今年,4月のCanadaツアーの模様...その第2版です。
今回は“重心”の移動に付いて...考えてみたいと思います。
映像は,JTBのサービスプログラム,「半日スキー場案内コース」でいろいろな所に案内して頂いた“ガイド”の方の滑りで,エアーを決めているところのものです。
ウイスラーには長く滞在している...ということで,斜面に慣れているせいもあるでしょうが,この人のエアー...私たちの勉強にもなります。
それは,飛ぶ前に「空中での“重心”の移動をイメージしている」ということです。最近は若いスキーヤーが俗に言う“飛び跳ね系”のスキーを楽しむことが多くなりました。その中でも,「うまいなぁー!!!」と思う何人かに,空中に出る時に意識していることを聞くと,「“重心”の移動するラインを予めイメージするんですヨ...」という答えが,決まったように返ってきます。「メルツェン」のバーテン“Bob”もその一人ですが...。(^
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特に空中に出るときなどは,“重心”の軌跡が良いラインを描かないとバランスを崩してしまい,着地した時に転倒してしまいます。上半身と下半身を逆方向にひねる技「ツイスター」にしても,また体を360度回転させる技「ヘリコプター」にしても,その手足のもうションは身体の“重心”を中心として,その“重心”の軌跡に影響を与えないようにしながら行ないます。要するに“重心”の移動ラインを滑らかに保ちながら手足四肢でバランスをとって技を仕掛けるわけです。
ビデオの「ブルーのライン」をイメージして,空中を飛んで行く...というのがお分かりいただけますか?繰り返し見ていただいて,あたかも自分や飛んでいる本人になったつもりで居ると,次第にその感じがつかめてきます。(^
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ところで,皆さんは空中に出ることはあまり無いにしても,いろいろな斜面を滑るときにこのようなイメージを持って滑られたことがありますか? 深雪やコブなど,バランスを崩す要因が多い斜面では,この「“重心”の移動軌跡を考える」...ということがおおきな意味を持っているのです。
今回は“重心”の移動...に付いて考えてみました。
July/03
2005
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