から始るキャンプのレッスンプログラムが頭の中を駆け巡る。これまで自分がスキーレッスンで行ってきた事をメインに,その大事だと思うポイントが次々に頭に浮かぶ。レッスンに遺漏が無いようこれをその都度メモする。約小一時間の楽しい時間だった。(^I^)その後ひと眠りして,7時に起床。今日も朝食の前にジョギングをする事にする。今回のインドでの日課になりそうだ。今日も昨日と同じように距離50メートルほどの坂道を4回往復した。(^I^) 今日はだいぶ慣れ,息苦しさも減ってきたようだ。今朝の心拍数は136…昨日と同じくらい。
 9:30-14:00:スキートレーニング
 今日はみんなのビデオ撮影だ。初めの1時間をフリー滑走とし,その後約2時間かけて全員の滑りを撮る。撮影時間にして,約1時間分だ。みなそれぞれ個性ある滑りをしている。特に多いのは右の写真のような「角付過多」だ。確実に「ひざ下の△窓」が見られる滑りだ。これがキャンプに最中にどのように変わって行くか?楽しみでもある。
 撮影が終了したのが1時半。その後スキー場トップから滑る機会があったので,せっかくだから明日行う事にしているレッスンの一端を試してみる事にした。テーマは“引く引くターン”だ。プルークボーゲンで外スキーを押す意識ではなく,ターン内側となる方の圧を減じるものだが,これが面白いほど強烈な印象を与えたみたいだ。それまでは押す事しか知らなかった皆んなが,引く意識を持つ事で角付けの切り替えが,信じられないくらい楽になったようだ!(^I^) 「日本から来たこの先生…変だけど面白いかも?」という印象は与えたようだ。(^I^)
 夕方:Meeting&講義 今日撮影してきたビデオを見ることから初めた。これに約1時間掛かり,その後,明日行なうレッスンの予習を講義形式で行う事にする。自分のビデオを始めてみる人も多いらしく,みな食い入る様に見ている。これほど真剣な目はあまり日本人スキーヤーには見られない。ともかく20日分の給料を使って参加していると思えば,生半可な事では帰れないのかも知れない。
 レッスンのレクチャーは,Slide,Slipp,Skidd,Carve の違いを知ることから始め,“身体の特徴・用具の特性・自然条件”の三つを生かすことの大事さを話した。実際のレッスンでは,期間途中でどうしても帰らなければならない参加者も居るので,ともかくスキー上達に必要な,大事なフィーリングを先に伝える事にした。それには手前味噌で恐縮だが,“キャスター・ターン”のハシリを先に行う事にし,その解説を黒板を使って説明した。みんな???アレレ???(*_*),というような顔をしていたが…それが明日,どう結果として出るか?楽しみ楽しみ!(^I^)
 夜:Mr.アフジャ氏とのmeeting
 昨日Auliに着いた,ネハのお父さんアフジャ氏と一杯やりながらいろいろなことを話す。インドティームの日本訪問団の一員で女性の選手“ネハ”という子が居たのだか,その妹が数日だけれど,このキャンプに参加することになり,デリーから一緒にやって来ているのだ。このお父さん,実はインドのスキー界の黎明期を支えた人らしく,このエリアの皆が敬意を持って接している。レースの練習ではフリー滑走と実践トレーニングをどのような比率で…とか,これからのインドのスキー界をどうして行くのか?というようなことも含め,いろいろ話した。


2004/2/6 金
  Auli 三日目  第1クルー@

 朝:ジョギング
 今朝は6時45分に目が覚めた。今日も朝食の前にジョギングをする事にする。昨日のてつを踏まないように,距離50メートルほどの坂道を往復する事にした。(^I^) これを3回繰り返しただけだが,息が切れる。今朝の心拍数は132…昨日より少ない。(^I^) 昨夜は放射冷却のせいか水道が凍ってしまった。
 AM:スキートレーニング
 その後朝食を済ませ,9時半にゲレンデに向かった。本当は今日からキャンプが始るのだが,参加者が全員揃うのは今夜らしい…。気の長い話だ。郷に居れば郷に従え…ここはインドだ,この地域の習慣に任せるしかない。(^I^) でもそれにしても今日も天気がいい。10時頃に上のゲレンデに付いて3回ばかり滑る。…と,昨日の命令調の彼が近づいてきて,お茶でもどうか?という。標高が高いせいだとは思わないが,妙に喉が渇くので頂く事にする。(後で分かったのだが,高山病の一症状らしい…) 今日はelanの板を履いていたのだが,皆elanのカービングスキーに興味があるらしい。履いてイイよ…というと皆代わる代わるテストすることに…。みんな調子のイイ板だと感心する。そしてかなり打ち解けたところで,その命令調の彼に,「実は日本からスキー指導に来ているのだが,陸軍の彼らとも顔をしょっちゅう付き合わせることになるし,責任者に挨拶に行った方が良いのだろうか?」と聞いてみた。そしたら「ここの責任者は私だ…バーグチャンと言う。ヨロシク」と言う。ラバットもそうならそうと初めに紹介してくれたら良いのに…。(=_=;) 一気に訓練基地の隊長と友達になった【TOK】でした。(^I^)
 昼:ナナックとの会食
 11時45分頃ゲレンデから戻り,今日のこれからの予定をラバットに聞くと,6時頃には全員揃いそうだと言う。じゃ6時に食堂で簡単なオープニングセレモニーを…という話をしていたら,急遽インド陸軍訓練基地の6名が参加することになったと言うではないか!オイオイ,そんな急に参加,不参加ってどう言うことなんだい?という気持ちに…。昨日の,そうとは知らずアドバイスした命令調の汚いスキー服の隊長バーグチャンが,「良いアドバイスが受けられそうだから,お前ら受けろ!」と命令したのかもしれない…。(^I^) 昨日のナナックも近くの席に居て,私も参加しますのでヨロシク,と言うではないか?!。ついにインドのオリンピック選手にスキーを教える事になった【TOK】なのでした。
 そのナナックと昼食を共にし,今度のスキーキャンプの良きアドバイスを頂きたい,と申し出たところ,ラバットが私のアシスタントコーチだから,そのことを守った上で協力してくれる事に…。その彼が内緒話で言うには,実はこのスキーキャンプの参加料が“7400ルピー”。これが参加者が少ない理由なのだそうだ。7400ルピーと言えば,日本円では約19,000円だが,一日の収入が平均300ルピーの人達にしてみれば,約25日分の給料と同じ…。これでは参加者は少ないわけだ…。
 夜:Meeting いよいよスキーキャンプの開始…という感じだ。夜6時過ぎになってようやく今回の参加メンバーがはっきりする。女性2名,男性10名の合計12名が生徒だ。ところがビックリ!(*_*)。その席に隊長のバーグチャン本人が居るではないか!こりゃまたどういうことだ!?。オリンピック選手に隊長自身にまでお教えすることになるとは…?と目を丸くする。…ところが後でよくよく聞いたら,スキー場で訓練をしていた部隊の「スキー訓練隊」の隊長であって,インド陸軍・Auli国境警備隊訓練基地の総責任者では無いとのこと…。この基地にはスキー以外にも,登山,ラフティングなどいろいろな山岳に関する警備を担当するセクションがあるらしい。アー良かった,と胸を撫で下ろしたのでした。(^I^) そして,どうして急遽参加してくれることに?…と聞いたら,先日のアドバイスが妙に的を得ていたので,総隊長にお願いをしたら「OK」の返事が出たので,特別に6名の参加が可能になったのだと言う。
 その,6名を含め,今回参加することになった彼らを前に私の所信を表明させていただいた。私がはるばるインドに観光で来ているのではないこと,教えてもらう姿勢でなく盗む姿勢で臨んで欲しい事,レッスン中は厳しくそれ以外の付き合いはフレンドリーに…。彼らも巨額な額を払う事になるのだから,いい加減な姿勢でスキーキャンプに参加するのではない!という気持ちがこちらにも伝わってきた。(^I^) 明日からのキャンプ,楽しみ,楽しみ!
 ダイニングで夕食を頂いて,11時就寝。

登場人物&キーワード

ITBP:インド国境警備隊の訓練基地

ラバット
:Auliスキースクール責任者。今回のキャンプの現地責任者

ラジェシュ:GMVN社員

GMVN:ウッタランチャル州観光企業局

スリドハーラン:WGFI 秘書

WGFI: Winter Game Federation of India

 





































登場人物&キーワード

ITBP:インド国境警備隊の訓練基地

ラバット
:Auliスキースクール責任者。今回のキャンプの現地責任者

ラジェシュ:GMVN社員

GMVN:ウッタランチャル州観光企業局

スリドハーラン:WGFI 秘書

WGFI: Winter Game Federation of India

 











































登場人物&キーワード

ITBP:インド国境警備隊の訓練基地

ラバット
:Auliスキースクール責任者。今回のキャンプの現地責任者

ラジェシュ:GMVN社員

GMVN:ウッタランチャル州観光企業局

スリドハーラン:WGFI 秘書

WGFI: Winter Game Federation of India

 











































登場人物&キーワード

ITBP:インド国境警備隊の訓練基地

ラバット
:Auliスキースクール責任者。今回のキャンプの現地責任者

ラジェシュ:GMVN社員

GMVN:ウッタランチャル州観光企業局

スリドハーラン:WGFI 秘書

WGFI: Winter Game Federation of India


































登場人物&キーワード

ITBP:インド国境警備隊の訓練基地

ラバット
:Auliスキースクール責任者。今回のキャンプの現地責任者

ラジェシュ:GMVN社員

GMVN:ウッタランチャル州観光企業局

スリドハーラン:WGFI 秘書

WGFI: Winter Game Federation of India

 






































登場人物&キーワード

ITBP:インド国境警備隊の訓練基地

ラバット
:Auliスキースクール責任者。今回のキャンプの現地責任者

ラジェシュ:GMVN社員

GMVN:ウッタランチャル州観光企業局

スリドハーラン:WGFI 秘書

WGFI: Winter Game Federation of India

 


Auli スキー場


2004/2/5 木
  Auli 二日目

 朝は昨日の酒が聞いたのか7時過ぎに目が覚める。朝食は8時半,スキー場の下見に出かけるのが9時半とラバットと約束していたので,その前にジョギングをする事にする。ここ数日汗をかいていないので,天気も良いし,この近くの様子も知りたいので早速出かけた。ここAuliは,山の斜面にできている集落なので,山道をジョギングする事になったのだが,ここの標高が2750メートルだということを忘れていた。下りはヒョイヒョイと行けたのだが,上る段になって息が苦しい…。心拍数も148になっている。チョットやり過ぎ…反省…でした。(^I^)
 AM:スキー場チェック  9時半,約束の時間に部屋の前で待ち合わせ,チェアリフトに…。積雪は情報どおり少なく,チェアリフトが掛かっている斜面はレッスンには相当苦しそう…。その上のJバーが掛かっている斜面は土も出ておらず,マアマアの感じ。雪質はハードパックで最高だがいかんせん雪の量が少ない…。それに斜面も緩やか…。でも,まあレッスンは可能だ。⇒
  ここAuliはインド陸軍の国境警備隊の訓練基地(ITBP)もある所で,その関係で軍服姿の兵士が雪上スキー訓練をゲレンデのあちこちで行っている。小さいスキー場なので,ラバットはがその中の上官を知っているみたいだ。訓練中の兵士がJバーに乗るため列を作っているのだが,私たちに優先乗車をしろと言う。その上官の何人かが,軍服ではなくスキー服を着て盛んにクローチングでレースの練習をしている。後で聞いてみると彼らは特別で,その中のナナックという人はインドで最初の冬季オリンピック大回転参加経験者らしい。今度インドの選手権大会があるとかで,その練習だということだ。そして,ちょっと汚い感じのスキー服を着た,妙に命令調で兵士に話している人が,私に滑りを見てくれと言う。私の知っている限りでアドバイスをしてあげると,なるほどなるほど…と妙に真剣に聞いている。滑りはまずまずで,ちょっとエッジを使い過ぎなのが気になったのでそのことを話すと,そのお礼にお茶をご馳走したいと言う。スキー場の中に軍隊用の小さいドーム型の施設があるのだが,その脇にテーブルと椅子をセットしてくれた。快晴の天気の中,ヒマラヤの高峰を見ながらのお茶は最高!(^I^) ⇒ナンダ・デビ
  ところが,そのお茶の席の最中,じゃ午後からビデオを撮ってあげるよ…と話をしたら,ありがたいがそれはできない…と言う。その理由をラバットに尋ねると…電気の関係で,今日は午前中しかJバーは動かないのだ…という話。エッ?それって今日だけ?それとも毎日?と聞くと,ほとんど毎日と言う事だ…。これは困った。それじゃ明日からのキャンプ,午後はスキーができないじゃないか!(=_=;) チョット失望していると,いい考えが浮かんだ。そうだ,午後は雪は少ないが下の斜面を使おう。で,チャアリフトに乗ってレッスンをすればイイ…。ということで,急遽下のゲレンデの様子を見に降りることに…。そしたら,U字状のちょうど窪みになっているところは結構雪があり使えそうだ!やや斜面がねじれていて,インドの人には難しいらしく,あんまり滑っていない。そうだここを使えばイイ!…ということでひと安心の【TOK】でした。
 昼:今回のスキーキャンプのスポンサーでもあるインド,ウタランチャル州の観光局GWNVのAuliスキー場の最高責任者“メータ”氏と食事を共にしながら,このキャンプのあらましに付いて語る。今のところ参加者は4人しかいない…ということだが,これはこれ,私の方からとやかく言うことではないので,それでも精一杯努めさせて頂くと,お答えする。最高責任者のメータ氏はいつもAuliに居る訳では無いので,何かあったらラバット氏に相談するように…ということだった。
 夜:ラバットと夕食 今日は午後から時間が空いてしまった。4時頃まで掃除をしたり,レポートを書いたりして過ごし,その後この辺りの散歩に出かけた。陸軍の兵士の訓練が近くの丘で行われており,それを興味深く見たり,ヒマラヤ杉の木の大きさに感心したり,約1時間の散歩だった。
 明日から始るキャンプの詳細もまだ分からないまま,まあこれもインド流…と焦らないことにする。(^I^)
 夕方6時過ぎにラバットとスキー談義をしながらウイスキーを…。今日遅く数十人のゲストが着くとかで,彼はその仕事に戻り,それを終えて8時過ぎに戻って来た彼と夕食を取り,就寝。早い就寝だ。


2004/2/4 水  ルドラプラヤク  ⇒ Auli
 朝,早く目が覚めてしまう。5時頃から日記を書き始める。6時頃になって突然部屋の明かりが消える。間もなくジーゼルエンジンらしきものの動き出す音が聞こえ始めた。そして,部屋の明かりがついた。どうも地方では電気事情があんまり良くないらしい。もっともこれほど大きい国で全国どこでも自由に電気を使える,ということのほうがおかしいのかもしれない。
 7時頃になって,ドアをノックする音が…。どうしたのかと思ってドアを開けると,朝のティーサービスでした。ここインドではモーニングティーの習慣があり,朝7時頃になると部屋に運んでくれるのでした。(^I^)
  トーストと玉子焼き,それにコーヒーの朝食を済ませ,9時45分ルドラプラヤクを後にする。今日も運転手チョドリの運転テクニックに感心する。感心…と言ってもその技術的なこと,というより運転度胸にだ!。遅い車に追い付くと直ぐに「ププー」とホーンを鳴らし,追い越しにかかる。道そのものが狭いうえに曲りくねっているから,狭い道幅のところを擦り抜けるように追い越すのだが,もし対向車があったらどうするんだろう?と思ってしまう。実際に二度ほどその様な場面があり,思わず身体が硬直してしまった。まあ,こうなったらあきらめる事だ。崖からの転落も含め,衝突事故を覚悟する事だ。これもインド流…しょうがない(^I^)
 そうこうしているうちに車は標高1,230メートルのピパルコチに付く。ティーブレイクだ。ここのホテルの支配人の顔つきが,西洋系…特にスカンジナビア系の顔立ちにそっくり!。そして彼の話し方,特に英語の話し方が実に静かな話し方で,ひとことひとことゆっくり話す。その落ち着いた話し方に思わずに感心してしまう。思わずラジェシュに聞いてみた。「彼は外国人?」。答えはNo。この地域特有の人種だそうで,衣服も普通のインド風の服装ではないのだそうだ。俺も日本から来た人間…。あんまり軽々しくしてはどうかな?と反省。これからはあんまり早口の英語ではなく,じっくり落ち着いた話し方に変えようと思った。(^I^)
 2時頃ようやくAuliの下の街,標高1,890メートルの“ジョシマツ”に着く。歯ブラシとサンダルを買って昼食を済ませ,夕方,4時過ぎのケーブルに乗る。午後4時半,ようやく待望のAuliに着く。ここは標高が2,750メートル。八方尾根が広がっている頂,「唐松岳」とほぼ同じ高さだ。ところが,雪があんまり無い。これからどうするんだろう?という気持ちに襲われる。
 ここAuliリゾートの責任者のメータ氏やAuliスキースクール責任者のラバット氏に紹介してもらう。ラバット氏は,Auliの観光施設の副所長で,今回のこの「スキートレーニングキャンプ」の現地責任者でもある。これ以降デリーに帰るまで,彼には本当にお世話になることになる。ありがとう!。
 部屋に案内される。ダブルベッドの部屋で,壁が木でできていて,トイレも比較的きれい。でも,シャワーは無い。おおきなバケツが二つと小さい桶が一個。そして,このバケツほどの大きさの電気湯沸かし器が一台。これで湯を沸かし,小さい桶にお湯を汲んで身体に水をかけてシャワー代わり…ということらしい。今日まで二日ばかり身体を洗う機会が無かったので,頭と身体を洗う事にする。でも,お湯が沸くには一昼夜掛かるみたいだ。水は冷たいけれど浴びるしかない。冷たい,それに桶の使い方が全くの素人…。うー寒ブゥ!。
 その後,荷物を整理し,水浴びの寒さを挽回する意味もあって,ラジェシュ達と無事到着の乾杯をする。(^I^) ラバット氏も参加して話に花が咲く。最終目的地Auliに着いたこともあって,ルドラプラヤクで買ったジンを一本と,さらにラバットから差し入れのウイスキーを半分開けたのだった。
 その後8時過ぎに食事に…。食事はほとんど食べず,酒の勢いもあってスキーのことを盛んに語ったようだ。あんまり良く覚えていないが,ラバットがあなたは結構話すからSASAKIではなく“TALK”(TOK)と呼ぶことにすると言われてしまった。(^I^)


2004/2/3 火  デュラドゥン ⇒ ルドラプラヤク

 素晴らしい経験!?のインド二日目が終わり,三日目の朝を夜行列車の中で迎えています。(^I^) 隣のテレハンがパソコンを打ち始めました。私も釣られて,寝台車の一室で,パチパチキーボードを叩いています。(^I^) もう,間もなくデュラドゥンです。これから約6時間のドライブが始ります。その前に駅に迎えの人,来てくれているんでしょうか?(^I^)
 デラドゥン駅で… 朝,8時半…電車を降りて,プラットフォームに出るが,そこには迎えの人の気配が無い。ポーターが盛んに話しかけてきて,荷物を運んでやると言う。約10分ほど待っても迎えの人が来る気配は無い。仕方なく二人のポーターに頼んで荷物を運んでもらう。居た居た!“Welcome TOKUO SASAKI”というカードを持った人が駅の改札口の付近に!。昨日デリーを発つときには駅のプラットフォームには誰でも入れたから,きっと今朝もホームの中で待っていてくれると信じていたのだが…自分のひとり合点かもしれない。反省反省…。
 待っていてくれたのは名前を“ラジェシュ”というGMVNの社員。スキースクールのMrrn君に風情が凄く似ていて親近感を感じる。(^I^) これから数日彼のお世話になる事になるのでヨロシク…と挨拶を交わす。“GMVN”というのは,今回のこの企画“
Alpine Skiing Coaching Camp”の協賛企業で,私の面倒を一手に見てくれることになっている。
 8時45分…ここデラドゥンからいよいよ自動車での旅が始る。ここから約40キロ東のリシュケシュという所にあるGMVNが経営するホテルで朝食を…ということで,デラドゥンの街中を抜け,一路東へと向かう。相変わらず運転手のドライブは荒い。これがインド流なのだろうが,とにかく他の車に追い付いたら,それが挨拶でもあるかのように,必ず追い越しを掛ける。山道のカーブで相手が見えなくても,ホーンを鳴らしながら強引に入って行く…。ところ変われば習慣も…ということを知っていても,日本の穏やかともいえる運転に比べれば少々不安になる。
 約1時間でリシュケシュに着く。ホテル従業員数名のお出迎えを受け,ホテルの一室に案内されてシャワーを浴び朝食を…という話だ。まさにVIP待遇かな? ここリシュケシュは宗教の街で,ヨガの伝道院とか,ヒンドゥの寺院がある。部屋での朝食の後,屋上に行って付近の様子を説明してもらう。10時半…このホテルの責任者に挨拶して今日の宿泊地“ルドラプラヤク”に向かう。
 ここから今日の昼食予定地スリナガールまでは約100キロ。そこから先,宿泊地まではさらに40キロの行程だ。キロ数にすれば150キロに満たないが,急峻な山道を行く事を思えばかなりの距離だ。ここでさらにドライバー氏の凄腕を見ることになった。急な山肌を削り取って作った道がほとんどだから,道の左右どちらかが崖になっていて,下までは数百メートルの断崖なのだ。しかも山道で左右に曲がりくねっている。これをおよそ50キロくらいの速度で運転するのだから,時々ほんとうに目をつぶる事になる。どうして“およそ”なのか?というと,速度メーターがいつも「0」…壊れているのだ!。ラジェシュが言うには,事故は時々あるみたいだが,今日の運転手は大丈夫!折り紙つき!と言う。信じるしかない。まるでニュージーランドに行ったときに乗った,ショトオーバージェットというジェットエンジン付きのボートにでも乗っている気分だ。でもこれもサービスだと思えばイイ経験だ。(^I^)
 それにしても手付かずのインドの山奥の景色はきれいだ。特に「川」そのものが…。人間の手が入っていない川の美しさは格別だ。大洪水があるにはあるのだろうが,それをそれとして,自然を克服して人間の都合の良いようにダムを作ったり,河川改修をしたりするのはどうなんだろう?そんなことをフト思った。
 途中,私がカヌーやラフティングに興味があると話したのを聞いたラジェシュが,ドライバー氏に停車を指示し,とある場所に止まった。そこはGMVNが経営しているラフティングの基地“カウディヤラ”だった。そこの責任者“ベイシュ”氏を紹介してくれ,彼がいろいろとラフティングやインドの川事情に付いて話を聞かせてくれた。約30分の滞在だったが,ベイュシ氏の品格のある対応にビックリ!その話し方や案内の仕方,たったそれだけのことなのに,彼の品格の素晴らしさがハッキリわかる。こういう何かを感じさせるモノを持っている人というのは凄いなぁー…と感心した【TOK】なのだった。(^I^) そして,思わず持参したSAJバッジとSANバッヂをプレゼントしたのでした。
 そうこうしているうちに車はランチの場所,スピナガールに着く。GMVN経営のレストランに入ると,一般客のテーブルでは無く,ある部屋に通される。ベッドやトイレのある部屋だ。この部屋でゆっくりと昼食を…ということらしい。まさにVIP扱いをしてくれているのだが,独りでの食事は寂しい…。ラドゥシュにお願いして,一般のテーブル席にして欲しい…そして,できればビールが飲みたい…と頼んだ。両方ともかなえられた。(^I^) やっぱりビールは美味しい。ラドゥシュの英語はインド人にしてもすこし訛っていて聞きづらいのだが,いろいろと話をしながらのランチだ。彼には1歳半の娘がいるらしい。可愛くてしょうがないらしく,娘の話に口が止まらない…。
 無事ビール付きのランチを終えて,今日の宿泊地ルドラプラヤクに向かう。時刻はすでに3時近い。ここから先の道はさらに厳しくなった。というのは最近降ったという大雨でいたるところが土砂崩れしているのだ。断崖絶壁で土砂崩れ,それにホーンを鳴らし続けてのドライブ…。三位一体のジェットコースターにも似た無料体験だった!。
 そうこうしているうちにようやくルドラプラヤク着く。〜プラヤクという地名は川と川が合流する地点,という意味だそうで,いたる所に〜プラヤクという地名の場所がある。ヒンドゥ教では水浴の習慣があり,その〜プラヤクという場所には必ずといっていいほど水浴場と見られる施設がある。ここもその施設があった。ホテルの部屋から真下に川が合流していて,その合流点の先に階段状の水浴場がある。実際に水浴している姿は見られないが,ラドゥシュが言うにはその季節は6月から10月の巡礼の時期だということだ。
 ホテルの部屋に案内される。ホテルといっても日本のホテルに比べればホテルとは呼べない施設が,この街ではイチバンのホテルだということだ。でも,電気もスイッチは有るのだが作動しない。トイレも水は流せるようにボタンは有るが作動しない。これはこれでインド流…。郷に入れば郷に従え…だ。(^I^) 
 夕方暗くなりかけたルドラプラヤクの街をラジェシュと運転手と三人で散歩する。この小さい街にもマーケットがあって100軒近い屋台みたいな店が並んで商売をしている。ここで,私がビール好きだということを知ったラジェシュが,小さい路地をクネクネ曲がっている路の先にある“酒屋”に連れて行ってくれた。日本で言うところの「パチンコの商品買い」的な雰囲気の店で,窓が鉄格子で覆われている。堂々と商売している…という雰囲気は無い。どうもヒンドゥの教えではあまり堂々とアルコールは飲まない…ということらしい。そこでビールを買おうとしたが今は冬でビールを置いていないと言う。ラジェシュが代わりにジンを薦めてくれた。せっかくここまで連れて来てもらったのだから…買うことにした。230ルピー…日本円だと600円くらい。Auliで,チビチビやることにしよっうと!(^I^)
 ディナーはまたラジェシュに無理を言って一緒に付き合ってもらう。とにかく独りでの食事は味気ない…。彼が気を使って,ランチを食べた場所から連絡を入れておいてくれ,私用に特別な「チキンカレー」を頼んでいてくれた。ここの地域の人は…というよりインドの人達は肉をあんまり食べないようだ。そういえば…何度も言うが,宗教上の理由も有るかもしれないが,ここインドでは牛や豚,犬や猿…いろいろな動物が人間と同じ空間で,同じように生きている。まるで人間と同じ権利,生きることの平等を主張しているようだ。そして,人間もそのことを認め,言葉は通じないけれど,同じ生き物としての敬意を払っているようにも見える。この様な社会では,動物の肉をガツガツ食べる…などという考えは起こらないのかもしれない。たとえ飢え死にしそうな貧困のひとでさえも動物には手を出さないのだから…。うーmm,【TOK】考える…。


2004/2/2 月  デリー ⇒ デュラドゥン(夜行列車)

 朝,7時頃目が覚める。インドは7時なのにまだ暗い感じ…?。街に出る。このホテルのあるところは,住宅街の一角にあるのだが,ハッキリ言ってホコリが多く街は汚い…。でも,だから味がある。ホテルの周りを30分くらい掛けてひと周りする。ジョギングをしている人が意外に多い。街角には野菜を売っている店,日用品を売っている店もある。その一軒に寄ってみた。レモンの入った炭酸水と小さいビスケットを買った。〆て31ルピー。日本円にすると75円くらいかな?。散歩から帰って朝食を頂く。薄切りのパン4枚と,温かいミルク,薄い玉子焼きが付いていた。
 朝食後,スリドハーランと会う約束の11時半まで時間があったので,また散歩に出かける。同じ宿に泊っているお客さんから近くのお勧めコースを聞き,ジョギング公園みたいな所へ行ってみた。途中,「牛」も「犬」も「いたち」も「リス」も「カラス」も,俺も生き物…自然の一部…という感じで自由に往来を行き来しているのに出会う。誰もそれらの動物をシッシッ,などと邪魔者扱いしていない。ここではあらゆる生き物が同居している。鎖に繋がれたものは何も無い。ひょっとするとこれこそが「本当の自由」なのかもしれない…そんなことを思ったのでした。
 昼,スリドハーランが迎えに来てくれ昼食に出掛ける。デリーの中でも今風の若者が集まる場所に連れて行ってくれた。これからインド料理に埋まるだろうから,今日は中華を食べよう,と言う。中華と言っても日本のソレとは少し違いインド風なのだが,ビールのおかげでその味を楽しむ事ができた。(^I^)
 最終目的地のAuliまでの行程を聞くと,今日は“デュラドゥン”という所まで夜行列車で行き,明日また別の所に一泊するのだと言う。夜行に乗るまでに時間があるので,スリドハーランが気を使ってくれ,私をデリーの市内案内に連れて行ってくれると言う。ところがその案内のタクシーの運転にビックリ(*_*)…。信号こそ守るものの,その他は車の先端を少しでも先に出した方が勝ち!という激しいドライビングテクにニックに驚く事になったのでした。ホーンもしょっちゅう鳴らし,街中もそのホーンでうるさい感じ…。何十年か前の日本を思い出す。(^I^)
 ある所で,私に良い所を見せてあげようとスリドハーランが駐停車禁止場所に無理やりタクシーを入れさせると,運悪くそこをポリスに捕まってしまい,「入れと言ったお前が悪い!」「イヤ,お前がゆっくり走ればいいのに止まったからだ!」と車の中で大声でののしり合う始末…。
 いろいろな場所を見て回るうち…牛は神の使いで粗雑に扱ってはいけない,他の犬やサルも…ということがどういうことになるか?が少し見えてきた。これでは町中の道路にいろいろな汚物が巻き散らかされるのは当たり前…。この様な宗教的な理由が街の中を汚なくしている。ある所では人間の子供がウンチを垂れ流してうずくまっている姿も見た。でも,人間も動物もおなじ生き物として同じレベルで扱われている…という見方もできる。こんな見方をすれば,インドのこの風景はごく当たり前のシーンなのかも知れない…。そして,その様な環境や生き様を見ていると,此処にこそ,価値観の違いによる偏見とか,常識だとかマナーだとか,そんなモノに束縛されない“本物の自由”があるのではないか…そんなことも思われたのでした。
 夜…さて,今回はデリーからAuliに行くのに,途中デュラドゥンまで夜行列車で行くという事になりました。それはそれで良かったのですが,なんと駅に着いてビックリ!!!。駅の混雑度もさることながら,そのエネルギーに圧倒されたのです。来る列車,出る列車が満員で鈴なりになっているのです。(*_*) このような電車に,しかも夜行で!どこまで行けというんだ?! スリドハーランの説明が良く理解できていなかった事もあり,まさかインドの夜行に寝台車が有るとも思っていませんでした。ひょっとすると,一等席ということだから,多分ゆっくりした席は席だけれど,周りの人に気を使うだろうなぁ…とか,果たして座ったまま眠れるんだろうか?という心配で一杯でした。少なくとも指導者の招待なのだから,スキー場まではゆっくり連れて行ってヨ!という気持ちになった【TOK】でした。そしていよいよ私の乗る列車が回送されて来ました。そして,案内されたのは,…ナンと寝台車の個室でした。(^I^) 今日は【TOK】以外に予約が無いから,この個室を独りで使ってイイよ!…と言うのです。よくよく話を聞いてみると,デリ−からデュラドゥンまでは自動車で行くと約7時間掛かり,その間休めないから,夜行だけれど寝台車の方が良いだろう…と気を使ってくれたのでした。一時的にでも,彼を疑った自分が恥ずかしくなりました。(=_=;) 
 出発間際に日本人の友人も居ると言う“テレハン”というインド人が突然個室に入って来て,車掌と交渉し,その彼と部屋を分け合う事になったのですが…。そのテレハンとの数回の会話の中で,「インドの民衆のエネルギッシュな立ち居振る舞いには圧倒されました!」と話したところ…「それは皆,生きることに必死なだけですヨ…」という答えが返って来たのでした。
 今日一日…インドの皆さんの大きなエネルギーというか,生きるたくましさ,みたいなものを感じさせられたのでした。これではアトピーもウイルスも逃げて行くに違いない…そう思った【TOK】でした。


2004/2/1 日 
インド デリー着

 8時ホテルチェックアウト。空港へ。9時半搭乗チェックイン。11時45分搭乗。12時30分離陸。いつもの事だが,旅に出る時のこの離陸の瞬間がワクワクして愉しい。(^I^)
 機長から“富士山の真上です”とのアナウンスがあり,窓の外を見ると丁度その瞬間。初めて見る富士山真上からの眺望がなんとも言えず壮観!。ちょっと感激。(^I^) 今回の航空会社は「AI:エアー・インディア」…。本当は国内の会社を利用したかったのだが,今回の招待組織“WGFI”の経費の都合でAIに…。

 インド現地時間18時30分デリー着。19時30分WGFI秘書の“スリドハーラン”氏の出迎えを受ける。20時ミニホテル”VISHAKHA”着。全日本スキー連盟と八方尾根スキースクールのロゴマークをスリドハーラン氏に渡す。これは今回のキャンプの“certificate 修了証明書”に使うためのロゴマーク。
 このミニホテルは客室が4部屋しかなく,本当に小さいので日本で言うところの“ペンション”みたいなものだが,一応ホテルという名前に…。ここで夕食は何にしましょう?と訪ねられる。せっかくインドに来たのだからと,「ティピカル インディアン プリーズ…」などと言ってしまったが,これから約3週間近く“カレー料理”が続く事を考えれば,ちょっと思慮が足りなかったカナ?と今にして思う…。(^I^) 
 食事後,シャワーを浴びて就寝。Zzzzz…。実はこの“シャワー”という代物…これから以降,ここにまた戻ってくる日まで,お目に掛かることは無かったのです…。


2004/1/31 土 
白馬⇒成田

 13時白馬発長野へ。14時40分新幹線で東京へ。東京から成田へ。車中,これから先の旅がどんなものになるのか?期待とある種の不安がまじる。でもこれが“旅”の面白いところでもある。成田への車中から,夕日がきれいに見えた。成田空港でビデオのバッテリーを購入。レッスンで使用するため容量の大きいものを買う。その後空港内のレストランで食事。飛行場とホテルを巡回しているバスを利用してホテルへ。チェックインして部屋に落ち着き日本で最後のホームページUPと e-mail を書く。