【TOK】のビデオ解説  File0004

Canada スキー No.4

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“内倒”と“外傾”

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  今回も“Koba”さんの協力を得て,カナダでの上達の模様を探りたいと思います。
  今回のテーマは“内倒”と“外傾”です。ターンは“大回り”で,二タイプの映像を載せてあります。前回と同様,前半の“Before”(赤字のテロップ:以降「の滑り」)が“内倒”の滑りで,後半の“After”(ブルーのテロップ:以降「の滑り」)が“外傾”が表れた滑りです。
  実は“Koba”さんが,次のように仰っておられました。
  『
今のカービング板は回転性能が良過ぎてしまって、滑っている本人が「内倒」に気付き難いと思っています。(僕もその1人ですが・・・)他人に指摘されても、本人の「自覚」が無いため、直し難い症状の1つだと感じています。人それぞれ異なるとは思いますが、何が原因で、結果として「内倒しているのか」が判るようだとBestですね...』
 
“内倒”になってしまう理由はいろいろあると思いますが,「内スキーを使おうとし過ぎる人」や「エッジを効かそう効かそうとし過ぎる人」,そして「自らの力を雪面に加えてしまう人」...が代表的なものだと思います。この中で“Koba”さんの原因は,「ターンのきっかけを“内足主導”で作り出そうとしているように見えます。そしてその“内スキー主導”がターン始動期だけでなく,中盤から後半にかけても残っていて,全体的に“内スキー”での滑りになってしまい,結果として“内倒ターン”ということになっているようです。」
 特に彼の滑りが,「内倒的だよ!」と言って特別なアドバイスを与えた記憶は無いのですが,結果的にCanada初日の滑りと最終日の滑りでこれほどの違いが出ました。(^ ^) “お習字ターン”と“バナナシェープ”のイメージを大事にいろいろな所を滑っただけなのですが...。マ,みなさんが,あまりに“バナナシェープ”を意識されないので,コレだけは Whistler に居ることを忘れて大声で「違う!!! もっともっとバナナ!!!」と叫んでしまいましたが...。ハッハハハハ……(^ー^)。
 確かに,“Before”と“After”を比べてみると,明らかに“懐の深さ”が違っていますネ!。“バナナシェープ”の効果が出たのでしょうか?。ただ,それだけでなく,「なんとなく大回り...」というような滑りから,「積極的な大回り...」に変わった気がします。限界スピードも上がっているのではないでしょうか?。
 一般的に,ストレート内傾の方がハイスピードに対応できるし,大きな圧変化にも追随できると言われています。しかし,内倒し過ぎると内スキーに乗ることになって両スキーへの“荷重分散”が起こり,結果的にスキーの“たわみ”が少なくなって,切れも走りも無くなってしまいます。スキーコントロールも悪くなってしまいます。このビデオの二種類の滑りでも,Afterの方がBeforeよりスキーが走っているように見えるの私だけでしょうか?。特に,ターン中盤から後半に掛けてのスキーの走りが素晴らしいと思います。(^ ^) 何よりも滑りが“美しい!!!”と思いませんか? このこと...「スキー板がカービングになっても,滑りの基本“外向外傾”は変わらない...」ということについてはかねがね“マルティン・グガニック”も口を酸っぱくして言ってました。
 Canadaキャンプで,“美しい滑り”の本質に迫った“Koba”さんでした!!! (^I^)(^ ^)

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  今回のテーマは“内倒”と“外傾”...でした。今回も前回同様,どちらが“良い”,“悪い”...ということの比較ではありません。“バランス”を崩したり,“どことなく窮屈な滑り”だったりしないためには何が大切か?ということを考えてみただけです。“スキー道具”がいかに変わろうとも,変わらない基本技術は確かに有る...そんなことを,“Koba”さんの滑りから学ばせてもらった【TOK】でした!!!。ありがとうございました。

July 9 '05 

 

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